2015年4月20日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機格納容器内のロボット調査を行い、2台目のロボットでスタックした1台目のロボットの状態を確認した。残留ケーブルは地下階調査の障害にならないことも確認し、2台目ロボットも炉内に放置することにしたという。
2015年4月20日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機格納容器内のロボット調査を行い、2台目のロボットでスタックした1台目のロボットの状態を確認した。残留ケーブルは地下階調査の障害にならないことも確認し、2台目ロボットも炉内に放置することにしたという。
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ロボットによる、1号機格納容器内のペデスタル外側一階グレーチング上の一連の調査を完了し、結果を発表した。4月10日に反時計回り半周を調査し、途中でロボットがストールしたため、そのまま放置した。15日から16日にかけて、2台目のロボットで時計回り半周を調査し、無事完了した。
その後、18日から19日にかけて、2台目のロボットを移動させ、1台目のロボットの状態を調査、グレーチングの隙間にスタックしていることを確認した。1台目のロボット操作用ケーブルの状況も確認し、今後予定しているグレーチング地下階へのアクセスには支障がなく、調査に影響しないと東電は判断した。
2台目のロボットは回収する予定だったが、最終的にロボットの状態を確認する”監視カメラ”が放射線劣化し、2台目のロボットの状態も確認できなくなったという。そのため、2台目のロボットも格納容器内に放置することにした。
東京電力は、旧原子力安全・保安院の指示に基づき、トレンチ滞留水について年1回点検し、報告している。2014年度の点検結果について原子力規制庁に報告、その内容について公表した。
閉塞工事を行っている2号機、3号機海水配管トレンチには、1千万Bq/L以上の高濃度滞留水が残っている。滞留水濃度が1万Bq/L以下のトレンチが16本ある。滞留水の無いものや閉塞工事が完了したトレンチは8本。
一方で、高線量エリアにあったり、支障物があり内部状況が確認できないトレンチが14本も残っている。今後の廃炉に向けた工事を進めるにあたって、適宜調査、対策をする予定だ。
万が一高濃度の汚染水が残っていた場合、漏洩源となっているかもしれない。しかし点検のための作業被曝を考えると、簡単に点検することもできない状況だ。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年4月20日
2015年4月19日
2015年4月18日
2015年4月17日
2015年4月20日
2015年4月17日
2015年4月17日