2014年12月15日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機海水配管トレンチの止水・閉塞工事は、トンネル部分が9割方が埋まったと判断。残りは今週中にも埋め終わるものと思われる。
2014年12月15日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機海水配管トレンチの止水・閉塞工事は、トンネル部分が9割方が埋まったと判断。残りは今週中にも埋め終わるものと思われる。
■全編動画
福島第一原発2号機海水配管トレンチの止水・閉塞工事状況について、東電は2度目の速報結果を公表した。水平トンネル部分は、OPで約-8mから-12mの深さにある。注入したグラウド(特殊なセメント)は、OP-8.8m程度まで埋まったことがわかったという。残りの部分はトンネル部分の天井部分にあたり、埋め残しが生じないよう一日でグラウドを注入する予定だ。東電は、残りの部分は順調にいけば、16、17日の2日で施工、グラウドが固まったかどうか、堅さを確認し、埋まった高さを実際に計測してから評価したいと説明した。来週にも原子力規制委員会・監視評価検討会を開催し、報告するものと思われる。
2号機海水配管トレンチを閉塞するための充填材について、モックアップ確認試験を行った際の動画が公開された。開発途中の段階のもので、性状の確認のため、試験を実施した時の動画、および9月に実施した長距離流動試験の動画だ。
東電が、東日本大震災にともなう事故時のプラントパラメータを追加で公表することが報告された。事故対応時に、現場で運転員が採取し、ホワイトボードやメモに記録していたデータを整理、まとめて公表するもの。Webページに公表するデータ一覧を12月16日に掲載し、実際のデータは”原子力情報公開コーナー”にDVDとして用意するという。
今回、新しく公表するデータは、整理がつかなかったため公開していなかったと東電の広報官は説明。さらに、「事故の評価に影響を与えるものではない」と東電が判断し、これまで事故調等にも提供していなかったものだという。事故の解明に必要なデータはすでに公開済みという考えだ。事故解明に必要か不必要かの判断は、東電が独自に行ったと東電の広報官は明言している。
■■■■■■
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年12月15日
2014年12月14日
2014年12月13日
2014年12月12日
2014年12月15日
2014年12月12日
2014年12月15日
■お買い求めはこちらから