2014年12月1日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。11月27日に発生した福島第一原発2号機使用済燃料プール冷却系ポンプのコンプレッサーが意図せずにオフになっていた問題で、原因はまだ調査中、前回パトロールした11月13日から当日までの作業を再度確認中だという。
2014年12月1日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。11月27日に発生した福島第一原発2号機使用済燃料プール冷却系ポンプのコンプレッサーが意図せずにオフになっていた問題で、原因はまだ調査中、前回パトロールした11月13日から当日までの作業を再度確認中だという。
■全編動画
11月27日16時43分頃、福島第一原発2号機使用済燃料プール代替冷却系の一次系ポンプ(B)が自動停止するトラブルが起こっている。原因はコンプレッサのスイッチが停止していたということだが、なぜ止まっていたかはまだ調査中だという。
現場は月1回のパトロールを行っており、前回は11月13日頃に点検、その時には問題なかった。点検した11月13日から、トラブルの起こった27日までの間に、どんな作業があったのか、コンプレッサーのスイッチを触るような点検等があったかのか、再度確認をしているという。
コンプレッサーのスイッチ自体は人が操作する物理的なスイッチで、何かがぶつかったりして操作しないように、アクリル製のカバーがつけられている。
コンプレッサーの空気作動弁が閉じた原因が不明なままだと、1、2、3号でも共通要因、同様の現象が考えられることになる。
地下水バイパスの揚水井No.11で浮遊物がつまり、流量が減った。原因を調査したところ、鉄酸化細菌などいろんなものが詰まっていることが分析結果から分かり、対策を練っているという。他の揚水井でも同様の現象が起きる可能性がある。
今回のような流量の低下であれば直ぐに発見できるが、そうでない場合は分からない。そこで、藻のようなものの発生が確認されれば対策をするとともに、抜本的な対策も併せて検討するという。一つは消毒をすることだと説明。また、サブドレンの井戸でも同様の現象があり得るかもしれないが、構造が異なるということだ。
地下水バイパスは5月21日から海洋放水を始め、これまでに約57千トンの水を海洋放水している。地下水バイパス運用から半年ぐらいで効果が見れると言ってきた。
その効果について東電は、現地調整会議の中で毎月評価し、現在、建屋地下への流入は約100トン減少したとみている。しかし、最終的にどれぐらいという評価結果として出すかについては、もう少し時間が欲しいということだ。
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2014年12月1日
2014年11月30日
2014年11月29日
2014年11月28日
2014年12月1日
2014年11月28日
2014年11月28日