2012年6月20日（水）、東電会見（19:30〜、1:31’）の模様。

　本日午後おこなわれた東電副社長の山崎雅男氏による福島原発事故の最終報告の公表について、原子力・立地本部長代理の松本純一氏は、「最終報告書で責任あるなしを申し上げたのではなく、事実関係を調査し、あくまで津波に対する対応がどうだったか検証した事故の報告」であることを改めて説明した。

• 日時 2012年6月20日（水）19:30~
• 場所 東京電力本店（東京都千代田区）

　また松本部長代理は、「津波の想定については備え不足で反省している」と述べた一方で、事故責任の所在については明らかにしなかった。

　報告の中で山崎副社長は、事故当時の社内テレビ会議の動画などを公開しない理由の１つとして、断片的な事実として誤解を招く恐れがあることを上げたが、同報告書には同テレビ会議などの資料に基づく断片的な印象で菅直人前首相を中傷する内容が含まれる。

　また事故当日に現場作業で亡くなった作業員について今回の最終報告には含まれないなど、福島原発事故の最終報告書としてふさわしいものかどうか多いに疑問が残る。

　2012年6月20日　福島原子力事故調査報告書の公表について

　20日0時ごろ、東電は福島第一原発1号機の原子炉格納容器ガス管理システムで警報発生し、同日11時にパラメータに問題ないことを確認したので手動で警報をリセットしたと説明した。これは台風による気圧変化が原因と考えてるとのこと。

以下、東京電力ホームページ 東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況よりリンク表示

2012年6月20日 　福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ（午後３時00分現在）

2012年6月20日　福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ

2012年6月20日　福島第一原子力発電所の状況（記者会見資料） （PDF 93.6KB）

2012年6月20日　福島第一原子力発電所　建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果（PDF 20.9KB）