2014年11月4日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発3号機南側ダストモニタで警報が発生したが、1号機では作業がないため、ダストモニタの故障と判断し、機器交換していたことが発表された。通常の日報で公表しているという。
2014年11月4日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発3号機南側ダストモニタで警報が発生したが、1号機では作業がないため、ダストモニタの故障と判断し、機器交換していたことが発表された。通常の日報で公表しているという。
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11月2日11時36分頃、福島第一原発3号機南側連続ダストモニタで高高警報が発生したことが発表された。しかし当日、1号機建屋カバー解体工事は休工で行われておらず、周辺でも作業は行っていなかった。 東電は、作業に伴うものではないと判断。自治体には警報が発生した後に連絡したという。当日の日報の中に、警報発生を記載、公表している。 他のダストモニタ、モニタリングポストに異常はない。現場にダストサンプラーを持込み、現場で確認したところ、ダストは検出限界値未満だった。こうしたことから、東電はダストの異常ではないと判断。”当該ダストモニタ機器の故障”だとして予備品と交換、現在交換後の機器が正常に動作していることを確認していると公表した。
ダストが原因ではないと東電は考え、当該機器の故障だと判断した。そこで、ダストモニタ全体を取り替えたという。 連続ダストモニタは、ロールろ紙にダストを付着させて検出するような仕組みである。警報が発令した時点のロールろ紙の解析、保存を行っていれば、後からでも当時の状況を簡単に解析することができる。 ところが東電は、「当日は調査、復旧を先にしているのでやってない」「私は把握していない」と説明。当日は作業休日で、発電所内では作業はほとんど行っていないこと、風上のモニタに変化は現れてないことから、実際にダストが発生したのではないと判断したという。 故障と判断し、取り外したダストモニタ自体は、「その故障したものをどう扱うかは確認してないので、確認した上で話したい」と答え、機器自体の点検、解析をどうするのかは回答しなかった。
3号機使用済み燃料取り出し時期は、来年2015年度前半を目標に掲げている。東電は、「今のところ工程の見直しや、工程の検討を示せる状況ではない」と言い、目標の変更はないという。ただし、今後の検討次第で変更される可能性はある。
11月4日、発電所敷地内の交差点近くの駐車場で、車から燃料漏れが発生したことが報告された。当該の燃料は、受け皿で外に出ないように受けているという状況だ。漏えいした燃料は、中和剤、吸着材で処理。富岡消防署には一般回線で連絡し、原因等、調査を行っているという。
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