2012年06月13日(水)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、0:54′)が行われた。
福島第一原発における大津波を想定した試算を東電が2006年3月におこなっていたとする朝日新聞の報道で、東電は13日、最大で80億円の費用試算だったことを認めた。
(寺下)
2012年06月13日(水)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、0:54′)が行われた。
福島第一原発における大津波を想定した試算を東電が2006年3月におこなっていたとする朝日新聞の報道で、東電は13日、最大で80億円の費用試算だったことを認めた。
■全編動画
東電によるとこの試算は、技術系社員の社内研修でおこなった勉強会の報告であり、今回同原発を襲ったような津波を想定したり、予見していたものではないと説明した。
この勉強会には原子力部門の部長も参加していた。
また東電は、同原発事故直後の社内TV会議の映像記録の公開は社内資料であることを理由に、公開しないことを繰り返し説明した。この映像は社内で検討し、国会事故調査委員会へのレポートとしてまとめられる。
この問題は12日におこなわれた国会事故調の東電社員の撤退要請は認められなかったとする論点まとめに対し、事故当時官房長官でもあった枝野経産相が真実は映像で確認すればわかることだと当時の総理官邸の対応前のめりを否定する発言に関係したもの。
2012年6月13日 平成24年6月13日付朝日新聞(朝刊)1面「東電、06年にも大津波想定 福島第一 対策の機会逃す」に関する報道について
2012年6月13日 福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(午後3時00分現在)
2012年6月13日 福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ
2012年6月13日 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.9KB)
2012年6月13日 福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.7KB)