シリアへの空爆は秒読み段階に入った――
米国のオバマ大統領は9月10日、米国民向けのテレビ演説を行い、イラクとシリアで勢力を拡大するイスラム武装組織「イスラム国」の弱体化を目指す戦略を発表。既に行われているイラクへの空爆強化と、シリアでの空爆開始を表明した。
シリアへの空爆は、昨年にも、実施直前にまで至った経緯がある。昨年8月21日、シリアの首都ダマスカス郊外でアサド政権側により化学兵器が使用されたとして、米国を中心とする欧米諸国が軍事介入の姿勢を強めた。ロシアの仲裁により、化学兵器を国際管理することで軍事介入は回避されたが、米国による反体制派への支援は、その後も継続されていると言われる。
このような混乱に乗じ、一気に台頭した「イスラム国」。この「イスラム国」への対応をめぐり、昨年は一触即発の関係にあった米国に対してアサド大統領が、共闘を呼びかけているとの報道もある。
元シリア大使で、『シリア~アサド政権の40年史』の著書がある国枝昌樹氏は、岩上安身のインタビューに応じ、シリア国内の内部事情から、国枝氏が実際に面会したアサド大統領の印象まで、非常に多岐に渡る話題を語った。
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