2014年5月21日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパスの本格的な運用が始まり、東電は561トンを海洋排水した。今後も随時、汲み上げ-分析-排水を行うが、地下水バイパスの効果が判明するのは、当面先のことになるという。
2014年5月21日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパスの本格的な運用が始まり、東電は561トンを海洋排水した。今後も随時、汲み上げ-分析-排水を行うが、地下水バイパスの効果が判明するのは、当面先のことになるという。
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地下水バイパスから最初の海洋排水が行われた。5月21日10時25分から12時42分にかけて排水を実施し、流量計による実測で561トンを排水した。
排水した地下水は、4月9日から14日にかけて汲み上げ、一時貯留タンク・グループ1(Gr1)に貯留していた地下水。サンプリング分析を、東電社内および第三者機関として日本分析センターがそれぞれ詳細分析した。その結果、東電が独自に設定した地下水運用目標を大幅に下回っており、問題ないと判断。結果を福島県・安全監視協議会等で県、漁連等に説明し、了承を受けて排水に至った。
Gr3(グループ3)と呼ばれる一時貯留タンクには、地下水バイパスが設置された所に試験的に汲みあげた地下水約790トンが貯留されている。既に水質は分析済で、運用目標を下回っていることがわかっている。そのため、準備が整い次第、海洋排水すると東電は説明。Gr2の一時貯留タンクは、4月18日から汲みあげている地下水約1100トンが入っている。Gr3の次に水質分析、排水する予定となっている。
タンク堰に溜まった水は、水質を分析し、暫定排水基準を超える放射能濃度を持つ場合はノッチタンクや地下貯水槽に貯留していた。これらをRO処理装置にて処理し、運用目標値を下回ったものは構内に散水することを計画している。5月21日13時22分から、RO処理した処理水約70トンを構内に散水したことが報告された。散水は、処理後の水をノッチタンク脇の地面に直接散水し、地面にしみこませている。
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