2014年4月9日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパス揚水井から地下水の汲み上げを行い、一旦タンクに貯留したことが発表された。今後1ヶ月程度、運転手順の確認、分析を行って排水する予定だという。
2014年4月9日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパス揚水井から地下水の汲み上げを行い、一旦タンクに貯留したことが発表された。今後1ヶ月程度、運転手順の確認、分析を行って排水する予定だという。
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4月4日に1号機PCV温度計の内、一つに指示異常が生じたことが公表されている。調査の結果、熱電対温度計のケーブル端子が保護管内で水に浸かっていたことが分かり、乾燥させて健全性評価を行った結果、異常発生前の状態と同様だったことが発表された。
結果、4月9日12時から監視を再開している。
EエリアのD12タンクにて、水位計の指示異常があり、G3西エリアで水位低警報が発生したことが発表された。しかし、タンク周辺に漏えいはなく、タンク内の水位を目視確認したところ、異常低下はなかったことなどから、東電は水位計の故障とみている。
E1エリアD12タンクについて、午前9時から9時30分に指示異常が発生したが、11時30分まで発見されなかった。本来なら、水位が異常低下した場合、警報アラームが発令する。しかし、アラームが停止されており、約2時間の間、対応が無なかったという。東電は、アラームが停止されていた原因の調査を行うことを公表している。
ホット試験中の多核種除去設備(ALPS)に使用されているCFF(クロスフローフィルタ)の異常により、ALPSの性能異常が生じている。原因調査としてCFFの分解点検を行った状況が公表された。
CFFは、高さ110cmの円柱形ハウジングに納められており、直径40cmの”押えプレート”で固定されている。押えプレートはテフロン製のシール材”ガスケット”によって止水されている構造になっている。
分解の結果、ガスケットに欠損があり、その部分から漏れたものと東電は考えている。欠損の生じた原因は調査中であり、また他のCFFについても分解調査を行う予定だという。
4月9日10時29分から11:時24分に、地下水バイパス揚水井から地下水を汲み上げ、一旦タンクに貯留したことが発表された。今後1ヶ月程度、運転手順の確認、分析を行い、排水する予定だという。
4月8日に、規制庁記者控室にて、地下水バイパス運用方法の事前説明レクが行われた。直前2時間前にtwitterのみでアナウンスされたことから、情報公開方法について複数の記者から質問があがった。東電広報担当者は、緊急記者会見など緊急事項は一斉メールで、日常事項の連絡は規制庁記者室に資料配布しており、その間のレベルはレク説明するため、twitterでお知らせしていると説明した。記者レク時の資料は、後刻になるがWebにも掲載しているということだ。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年4月9日
2014年4月8日
2014年4月9日
2014年4月9日
2014年4月9日