チリ地震津波対策として夜間作業を中止~東電定例会見 2014.4.2

記事公開日:2014.4.2取材地: テキスト動画
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 2014年4月2日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。日本時間2日8時46分に南米チリで発生した地震にともなう津波対策として、海岸付近の夜間作業を中止し、万が一の際にも対応できるように待機体制をとることが発表された。

■全編動画

チリで地震発生、津波対応を行う

 4月2日8時46分に南米チリでM8.2の地震が発生したことに関し、気象庁は、3日朝に太平洋沿岸で高さ20cm~1mという注意報レベルの津波が到達する可能性を発表している。

 東京電力は、安全のため、福島第一原発において、予定されている海岸付近での夜間作業を中止するとともに、海岸付近で流れやすいものなどの対応を行った。さらに、万が一、津波注意報が警報にグレードアップしても随時対応できるような、職員の配置を行ったことが発表された。

 福島第二原発については夜間作業はないが、基本的に同じ考えで対応しているという。

5、6号機建屋地下の止水状況、記者が公開要望

 福島第一原発5、6号機側は、環境線量が低く、震災時の被害も少ないことから、状況の調査、補修が1から4号機側より進んでいることが報告された。先週の定例会見で記者の質問に回答したもの。

 建屋内の地下水の染み出し、流入などのおおよその場所が分かり、補修できる所は随時補修しているという。さらに、その知見を1から4号機側の廃炉作業にも活かしているということだ。ただし、詳細などはあまり公表されておらず、記者からぜひ発表してほしいとの要望があがった。

2号機トレンチ凍結開始

 2号機の海側トレンチに溜っている高濃度汚染水を取り除くため、建屋地下とトレンチの間を凍結し、止水する事を行っている。

 凍結するための凍結管およびパッカーを順次挿入し、凍結作業を開始したことが報告された。しかし、凍結管は全部揃いで入れなければ止水できないため、1本だけで何か効果があるわけではない。予定としては、6月頃まで凍結管の挿入作業が行われ、それ以後、凍結止水するという。

4号機使用済燃料移送にかかるキャスク洗浄排水の移送

 4号機使用済燃料プールから燃料集合体をキャスクに入れ、共用プールへ移送している。共用プールへ移し終わった後、キャスクを洗浄しているが、その時の排水を受けタンクで貯蔵していた。そのタンクが満水になったことから、貯蔵していた排水を高温焼却炉建屋へ移送したことが発表された。この移送は今後も適宜実施していくという。

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2014年4月2日

2014年4月1日

プレスリリース

2014年4月2日

2014年4月1日

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響

道関係各位一斉メール

2014年4月1日

写真・動画集

2014年4月1日

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