2014年3月31日16時から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。3月28日(金)に発生した、作業員死亡事故の詳細状況を発表。発電所内における全現場の作業を一旦中止し、安全点検を行ったと発表した。
2014年3月31日16時から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。3月28日(金)に発生した、作業員死亡事故の詳細状況を発表。発電所内における全現場の作業を一旦中止し、安全点検を行ったと発表した。
■全編動画
3月28日(金)に発生した掘削作業中の作業員死亡事故について、尾野昌之・原子力立地本部長代理は、「こういうことが二度とないように、私どもとしても対策をしっかりとしていかなければいけないと思っている」と東電の決意を述べ、整理された詳細状況を発表した。
震災により生じた放射性を帯びたガレキなどは、飛散防止のためにドラム缶に納めて構内の建物に保管することを計画していた。保管する建屋は、亡くなった作業員が空コンテナ倉庫を利用するため、建物の補修を行う工事だった。作業者は空コンテナ倉庫の基礎杭の状況確認のため、均しコンクリートのはつり作業(小さく砕いて落としていく作業)を行っていたところ、均しコンクリートと土砂が崩落し下敷きになり、被災した。
事故発生14:20、救急車要請は15:02と40分かかっていることに対して、震災後発電所近隣の医療施設が使えない状況の中、発電所内のER室には24時間体制で医師が常駐して対応している。今回の場合は心肺蘇生やAEDなどの救命措置を行った上で救急搬送しており、現場の状況からみると、できる限りのことを行っったと東電は考えている。
一方、工事に関しては点検がまだ終わっていない箇所にも均しコンクリートがあると考えられる。今後の工事の安全対策について東電尾野氏は「今回の状況をよく踏まえて、より安全な対応を考える必要があるだろう」と応えた。
先ず、先週土曜日に発電所内における全現場の作業を一旦中止し、安全点検をおこなったという。得に崩落や物の落下の危険がないか総点検し、改めて、危険がないことを確認して作業を再開している。
運転を停止しているALPSは、B系でクロスフローフィルタの点検を行い、A系は白濁が残っているため、点検している。どちらも再開の目途はまだ立っていない。
■■■■■■
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年3月31日
2014年3月30日
2014年3月29日
2014年3月31日
2014年3月31日
2014年3月30日
2014年3月29日
2014年3月31日