2012年4月24日(火)、衆議院議員会館前で行われた、「TPP交渉参加反対」の座り込みの模様。
(IWJ・遠田)
2012年4月24日(火)、衆議院議員会館前で行われた、「TPP交渉参加反対」の座り込みの模様。
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全国各地の農協青年部らがTPP交渉参加に反対し、衆議院議員会館前で座り込みを行った。参加者は100名にのぼり、5時間にわたって抗議の声を上げた。
午前中の農作業を終えて宮崎から来たという男性は「農業だけの問題ではない。より多くの人にTPPへの理解を深めてほしい」と話した。競争力を高めるための農地集約については、「アメリカとは立地条件が違うので、競争にならない」とし、法人化については「段階を踏まえる必要があり、利益が優先される単純な合理化は疑問だ。日本の農業は利益が少ないが、いいものを作ろうと頑張ってきた」と国内農業の利点を語った。
別の男性は対米関係について「独立国家ならば相手の顔色をうかがう必要はないはずだ。TPPに不参加でも、日本は軍事的に重要なので、アメリカは同盟関係を解消するとは思えない」と訴えた。
この日、山田正彦議員が藤村官房長官を通じて野田総理に訪米時の交渉参加に反対する申し入れを行った。山田議員をはじめ反対派の国会議員らも駆けつけ、国民と協力していく姿勢を示した。