2014年2月26日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。H6タンクからの漏洩については、作業員らへのヒアリング調査を続けている。2月28日(金曜日)にJビレッジで会見を開き、その詳細を説明することが決まった。
2014年2月26日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。H6タンクからの漏洩については、作業員らへのヒアリング調査を続けている。2月28日(金曜日)にJビレッジで会見を開き、その詳細を説明することが決まった。
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配水管のバルブ操作の不手際から溢水事故が発生したH6エリアタンクについて、東電は、作業関係者にヒアリング調査を行っている。今日の時点で、予定していた106名全員のヒアリングが終了した。しかし東電は、更に詳細に聞きとりを行う必要があると考え、本日から再ヒアリングを開始したという。ヒアリングは東電の品質監査部門が行なっているが、調査、聞き取りの専門家に適時相談し、専門家の知見や意見なども踏まえながら実施していくとのことだ。
専門家とは、どのような専門家なのか。東電は、「調査中なので、差し控える」として回答しない。予断を持たずに調査を進めていきたいとした。また、2月28日(金曜日)に、Jビレッジから会見することで、より詳細な説明をすると発表した。
ホット試験を行っている多核種除去設備(ALPS)にて、インバータ故障警報が発生し、A系のブースターポンプが停止している。これに伴い、現在、A系は循環待機運転に移行、B系はホット運転中、C系は作業のため停止中となっている。
警報が発生したためブースターポンプが停止したが、調査を開始したばかりで、まだ故障個所や原因などは分からない。
2月25日9時40分頃、地盤改良に伴うボーリング掘削中に、地盤下1m地点のエフレックス管の電源ケーブルを誤って損傷させてた結果、4号機使用済燃料プールの冷却が停止した。尾野昌之・原子力立地本部長代理は「あってはならないこと」と釈明した。
地下に埋没されたフレックス管の位置が分からなかったのではないか。このような疑いがあるが、「まさにそのことを調査している。現在、再発防止を含め調査中だ」と説明。まとまり次第、報告するという。
なお、電源ラインを切換え、同日14時ごろに冷却は再開した。
全βの分析測定で数え落としを考慮せず、誤った値を出したため、数値の修正作業が行われている。
2月24日の記者会見で、数え落としが懸念される164試料の分析結果が公表された。昨年8月に300トン漏洩した「H4タンクエリア漏洩水」も164試料に含まれており、こちらも修正されることになる。
当時の発表では、漏洩水は全β8万Bq/Lだったが、数え落としの補正で、数値が一桁変われば、8億Bq/Lになる計算だ。このことについて、「まだ正確なことは分からない、先日はざっくりとしたことを話した」と尾野氏は説明した。
東電は保管されている試料の再分析を試みているが、多量の試料の中から当該試料を探し出すこと自体が困難であり、また、全ての試料が保管されているわけでもないという。数値計算による補正は専門家に相談しており、まだ結果は出ていない。
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2014年2月26日
2014年2月25日
2014年2月26日
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2014年2月26日