2014年1月29日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。福島第二原発で発生した火災において、報道関係者宛の一斉メールでの情報連絡が行われなかったことに関し、一斉メールは福島第一原発の状況のみを伝える運用であることが報告された。
2014年1月29日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。福島第二原発で発生した火災において、報道関係者宛の一斉メールでの情報連絡が行われなかったことに関し、一斉メールは福島第一原発の状況のみを伝える運用であることが報告された。
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1月29日の午前6時50分頃発生した、福島第二原発での火災について、報道関係者宛の一斉メールでの情報連絡が行われなかった。この件に関して複数の記者が、東電の情報公開の姿勢について批判的な意見を述べると共に、よりオープンな情報公開を行うことを要望した。
これ以降の記者と東電とのやりとりは、以下の通り。
東電「ご意見として承りました」
記者「迅速に伝えるのは東電の義務ではないのか」
東電「福島第一はメールでお伝えしている」
記者「第二は?」
東電「そもそもそういうことで運用していた」
記者「今まで、意見として承りましたと言って受けた話は、改善が見られてないが、やる気がありませんということか」
東電「現時点でやるという話はない。ただ、ご意見として承りました」
護岸エリアの地下水観測孔No.1-10でトリチウムが270,000 Bq/L検出されたが、資料の脚注に”(濁度高のため参考値。ろ過に時間を要する場合、γは測定せず。全βについて、ろ過処理後に測定を実施)”と記されていたため、その意味について、記者団から質問が出た。
東電によると、「採水した水の濁度が高いため、濾過した後で計測した数値。他のサンプルは濾過せずに分析しており、分析方法が異なることから参考値と脚注した」という。
福島第一原発3号機建屋上部に湯気の発生が確認されている。定時観測し、日報にその有無が記載されていた。ところが、1月9日に湯気発生したが、その後は14日まで会見がなかった。東電の発表データを見ると、10日に線量が一桁上がっているが、資料には、その後は湯気の有り無しの記載がない。「今後、会見がなければ湯気は発表しないのか?」 と記者団が質問すると、「そんなことはないと思います・・・」と東電は応えた。
福島第一原発所内の共用ディーゼル(DG)発電機で、軽油が漏洩している事が発覚。油タンクからの供給元弁を閉止し、漏洩は停止している。軽油供給ラインに付いているフィルターの空気抜きラインから漏洩していることを東電は確認している。消防が入り、危険物の漏洩である判断をしているという。漏洩量は軽油8リットルで、軽油は吸着マットによる拭き取りを実施したことが報告された。
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2014年1月29日
2014年1月28日
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