ストロンチウム90の分析結果を昨年6月採水分から順次公開~東電定例会見 2014.1.15

記事公開日:2014.1.15取材地: テキスト動画
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 2014年01月15日16時から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。測定値に間違いあるとして公表されなかった、2013年6月に採水した海水や地下水のストロンチウム90の分析結果が順次公開された。

■全編動画

  • 日時 2014年01月15日(水) 16:00〜
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

6月サンプリングのSr90分析結果をやっと公表

 海水や地下水の汚染具合を分析しているが、Sr90(ストロンチウム90)の結果が昨年6月ごろから公開されていなかった。

 東電は、昨年6月の分析結果において、Sr90の値が全βより高いという矛盾点があり、誤っていることを認識していた。再度採水して分析すべきだったが、タンク漏洩や台風対策などのため、より優先度の高い分析試料が急激に増えたため、今までかかったと説明した。

 データを順次見直し、1月中に全てのデータを再チェックして発表する予定だという。

下部透水層の水質調査、まだ不審点がある

 福島第一原発タービン建屋の東側(海側)に掘削した観測孔から、より深い下部透水層の地下水を採水し、分析しているが、セシウム、全β、トリチウムの分析結果におかしいところがあり、再度採水、分析していた結果が公表された。

 下部透水層に相当する地下水層の中で、相対的に上部、下部の水を混じらせないように採水、分析したところ、上部ではセシウムが検出され、全βはND、下部は全てNDだった。下部透水層の中でも、地下深度により水質が異なっていることになる。

 これらの結果について東電は、採水方法によって水質が変化することから、何らかの汚染が混じっている可能性もあるため、再度サンプリング採水、分析を行い、情報を増やして検討および評価する方針を示した。

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2014年1月15日

2014年1月14日

2014年1月13日

2014年1月12日

2014年1月11日

プレスリリース

2014年1月15日

2014年1月14日

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響

道関係各位一斉メール

2014年1月15日

2014年1月14日

2014年1月12日

写真・動画集

2014年1月14日

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