2014年1月10日(金)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。1月7日に発生した多核種除去設備(ALPS)のHIC取換用クレーン故障は、故障個所を特定、仮復帰し、ALPSは汚染水処理を再開した。
2014年1月10日(金)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。1月7日に発生した多核種除去設備(ALPS)のHIC取換用クレーン故障は、故障個所を特定、仮復帰し、ALPSは汚染水処理を再開した。
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多核種除去設備(ALPS)の、非常に放射線量の高い使用済吸着材を安全に収納する高性能容器(HIC:High Integrity Container)の交換作業用クレーンが故障していた。故障個所が特定できたため、クレーンを仮復帰させ、HICの交換を行い、C系の汚染水処理動作を再開したことが発表された。引き続き、A系もHICの交換を行い、汚染水処理を再開させる予定。
当該クレーンは門形、あるいは橋形の走行クレーンと呼ばれるもので、地上に敷設した2本の走行レール上に、門形を設置している。門形の4本の足には、それぞれモーター付き車軸があり、自走する。4台のモータの内、1台の電気系に異常があり、停止したという。
当該クレーンは2台のモーターで十分に走行させることができるため、現在2台のみで稼働していると東電は報告。故障モーターはメーカーに発注済で、受注生産のため、納期に1か月半程度要する見込みだという。
福島第一原発2号機サプレッションチェンバ(S/C)内の水位を、昨年9月に行ったロボットによる超音波測定試験の結果を踏まえて、水位測定の実証実験が再開されることを発表した。
前回の試験では、水位を特定する十分なデータが得られなかったため、対策を施し、1月10日から19日にかけて再度、実験を行うという。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年1月10日
2014年1月9日
2014年1月10日
2014年1月10日