福島第一、セシウム吸着装置の配管付け根部分に微小な”にじみ”を発見~東電定例会見 2014.1.6

記事公開日:2014.1.6取材地: テキスト動画
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 2014年1月6日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。第二セシウム吸着装置(サリー)の配管付け根部分に微小な「にじみ」を発見、結露や雨水の影響を含めて確認中であるという。

■全編動画

  • 日時 2014年1月6日(月)17:30~
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

サリーで微小な「にじみ」を発見

 東電は、福島第一原子力発電所の第二セシウム吸着装置(サリー)の配管付け根部分に微小な「にじみ」を発見、結露や雨水の影響を含めて確認中だと発表した。このにじみは、1月6日11時50分頃に、パトロール中の福島第一原子力規制事務所の原子力保安検査官が確認した。

 発見された箇所は、サリー吸着塔容器の鉛遮蔽を抑えている部材のところ。サリーは吸着塔で核種を濾しとる装置であり、核種が溜る吸着塔は線量が非常に高くなる。そのため、吸着塔が入っている容器の周りに、鉛の遮蔽が取り付けてある。その遮蔽を固定するために抑えている部材がある。この部材部分でにじみが発見された。

 該当部材は、水に対する水密性を要求した作りではないため、結露や雨水が中に入ったものが出た可能性もあるという。こうしたことも含めて調査をしているところ。燃料デブリの空冷方式を検討中

 記者団から、産経新聞の燃料デブリの空冷を検討しているという記事について、その事実関係が質問された。

 東電は、昨年2013年11月28日の「ロードマップの進捗報告に関する記者会見」などで発表されたものが記事になったものと思っていると回答した。

【参考(空冷に関する質疑のあった会見)】

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響

道関係各位一斉メール

2014年1月6日

2013年12月29日

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2014年1月6日

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