2013年10月9日(水)17時30分ごろから東電定例記者会見が行われた。タンク天板から溢水したB南エリアのの傾斜角度は、タンク設置前も、現在も測量していない、1%は水張り試験時の増分であったことが明らかになった。
2013年10月9日(水)17時30分ごろから東電定例記者会見が行われた。タンク天板から溢水したB南エリアのの傾斜角度は、タンク設置前も、現在も測量していない、1%は水張り試験時の増分であったことが明らかになった。
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逆浸透膜式淡水化装置RO-3のジャバラハウス内で、カナフレックス排水パイプのPE管化工事中、誤った接続部を外していまい、漏洩した。飛沫を浴び、作業者11名中、6名に身体汚染を確認したが、前面マスクを着用していたため内部取込みはないと判断、除染後、退域したと発表した。
漏洩した水は15cm堰内に溜り外部への漏洩はないという。漏洩量は暫定値で約7トン。漏洩水のサンプリング結果、全ガンマが10^4 Bq/L、全ベータは10^7 Bq/Lのオーダ、作業者の身体汚染はガンマは0.11~0.48mSv、ベータは0.2~1.2mSvだと発表した。
全面マスクを着用していたため内部取込みはないと考え、除染後退域した。念のため、明日WBCを受診する予定。
当該場所は複数の配管が走っている。認識ラベル等の状況について記者が質問すると、東電は「緊急時に設置したものだから、特に無い」「これから付けると、付ける時に間違えると大変だ」と回答した。付ける時に間違えるようなら運用する資格がないと記者が苦言した。
淡水化装置の、本来の作業予定箇所は、作業ために停止していた。ところが、箇所を誤り1分に50リットル流れている配管の接続部を外してしまった、という説明。接続部を外す作業時に、手で触った感覚で解からなかったのかと記者が質問すると「配管を持ち上げるわけではないのでわからなかった」と回答した。
漏洩したフランジ型タンクH4エリアNo.5を解体し、漏洩箇所を調査していることに関して、底板の解体時に、接合面のボルト穴内に開口部があると発表した。バキューム試験の結果と合わせて考察し、ここが漏洩の箇所だろうと断定する考えを示した。
傾斜地であるB南エリアタンクから水が溢水したことに関し、なぜ傾斜地のまま設置したのか問題になっている。今日の東電の回答では、「タンク設置時の確認項目として、水張り試験時に、水張り前後の傾きが1%以内ということをもって、不等沈下をしていないと判断」「Bエリアも含めて、傾きに不等沈下がないことを確認している」であった。しかし、「今の絶対値でどうなっているかは改めて測量、今やっている」と述べた。
これまでの東電会見でも、規制庁ブリーフィングの説明でも、1%以内と説明していた。しかし、今日の会見のこの1%が、「増分1%」であり、絶対値としての斜度は考慮していないことが判明した。設置前の傾きは測量しておらず、現在の傾きも測量していないと明言した。
角度は解からないが、斜面にタンクを設置したということになる。当該エリアのタンク設置当時は緊急時だったが、どのような考えで斜面に設置したのか、今後の会見が待たれる。
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2013年10月9日
2013年10月8日
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