2013年9月6日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が行われた。漏洩事故を起こしたタンクと同型のフランジ型タンク282基に超音波式の水位監視用水位計を設置する計画と発表、設置完了は11月の予定。英語版ホームページに社長メッセージが掲載されていることがわかった。
2013年9月6日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が行われた。漏洩事故を起こしたタンクと同型のフランジ型タンク282基に超音波式の水位監視用水位計を設置する計画と発表、設置完了は11月の予定。英語版ホームページに社長メッセージが掲載されていることがわかった。
■全編動画
フランジ型タンクから高濃度汚染水が漏洩したことに関して、水位計を設置していない同型のフランジ型タンク282基に、超音波式の水位監視用水位計を設置、設置完了は11月の予定になることが分かった。測定値は光伝送層式で集約、構内LAN経由で、水処理制御室および、5,6号機中央制御室で24時間常時監視することができる。
1~4号機用のフランジ型タンク305基の内、水位計を設置していないのは250基ある。5-6号機用のフランジ型タンク32基は全て水位計を設置していないという。
3号機原子炉建屋上部のがれき撤去用大型クレーンの先端ジブマストが傾倒した。監視カメラの映像で亀裂らしきものが見えるが、該当箇所が50メートルの高さにあり、調査はまだこれからだという。
該当クレーンはメーカー保証で15から20年の耐用があり、東電は2011年8月の導入し使用しているという。年一度の法定点検を2013年6月に実施しており。月例点検、日常点検を実施していた。
原因調査と共に、他の同型のクレーンについても点検などを検討する必要があるかもしれない。
護岸エリアの地下水位の観測データが公開されているが、薬液注入式の護岸改良工事に伴い、地下水位のデータが激しく変動している。数値だけをみると地上に到達していることになる。実際どうなっているのか、記者が質問すると「薬液注入時に圧力を掛けた時、観測孔のパイプ上端から、注入した薬液が少し染み出している」と回答した。更に現場の線量を質問したが、数字を持ち合わせていないと、回答は持ち越しになった。
東京電力の英語版ホームページに、汚染水に関する社長メッセージ(リンク)が掲載されていることが、記者の質問からわかった。いつ、だれが、どういう判断で掲載したのかと質問すると、社長の意向で昨日9月5日に急遽アップした。海外大使館に説明に行ったり、海外メディアに説明していると回答した。
2020年オリンピックの東京への招致が行われていることから、関連があると考えられるが、東電はオリンピックを睨んでアップしたわけではなく、汚染水問題が海外で大きく取り扱われているため、情報発信にしっかり取り組むということで大使館、海外記者に説明、その一環で社長の動画を掲載したと説明した。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2013年9月6日
2013年9月5日
2013年9月4日
2013年9月6日
2013年9月5日