2012年11月16日(金)8時40分から、東京都千代田区の金融庁(中央合同庁舎第7号館)で、「中塚一宏金融担当大臣 定例会見」が行われた。会見では、中塚大臣が衆議院解散を受けての所見を述べ、また、かんぽ生命の保険金支払い漏れに関する質問などに答えた。「TPPを衆議院選挙の争点にすべきか」という問いに、中塚大臣は「交渉の中で、日本のために、いろいろなものを勝ち取ることが政治家の役割」と述べ、交渉への参加については賛成の意向を示した。
(大西雅明)
2012年11月16日(金)8時40分から、東京都千代田区の金融庁(中央合同庁舎第7号館)で、「中塚一宏金融担当大臣 定例会見」が行われた。会見では、中塚大臣が衆議院解散を受けての所見を述べ、また、かんぽ生命の保険金支払い漏れに関する質問などに答えた。「TPPを衆議院選挙の争点にすべきか」という問いに、中塚大臣は「交渉の中で、日本のために、いろいろなものを勝ち取ることが政治家の役割」と述べ、交渉への参加については賛成の意向を示した。
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日本郵政グループのかんぽ生命保険は、現在、学資保険の見直しを金融庁に申請しているが、過去5年間で約10万件、計100億円の支払い漏れの可能性があることを13日に発表した。このことに関して、中塚大臣は「他の保険会社が取り組んできたことと、同じことができるようになっていただきたい」と述べ、新規業務の認可を行う上で、考慮せざるを得ないという考えを示した。
続いて、民主党から大量の離党者が出ていることに、「残念だというひと言に尽きる」と所見を述べ、選挙の争点については、「3年間の実績」「実現した政策」「政策の背景にある基本的な考え方」を挙げた。
また、「TPPを衆議院選挙の争点にすべきか」という問いには、「TPP参加ではなく、交渉参加ということ。TPPに参加するということではない」と強調した上で、「交渉の中で、日本のために、いろいろなものを勝ち取ることが政治家の役割だと思っている」と答えた。