夏の甲子園を目指す、各都道府県での予選大会が始まった。梅雨が明けたとはまだ聞かないが、東京は幸いに夏空が広がった。西と東の東京大会の開会式。宣誓は春季東京大会で日大三高を18対17の激闘で下し、優勝した早実の主将・清宮幸太郎選手。
- 早実・清宮「私たちは野球を愛してます」 開会式で宣誓(2017年7月8日付 朝日新聞デジタル)
早実の清宮選手。宣誓は冒頭、いきなり「私たちは野球を愛しています」という、胸を鷲掴みにされるフレーズで、宣誓は行われた。「ライバルは同時に同じ夢をかける同志」「青春の全てをかけて戦うことのできる幸せと喜び」と清々しい言葉が続く。
そして締めくくりは、「野球の神様に愛されるように全力で戦うことを誓う」。梅雨は、この球児の宣誓で、野球の季節到来を告げられ、吹き飛ばされたかもしれない。野球と青春と、そして陽光まばゆい夏と。胸が高鳴る、嬉しい季節が巡ってきた。
以下、清宮による宣誓全文。
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「私たちは野球を愛しています。
私たちは野球に出会い、野球に魅せられ、野球によって様々な経験を重ねてこの場所に立っています。
いよいよ、今日から夢の舞台へのたった1枚の切符を得るための戦いが始まります。…」
「…私たちは東東京、西東京の頂点を競うライバル同士ですが、同時に同じ夢を追いかける同志でもあります。
青春の全てをかけて戦うことができる幸せと喜びを、支えてくれる全ての皆様に感謝しながら、…」
「…野球の素晴らしさが伝わるよう、野球の神様に愛されるように全力で戦うことをここに誓います」
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胸を打たれた。母校早実の後輩びいき、という要素を差し引いても、素晴らしい宣誓だったと思う。
- 「野球の神様に愛されるように」 早実・清宮の選手宣誓全文(2017年7月8日付 朝日新聞デジタル)
一年生で夏の大会で活躍した時から注目されてきたが、3年間通じてチームはついに投手力に恵まれず、この2年間は特にその傾向が甚だしい。清宮の3年になってからのホームラン量産は驚異的なハイペースで、今、103号。だが、甲子園に出られるかどうか。
西東京は、大阪ほどでないにしろ、強豪校ひしめく、激戦区。昨年夏、まさかの伏兵、八王子に負けて、夏の大会出場を果たせなかった悔しい思いが。僕は1人のOBとして、可能な限り、母校の応援に行っているのだが、今年のチームは、応援に行けてない。
西東京大会第1シードの早稲田実業の初戦は15日、ダイワハウススタジアム八王子の第1試合(午前9時)に予定。甲子園に出られないかもしれない清宮のチームを目に焼き付けておきたいし、応援に駆けつけることで、その可能性を少しでも高められたら。
正直、八王子に朝9時はきつい。前夜も深夜まで仕事。当日の午後には都心で重要なインタビューもある。行けるか?わからないが、応援したい!ので、強行します! ハッシュタグ #早実応援 で、早実OBOGに限らず、ファンの方、一緒に応援しましょう。