2012年1月26日(木)経済産業省 別館1階 105共用会議室にて、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に係るフォールアウトによる 原子力施設における資材等の安全規制上の取扱いに係る第2回意見聴取会」が行われた。
2012年1月26日(木)経済産業省 別館1階 105共用会議室にて、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に係るフォールアウトによる 原子力施設における資材等の安全規制上の取扱いに係る第2回意見聴取会」が行われた。
■ハイライト
織委員(関東学院大学法学部教授)は、「(率直な感想として、今回の資料を見るかぎり)従来の発電所内の汚染と、(今回新たに福島第一原発からの)フォールアウトの汚染を区別するのは難しいのではないか?」と質問。
JNES川崎グループ長は、「従来のものと、新しく降ったもの、セシウム137であるという点は同じなので、人体に与える影響は同じと考える。従来のものは固着している。新しく降ったものは付着している。事業者さんがその部分を拭いて確認してもらえばいいのではないか?我々はその確認方法を検討する」などと説明をしたが、質問者、そして視聴者にとっては、若干、的を射ない回答のようであった。
なお、この意見聴取会は当初2時間の予定であったが、思ったよりスムーズに進行したということで、1時間半で終了している。1時間半のうち、最初の一時間は当日配布された資料をただ読み上げるだけであった。今後の聴取会のあり方に対して、大きな課題を感じぜずにはいられなかった。