2号機タービン建屋内で滞留水を移送する配管部分から約225リットルの汚染水が漏洩したすべて建屋内にとどまっている。原因を特定するまで問題の配管は使用停止するが、現場の雰囲気線量は毎時550マイクロシーベルトと高く、調査は簡単ではない。
2号機タービン建屋内で滞留水を移送する配管部分から約225リットルの汚染水が漏洩したすべて建屋内にとどまっている。原因を特定するまで問題の配管は使用停止するが、現場の雰囲気線量は毎時550マイクロシーベルトと高く、調査は簡単ではない。
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2号機タービン建屋内で滞留水を高温焼却炉設備へ移送する配管から滞留水が漏洩した。東京電力の発表によると、11月5日00時09分の漏洩検知器が発報したことにより分かったのであり、いつから漏洩していたのかは不明だ。直ちに当該箇所の滞留水移送を停止し、漏洩はほぼ停止しているという。
漏洩水は全て2号機建屋内に留まっており、外部への影響はない。現在漏洩箇所、原因を調査しているが、現場の雰囲気線量は毎時550マイクロシーベルトと高い。事前に調査内容、調査手順を詳細に計画、準備しなければ、無用な被ばくを招くことになる。問題の調査は簡単ではない。
尚、問題の配管は、2号機から高温焼却炉設備へ移送するが、途中3号機、4号機から移送する配管と合流している。そのため、原因を判明、対策を打つまでは、全ての号機について、問題の配管に接続する経路を使用する滞留水移送は、しばらく停止せざるを得ない。
ただし、滞留水の移送経路は効率化のため、9月から10月ごろに複数の経路になるよう改良工事を終えているため、全体としては問題の配管を使用しなくても問題はないと、東京電力は説明している。
プラント設備の状態管理、制御に問題はないとしても、設置したばかりの設備で問題が起こり、高線量のため原因調査が困難など、不安の種は尽きない。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年11月5日
2015年11月4日
2015年11月3日
2015年11月5日
2015年11月4日
2015年11月2日
2015年11月5日
2015年11月4日
2015年11月5日