2015年4月2日17時45分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPSで用いた、使用済の吸着剤を収容するHIC(高性能容器)の状態を目視点検したところ、上面に水濡れが見つかった。原因はまだ調査中で分かっていない。
使用済吸着剤は核種を吸着しており、高濃度に汚染されているため、HICに収容している。そのHICも、遮蔽のためコンクリート製のボックスカルバートに収容しているが、上部に直径10cm程度の上蓋貫通口が開いており、風雨が強い場合、雨水が入り込む可能性もあるという。
2015年4月2日17時45分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPSで用いた、使用済の吸着剤を収容するHIC(高性能容器)の状態を目視点検したところ、上面に水濡れが見つかった。原因はまだ調査中で分かっていない。
使用済吸着剤は核種を吸着しており、高濃度に汚染されているため、HICに収容している。そのHICも、遮蔽のためコンクリート製のボックスカルバートに収容しているが、上部に直径10cm程度の上蓋貫通口が開いており、風雨が強い場合、雨水が入り込む可能性もあるという。
■全編動画
HICはALPSで用いた、使用済の吸着剤を収容するポリエチレン製の容器。使用済吸着剤は核種を吸着しており、高濃度に汚染されている。HICで漏らさないように収容した後、遮蔽のためコンクリート製のボックスカルバートに収容している。ボックスカルバートの設置箇所は発電所の敷地内に複数箇所ある。
HICの状態を目視確認したところ、HICの上部に水濡れが見つかった。水の分析結果、原因、また作業員の被曝状況などは、会見時点までにはわかっていない。
HICは、収容物の性質上、ある程度発熱したり、水素などが発生する。また、自然冷却したり、内部で発生したガスを逃がすたの工夫があり、さらにコンクリート製のボックスガルバートにも、上部に直径10cm程度の貫通口が開いている。この穴を通して雨水が入り込んだ可能性もゼロではない。
Gエリアタンクの貯蔵水は、高性能ALPSで処理するように配管が敷設されている。より柔軟に水処理を行うため、既設ALPS、増設ALPSへも移送できるように分岐配管を追加するという実施計画の補正を、規制委員会に提出したことが報告された。このような配管の分岐、追加に関する補正は今回が初めてだという。
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2015年4月2日
2015年4月1日
2015年3月31日
2015年4月2日
2015年4月1日
2015年3月31日
2015年4月1日
2015年3月31日