【岩上安身のツイ録】10月末までにダウンロードを絶対に完遂させる! 13人の決意!! 2014.10.30

記事公開日:2014.10.30 テキスト
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※10月29日の岩上安身の連投ツイートを再掲します。

 深夜2時半過ぎ。ハロウィンの名残りの仮装をした若者の間を通り抜けて、事務所から仮住まいのウィークリーマンションへ歩いて帰る。寒い。体がすっかり冷えた。

 昨日、東京では木枯らし第一号が吹き、今日もすでに冬の気配。考えてみればそれもそのはず、10月が終わり、もうすぐ11月なのだ。晩秋が初冬の気配を帯びるのは、驚くようなことではないはずだ。

 なのに、季節の移ろいにびっくりしているとしたら、この一ヶ月の間、期末と重なったUstreamアーカイブ削除期限の問題で頭がいっぱいだったからだ。たくさんの応援をいただいた。しかし、作業の量も尋常ではなく、たくさんの人を臨時で雇い、膨大な出費となった。結果、空っぽで出直しである。

 すでに、「岩上安身よりUstreamアーカイブ削除期限まであと4日、重要なお知らせ 2014.10.28」でアップしているとおり、作業に取り掛かってから、いくつもの困難な壁にぶち当たった。なんでこんなに不具合が起きるんだ? なんでこんなにトラブルが連続するんだ?すべて作業に取りかからなければわからなかったことばかり。

 Ustreamが、急にアーカイブを削除するなんて言い出さなければ、こんな大変なことにならなかったはずだ。恨まないと言えば嘘になる。しかし、彼らも、米国の本社からの一方的な通達で、その決定を下せなかった、という側面もあるらしい。グローバル企業のビジネスの怖さだ。

 今期は、爪に火をともすような経営努力を続けてきた。僕の報酬は8割返上し、IWJに寄付。受け取ってきたのは、税金分だけ。事実上、無報酬である。アーカイブ削除問題が急浮上しなければ、今期はギリギリ黒字となるはずだった。ところが、一ヶ月前にこの問題が急浮上。

 とにかく、この一ヶ月、必死になってデータの保存に取り組んできた。支出は膨らんだ。今期の黒字化は今、ほぼ絶望的な状況である。再び、すってんてんになってしまった。なんという不運だろう。

 他方、このピンチに、カンパを多くの方からいただいた。それがなければ、数百万円の大赤字になっていただろう。さもなくば、貴重なアーカイブのデータを保存できず、みすみす失っていたかもしれない。そう考えると、なんと運がいい、とも思う。

 保存は、まだ、完了していない。今夜のこの時間も、事務所のPCはウンウン唸りながら、データのダウンロードを続けている。とはいえ、なんとか月末には間に合うだろうと思う。しかし、保存しただけで、再アップは間に合わない。来月になると、アーカイブの動画のかなりが閉じられてしまうだろう。

 再アップまで、すべて終わらなければ、データを保存した意味がない。しかしそこにたどり着く前に、資金が底をついてしまった。弱った。実に弱った。期末決算のタイミングで、プロジェクトはひと頓挫。黒字化の思惑もゼロリセットである。アーカイブの充実も、中途半端なままだ。

 神様がいるとしたら、僕の場合、いつも「生かさず殺さず」にしているのではないか、と思うことがある。致命傷を負って、もはや諦めざるを得ない、というところまでは追い込まれない。しかし、安全圏に逃げ込んで左団扇、ということは許されない。何かしら試練に見舞われて「ダイハード」な日々が続く。

 しかし、とにかく、自分一人で力んでも仕方ない。IWJは、支えてくださる一般市民のみなさんあってのメディアなのだ。スポンサーであり、オーナーであるのは、市民のみなさんである。皆さんからのご寄付がない限り、保存したデータの再アップを一挙に進めることは難しい。

 この後、ご寄付が集まれば、再アップを全力で急ごう。しかし、なかなか集まらない場合は、ルーティンの業務を優先しつつ、少しづつ作業をして行こう。それも神様の思し召しならぬ、IWJのスポンサーである市民のみなさまの思し召しだ。そう考え、受け止めるとしよう。

 アーカイブの再アップに夢中になってうっかり赤字を膨らませ、現在、追うべき課題がおろそかになる愚はおかすまい。「今」を追い続けるIWJそのものが、沈没してしまうのは絶対に避けなければならない。

 きりのよいところまで、手が届かない悔しさをついついにじませてしまい、ぼやきのようなツィートになってしまった。この期末、ずっとやりかけになっていた宿題をやりきることに。サポート会員の方に、『百人百話』をもれなくサイン入りでお送りするというお約束、完遂します!

 千人を超えるサポート会員の方々全員に、感謝を込めて、一人一人お名前を入れてサインして、『百人百話』をお送りしています。毎日、筆ペンでサインし続けているうちに、写経をしているような境地になってきました(笑)。もうすぐ完遂!

 このサポート会員へのプレゼントキャンペーンは、年内いっぱい続行することにしました! ぜひ、この機会に、サポート会員にご登録、あるいは一般会員からの切り替えをお願いします! 12月には、恒例の饗宴もありますので、協賛もぜひ、お願いします!

 これまでさんざんお世話になってきたのに、不義理していた中継市民はじめ、ボランティアの皆さんにも、この機会に、御礼の手紙とともに、Tシャツなど、IWJグッズをお送りすることに。手厚いご支援をいただいた方々にも、ほんの気持ちばかりの御礼を。この区切りに、お世話になった方々へ感謝。

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@coropura460840: IWJの映像資料は日本だけでなく、世界的にも貴重な財産です。 RT @iwakamiyasumi: 月末まで、あと3日、13人がすしづめで保存作業。

 ユーストリームアーカイブ画像のダウンロード、残りあと300時間分に! RT @izimo_ssp: @iwakamiyasumi がんばってるなぁ。すばらしい

 古田はこの10月末を乗り切ったら故郷の福島へ戻って妹の結婚式に。涙。RT @531meril: 古田さんの腰が心配だ RT @iwakamiyasumi: 13人がすし詰めで頑張る様子。チーフの古田は、丸椅子でノートで作業。

 ありがとうございます! ものすごい分量と手間なので、ハラハラドキドキではありましたが、あと300時間分!絶対に乗り切ります!RT @chibimaru0311: @iwakamiyasumi 皆様お疲れ様です。よろしくお願いします。

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「【岩上安身のツイ録】10月末までにダウンロードを絶対に完遂させる! 13人の決意!!」への1件のフィードバック

  1. nami より:

    ダウンロード作業、大変お疲れ様です。
    このような、作業風景の写真の掲載は大事だと思います。
    写真によって、IWJやスタッフの皆さんがとても身近に感じられます。
    タイムリミットへの焦りと緊張感の中のダウンロード作業、本当にありがとうございます。

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