2014年5月7日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパスの運用を開始し、最初のくみ上げ水の詳細分析結果が近々出てくるが、具体的日程はまだ未定となっている。結果が得られ次第、タンクに貯留している地下水約560トンを放出する見込みであることが報告された。
2014年5月7日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパスの運用を開始し、最初のくみ上げ水の詳細分析結果が近々出てくるが、具体的日程はまだ未定となっている。結果が得られ次第、タンクに貯留している地下水約560トンを放出する見込みであることが報告された。
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地下水バイパスにて4月9日から14日にかけてくみ上げ、一時貯留タンクに溜めている地下水は、社外の機関に詳細分析を依頼している。結果が得られ次第、海洋放水する予定だが、具体的な日程はまだ分からないという。最初の放水では、約560トンを放水する見込みだ。
地下水バイパスの揚水井(くみ上げ井戸)からくみ上げた水は、三組の一時貯留タンクに蓄え、水質の分析を行う。三組のタンクをそれぞれGr1、Gr2、Gr3(グループ1、2、3)と呼んでいる。
4月9日から14日にかけてくみ上げた地下水は約610トンで、Gr1のタンクに貯留した。Gr1には、地下水バイパス建設後の初期にくみ上げた地下水約110トンが残っており、Gr1タンクにはトータル720トンの水が蓄えられている。この水を4月15日に第三者分析機関として”日本分析センター”に詳細分析を依頼し、東電はその結果を待っている段階だ。
詳細分析の結果が得られ次第、海洋放水する予定となっているが、タンクの構造上、底部に約160トンは残ってしまうという。したがって、約560トンを放水する予定だと東電は報告した。
地下水バイパス一時貯留タンクのGr3には、2013年、試験的にくみ上げた地下水が蓄えられており、これはすでに分析済で、排出目標値を超えていないことがわかっている。したがって、今の運用基準で言えば、直ぐに放水できる。
しかし東電は、まずGr1タンクで一連の運用手順(くみ上げ、貯留、分析、判断した上で排水)を実行し、手順を確認することとしている。その後にGr3の放水、および現在くみ上げ貯留しているGr2の分析を行う予定だ。Gr3の放水時期は、まだ決まっていない。
地下水観測孔G2、焼却工作建屋東側サブドレン、護岸エリア地下水観測孔No.1-12のトリチウムまたは全ベータの値が上昇傾向にあることが報告された。しかし、原因は特定できず、今後も注意して監視していくと東電は説明している。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年5月7日
2014年5月6日
2014年5月5日
2014年5月4日
2014年5月3日
2014年5月7日