「霞ヶ関がどのような規制をしても、東京だけは自由に商売できる。東京だけは自由に会社が作れる。経済的な、特別な区にしたい」。
次期東京都知事の最有力候補と呼び声が高い舛添要一氏が1月31日、文京区・小石川のスーパーマーケット前で、買い物客相手に支持を訴えた。舛添氏は、5分という短い時間で、自身の政策の一端を語った。
経済面では「どんどん経済が良くならなければ元気が生まれない。東京23区だけで、日本の経済の10分の1を占めている。霞ヶ関がどのような規制をしても、東京だけは自由に商売できる、東京だけは自由に会社が作れる、そういう経済的に特別な区にしたい」と、政府の進める国家戦略特区構想を積極的に受け入れていくとアピール。「東京でいっぱいみんなが稼いで、そのお金を東北の復興のためにも使っていただく、という思いで、経済回復、雇用を生み出したい」と訴えた。
さらに、厚生労働大臣時代を振り返り、「医療、介護、年金、雇用、子育て、全力を上げて改善してきた。これから、この改革をもっと進めて、福祉、介護、子育てに力を入れ、待機児童を4年間でゼロにする。福祉でも、経済でも、世界一の東京を目指したい」と語った。
舛添氏の街頭演説を聞いた買い物帰りの主婦は、「いいんじゃないでしょうか。大臣経験者ですし、テレビにも出ているから、女性には強いと思いますよ」と、好感を抱いた表情で語った。