東京都知事選を戦う細川護熙候補は26日、池袋駅東口で街頭演説を行った。脱原発を主張する細川候補は、「脱被曝も必要だ」と述べ、全国各地に広がる放射能による被曝の問題の重要性を強調した。応援弁士の小泉純一郎元首相もマイクを握り、「原発のない日本にしなければならない」と語気を強めた。
細川候補と小泉元首相の演説中は、池袋駅前が一時大混乱となり、細川候補に対する声援と批判の声が終始飛び交った。細川候補が「原発事故による問題は解決されていない。原発ゼロに向けて取り組んでいかねばならない」と声を上げると、聴衆からは「その通り!」「細川さんならできる!」などの声援があった一方、「そんなことない!東京都民をなめてるのか!」と、細川候補を批判する声もあがった。しかし、小泉元首相がマイクを握ると一転、野次の声も減り、池袋駅前はさらなる盛り上がりを見せた。