2010年6月30日(木)、岩上安身の、高知新聞記者で「記者会見及び記者室の完全開放を求める会」の世話人でもある高田昌幸氏の独占インタビューを行った。
(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)
2010年6月30日(木)、岩上安身の、高知新聞記者で「記者会見及び記者室の完全開放を求める会」の世話人でもある高田昌幸氏の独占インタビューを行った。
■ハイライト
冒頭、岩上は、各官公庁にある800を超える記者室の可視化、また税金でまかなわれているシステムについてなどを尋ねた。
高田氏は「最近の記者クラブも家賃は払わないが電話代は払う、などと以前と変わってきたが、お金が本質的な問題ではない。基本的にはジャーナリストであれば、そこにアクセスでき、利用できることにしないと、記者室とは言えない」と述べた。
岩上は、高田氏は特権を享受できる側にいながら、今回の会を立ち上げた経緯と理由を聞いた。高田氏は、「すでに10年以上前から、記者クラブが閉鎖的で、大手メディアに独占されていることは、どう考えても理屈に合っていないとずっと言い続けている。
しかし、当時の自分の言動に社内の反応はなかった。むしろ記者クラブの問題に対して声をあげる人は、今より多かった覚えがある。細かいことをいくら議論していても前に進まないので会を立ち上げた。今回、会を立ち上げる際、社名も連ねると言うと離れていった呼びかけ人は、何人かいた」と語った。
岩上は、「読売新聞は一番、徹底して記者クラブ記者、情報権益死守派だ」と言うと、高田氏も同意した。
「その中で、記者クラブ開放に前向きだったのは毎日、東京新聞だった。読売、産経、時事、テレ朝などは無回答。所詮、記者といえどもサラリーマンだ。上司の意見に縛られているから、幹部に訴えて続けていかなければならない」などと話した。
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