橋下徹氏の大阪市長辞職に伴う出直し市長選挙が、2014年3月9日(日)告示され、主要政党が対立候補擁立を見送る中で立候補したマック赤坂氏が10時より大阪市・中之島の大阪市役所前で第一声をあげた。応援演説には安冨歩・東京大学東洋研究所教授も駆けつけた。大阪市長選挙には橋下徹氏、二野宮茂雄氏、マック赤坂氏、藤島利久氏の4名が立候補している。投開票は3月23日に行われる。
2014年3月8日、京都市下京区の池坊短期大学こころホールで、金子勝氏(慶応大学教授)の講演会「日本経済のゆくえ~原発やTPPにもふれながら~」が行われた。
前半は経済に関するスピーチで、金子氏が指摘したのは、1980年代以降、日本の景気循環の中身が、高度成長期のそれとは様変わりしている点。80年代バブル期以降、日本でも「金融資本主義」が景気循環に多大に影響しているとの見方で、設備投資の強弱や在庫の増減を視点にした古い景気観では、日本経済のこの30年間の流れを、正しく把握することはできないと力説した。
「原子力村、という造語は、自分が作った」──。飯田哲也氏は、10年ほど政府のエネルギー政策に関わった経験から、原子力村の体質を「旧日本軍と同じだ。誰も責任をとらない」と批判した。
「震災を経験した日本人が、どういう暮らしを選択していくのか、世界は注目している」──。
2014年3月8日、大分市の松明楼で、緑の党おおいたによる「グリーンカフェ」が行われた。ゲストには緑の党会員で、2月に福岡県糸島市議会議員に初当選した、詩人の藤井芳広氏が招かれ、目指す「夢」をテーマに語った。
藤井氏は「若い人たちが、自分事(じぶんごと)として政治に参加すること。政治を文化としてとらえ、地方自治に参加するなど、地域から起こしていくことが大事だ」と語り、賛成・反対の2項対立では社会問題は変化していかない、とした。
「2011年3月、原発事故の直後に、いわき市が甲状腺スクリーニングをしていた。一番高かったのは、いわき市の4歳の男児で35ミリシーベルト。政府は、その事実を把握していたはずだが、その情報もすぐに消えた」──。
2014年3月7日、ドイツのフランクフルトにて、国際会議「原発事故がもたらす自然界と人体への影響について」の3日目が開催された。日本から参加した、おしどりマコ氏が、原発事故の取材活動の中で体験した不条理な実態を生々しく語った。
特集 戦争の代償と歴史認識
NHKの籾井勝人会長が、従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と述べ、NHK経営委員の百田尚樹氏は都知事選の田母神候補の応援演説で「南京大虐殺はなかった」などと発言。公共放送であるNHK会長と経営委員が次々と問題発言を繰り返す事態に、NHKの経営委員に自分の「お友達」である百田氏らを押し込んだ安倍総理の任命責任を問う声が、国内外から寄せられている。
そんな中、膨大な歴史史料を研究し、「歴史修正主義者」の発言の嘘を告発し続ける哲学者・能川元一氏に、岩上安身が単独インタビューを行った。
現在、最高裁で係争中の泉南アスベスト国賠訴訟。この訴訟は、原告が第1陣・2陣に分かれ、それぞれが最高裁で争われている。第1陣は、1審で原告側が勝訴したものの、2審では逆転敗訴し、最高裁に移って2年3ヶ月が経過している。第2陣は、1審・2審ともに原告側が勝訴したが、1月7日に国が上告したため、これも最高裁に結論が持ち越されることになった。
大阪・泉南地域でアスベスト(石綿)により健康被害を受けた原告らは、問題の早期解決と最高裁での勝利判決を目指し、3月7日、院内集会を開催した。集会に参加したのは、泉南アスベスト国賠訴訟の原告らをはじめ、首都圏建設アスベストの被害者や、公害被害者、福島原発事故による被災者ら約100名。また、健康被害の問題に取り組む国会議員も9名駆けつけた。
2014年3月7日(金)18時より、札幌市中央区の北海道庁前で「北海道庁北門前反原発抗議行動」が行われた。3月11日を前に、青森県大間あさこはうすの小笠原厚子氏、元内閣総理大臣・菅直人氏も札幌を訪れスピーチを行った。
2014年3月7日(金)18時より、神戸市の関西電力神戸支店前で第88回「オキュパイ関電神戸支店前」(関電神戸支店前行動)が行われた。およそ50名が参加した。3月11日には三宮マルイ前と神戸市勤労会館で「3.11神戸からの祈り」と題して講演会などが行われる。
2014年3月7日(金)18時半より、岩手県盛岡市で77回目の「脱原発盛岡金曜デモ」(盛金デモ)が行われ、46名が参加した。