「TPP交渉で、聖域なき関税撤廃をすべて無くす。この前提がすべて」 ~自由民主党 安倍晋三総裁 記者会見 2012.11.16
2012年11月16日(金)、東京都千代田区の自由民主党本部で、自由民主党 安倍晋三総裁 記者会見が行われた。衆議院解散を受けての、今後の意気込みについて熱く語った。質疑では、TPPについて「守るべきものが守られれば参加するのか」との問に対し、「交渉で、聖域なき関税撤廃をすべて無くす。この前提がすべて」と、明確な回答を避けた。
2012年11月16日(金)、東京都千代田区の自由民主党本部で、自由民主党 安倍晋三総裁 記者会見が行われた。衆議院解散を受けての、今後の意気込みについて熱く語った。質疑では、TPPについて「守るべきものが守られれば参加するのか」との問に対し、「交渉で、聖域なき関税撤廃をすべて無くす。この前提がすべて」と、明確な回答を避けた。
2012年11月16日(金)、東京都千代田区の首相官邸前で、「クダンクラム原発つくるな!インド政府は住民弾圧やめろ!日印首脳「原発会談」抗議!11.16緊急アクション」が行われた。
2012年11月16日(金)20時から、東京都千代田区の自由民主党前で、自民党の推進してきた原発政策への総括を求める抗議行動が行われた。9月末に行われた自民党総裁選では、候補者5名すべてが、「これからも原発は日本に必要だ」とし、現に、今、安倍総裁は「政府が責任を持って再稼働をする」と公言している。しかし、自民党は、全国に54基の原発を作り、原発の安全対策への懸念が指摘されていたにもかかわらず、安全であると言い切ることで、対策を怠ってきた。今回の原発事故に至ってしまった責任の多くが自民党にあるといえるが、責任を取らず、総括もしていない。この日の抗議活動は、この矛盾に対する抗議である。参加者は最終的に70人を超え、これまでの自民党前抗議行動の中では、最も多くの人が集まった日となった。
2012年11月16日(金)18時半から、東京都千代田区の経済産業省前で、「経済産業省 対話集会」が開かれた。主催者の、今回の主な抗議テーマは、選挙の争点になりつつあるTPPへの反対である。毎週金曜日は、永田町、霞が関周辺で、さまざまな脱原発抗議活動が行われている。 この対話集会の主催者、火炎瓶テツ氏は、「TPPに参加してしまえば、ISD条項によって、脱原発も成し遂げられなくなる可能性がある」とし、脱原発を掲げるのであれば、TPP反対も訴えなければならないと主張。ドラムやギターなどの楽器のリズムに合わせて、多くの参加者が声を挙げた。
2012年11月16日(金)17時から、東京都千代田区の文部科学省前で、「子どもたちを核戦争から守れ! 11.16ふくしま集団疎開裁判 文科省前抗議行動」が行われた。主催者らは、メッセージを込めた寸劇を演じるという工夫をし、「なぜ疎開が必要なのか」を、文科省にだけでなく、道行く人々に訴えた。
2012年11月16日(金)、大阪府大阪市北区の中之島公会堂前で、「関電前抗議および此花区住民説明会での参加者逮捕に対する抗議集会」が行われた。天満警察署の対応に不満を持つ市民有志の呼びかけにより開催され、阪南大学准教授の下地真樹氏は、「10月5日の関電前抗議の参加者逮捕は、典型的な転び公妨。警察官の虚偽による犯罪捏造ということが、僕らの中で確信を持った」とスピーチした。11月13日のがれき受け入れ説明会場での4人の逮捕についても、「彼ら(警察)にとって、もっとも都合のよい者を順番に逮捕していった」と、大阪府警を厳しく批判した。
2012年11月16日(金)18時から、神奈川県横浜市中区の横浜市開港記念会館で、「連続フォーラム Vol.5 神奈川から脱原発を実現する道」が行われた。神奈川県内で行われている脱原発や、福島支援・被災者の保養などの市民活動を、政治的な動きにつなげることについて、話し合いが行われた。
2012年11月16日(金)、東京都千代田区永田町の首相官邸前と国会正門前で、「大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」が行われた。首都圏反原発連合の主催で3月29日に始まったこの抗議活動は、今回で31回目となる。同日、野田首相は衆議院解散を発表、12月16日に国政選挙と東京都知事選挙が同時に行われる見通しとなった。国会正門前でスピーチをした、都知事選立候補予定者の宇都宮健児弁護士はそのことに触れ、「東京だけでなく、国会議員も入れ替える絶好のチャンス」と語った。
2012年11月16日(金)、東京都千代田区の有楽町イトシア前で、民主党の街頭宣伝が行われた。脱原発を掲げる菅直人氏など、民主党に対し市民から厳しい声が飛び交った。
2012年11月16日(金)、大阪府大阪市北区の関西電力本店前で、TwitNoNukes大阪の主催により「11月16日 関西電力本店前抗議」が行われた。東京の霞が関での抗議行動に呼応し、毎週金曜日に開催されている。11月11日の全国一斉抗議アクションが悪天候により中止になったこともあり、この日も歩道を埋め尽くすほどの参加者が集まった。抗議活動では定番とも言えるスピーチを挟まず、もっぱら肉声によるコールを中心とするのがTwitNoNukes大阪の特徴で、参加者たちは「関西電力、原発やめろ」「早くあきらめろ」などのシュプレヒコールを力強く上げた。
2012年11月16日(金)、愛知県名古屋市中区の中部経済産業局総合庁舎前で、月イチNAGOYA脱原発デモの主催による、「全原発即刻廃炉!名古屋 金曜抗議行動 中部経済産業局・中部環境事務所前」が行われた。中部経済産業局は、経済産業省の中部地方管轄機関であり、中部環境事務所は、環境省の中部地方における出先機関である。スピーチをした男性が「原子力保安院ではきちっと機能しなかったから、原子力規制委員会が立ち上がったはずなのに、やってることは同じにみえる」などと指摘すると、周囲からは「やってる人間も同じだろうが」と声が飛んだ。暗がりの中、「原発いらない」「どこにもいらない」などのシュプレヒコールが絶え間なく続いた。
2012年11月16日(金)、愛知県名古屋市東区の関西電力東海支社前で、「大飯原発を停止せよ!関西電力支社前アクション@名古屋」が行われた。主催は、ナゴヤaction!原発ゼロである。スピーチはほとんどなく、終始楽器などとともにシュプレヒコールを続けるのが名古屋の特徴で、参加者たちは「大飯を止めろ」「関西電力、嘘つくな」などと訴えた。すっかりお馴染みとなったIWJ愛知中継市民、真野氏のインタビューに応じた女性は、近づいている選挙について、「民主はもちろん嫌だし、自民はもっと嫌。国民の生活が第一は、一応脱原発をうたっているが、マニフェストをどこまで信じていいのか?」と複雑な胸中を語った。
2012年11月16日(金)、群馬県高崎市のJR高崎駅西口で、「金曜日高崎駅西口原発再稼働抗議行動」が行われた。主催は、原発なくそう群馬である。大型ディスプレイを用い、同時刻に行われている官邸前のUst中継を流すなど、個性的な企画が見られる。今回はミュージシャンの南条倖司&まあが『おやすみ原発』などのオリジナルソングを生演奏で披露。およそ50人の参加者たちが一体感に包まれた。
2012年11月16日(金)、北海道札幌市中央区で、「北海道庁北門前反原発抗議行動」が行われた。主催の北海道反原発連合は、2012年6月に立ち上がったネットワークである。通常はシュプレヒコールよりも、一人ひとりのスピーチに多くの時間が割さかれているのが特徴だが、この日は「再稼働反対!」などのコールもあり、回を重ねるごとに熱を帯びてきている。スピーチをした男性は「道庁職員の方、お仕事ご苦労さまです。あなた方も一人の市民として、私たちと一緒に声を上げてもいいんですよ」と訴えかけた。
2012年11月16日(金)、東京都新宿区のJR新宿駅西口で、共産党の街頭宣伝が行われた。志位委員長は、反TPP、反オスプレイ、反原発などについて力強くアピールした。
2012年11月16日(金)、岩手県盛岡市役所付近で、盛岡でもデモし隊の主催により「第15回 脱原発盛岡金曜デモ」が行われた。東京の首相官邸前で毎週金曜日に行われている抗議活動に呼応して始まったもので、主催者発表で82人が参加した。パレードは内丸緑地からスタートし、東警察署、市役所、JTB、中ノ橋、岩手銀行、東北電力、与の字橋、市役所、東警察署とまわり、最後は内丸緑地で解散。使用済みのペットボトルを利用して鳴り物の代わりにするなど、シュプレヒコールにも工夫が見られた。また、毎回カンパの金額の詳細を発表するなど、主催者側の丁寧な対応も目立った。
2012年11月16日(金)、兵庫県神戸市中央区の関西電力神戸支店神戸営業所前で、「オキュパイ関電 神戸支店前」が行われた。原発ゼロ!核兵器ゼロ!ZEROこねっとの主催のもと、東京での官邸前抗議行動に呼応し、毎週金曜日の18時から行われており(17時30分からは関電姫路支店前行動)、今回がちょうど20回目となる。参加者たちは、太鼓やギターなどのリズムに乗って、「電力足りてる」「大間もいらない」などとシュプレヒコールをあげた。
2012年11月16日(金)、茨城県水戸市の日本原電茨城総合事務所前で、「第16回原電いばらき抗議アクション!」が行われた。主催する、東海第二原発再稼働反対と廃炉を求める有志の会は、原子力発祥の地いばらきで市民の声を上げようと、2012年7月に結成された。全国の抗議行動と連帯しながら、日本原電東海第二原発の再稼働反対と廃炉を求めている。今回は、抗議エリア内を円を描きながら回り、「六ヶ所いらない」「自然を返せ」などのシュプレヒコールをするパフォーマンスが見られた。
2012年11月16日(金)、東京都八王子市で「原発反対八王子行動」が行われた。主催は八王子市の市民放射能測定室、ハカルワカル広場の有志。今回で10回目となり、パレードは子安公園を出発して八王子駅南口、東京電力多摩支店、京王八王子駅をめぐり、最後は船森公園で解散した。出発前の集会では、ハカルワカル広場で調べた食品の測定結果なども報告され、「八王子市永山でとれた生シイタケが26.0Bq/kg」などと発表された。
2012年11月16日(金)、福島県郡山市のJR郡山駅西口広場で、「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。主催は、原発いらない福島の女たちである。放射能のことは口に出しにくい、と言われているこの地域で、スピーチをした男性の一人は、低線量被曝、食事などから摂取される内部被曝の危険性などを切々と訴えた。横断幕の向かい側には、駅前で待ち合わせなどをする市民たちが少なからずいたが、興味を示す者は多くは見られなかった。