記事一覧(公開日時順)

規制委員会の指針を専門家が酷評、避難は「到底間に合わない」~防災計画の不備と懸念される被曝のリスク 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5取材地: テキスト動画

 原発再稼働を考える超党派の議員と市民の勉強会の第一回が、3月5日に参議院議員会館で行われ、環境経済研究所代表の上岡直見氏が「原発事故と防災計画」をテーマに基調講演した。


PC遠隔操作事件の片山祐輔被告が保釈 「とにかく出てこれてよかった」 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5取材地: テキスト動画

 「当然、私は犯人ではない」――。

 PC遠隔操作事件で、ハイジャック防止法違反、威力業務妨害罪などの罪で起訴され、東京拘置所に約1年間勾留されていた片山祐輔被告が、3月5日保釈され、19時30分頃から、司法記者クラブで記者会見を行った。

 東京高裁は、4日の時点で保釈を認めていたが、検察側は異例ともいえる特別抗告と保釈の停止を申し立て、高裁がこれを受理。4日中の保釈は見送られた。翌5日、高裁は保釈の執行停止をせず、片山被告は保釈されることとなった。


【岩上安身のツイ録】緊張が続くウクライナ、その深層 ナチス誕生前史としてのクリミア戦争 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5 テキスト

特集 IWJが追う ウクライナ危機
※3月1日の岩上安身の連投ツイートを加筆し、再掲します(3月3日)

 世界の注目の焦点は、ウクライナの首都キエフから、東方のモスクワ、そしてそのはるか南のクリミアに移った。

 16世紀以来、オスマントルコ帝国を、12度に渡る露土戦争(ロシアートルコ戦争)で叩きに叩いて、領土を拡張し、帝国を築いたロシア。そのロシアがさらに南下し、外洋に出るための出口としてボスポラス海峡まで支配しようとしたところ、イギリス、フランスの権益と対立、黒海に突き出したクリミア半島を巡って戦ったのがクリミア戦争である。19世紀、1853年から56年にかけての10回目の露土戦争のことをそう呼ぶ。


原発再稼働と避難計画は無関係?!〜実効性のない防災計画のまま適合性審査が本格化 2014.3.4

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 原発再稼働に向けた適合性審査が、いよいよ本格化する――。

 原子力規制委員会は3月中にも、新規制基準の適合性審査を申請している原発の中から、優先して審査の取りまとめに入る原発を選定する。選ばれた原発は、再稼働へと着実に一歩駒を進めるわけだが、適合性審査をパスしたからといって、その原発が事故を起こさないわけではない。原子力規制庁が、「規制基準を満たした原発でも事故は起きる」(※1)と回答していることからも分かるように、審査にパスしても、原発の安全が担保されるわけではないのだ。


【IWJブログ】「平和国家」から「死の商人」国家へ「国のかたち」が変えられる ? 日本国憲法の精神を無視した「武器輸出三原則」のなし崩しの変更は許されない? 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5 テキスト

 今から一年前の2013年3月1日、安倍総理が打ち出した経済政策「アベノミクス」に世の中が沸き立つなか、菅義偉官房長官から一つの談話が発表された。

 「平成25年度以降は、F-35の機体及び部品の製造への国内企業の参画を行った上で、F-35Aを取得することとしている」


「なぜ、辺野古移設を肯定する!」強まる本土への不信感 ~鳥越俊太郎氏ら普天間問題で怒る 2014.3.5

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 2014年 3月5日、沖縄県那覇市の沖縄タイムス社タイムスホールで、新外交イニシアティブ(ND)主催のシンポジウム「『沖縄』そして『日本』における米軍基地問題とは何か」が開かれた。

 NDは、昨夏に誕生したシンクタンクで、扱う主要テーマの1つに「在日米軍基地問題」がある。そのNDで理事を務める鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)が、この集会の基調講演を担当した。


専門家らが警告「これはファシズムへの道だ」 ――大阪駅ビルで一般人を対象に顔認証実験開始!? ジョージ・オーウェルの予見した社会がすぐそこに! 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5取材地: テキスト動画

 ジョージ・オーウェル『1984』で描かれた「オセアニア」のような監視国家も、もはや小説の中の話だとは言い切れないかもしれない。

 90台の監視カメラで撮影し、個々の顔や歩行動作の特徴をデータ化して登録することで、無数の通行人の中から特定の個人を自動的に追跡する実験が、JR大阪駅の駅ビル「大阪ステーションシティ」で今年4月から始まる。

 顔認証技術の精度を確かめるための実験で、データは個人が識別できないよう処理したうえで、使途未定のまま、JR西日本に提供されることになっている。この実験の中止を求める専門家らは3月5日、東京八重洲で記者会見し、この問題がもつ危険性について説明した。


ヘイト落書きを消す新たなカウンターが発足~「差別らくがき消し隊」50人、第一回新大久保大掃除の日 2014.3.2

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 「新大久保での人種差別デモ(ヘイトデモ)は、昨年(2013年)の9月8日を最後に、その後は行われていません。一時期のひどいヘイトデモの嵐は過ぎ去ったかのように思えますが、実は姿を変え、新大久保の街に住み、あるいはお店を営まれている方々を、傷つけ続けています」


【第129-130号】岩上安身のIWJ特報!秘密保護法強行採決を安倍政権の「終わりの始まり」にできるか 〜海渡雄一弁護士インタビュー 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5 テキスト独自

 現在、従来の憲法の解釈を変えることによって集団的自衛権の行使を容認しようとする動きが加速しており、4月に政府見解の素案を出すよう準備が進められている。

 それに先立って「天下の悪法」の制定を許してしまったことを、私たちは忘れてはならない。わずか3ヶ月前の出来事である。

 2013年12月6日、特定秘密保護法が強行採決によって成立した。


H6エリアタンク漏洩、二つの弁が「開」の原因は未だ判明せず~東電定例会見 2014.3.5

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 2014年3月5日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。H6エリアタンクの天板から汚染水が溢水した事故の調査が続いているが、調査は難航し、詳しい事故原因は未だに判明していない。


ドイツで原発事故の影響に関する国際会議が開かれる! 2014.3.4

記事公開日:2014.3.5取材地: | | 動画

 ドイツ、フランクフルト国際空港から車で40分の山奥にある、マルティン・ニーメラー・ハウスで、3月4日、「原発事故がもたらす自然界と人体への影響について」と題する国際会議の開会式が行われた。

 主催は独ヘッセン州プロテスタント教会・エキュメニカル(世界教会)・センターと核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ドイツ支部である。会議は4日間に渡って開催される。


【IWJウィークリー40号】(ePub版・PDF版を発行しました) 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5 テキスト独自

※ サポート会員の方は、IWJウィークリー40号【PDF版・全69ページ】がご覧になれます。

 ソチ五輪の閉幕と軌を一にして、ウクライナでは、ロシアとの間で一触即発の軍事的緊張状態に。国内では「アンネの日記」が破られる事件が起こり、安倍内閣のとりまきの相次ぐ失言には、世界から警告が発せられています。

 今週も岩上安身とIWJ記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けします! ダイジェストながら、巻頭言や読み物、スタッフ寸評を含め大ボリュームでお送りする本メルマガは、気になるところだけ「ななめ読み」も推奨です。


原子力規制委員会の取り組み、3月11日にホームページ掲載 ~第45回原子力規制委員会 2014.3.5

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 2014年3月5日10時30分より、第43回原子力規制委員会が開催された。JNES統合後、初の規制委員会であり、組織構成の変更により委員会に出席する幹部のメンバーが変わった。2013年3月11日から2014年3月10日までの一年間の取組みに関する取りまとめ案が示され、最終稿は3月11日にホームページで公表されることが報告された。


可視化された表現の自由の範疇 〜美術館に作品の撤去を求められた芸術家・中垣克久氏インタビュー ━原佑介記者 2014.3.4

記事公開日:2014.3.4取材地: テキスト動画独自

 表現の自由が今、脅かされつつある。

 そう書いて、ふと立ち止まる。

 表現の自由の危機について、周囲の人たちに話しかけて、どれだけの人が敏感に反応してくれるだろうか?


【本日配信!】哲学者・能川元一氏が積み上げる、南京大虐殺、従軍慰安婦の一次史料の山 ~安易な「国粋主義者」たちが日本を孤立させ、破滅させる 2014.3.4

記事公開日:2014.3.4 テキスト

※「歴史修正主義者」の発言の「嘘」を告発し続ける哲学者・能川元一氏インタビューを本日(3月4日)、明日(3月5日)の二夜にわたり、20時よりメインCh1で録画配信!

http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi

 都知事選の田母神候補の応援演説で「南京大虐殺はなかった」と発言した百田尚樹氏。この百田氏が経営委員を務めるNHKの籾井勝人会長は、従軍慰安婦は「どこの国にもあった」などと発言するなど、止まらない安倍総理の「お友達」たちの「極右」的と形容するしかない暴言・失言が相次ぎ、国内外で深刻な懸念を呼んでいる。


「戦争できる国」に突き進む安倍政権に異を唱える 「戦争をさせない1000人委員会」発足 2014.3.4

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 安倍政権は、憲法の解釈を変えることによって集団的自衛権の行使を容認し、日本を戦争できる国にしようと突き進んでいる。この状況に危機感を持つ学者や作家などが、「戦争をさせない1000人委員会」を発足させ、3月4日(火)、発足集会と記者会見を行った。


適合性審査に関する公聴会・意見募集は今後の検討課題 ~原子力規制庁 定例ブリーフィング 2014.3.4

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 2014年3月4日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。2月19日の委員会で決められた、適合性審査の最終レポートとして発表する審査書に関して、審査書案のひな形の作成や、これに関する公聴会、意見募集などについての質問があがったが、詳細はまだ決まっておらず、今後の検討課題であると森本次長は回答した。


【IWJブログ】大雪害に便乗しての改憲版「ショック・ドクトリン」~東日本を襲った大雪害を口実に議論される「人権の制限」 2014.3.3

記事公開日:2014.3.3 テキスト

特集 憲法改正

 「緊急時に財産権などの主権を停止する」――。

 これが安倍総理や一部野党の改憲勢力が、東日本を襲った大雪害から学んだ「大切な課題」らしい。

 2月24日の衆院予算委員会で、今回の大雪害を切り口にして行われた、安倍総理と日本維新の会・小沢鋭仁議員の質疑応答は、驚きの展開だった。大雪害の話から、「大災害時には国民主権を停止する必要がある」との議論に発展したのだ。


元内閣官房副長官補・柳澤協二氏「安倍総理が集団的自衛権の行使をしたいのは、単に『やりたいから』」 2014.2.28

記事公開日:2014.3.3取材地: テキスト動画

 安倍内閣が閣議決定で「集団的自衛権の行使」を容認できるよう憲法解釈を変更しようとしている問題で、これに反対する超党派の議員らが2月27日、第二回目となる「集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会」を開催した。この日、講師として招かれた元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は、「日本がこれからどういう道を歩むべきか。安倍さんから粗雑な問題提起を受けた」と安倍総理を批判。元防衛官僚としての経験を踏まえ、集団的自衛権をめぐる米国、アジアの動きを解説した。


安全規制のノウハウのない日本が原発を輸出するのか ~外国特派員協会主催 元米NRC委員ピーター・ブラッドフォード氏 記者会見 2014.2.25

記事公開日:2014.3.3取材地: テキスト動画

 「原子力安全規制の蓄積や情報の透明性のない日本が、原発を輸出するのか」

 米国の原子力規制委員会(NRC)の元委員で、現在米バーモンド法科大学院教授を務めるピーター・ブラッドフォード氏の記者会見が、2月25日に日本外国特派員協会で行われた。

 ブラッドフォード氏は、原子力エネルギーや公共政策の専門家で、米国で1979年に起こったスリーマイル島原子力発電事故当時の委員の一人である。本会見では、米国の原子力安全規制の変遷について、知見を披露した。