日刊IWJガイド・非会員版「【速報!】世論調査の予測通り、自公が大敗、過半数に届かず! 改憲勢力の国民民主党は野党第2党、参政党は第4党に躍進!」2025.7.21号~No.4575


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<2025参議院選挙結果速報>世論調査の予測通り、自公が大敗、過半数に届かず! 改憲勢力の国民民主党は野党第2党、参政党は第4党に躍進! 立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組は横ばい、共産党は後退、自公から流れた票を活かせず!

■今期最後の月、7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと10日です! 7月のご寄付・カンパは、56万5000円で16%の目標達成率です! 84%、293万5000円が不足しています! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2140万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■ <ウクライナ紛争とイスラエルが展開してきた一連の軍事行動の背後には、米CIA、英MI6、モサド、ウクライナの諜報機関による、国際諜報機関連合が存在!?(その2)>米シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)は、第2次世界大戦の際の米英の特殊作戦が、ウクライナの「蜘蛛の巣作戦」とイスラエルの「ライジング・ライオン作戦」のヒントになったと自慢! ジェフリー・サックス教授は「CIAとモサドの作戦が進行中」で、「私達は第三次世界大戦に向かっている」と警鐘! スコット・リッター氏は「世界中に諜報機関の集団的なネットワークが存在している」と指摘! 東アジアにもこの戦争製造機の触手が伸びている!!

■【IWJ号外】日本に対して25%以上の「相互関税」を一方的に通知してきた米トランプ政権に対し、IWJは、日本経済に与える影響と対策、日米関係への影響などについて、与野党10党にアンケートを実施! 締め切り期日後に回答のあった参政党の公式見解をお届けしました。
┗━━━━━

■はじめに~<2025参議院選挙結果速報>世論調査の予測通り、自公が大敗、過半数に届かず! 改憲勢力の国民民主党は野党第2党、参政党は第4党に躍進! 立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組は横ばい、共産党は後退、自公から流れた票を活かせず!

 IWJ編集部です。

 3連休の中日である7月20日(日)に投開票が実施された、2025年参議院選挙は、21日朝には、すべての議席数が確定しました。

 世論調査による予測の通り、自民・公明の与党が大きく議席を減らし、非改選議席をあわせた選挙後の新勢力は122議席と、過半数の125議席を割り込みました。野党は126議席となりました。

※参議院選挙2025特設サイト(NHK、2025年7月21日)
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/

 しかし、自公に代わって大きく躍進したのは、安保法政時代に「立憲野党」として自公政権に対峙した、立憲民主党や共産党など、従来の野党勢力ではなく、国民民主党と参政党の、改憲勢力でした。

※<シリーズ特集 7月20日参院選! 投票に行こう! 第13回>
憲法審査会(その1)れいわ新選組の大石晃子委員が、「6月12日の幹事会で、改憲5派が共同で、緊急事態条項を盛り込んだ憲法改正の骨子案を出す」、これが正念場だと暴露! 改憲5派とは、自民党、公明党、維新、国民民主、有志の会! 大石委員は、「こんなことやっちゃいけないです。反対します」! 大石委員は、「なぜ、今なお日本国民の6割が生活が苦しいと言ってるんですか? なぜいまだに、能登の復興をちゃんとやらないんですか? なぜ、万博やってカジノを推進しようとしてるんですか?」と、「憲法前文に照らせば、今の日本政府は違憲状態だ」と非難!!(日刊IWJガイド、2025年6月12日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250612#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54750#idx-5

 改選前4議席だった国民民主党は、17議席を獲得し、非改選5議席とあわせて22議席に、改選前1議席だった参政党は、14議席を獲得し、非改選1議席とあわせて15議席になりました。

 選挙の結果、与党は参議院で過半数を割りましたが、自公に維新、国民民主、参政、日本保守、NHK党といった改憲勢力は、合計181議席で、改憲発議の要件である、参議院248議席の3分の2を超えています。野党の候補者調整で当選した無所属議員の中には、国民民主党寄りの議員もいますから、実際には、もっと多いでしょう。

 自民党大敗を象徴するのは、東京選挙区で、元厚生労働大臣である武見敬三氏が落選したこと、そして和歌山選挙区で、二階俊博氏の三男である二階伸康氏が落選したことです。

※<シリーズ特集 7月20日参院選!投票に行こう! 第1回>
「消えた50億」の二階俊博氏の三男伸康氏が立候補!「すごい鈍感力」!「50億返せ」!(日刊IWJガイド、2025年5月14日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250514#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54666#idx-5

 石破総理は20日午後10時ごろ、『NHK』のインタビューに答えて「比較第1党の責任は、よく自覚しなければならない」と述べ、続投に意欲を示しました。

 また、森山裕幹事長も「(石破茂首相から)引き続き幹事長をやれという指示であれば、それは当然のことだ」と述べ、続投の意向を示しました。

 公明党の斉藤鉄夫代表は、連立枠組みの拡大が必要かとの質問には「連立の拡大は考えてこなかったので、何とも申し上げることはできない」と答えを濁しました。

 野党をみると、立憲民主党は改選前と同じ22議席を確保し、非改選とあわせた新勢力は38議席と、第1党を維持しました。比例では、蓮舫氏(元立憲民主党参議院幹事長)に当確が出ています。

 名簿7位の白眞勲は当選の可能性、8位の森ゆうこ氏、11位の川田龍平氏は落選の可能性があります。

 野田佳彦代表は、『NHK』や『テレビ東京』によるインタビューで、自民・公明両党の政権との大連立を問われて「(選挙での民意で)ノーと意思表示されたところと連立を組むことはあり得ない」と答えました。

 野党との連携については、参政党とは、「かなり距離があるし、憲法草案を見ても大丈夫かなという気持ちがある」と懸念を示しましたが、国民民主党については、「5つの基本政策で連合を介して一致点を見いだしているので対応したい」と、前向きな姿勢を示しました。

 野党第2党であった日本維新の会は、改選前6議席から1議席増やして7議席を獲得し、非改選とあわせた新勢力は19議席となりましたが、昨年10月の衆議院選に続いて躍進した国民民主党に抜かれ、野党第3党に後退しました。

 前述の通り、国民民主党は、17議席を獲得し、非改選とあわせた新勢力は22議席。維新を超えて野党第2党に躍進しました。自民党の現職を国民民主党の新人が破る現象が、複数見られました。

 比例の追加候補で話題になった足立康史氏は、名簿4位で当選の可能性があり、須藤元気氏は、落選の可能性があります。

※<シリーズ特集 7月20日参院選!投票に行こう! 第3回>
国民民主党が、いったんは「見送り」と報じられた元維新衆議院議員の足立康史氏や、元国民民主党衆議院議員・菅野(山尾)志桜里氏、元参議院議員の須藤元気氏、元参議院議員の薬師寺道代氏を夏の参議院選挙の公認内定予定候補者として発表! 玉木雄一郎代表は、党の方針に反すれば、公認取り消し、議席返上を求める「確認書」に「一筆取った上で、公認決定をしている」と明らかに! 過去のダブル不倫スキャンダルで相手の妻が自死に至った菅野氏に対する反発が急浮上! 党の合意事項として、憲法に緊急事態条項加えることを進めることも入っていると玉木代表は明言!(日刊IWJガイド、2025年5月19日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250519#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54676#idx-5

 参政党は14議席を獲得し、非改選とあわせた新勢力は15議席と大幅に議席を増やし、共産党を超えて野党第4党に躍り出ました。参政党は、全選挙区に候補者を擁立し、選挙区で当選したのは7名にとどまりましたが、ほぼすべての選挙区で第3位を占め、比例で7議席を獲得しています。

 元参政党代表の松田学氏に、当選確実が出ています。

※<シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第17回>
支持率が急騰の参政党の神谷宗幣代表は、2022年7月の参院選で当選して以降、豹変!? 創設メンバーや初期の党幹部は、次々に離党! 元公設秘書の「パワハラ自殺」疑惑、地元石川の能登半島地震直後に、家族でシンガポール旅行! 元幹部の吉野敏明氏は、「(地震直後、SNSに)『あけましておめでとう』って書いただけだった」と証言し、「政党の党首は、被災地に対して何かしなきゃいけないし、彼は地元」だと批判!(日刊IWJガイド、2025年7月14日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250714#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54857#idx-5

 参政党は、参院で、予算を伴わない法案を、単独で提出することが可能になりました。

 参政党の神谷宗幣代表は、記者会見で、石破茂政権との連立について「いきなり我々が議席を貸してしまったら、票を預けてしまったら、それは国民の信に沿わない」と否定しました。

※<シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第18回>
反グローバリズムが大看板の参政党は、地方議会でグローバリズム勢力の自民党と日本維新の会と共同会派を多数組んでいた! しかも神谷宗幣代表自身が演説で、「選挙後は与党の自公に寄り添っていく」と反グローバリズムのポリシーをあっけなく翻すトンデモ発言! そればかりか、神谷代表と関連会社2社に4年間で約1億円の政治資金が流れていた! 参政党鹿児島県連に架空支出疑惑も! れっきとした政党である参政党は、選挙前にこれらの裏金疑惑に対して、有権者に対する説明責任があるはず!(日刊IWJガイド、2025年7月16日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250716#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54870#idx-4

 改選前2議席だったれいわ新選組は、3議席を獲得し、非改選とあわせた新勢力は6議席と、選挙前よりも議席を1つ増やしました。伊勢崎賢治氏が比例代表の特定枠で当選を決めています。現職の木村英子氏にも当確が出ています。

 山本太郎代表は、党公式のYouTube番組で、参政党や日本保守党など、新興保守らが選挙戦で外国人政策を争点に押し上げたことについて、「経済を覆い隠すようなテーマ隠しが行われた選挙だった」と分析しています。

 苦戦しているのが、日本共産党です。共産党は3議席を獲得しましたが、非改選とあわせた新勢力は、選挙前の11議席から4議席減らし、7議席となりました。小池晃書記局長は、比例代表で当確が出ています。

 NHK党も苦戦しています。党首である立花孝志氏が15万票を獲得した以外は、選挙区でも多くの候補者が1万票前後で低迷し、比例での枠を取れませんでした。比例1位の浜田聡氏は、議席を失いました。

 社民党は比例で1議席を獲得し、非改選とあわせた新勢力は2議席で、横ばいです。比例では、ラサール石井氏が当確、現職の大椿裕子氏は落選です。

 福島瑞穂党首は、石破茂首相の続投表明について、記者団に、「理解ができない。自民党政治を転換しなければならない」と批判、「参政党となんらかの形で手を組み憲法改悪をすることを非常に警戒している」と述べました。

 日本保守党は比例で2議席を獲得しました。北村晴男氏に当確が出ています。まだ、2人目は決まっておらず、日本保守党の代表である百田尚樹氏にも、当選の可能性があります。

 着々と伸びてきているのが、チームみらいです。選挙区では数多くの候補者を擁立したにもかかわらず全敗しましたが、着実に票を積み重ねて比例で1議席を獲得し、安野貴博党首に当確が出ています。

 みんなでつくる党、減税日本(河村たかし氏の地域政党)、再生の道、日本誠真会、無所属連合、日本改革党、諸派は議席に届きませんでした。

 以下に、全選挙区の開票が終了した、7月21日(月)午前9時の各選挙区の結果を、『NHK』の速報をもとにまとめます。

※参議院選挙2025特設サイト(NHK、2025年7月21日午前3時)
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/

― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―

<選挙区の結果>

*選挙区名[定員数]当選者氏名(所属政党・現職、元職、新人の別、当選回数)を示しています。

*「★」で概要、「・順位」で獲得票順に落選者情報を示しています。ただし、5万票未満の候補者は省略しています。

北海道[3]高橋はるみ(自民・現、2)、勝部賢志(立民・現、2)、岩本剛人(自民・現、1)
★自民と立民の現職が議席を守った。
・4位 田中義人(参政・新)は競り負け。
・5位 鈴木雅貴(国民・新)は競り負け。
・6位 宮内史織(共産・新)。
・7位 野村パターソン和孝(れいわ・新)。
・8位 小野寺秀(保守・新)。
・9位 オカダ美輪子(維新・新)。

青森[1]福士珠美(立民・新)
★立民新人が自民現職に競り勝った。
・2位 滝沢求(自民・現、2、参議院外交防衛委員長)が落選。
・3位 加藤勉(参政・新)。

岩手[1]横澤高徳(立民・現、2)
★立民現職が大差で議席を守った。
・2位 平野達男(自民・元、3、元復興大臣)は落選。
・3位 及川泰輔(参政・新)。

宮城[1]石垣のりこ(立民・現、2)
★立民現職が議席を守った。
・2位 石川光次郎(自民・新)。
・3位 ローレンス綾子(参政・新)。
・4位 石井義人(れいわ・新)。
・5位 角野為耶(みらい・新)。

秋田[1]寺田静(無・現、2)
★無所属現職が議席を守った。
・2位 中泉松司(自民・元、1)。
・3位 佐藤美和子(参政・新)。

山形[1]芳賀道也(無・現、2)
★無所属現職(立民県連・国民推薦)が議席を守った。
・2位 大内理加(自民・新)。
・3位 佐藤友昭(参政・新)。

福島[1]森まさこ(自民・現、2)
★自民現職が立民新人と競り合い、議席を守った。
・2位 石原洋三郎(立民・新)。
・3位 大山里幸子(参政・新)。

茨城[2]上月良祐(自民・現、3)、桜井祥子(参政・新)
★参政新人が立民現職に競り勝って議席を獲得。
・3位 小沼巧(立民・現、1)は落選。
・4位 北崎瀬里奈(維新・新)。
・5位 高橋誠一郎(共産・新)。

栃木[1]高橋克法(自民・現、3、国土交通副大臣)
★自民現職が議席を守った。
・2位 板津由華(立民・新)。
・3位 大森紀明(参政・新)。

群馬[1]清水真人(自民・現、2)
★自民現職が議席を守った。
・2位 青木ひとみ(参政・新)。
・3位 河村正剛(立民・新)。

埼玉[4]古川俊治(自民・現、4)、江原久美子(国民・新、1)、熊谷裕人(立民・現、1)、大津力(参政・新)
★国民新人、山西新人が議席を獲得。公明現職と共産現職が議席を失った。
・5位 矢倉克夫(公明・現、2)
・6位 伊藤岳(共産・現、1)
・7位 桜井奈々絵(れいわ・新)
・8位 龍野真由美(維新・新)
・9位 石濱哲信(諸派・新)
・10位 武藤かず子(みらい・新)
・11位 高井環(社民・新)

千葉[3]小林さやか(国民・新、1)、長浜博行(立民・現、4)、石井準一(自民・現、4)
★国民新人が自民現職を破り、トップで議席を獲得。
・4位 中谷めぐ(参政・新)。
・5位 豊田俊郎(自民・現、2、元国土交通副大臣)が落選。
・6位 山本なつみ(れいわ・新)
・7位 白石ちよ(共産・新)
・8位 石塚貞通(維新・新)
・9位 大薄裕也(無・新)
・10位 小林修平(みらい・新)

東京[7]鈴木大地(自民・新、1、元スポーツ庁長官)、さや(参政・新)、牛田茉友(国民・新)、川村雄大(公明・新)、奥村祥大(国民・新)、吉良佳子(共産・現、3)、塩村文夏(立民・現、1)
★国民が新たに2議席を獲得。参政も1議席獲得。自民現職と立民現職が議席を失った。
・8位 音喜多駿(維新・元、1)。
・9位 奥村政佳(立民・現、1)が落選。
・10位 武見敬三(自民・現、5、元厚生労働大臣)が落選。
・11位 小坂英二(保守・新)。
・12位 峰島侑也(みらい・新)。
・13位 山本譲司(れいわ・新)。
・14位 平野雨龍(無・新)。
・15位 吉田綾(再生・新)。
・16位 山尾志桜里(無・新)。
・17位 西美友加(社民・新)。

神奈川[4]牧山ひろえ(立民・現、4)、脇雅昭(自民・新)、籠島彰宏(国民・新)、初鹿野裕樹(参政・新)
★国民と参政が新たに1議席を獲得。公明現職が落選。
・5位 佐々木さやか(公明・現、2)
・6位 浅賀由香(共産・新)。
・7位 三好諒(れいわ・新)。
・8位 千葉修平(維新・新)。
・9位 河合道雄(みらい・新)。
・10位 内海聡(無・新)。
・11位 金子豊貴男(社民・新)。

新潟[1]打越さく良(立民・現、2)
★立民現職が自民新人を接戦で下し、議席を守った。
・2位 中村真衣(自民・新)。
・3位 平井恵里子(参政・新)。

長野[1]羽田次郎(立民・現、1)
★立民現職が議席を守った。
・2位 藤田ひかる(自民・新)。
・3位 竹下博善(参政・新)。
・4位 山田雄司(みらい・新)。

山梨[1]後藤斎(国民・新)
★国民新人が自民現職との接戦を制し、1議席を獲得。
・2位 森屋宏(自民・現、2、元官房副長官)が落選。
・3位 永田己貴(参政・新)。

富山[1]庭田幸恵(国民・新)
★国民新人が自民現職との接戦を制し、1議席を獲得。
・2位 堂故茂(自民・現、2、参議院文教科学委員長)が落選。
・3位 田保智世(参政・新)。

石川[1]宮本周司(自民・現、4)
★自民現職が議席を守った。
・2位 浜辺健太(国民・新)。
・3位 牧野緑(参政・新)。

福井[1]滝波宏文(自民・現、3)
★自民現職が大差で議席を守った。
・2位 山中俊祐(国民・新)。
・3位 千田崇裕(参政・新)。

岐阜[1]若井敦子(自民・新)
★新人の争いを、自民が制した。
・2位 服部学(立民・新)。
・3位 瀬尾英志(参政・新)。
・4位 三尾圭司(共産・新)。

静岡[2]榛葉賀津也(国民・現、5、国民民主党幹事長)、牧野京夫(自民・現、4、参議院議院運営委員長)
★国民現職と自民現職が議席を守った。
・3位 松下友樹(参政・新)。
・4位 鈴木千佳(共産・新)。
・5位 山口香苗(無連・新)。

愛知[4]水野孝一(国民・新)、田島麻衣子(立民・現、2)、杉本純子(参政・新)、酒井庸行(自民・現、3、元経済産業副大臣)
★国民新人と参政新人が1議席ずつ獲得。公明現職が議席を失う。
・5位 安江伸夫(公明・現、1、元文部科学政務官)は落選。
・6位 田中克和(減税・新)。
・7位 辻恵(れいわ・新)。
・8位 広田さくら(維新・新)。
・9位 須山初美(共産・新)。
・10位 山根有紀也(みらい・新)。

三重[1]小島智子(立民・新)
★立民新人が自民現職を突き放して、1議席獲得。
・2位 吉川有美(自民・現、2、元外務政務官)が落選。
・3位 難波聖子(参政・新)。

滋賀[1]宮本和宏(自民・新、1)
★新人候補の争いを、自民新人が制し、1議席獲得。
・2位 堀江明(国民・新)。
・3位 岡屋京佑(維新・新)。
・4位 中田あい(参政・新)。
・5位 佐藤耕平(共産・新)。

京都[2]新実彰平(維新・新)、西田昌司(自民・現、3)
★維新新人が共産現職を下し、1議席獲得。
・3位 倉林明子(共産・現、2)が落選。
・4位 谷口青人(参政・新)
・5位 山本和嘉子(立民・新)
・6位 酒井常雄(国民・新)。
・7位 西郷南海子(れいわ・新)。
・8位 二之湯真士(無・新)。

大阪[4]佐々木理江(維新・新、1)、岡崎太(維新・新、1)、宮出千慧(参政・新)、杉久武(公明・現、3)
★公明現職が1議席を守った。維新新人が2議席を獲得、参政も自民新人を下し1議席を獲得。
・5位 柳本顕(自民・新)。
・6位 渡邉莉央(国民・新)。
・7位 世良公則(無・新)。
・8位 清水忠史(共産・新)。
・9位 橋口玲(立民・新)。
・10位 椛田健吾(れいわ・新)。
・11位 正木真希(保守・新)。
・12位 東修平(無・新)。
・13位 平理沙子(みらい・新)。

兵庫[3]泉房穂(無・新、立民県連)、高橋光男(公明・現、1)、加田裕之(自民・現、1)
★公明現職、自民現職が議席を守った。泉房穂氏はトップ当選、立花孝志氏は7位で落選。
・4位 吉平敏孝(維新・新)。
・5位 藤原誠也(参政・新)。
・6位 多田ひとみ(国民・新)。
・7位 立花孝志(N党・元、1)。
・8位 金田峰生(共産・新)。
・9位 米村明美(れいわ・新)。

奈良[1]堀井巌(自民・現、1)
★自民現職が議席を守る。
・2位 杉本葵(国民・新)。
・3位 平将生(維新・新)。
・4位 黒川洋司(参政・新)。
・5位 川戸康嗣(立民・新)。

和歌山[1]望月良男(無・新、1)
★新人候補の争い。
・2位 二階伸康(自民・新、二階俊博氏三男)は落選。
・3位 林元政子(参政・新)。
・4位 浦平美博(維新・新)。

鳥取島根[1]出川桃子(自民・新、1)
★新人の争いを自民が大差で制し、1議席獲得。
・2位 中山集(国民・新)
・3位 倉井克幸(参政・新)。

岡山[1]小林孝一郎(自民・新)
★新人の争いを自民が制し、1議席獲得。
・2位 国友彩葉(立民・新)
・3位 広森志穂(参政・新)。

広島[2]西田英範(自民・新、1)、森本真治(立民・現、2)
★自民新人が1議席獲得。立民現職が議席を守った。
・3位 小石美千代(参政・新)。
・4位 楾大樹(れいわ・新)。
・5位 高見篤己(共産・新)。

山口[1]北村経夫(自民・現、4)
★自民現職が議席を守った。
・2位 山崎珠江(参政・新)。
・3位 関谷拓馬(国民・新)。
・4位 戸倉多香子(無・新)。

徳島高知[1]広田一(無・現、4)
★自民現職が議席を守った。
・2位 大石宗(自民・新)。
・3位 金城幹泰(国民・新)。

香川[1]原田秀一(国民・新)
★国民が自民党現職を追い落として、1議席獲得。
・2位 三宅伸吾(自民・現、2、参議院財政金融委員長)が落選。
・3位 小林直美(参政・新)。

愛媛[1]永江孝子(無・現、2)
★無所属現職が議席を守った。
・2位 上野由佳(自民・新)。
・3位 原田慎太郎(参政・新)。

福岡[3]松山政司(自民・現、5)、中田優子(参政・新)、下野六太(公明・現、1)
★参政新人が立民現職を下し、1議席獲得。
・4位 川元健一(国民・新)。
・5位 野田国義(立民・現、1)。
・6位 沖園理恵(れいわ・新)。
・7位 森健太郎(保守・新)。
・8位 伊藤博文(維新・新)。
・9位 山口湧人(共産・新)。
・10位 古川あおい(みらい・新)。

佐賀[1]山下雄平(自民・現、3、元参議院農林水産委員長)
★自民現職が議席を守った。
・2位 富永明美(立民・新)。
・3位 下吹越優也(参政・新)。

長崎[1]古賀友一郎(自民・現、3)
★自民現職が議席を守った。
・2位 深堀浩(国民・新)。
・3位 黒石隆太(参政・新)。

熊本[1]馬場成志(自民・現、3)
★自民現職が議席を守った。
・2位 鎌田聡(立民・新)。
・3位 山口誠太郎(参政・新)。

大分[1]吉田忠智(立民・元、3、元社民党党首)
★立民の元職が自民の議席を奪った。
・2位 白坂亜紀(自民・現、1)が落選。
・3位 野中しんすけ(参政・新)。

宮崎[1]山内佳菜子(立民・新、1)
★立民の新人が自民現職を下し、議席を獲得。
・2位 長峯誠(自民・現、2、元経済産業政務官)が落選。
・3位 滋井邦晃(参政・新)。

鹿児島[1]尾辻朋実(無・新)
★無所属新人が自民元職を下して議席を獲得。
・2位 園田修光(自民・元、1)。
・3位 牧野俊一(参政・新)。

沖縄[1]高良沙哉(無・新、1)
★新人の争い。無所属新人が自民新人に競り勝って、議席を獲得。
・2位 奥間亮(自民・新)。
・3位 和田知久(参政・新)。

■今期最後の月、7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと10日です! 7月のご寄付・カンパは、56万5000円で16%の目標達成率です! 84%、293万5000円が不足しています! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2140万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの財政が、危機的状況です!

 IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、6月末で11ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと10日となりました。

 7月は、1日から18日までの18日間で、32件、56万5000円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約16%に相当します。

 ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!

 残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、6月までの11ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!

 この不足総額は、寄付部門だけで、2140万5645円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、限界があります! その限界は近づいています!

 IWJが7月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 今期11ヶ月間の累計のマイナス約2140万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!

 インフレが続きますが、会費の値上げをせず、値段を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。

 今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!

 目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!

 第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、ぜひとも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!

 サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!

 公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。

 「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!

 皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!

※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 6月末現在、IWJ会員の総数は1720人、このうちサポート会員の方は664人でした。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!

 また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆様、米国の従属下のまま、憲法に緊急事態条項を導入し(自民党、公明党、維新、国民民主らが賛成)、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力(与野党を問わず)に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身 拝


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2025.7.21 Mon.**

調整中

========

◆中継番組表◆

**2025.7.22 Tue.**

調整中

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

2025参院選・大阪選挙区 日本保守党街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528369

2025参院選・大阪選挙区 れいわ新選組街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528397

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ <ウクライナ紛争とイスラエルが展開してきた一連の軍事行動の背後には、米CIA、英MI6、モサド、ウクライナの諜報機関による、国際諜報機関連合が存在!?(その2)>米シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)は、第2次世界大戦の際の米英の特殊作戦が、ウクライナの「蜘蛛の巣作戦」とイスラエルの「ライジング・ライオン作戦」のヒントになったと自慢! ジェフリー・サックス教授は「CIAとモサドの作戦が進行中」で、「私達は第三次世界大戦に向かっている」と警鐘! スコット・リッター氏は「世界中に諜報機関の集団的なネットワークが存在している」と指摘! 東アジアにもこの戦争製造機の触手が伸びている!!

 6月1日に行われたウクライナ軍による「蜘蛛の巣(スパイダーウェブ)作戦」から、2週間も経たない6月13日に、イスラエル軍が「ライジング・ライオン作戦」を実行しました。

※<ウクライナ紛争とイスラエルが展開してきた一連の軍事行動の背後には、米CIA、英MI6、モサド、ウクライナの諜報機関による、国際諜報機関連合が存在!?(その1)>イスラエル軍の「ライジング・ライオン作戦」と、ウクライナ軍の「蜘蛛の巣作戦」に、諜報機関の特殊部隊が敵国に侵入して、ドローンで破壊活動を行うという共通点があった! ウクライナの特殊部隊は、兵力を分散してまで、1年以上前からシリアで活動し、シリア政権の転覆をドローンでアシストした! ギルバート・ドクトロウ博士は「ウクライナ紛争において、英国は過去3年間で目にしたすべてのスキャンダラスな偽旗作戦に関与してきた」と指摘!!
(日刊IWJガイド、2025年7月17日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250717#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54876#idx-1

 米国のシンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は、「ライジング・ライオン作戦」について、主として2つのアクションが並行して進み、相互に補完しあっていた、と報告しています。以下、引用します。

 「2025年6月13日深夜過ぎ、イスラエル軍の『ライジング・ライオン』作戦(コードネーム) は、2つの異なるアクションを伴いながらも、相互に補完しあう形で展開された。

 まず、イスラエル軍特殊部隊が、数ヶ月前にイラン国内に配備していたとされる小型爆発性ドローンの群れが、防空レーダーや通信拠点を攻撃し、テヘランの西側への接近を誘導した。

 数分後、200機以上のイスラエル戦闘機(その多くはスタンドオフ兵器を搭載したF-35アディール)が、イラン全土の100以上の核施設および軍事施設や軍高官に対し、精密攻撃を実施した」。

 CSISは、「この攻撃は、従来の長距離攻撃と非従来型の作戦の組みあわせが現代戦争で独自の役割を果たしていることを示しており、英国特殊作戦執行部(SOE)と米国戦略諜報局(OSS)の『非紳士的な戦士達』(※)を彷彿とさせ、現代の特殊作戦の幕開け」を告げている、と指摘しています。

(※)ここではナチス占領下のヨーロッパに送り込まれ、大陸全土にレジスタンス組織のネットワークを築くのに貢献した女性達を指す。
・Gordon Thomas, Greg Lewis, 2017, Shadow Warriors of World War II: The Daring Women of the OSS and SOE
https://archive.org/details/shadowwarriorsof0000thom

 CSISは、今後の戦争では、「航空戦力と特殊作戦を組みあわせて、戦闘空間の縦深全体にわたって同時に効果を生み出す能力が必要となる」と述べ、「低コストのドローンを装備した特殊部隊を長距離精密攻撃作戦に統合する取り組み」の促進を提言しています。

 ウィリアム・マクレイヴン提督(※特殊作戦を専門とする米海軍軍人)は、「小規模な攻撃部隊が、訓練、速度、奇襲の組みあわせによって、より大規模で防御力の高い敵に対して決定的な優位性を獲得する」ことを、「相対的優位性」と定義しています。

 CSISは、「蜘蛛の巣作戦」と「ライジング・ライオン作戦」の共通点を指摘しています。

 「イスラエルの攻撃は、ウクライナによる先日の『蜘蛛の巣作戦』と同様に、小型の自律型システムを前方に配置し、長距離射撃と同期させることで、相対的優位性獲得までの時間をいかに短縮できるかを実証している。

 どちらのケースでも、ドローン群は防空網の隙間を突いて混乱を招き、後続の攻撃の条件を整えた。

 現代の戦争は規模と精度が融合している。自律航法、低コストで消耗しやすい設計、そして領域横断的な情報ネットワークにより、作戦立案者は広大な距離にまたがる数百もの照準点を巧みに計画することが可能になる。

 この組みあわせにより、戦場の奥行きが広がり、戦略、作戦、戦術の関係が深まる。これは、相対的優位性によって定義される大胆な一連の襲撃が作戦レベルの効果を生み出すという、新たな形態の作戦行動を生み出す。

 今回のケースでは、この攻撃がイランに十分な衝撃を与え、指導部、核施設、防空システム、弾道ミサイルを標的とした、国土全体にわたる縦深攻撃を実施した」。

 CSISは、再度、「ライジング・ライオン作戦」は、第2次世界大戦中に英国の特殊作戦執行部(SOE)と米国の作戦支援部隊(OSS)が行った、戦術モデルの復刻版だと強調しています。

 「第2次世界大戦中、英国の特殊作戦執行部(SOE)と米国の作戦支援部隊(OSS)は、破壊工作、特殊偵察、そして襲撃(第2次世界大戦中は『非紳士的な戦争』と評された)の先駆者となり、それらをより大規模な通常戦に統合した。

 これらの機関の任務は、通常戦力が空、陸、海を問わず、決定的な地点で攻撃できるよう、奥深くの標的を弱体化させることであった。

 イスラエルの『ライジング・ライオン』は、このモデルを復活させ、ジェドバラ部隊(ノルマンディー上陸作戦の2年前からフランスのレジスタンス活動を支援していた、連合軍の多国籍特殊部隊)とイギリス空軍の爆撃機に代えて、事前に配置されたドローンと第5世代攻撃装置を導入している」。

 以上のCSISの報告は6月13日付、つまり奇襲攻撃当日です。事前に情報を持っていなければ、このような分析ができるはずはありません。

 と同時に、他のシンクタンクを一刻も早く出し抜いてやりたい、というスクープ合戦ならぬ、レポート合戦をしている山っ気も、大いに顔をのぞかせています。CSISの論調は、第2次世界大戦の際の米英の特殊作戦が、ウクライナの「蜘蛛の巣作戦」とイスラエルの「ライジング・ライオン作戦」のヒントになった、我々はこの3つの作戦の共通性を知っている、と自慢気です。

 これらのアイディアを提供したのは米英であり、現代において、ウクライナとイスラエルでの作戦が成功したことは、今後の戦略方針を決める、とまで言っています。ウクライナとイスラエルでの作戦は、次世代型戦争の実証実験であり、同様の作戦が、おそらくは東アジアの対中国戦でも使われるのではないか、ということを予感させます。

 7月17日の『日刊IWJガイド』で取り上げたギルバート・ドクトロウ博士の指摘の通り(その1を参照)、ウクライナ軍の「蜘蛛の巣作戦」の作戦立案と準備に、米英が深く関わっていたことがうかがえます。

※Ungentlemanly Robots: Israel’s Operation Rising Lion and the New Way of War(CSIS、2025年6月13日)
https://www.csis.org/analysis/ungentlemanly-robots-israels-operation-rising-lion-and-new-way-war

 ジェフリー・サックス教授は、6月13日、ナポリターノ判事のYouTube番組『自由を裁く』に登壇し、「ライジング・ライオン作戦」と「蜘蛛の巣作戦」の類似性を指摘し、CIAに支援されたモサドとウクライナのSBU(保安庁)の共同作戦が進んでいるのではないか、それは第3次世界大戦への道だ、と警鐘を鳴らしました。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

■【IWJ号外】日本に対して25%以上の「相互関税」を一方的に通知してきた米トランプ政権に対し、IWJは、日本経済に与える影響と対策、日米関係への影響などについて、与野党10党にアンケートを実施! 締め切り期日後に回答のあった参政党の公式見解をお届けしました。

 IWJは参議院選挙にあたり、トランプ政権による「相互関税」について、自民党、公明党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、日本共産党、社会民主党、参政党、日本保守党の、与野党10政党に、アンケートを送付しました。

 当初の締め切りは14日月曜日午前中でしたが、その時点で届いていたのは、れいわ新選組、国民民主党、立憲民主党、日本共産党、日本維新の会の5党だけでしたので、電話連絡をして督促するなどして、2日、待ちました。結果、届いたのは社民党でした。

 自民党は、一般用のファックス番号に送ったため、担当者に届いておらず、15日に質問状を送り直したところ、16日の朝に回答がありました。

※【IWJ号外】米トランプ政権が日本に対して一方的に通知してきた25%以上の「相互関税」が日本経済に与える影響と対策、日米関係への影響などについて、IWJは、与野党10党にアンケートを実施! 締め切りを2日延ばして待った上で、回答のあった、れいわ新選組、国民民主党、立憲民主党、日本共産党、日本維新の会、社民党、自民党の公式見解を発表します! 2025.7.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528412

 7月19日、参政党から回答が届きましたので、昨日20日、参政党の公式見解を追加で【IWJ号外】としてお届けしました。

 ぜひ、御覧ください。

※【IWJ号外】米国が日本に25%の関税! IWJは、日本経済への影響と対策などについて、与野党10党にアンケート! 遅れて回答のあった参政党の公式見解を発表します!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528437

― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 YouTubeへの高評価とチャンネル登録も、よろしくお願いします。10万人登録まであと少しです!

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250721

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式X(旧ツイッター)アカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff