日刊IWJガイド・非会員版「銃撃を受けたスロバキア首相ロベルト・フィツォ氏は依然として重体! 容疑者が『ウクライナ万歳!』と叫ぶ動画が公開される!」2024.5.18号~No.4230


┏━━【目次】━━━━
■銃撃を受けたスロバキア首相ロベルト・フィツォ氏は、一命を取り留めたとみられるものの、依然として重体! 銃撃の容疑者が「ウクライナ万歳!」、「裏切り者!」、「フィツォはもうたくさんだ!」と叫ぶ動画を公開! スロバキアのエストク内相は、「ウクライナへの軍事支援を停止したことに対する反発」した政治的暗殺行為だと明言し、スロバキアは「内戦の瀬戸際にある」と警告! IWJは、『RT』によるフィツォ首相発言集を全文仮訳!「いかなる国も主権を理由に罰されるべきではない」「(ウクライナ紛争は)2014年に、ウクライナのナチスとファシストが、ドンバスとルガンスクでロシア国民を殺害し始めたときに始まった」!

■「IWJしか報じていない情報」が、日々、増えてきています! しかしIWJへのご寄付・カンパは、昨年11月から今年4月までの6ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 7月末の期末まであと3ヶ月! 全期間を通じて目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が高くなります! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJが期末までに赤字を解消し、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。4月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■16日、ダウ工業株30種平均が一時、史上初の4万ドルの大台に! バイデン米大統領は「米国の年金口座にとって素晴らしいニュース」「米経済への自信の表れ」と手放しの喜びよう! しかし、本当に米経済は強いのか!? 米経済の2大リスクは「米政府債務残高の膨張と高金利による利払い負担の増加による米国債への影響」、「低所得層のクレジットカード債務の延滞率上昇」! バイデン政権の積極財政で、米政府債務残高はますます膨張、2028年には利払が第3位の支払い項目に! 個人消費は堅調とされるものの、クレジットカードの支払いを延滞する債務者が増加!

■ガザとヨルダン川西岸では毎日虐殺が起きている! この虐殺をイスラエルの子供たちが歌にして歌っている! それをイスラエルの公共放送「Kan」が拡散! 第2のナクバ(パレスチナ人を虐殺し、大規模に追放して土地を奪ったジェノサイド作戦)を起こした張本人のネタニヤフ首相は「人道的大惨事は起きていない」と狂気の開き直り!
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■銃撃を受けたスロバキア首相ロベルト・フィツォ氏は、一命を取り留めたとみられるものの、依然として重体! 銃撃の容疑者が「ウクライナ万歳!」、「裏切り者!」、「フィツォはもうたくさんだ!」と叫ぶ動画を公開! スロバキアのエストク内相は、「ウクライナへの軍事支援を停止したことに対する反発」した政治的暗殺行為だと明言し、スロバキアは「内戦の瀬戸際にある」と警告! IWJは、『RT』によるフィツォ首相発言集を全文仮訳!「いかなる国も主権を理由に罰されるべきではない」「(ウクライナ紛争は)2014年に、ウクライナのナチスとファシストが、ドンバスとルガンスクでロシア国民を殺害し始めたときに始まった」!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 15日に、スロバキア中部の都市ハンドロバで銃撃されたロベルト・フィツォ首相は、命の危機を脱したという報道がある一方、まだ深刻な容体にあり、病院で治療が続いているという報道もあります。

 15日付『RT』は、スロバキアのメディア報道を引用し、手術は成功し、フィツォ首相の容体は安定し、医師らと意思疎通が図れるようになった、と報じました。

※‘No country should be punished for its sovereignty’ – Fico in quotes(RT、2024年5月15日)
https://www.rt.com/news/597672-fico-slovak-pm-quotes/

 銃撃事件の動機について、『ロイター』は15日に、スロバキアのシュタージ・エストク内相は「この暗殺(現時点では未遂)は政治的な動機によるもので、犯人は大統領選後間もなく(犯行を)決断した」と述べた、と報じ、政治的な不満から暗殺におよんだとする見方がスロバキア国内では強いことを示しました。

※スロバキア首相銃撃で負傷、生命の危機脱する 「政治的動機」と内相(ロイター、2024年5月15日)
https://jp.reuters.com/world/europe/6ST6T763BJM2TMD2QV5FDC6R2Q-2024-05-15/

 17日付『スプートニク日本』によると、エストク内相は、「ウクライナへの軍事支援を停止したことに対する反発などが原因」だと述べています。

※スロバキア首相銃撃事件、容疑者の男はウクライナ支持者=内相(スプートニク日本、2024年5月17日)
https://sputniknews.jp/20240517/–18426573.html

 『スプートニク日本』は、『X』に、銃撃事件を起こしたユライ・ツィントゥラ容疑者(71)は、「左派の立場から政府を批判」し、「ウクライナ支持のキャンペーンに参加」していたことが確認されている、と投稿しました。

 「事件を起こしたユライ・ツィントゥラ容疑者(71)は小説家で、左派の立場から政府を批判していた。ウクライナ支持のキャンペーンに参加しているのがこれまでにも確認されている。動画は4月24日にスロバキアで撮影されたもの。活動家らは『ウクライナ万歳!』、『裏切り者!』、『フィツォはもうたくさんだ!』と叫んでいる」。

※スロバキア首相銃撃事件、容疑者の男はウクライナ支持者=内相(Sputnik 日本@sputnik_jp、午前9:24 ・2024年5月17日)
https://twitter.com/sputnik_jp/status/1791263512947511533

 16日付『RT』によると、エストク内相は、スロバキアは政治的な緊張が高まっており、「内戦の瀬戸際にある」と警告しました。

 ロバート・カリナク副首相は、フィツォ首相が緊急搬送されたバンスカー・ビストリツァ市の病院の外に集まった記者団に対し、「一部の集団が、自分たちが気に入らない国民の一部の意志を受け入れることができないのは、彼らがこれまで、取り組んできた活動の帰結だ」と語っています。

 フィツォ首相は、Euよりも自国優先主義者で、EU懐疑論者とされます。フィツォ首相は、スメル(SD)党を率いて、昨年9月の議会選挙で、与党であった親EUの進歩スロバキア(PS)党を下し、政権を掌握しました。フィツォ政権は、それまでの親EU政策を切り替え、ウクライナへの軍事支援を停止しました。

 SNSでは、選挙に敗れた進歩スロバキア党の支持者らが、フィツォ政権への非難を激化させていました。16日付『RT』によると、これらの動きに対して、先月、フィツォ首相は、「スロバキア人の一部は、気に入らない政治勢力の支持者を『誤った盲目の国民』であり、隣人として恥じている」と指摘し、暗殺の危険性を警戒していました。

フィツォ首相「このフラストレーションが非常に激しくなり、主要な政府高官の殺害につながる可能性があると予想しています」。

※Slovakia faces ‘civil war’ – interior minister(RT、2024年5月16日)
https://www.rt.com/news/597722-slovakia-tensions-civil-war/

 上記15日付『RT』は、「いかなる国も主権を理由に罰されるべきではない」と題して、フィツォ首相の過去の発言をまとめています。以下に仮訳を添付します。

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 『RT』によるフィツォ首相発言集

・ロシアとウクライナの紛争について

 「私は声を大にして言います。これからも、そうするつもりです。ウクライナ戦争は、昨日や昨年始まったものではありません。それは2014年に、ウクライナのナチスとファシストが、ドンバスとルガンスクでロシア国民を殺害し始めたときに始まったのです」。

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■「IWJしか報じていない情報」が、日々、増えてきています! しかしIWJへのご寄付・カンパは、昨年11月から今年4月までの6ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 7月末の期末まであと3ヶ月! 全期間を通じて目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が高くなります! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJが期末までに赤字を解消し、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 4月のご寄付・カンパは、122件、395万7500円でした。これは、月間目標達成率の99%です!

 惜しいことに、あと1%、4万2500円あれば、4月は月間目標額を達成できていました! でも、これまでの未達の月には、目標額の半分以下の月もありましたし、これはほぼ達成したといってもいい金額です。

 ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 しかし、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から4月まで、6ヶ月連続で目標金額に到達しなかった、という重い事実は残ります。この6ヶ月間の不足額の合計は、976万6289円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です!

 IWJは収支を合わせるべく、徹底的に支出を減らす努力を、今も続けています! オフィスを移して、スモール化することも模索中です! そうやって支出を減らしても、収入が減り、赤字が積み上がっていけば、活動が続けられなくなります!

 もし、7月の期末まで、これ以上目標に達しない月があれば、年の半分が未達確定となってしまい、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう可能性が出てきました。

 第14期の期末である7月末まで、5月を含めてあと3ヶ月です! ぜひとも、期末までの間に、不足分の972万6289円の赤字分をなくし、少なくとも収支をトントンにさせてください!

 第13期は、2000万円を超える赤字でした。この時は、私、岩上安身が、老後の蓄えを崩してピンチを切り抜けました。しかし、2年連続大幅な赤字となると、私、岩上安身個人にも、もうこれ以上、投じる私財はありません!

 以前にも書きましたが、私には、進行性の難病の線維筋痛症で、ほぼ寝たきりに近い娘がいます。

 賃貸のアパートで療養している彼女のために終の住処を、これから用意してあげなければなりませんし、生活費を出せる小さな物件も用意しておかないと、死ぬに死ねません。

 「ジャーナリズムバカ一代」として、すべてをなくすまで赤字経営を続けて、破産とともに「前のめりに死ぬ」などということは、自分の中の「人の親」という「情」が許さず、赤字が手に負えなくなるほど膨らむ、その一歩手前で、倒産の前に、誰にも迷惑をかけないよう、自らの手でIWJをたたみ、娘のために何かしら残せるようにするつもりです。

 もともとは健康に生まれ育ち、国立看護大学校を出て、看護師としてはつらつと働き、自活もしていた娘が、20代で発病し、働くこともできなくなり、年々病状が悪化して、ついには障害手帳をもつに至ってしまいました。そんな難病になってしまったことについて、彼女には、何の罪も落ち度もありません。

 ですので、私は、残念ながらIWJとともに心中することはできません。倒産する一歩手前で、未払いの給与や売掛、債務がないように始末して会社を自分の手で解散しますし、人様に迷惑のかかるような最後にはしない、と覚悟を定めています。

 ただ、余力ある限り、自らのジャーナリストとしての使命・天命から逃げ出すようなことはいたしません!

 世界と日本が未曾有の危機に直面しており、既存ジャーナリズムが機能しない現状だからこそ、最後の一歩手前まで、真実を伝える、ジャーナリズムの本道を貫き通します!

 皆さまのご支援のある限り、全力で前進を続けます!

 5月は、5月1日から13日までの13日間で、30件、128万2400円のご寄付・カンパをいただいています。これは、5月の月間目標額の32%にあたります。ご支援くださった皆さま、ありがとうございます!

 今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を、期末の7月末までに削ってしまい、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 また、ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 また、4月30日に発行した【IWJ号外】にも、ぜひご注目ください! 米国の既存ジャーナリズムの惨状が、クリス・ヘッジズ氏らによって、報告されています。これは日本のジャーナリズムの惨状と重なります。ヘッジズ氏らも、市民に直接支えられる独立メディア形式へと移行しています。そうでなければ、現代では、真実の情報をお届けすることができないのです。

※【IWJ号外】クリス・ヘッジズが、「米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が失職」と米国の既存ジャーナリズムの惨状を報告! 唯一の光明は独立メディア! 2024.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522859

 IWJもまた、市民に支えられる独立メディアとして、2010年12月にスタートして、13年5ヶ月となります。設立してからわずか3ヶ月後に、東日本大震災に見舞われることになるとは、夢にも思いませんでした。

 最初は、ライブ・ストリーミングのサービスがユーストリーム・アジアという会社によって、初めて日本で可能になったばかりのタイミングでしたが、この新技術をめいっぱい活かして、東電会見を24時間連日中継したり、被災現場へ行って中継を行ったり、大臣会見などの中継・実況を先駆的に行いました。

 他に同様のライブ・ストリーミングを、多チャンネルで同時平行で行うネットメディア等は存在せず、IWJは「パイオニア」的な存在であったと自負しています。

 しかし、ご存知の通り、ライブ・ストリーミングはその後、ツイキャスその他で、スマホで手軽に行えるようになり、今日では、あらゆるSNSでライブや動画配信が可能となっています。メディアの技術進化のスピードは、凄まじいのひと言です。

 こうした技術進化の結果、現在では動画やライブ配信コンテンツがあふれかえるようになり、IWJだけがライブ・ストリーミングを行なっているわけではなくなりました。

 ですが、その間もテキストメディアとしてのIWJを時間をかけて充実させてきており、岩上安身によるインタビューも、1154回を数えるまで、回を重ねております。

 ジャーナリズムとしての「本道」を決して忘れず、重点となるテーマが変わり、情報伝達の手段や機器は変わっても、お伝えしている報道・論評のコンテンツは、むしろ充実していっているとすら、自負しています!!

※シリーズ: 岩上安身インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwakami-interview

 また、特に昨今は、日米欧の「先進国」グループ内の情報だけでなく、これも急激な変化を見せている国際情勢に迫り、特に、成長著しい、グローバル・マジョリティにまで視野を広げて、翻訳のスピードと量を上げ、激動する国際情勢を先取りしてお伝えし続けてきました。

 その理由のひとつには、ウクライナ紛争やコロナ問題など、権力からの圧力がかかってのことか、既存のテレビ・新聞など、記者クラブメディアの報道が、硬直した「官報」化し、西側諸国全体が「大本営発表」をたれ流すような「異常な事態」が「日常」化してしまったためでもあります。

 「IWJしか報じていない情報」が、いまだにあります。それどころか、「米国の利益のための『代理戦争』を待望する勢力」によって、自立した報道への権力からのコントロールが強まり、「IWJしか報じていない情報」は、技術的進化とは反対に、逆に増えつつあるのが現実なのです!

 IWJは、どれだけ孤立しようとも、その孤立は一時的なものであり、隠されたり、ごまかされたり、歪められたりしたプロパガンダは、のちに必ずほころぶ、と確信しています。現に、この2年あまり猛威をふるってきたウクライナ紛争についてのデマだらけにプロパガンダも、IWJは一貫して、そのプロパガンダの嘘をめくり続けてきましたし、当時、わからなかったことでも、今になって新たなエビデンスが明らかになって、よりクリアな「画素数」の「真実」に迫れるようになりつつあります。

 たとえば、10年前の2014年5月に起きた「オデッサの惨劇」について、事件発生当時、IWJでは事件自体の事実を報じていました。

※【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】オデッサの「惨劇」、緊迫続くウクライナ東部 米国はウクライナを「戦場」にするのか(IWJウィークリー48号より)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138337

 今年の5月8日付けのこの日刊IWJガイドでお伝えしたように、この「オデッサの惨劇」に、当時のトゥルチノフ大統領代行や、アヴァコフ内務大臣、ナリヴァイチェンコ保安庁長官、パルビー国家安全保障・国防会議長官らが関与していたことを、ウクライナの元野党政治家メドヴェドチュク氏が証言しました。10年が経過して、重大な、真実に迫る証言が出てきたのです!

※スクープ! ロシア系住民48人がネオナチに虐殺された「オデッサの惨劇」から10年が経過! ウクライナの元野党政治家メドヴェドチュク氏が、当時のトゥルチノフ大統領代行、アヴァコフ内務大臣、ナリヴァイチェンコ保安庁長官、パルビー国家安全保障・国防会議長官らの関与を証言! 現場で作戦を指揮した手下のパリツィアは、その功績で直後にオデッサ州知事に任命された! 2014年のクーデター以降、この10年間、ウクライナ政府とネオナチが犯してきた、ロシア系住民への虐殺の一端が明るみに! 日本の新聞・テレビを含む西側メディアが徹底的に封印してきた ロシア系住民へのジェノサイドの真実が今、暴かれる!
(日刊IWJガイド、2024年5月8日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240508#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53477#idx-4

 記者クラブメディアで、事件当時、この「オデッサの虐殺」の真実を報じたものは、ほとんどありません。

 その後も、ウクライナ軍とネオナチによる、東部のロシア系住民への武力攻撃に対しても、既存メディアは、まるで何もなかったかのように、ほとんど真実を報じていません。

 8年経ってからロシア軍がしびれを切らして、ついに介入を決めた2022年2月以降も、ウクライナ政府やネオナチが、国内の少数民族であるロシア系住民への差別・迫害・殺戮といったジェノサイドについては、日本政府と日本のメディア、日本の知識人の多くは、だんまりを決め込んでおり、もう10年以上経ちます。

 こうした「沈黙」自体が、消極的な犯罪です。

 さらにネオナチそのものであるアゾフを、「我々はネオナチではない」「我々は愛国者である」と当のアゾフ司令官に言わせる、プロパガンダそのもののインタビューをたれ流すテレビ局もあらわれました。これは「沈黙」以上の、報道の力を用いた積極的な犯罪です。

※【IWJ速報4月24日】ロシア「『ロ軍が化学、生物、核兵器を使用』と、米国政府が挑発を準備」と発表! TBS『報道特集』はアゾフ司令官の胸の「ナチス親衛隊のマーク」にぼかしを入れ、アゾフ連隊を「ナチスでない」と紹介! 2022.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505063

※テレ朝「アゾフ連隊」司令官インタビューは「アゾフはネオナチでない」との誤った放送! 岩上安身が批判ツイート連投!「ネオナチではないと。では、この司令官の胸のマークは何だ?」そこにはナチスの紋章が! 2022.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506221

 我々IWJは、こうした「犯罪」的なプロパガンダに決して加担せず、乗せられもせず、安きに流れることなく、真実を報じ続ける、茨の道を、今後も歩き続けます。

 どうか、そうしたIWJの独立性、独自性をご評価いただき、今後も活動が続けられますよう、応援をお願いしたいと存じます。

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。4月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 4月は30日間で、122件、395万7500円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方50名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただいてきました。本日も新たに、おひとりのお名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、X(旧ツイッター)、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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田中一郎 様

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 インフレによる生活が厳しい折、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


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◆中継番組表◆

**2024.5.18 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.5.19 Sun.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.5.20 Mon.**

調整中

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■16日、ダウ工業株30種平均が一時、史上初の4万ドルの大台に! バイデン米大統領は「米国の年金口座にとって素晴らしいニュース」「米経済への自信の表れ」と手放しの喜びよう! しかし、本当に米経済は強いのか!? 米経済の2大リスクは「米政府債務残高の膨張と高金利による利払い負担の増加による米国債への影響」、「低所得層のクレジットカード債務の延滞率上昇」! バイデン政権の積極財政で、米政府債務残高はますます膨張、2028年には利払が第3位の支払い項目に! 個人消費は堅調とされるものの、クレジットカードの支払いを延滞する債務者が増加!

 『日本経済新聞』は、16日、同日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均が一時、史上初の4万ドルの大台に載せた、と報じました。

 ダウ平均は一時、前日比143ドル高の4万0051ドルまで上昇しました。

 インフレが鈍化したことで、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げに転じるとの期待感が高まっていること、米経済が急減速を回避して、「軟着陸」を実現するとの期待感から買いが広がった、とのことです。

 バイデン米大統領は16日、ダウ平均が一時4万ドルを突破したことを受け「米国の年金口座にとって素晴らしいニュースであり、米経済への自信の表れでもある」と、『X』に投稿しました。

 「これは、米国人の年金にとって朗報であり、また米国経済に対する自信の表れでもある。私は、ミドルアウト(中間所得層の再興)とボトムアップ(低所得層を支援して中間層に押し上げる)から経済を構築している」。

※President Biden@POTUS(午前0:41・2024年5月17日)
https://twitter.com/POTUS/status/1791131869838291208

 午後には、高値での利益確定売りが優勢になり、終値は3日ぶりに反落したとはいえ、2015年の1.7万ドルから上下はあっても、2024年1月に4万ドルが見えてきたところまで、一直線にダウ平均は上昇しています。

※NYダウ、一時初の4万ドル 米景気への楽観論強まる(日本経済新聞、2024年5月16日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN22CMQ0S4A320C2000000/

 17日付『みんかぶ』は、「市場は楽観的で上値追いの展開を続けている。米株価指数は最高値を更新していることから、上げ一服感も出ているが、下押す気配はまったくない」と分析しました。

※ダウ平均が一時4万ドル乗せ 楽観的な雰囲気が続く ウォルマート上昇=米国株前半(みんかぶ、2024年5月17日)
https://us.minkabu.jp/news/77377

 ただし、米株式市場の好調が、そのまま米国経済の強さを表しているかどうか、それはまだ不透明です。

 8日付『日本経済新聞』は、個人消費は堅調で労働市場は底堅いが、高金利環境の長期化が住宅需要を再び冷やし、製造業やサービス業の景況感は「不況」水準に入っている、インフレ圧力はなかなか弱まらないなど、「(米国の)経済指標は強弱が混在」している、と指摘しました。

 インフレ率は、FRBが目指す2%よりも、まだ高い水準にあります。1~3月期の米個人消費支出(PCE)物価指数は前期比年率の伸びが3.4%でした。

※米経済は本当に強いのか 消費堅調、雇用は過熱和らぐ(日本経済新聞、2024年5月8日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN062XD0W4A500C2000000/

 15日付『ジェトロ』によると、米国労働省が5月15日に発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇(前月3.5%)、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同3.6%上昇(前月3.8%)と、上昇率はいずれもわずかに鈍化しました。

 FRBのジェローム・パウエル議長は「順調な道のりになるとは期待していなかったが、(第1四半期のインフレ率は)誰もが予想していたよりも高かった。このことは、我々が忍耐強く、引き締め的な金融政策がその役割を果たすのを待つ必要があることを物語っている」と述べています。

※4月の米消費者物価指数、総合、コアとも上昇率が鈍化(ジェトロ、2024年5月15日)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/05/aac5186a74295343.html

 FRBは金融引き締めでインフレを抑制しつつ、軟着陸を図りたいところですが、手綱の締め方をひとつ間違えば、インフレは高止まりし、景気が冷え込んで、スタグフレーションに陥るリスクもまだあります。

 17日付『日本経済新聞』は、「米景気は『減速しても大崩れしない』というのが大方の市場参加者の見立て」だとしながら、今後のリスク要素を上げています。

 ひとつは、「米政府債務残高の膨張と高金利による利払い負担の増加、海外投資家の需要減による米国債(市場)の動向」、もうひとつは「低所得層のクレジットカード債務の延滞率上昇」です。

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■ガザとヨルダン川西岸では毎日虐殺が起きている! この虐殺をイスラエルの子供たちが歌にして歌っている! それをイスラエルの公共放送「Kan」が拡散! 第2のナクバ(パレスチナ人を虐殺し、大規模に追放して土地を奪ったジェノサイド作戦)を起こした張本人のネタニヤフ首相は「人道的大惨事は起きていない」と狂気の開き直り!

 パレスチナのメディア『タイムズ・オブ・ガザ』が、ガザへの残酷な攻撃の具体的エピソードを、映像とともに、報じています。

 イスラエル軍の攻撃はガザ地区、その南部のラファばかりではありません。

 ヨルダン川西岸に対しても行っています。

 ラファからエジプトへの避難が続く17日も、『タイムズ・オブ・ガザ』は、パレスチナ人の殺害を報じ続けています。

 「ヨルダン川西岸 トゥルカレム東部のバラ出身の23歳のカリーム・レイエク・アミールが、イスラエル占領軍の襲撃で死亡した」。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の17日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1791407220959183325

 『タイムズ・オブ・ガザ』は、ガザの子供たちを狙うイスラエル軍の被害に遭った子供たちの血だらけの映像も報じています。

 「目をそらすな|イスラエルによる占領は、ガザの子どもたちの家を狙い続けている」。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の17日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1791241583272083785

 イエメンのジャーナリスト、ターレブ・バスリーブ氏は、17日、Xへのポストで、次のように映像とともに、パレスチナ民間人へのイスラエル軍の狙撃を報じています。

 「シオニストの狙撃兵は、路上でただ歩き回ったり、負傷者を助けたりしている非武装のパレスチナ民間人を冷酷に銃撃している。

 ナチスがワルシャワ・ゲットーでやったように、犯罪的なシオニストは楽しみのためにパレスチナの民間人を射殺している。

 忘れないで、許さないで」。

※ターレブ・バスリーブ氏の17日のXへのポスト
https://x.com/taleb_b72/status/1791195033086853442

 さらに、17日、ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプ上空でイスラエル軍の空爆が行われ、新たな大虐殺が発生したと、『タイムズ・オブ・ガザ』は、映像とともに、報じています。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の17日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1791125960886018495

 2023年10月7日のイスラエル軍の侵攻開始後222日目(5月17日)の24時間だけで、イスラエル占領軍による虐殺が4件、殺害が39人、負傷が64名と『タイムズ・オブ・ガザ』は、炭になった幼児の写真とともに報じています。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の17日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1791079670680629263

 また、16日のXへのポストでは、『タイムズ・オブ・ガザ』は、「ニュース イスラエル軍による空爆の標的となった複数の負傷した子どもたちが、ハン・ユーニスの欧州病院に到着」と報じ、病院の医師たちが、死亡した子供と治療する子供を選別している動画をつけています。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の16日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1791059705332212211

 『タイムズ・オブ・ガザ』の5月8日のポストでは、イスラエル軍の戦車がラファ東部の避難民のテントに発砲している様子を動画で報じています。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の8日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1788149733518721191

 さらに、8日には、ラファの住宅ビルにイスラエル軍が砲撃する写真をXにポストしています。

※『タイムズ・オブ・ガザ』の8日のXへのポスト
https://x.com/Timesofgaza/status/1788140550253605372

 『タイムズ・オブ・ガザ』のXのタイムラインを17日の一日たどっただけでも、犠牲になったパレスチナの子供たちの動画がほとんどです。

 ところが、驚いたことに、イスラエルの子供たちがガザの全滅を願って歌うビデオが、2023年11月19日にSNSにアップされ、それから削除されていました。

 2023年11月20日付『ザ・ニュー・アラブ』は、このビデオを次のように報じています。

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