日刊IWJガイド・非会員版「防衛省とファナックが驚きの回答! ファナック社は『過去5年一度もない』と回答! 防衛省は『要請した事実はない』と回答!」2024.3.14号~No.4174


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~パレスチナ人に対してジェノサイドを行っているイスラエルに対し、国際司法裁判所の判断にもとづき、日本は武器輸出をやめたはず! しかし、防衛省と産業用ロボットメーカー、ファナック社が驚きの回答! ファナック社は「イスラエルの軍需企業に対して産業用ロボットを販売、保守点検サービスを提供したことは、過去5年一度もない」と回答! 防衛省は「防衛省が要請したという事実はございません」と回答!

■IWJへのご寄付・カンパの11月の達成率は41%、12月は68%、1月は48%、2月は60%と、4ヶ月連続で目標額に達していません! この4ヶ月間の不足額は合計734万6300円になります。今月は、3月11日までの11日間で、38万4511円、10%にとどまります! あと20日間で、目標額の90%、361万5489円が必要です! このまま赤字が続くと今期で、IWJは立ち行かなくなります! 今月3月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。1月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! 11月5日の大統領選は、バイデン氏とトランプ氏の再度の一騎打ちにほぼ決定!「トランプ氏はウクライナ紛争にビタ一文出さないと語った」と、訪米しトランプ氏と会談したヴィクトル・オルバン・ハンガリー首相が証言!】米大統領選が、ウクライナ紛争の行方を左右する可能性大に! トランプ氏は欧州各国が防衛費増を渋れば、NATOからの離脱も示唆!(『朝日新聞』2024年3月13日ほか)

■【第2弾! 米国製「世界最強戦車」エイブラムの破壊に続き、米国がウクライナに供与した多連装ロケット・ランチャー・システム「ハイマース」が立て続けに破壊される!? 】(ロシア国防省12日、ほか)

■<IWJ取材報告 1>「原発事故の避難生活で疲れ切った女性が『もう逃げるの、疲れました。私はお墓に避難します』と自ら命を絶ったことを、原発を推進した人たちは、どう思うのですか?」~3・11脱原発・経産省前大集会~「能登半島地震と志賀原発」の報告などを中心に

■<IWJ取材報告 2>「イスラエルへの制裁を行う考えはあるか?」IWJ記者の質問に「民間人の犠牲者数がますます増加しており、現地の人道状況は極めて厳しい。当事者に対し直ちに人道的観点から行動することを求めていく」と上川大臣~3.12上川陽子 外務大臣 定例記者会見
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■はじめに~パレスチナ人に対してジェノサイドを行っているイスラエルに対し、国際司法裁判所の判断にもとづき、日本は武器輸出をやめたはず! しかし、防衛省と産業用ロボットメーカー、ファナック社が驚きの回答! ファナック社は「イスラエルの軍需企業に対して産業用ロボットを販売、保守点検サービスを提供したことは、過去5年一度もない」と回答! 防衛省は「防衛省が要請したという事実はございません」と回答!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 パレスチナ人に対するジェノサイドを行っているイスラエルに対して、国際司法裁判所の判断にもとづき、日本企業との商取引を追及するシリーズの第2弾です。

 第1弾では、伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライと、イスラエルの軍需企業エルビット・システムズ社が結んでいた協力覚書を追及しました。

※【伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライが、イスラエルの軍需企業エルビット・システムズ社と結んでいた協力覚書を2月一杯を目途に終了と発表! なんと、伊藤忠アビエーションは、日本の防衛省の要請でエルビット・システムズ社と協力覚書を結んでいた! IWJは、伊藤忠アビエーション、日本エヤークラフトサプライに直撃電話取材!】(『東京新聞』、2024年2月9日ほか)(日刊IWJガイド、2024年3月12日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240312#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53294#idx-7

 第2弾では、日本企業ファナック社と防衛省に直撃メール取材しました。

 ファナック社は、「死の商人」とも呼ばれる兵器メーカーに、直接、兵器製造のための産業用ロボットを販売していると目され、日本企業の中でも、イスラエルのジェノサイドに対して、もっとも罪が重いと考えられる企業の一つです。

 BDS Japan Bulletinは、ファナック社が、イスラエルなどの軍需企業に対して産業用ロボットを販売、保守点検サービスを提供しているとして、その中止を呼び掛ける署名キャンペーンをウェブ上で展開しています。

 3月13日現在、目標とする1万5000筆のうち、1万1781筆が集まっています。

※ファナックはイスラエルの“死の商人”に武器製造ロボットを売るな! #StopFANUCNow(BDS Japan Bulletin、2024年3月13日閲覧)
https://x.gd/MWrjS

 BDS Japan Bulletinは、イスラエルの軍需企業、エルビット・システムズやベット・シェメシュ・エンジンズ(BSEL)の工場などで使用されているファナック社製の産業用ロボットの動画や、ヘブライ語によるエルビット・システムズの求人情報にファナック製品の知識と経験があることが望ましいと記載されている文書などを提示しています。

 以下から、IWJがファナック社に送った質問と、ファナック社の驚きの回答全文になります。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■IWJへのご寄付・カンパの11月の達成率は41%、12月は68%、1月は48%、2月は60%と、4ヶ月連続で目標額に達していません! この4ヶ月間の不足額は合計734万6300円になります。今月は、3月11日までの11日間で、38万4511円、10%にとどまります! あと20日間で、目標額の90%、361万5489円が必要です! このまま赤字が続くと今期で、IWJは立ち行かなくなります! 今月3月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJへのご寄付・カンパは、11月は162万1900円で41%、12月は271万8500円で68%、1月は192万5400円で48%、2月は238万7900円で60%と、4ヶ月連続で目標金額に到達していません。

 不足額の合計は、734万6300円に達しています。これは非常に厳しい状況です!

 また、今月3月は、3月1日から11日までの11日間で、34件、38万4511円のご寄付をいただきました。これは、月間目標額の10%に相当します。言い換えれば、月間目標額に達するには、あと、20日間で、90%、361万5489円が不足しています!

 今月もこれまでと同じく赤字となると、今期でIWJは立ち行かなくなります! 今年3月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、積み重なっている赤字を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!
 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。

 第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。また、現在、事務所の規模などをダウンサイズすべく、物件探しをしたりしているところです。

 以下、会員の方のメッセージに答えて、物件探しについて述べています。もし、ご協力いただければ、情報等お寄せください。

 「日常の支出カットは、できることはほぼほぼやったので、あとは、スペースを縮小することですが、資料となる書籍などが、私が長年溜めてきたものを含めて大量にあるので、それをどうにかしないと、より小さいスペースへの移動ができません。

 かなり、処分もしたのですが、知的財産というものは、我々にとっては、『製品』を生み出すための『仕入れ材料』のようなものです。どうしても、不可欠です。

 ひとつ考えているのは、今は全国的に空き家物件が増えていると言われているので、首都圏の外れにでも、そうした格安物件を見つけて、開架式の図書館状態にして、本の多くを移せないだろうか、ということです。

 安全なところに、ハードでバックアップデータを残して、早めに都心から疎開させておく必要性も感じています。

 探しているのは、地震や水に強い地盤の良い台地の物件。都心から最も遠くても、車で2時間くらいまで。

 本の出し入れは、車を使うので、人気のある駅近くの物件である必要はなく、むしろ駅から遠いため、不人気ゆえに価格が安く、きちんとスペースのある空き家、もしくはビルの空室があれば、と思っています。

 そうすれば、今すぐ必要な資料、書籍だけ手元に置いておかばいいので、スペースを省けて、都心で今よりも狭いオフィスでも、稼働可能だと思います。

 どなたか、良い物件に心当たりがある方、ぜひ、情報をお寄せください」。

※「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!(日刊IWJガイド、2024.2.12号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240212#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53200#idx-3

 今期は、できれば赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、あるいは再開したいという方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。1月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 1月は31日間で、154件、192万5400円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方152名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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オオガ キヌエ 様
松永 保行 様
M.K. 様
K.K. 様
マツモト ヤスアキ 様
K.A. 様
M.T. 様
徳山 匡 様
藤田 利光 様
K.T. 様
T.H. 様
S.H. 様
藤林弘資 様
岡本栄治 様
井出 隆太 様
T.I. 様
柳瀬要 様
北村ひとみ 様
y.H. 様
日笠修宏 様

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 皆さま、インフレによる物価高の情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2024.3.14 Thu.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.3.15 Fri.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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「情報戦」の時代をどう生き抜くか? メディア報道危機を検証!【第1部】勃発から2年が経過! ウクライナ紛争をめぐる「半ポスト真実」を見極める!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1147回 ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522005

福島原発事故の後、裁判官たちも、原発容認の判断を真剣に見直そうとした! しかし!~3.8 院内集会「司法の独立を問う!原発事故後、最高裁判所で何が起きていたのか?」―登壇:安原幸彦弁護士、海渡雄一弁護士
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522050

たんぽぽ舎・山崎久隆氏「誰もこの原発を『どうすることができるのか』『どうするつもりなのか』を語らない。『コンセンサス』という言葉はこの国には存在しない。独裁国家と同じ!!」~3.11事故から13年~追悼と東電抗議「第126回東電本店合同抗議」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522091

「原発事故の避難生活で疲れ切った女性が『もう逃げるの、疲れました。私はお墓に避難します』と自ら命を絶ったことを、原発を推進した人たちは、どう思うのですか?」~3・11脱原発・経産省前大集会~「能登半島地震と志賀原発」の報告などを中心に
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522087

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! 11月5日の大統領選は、バイデン氏とトランプ氏の再度の一騎打ちにほぼ決定!「トランプ氏はウクライナ紛争にビタ一文出さないと語った」と、訪米しトランプ氏と会談したヴィクトル・オルバン・ハンガリー首相が証言!】米大統領選が、ウクライナ紛争の行方を左右する可能性大に! トランプ氏は欧州各国が防衛費増を渋れば、NATOからの離脱も示唆!(『朝日新聞』2024年3月13日ほか)

 11月5日に行われる米大統領選で、民主党のバイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(77)が、12日、政党から候補者指名を受けるのに必要な代議員数を確保しました。

※バイデン氏とトランプ氏、党の指名獲得を確実に 代議員の過半数確保(朝日新聞、2024年3月13日)
https://www.asahi.com/articles/ASS3F4PXSS3FUHBI01K.html

 トランプ氏とバイデン氏は、今夏に各党が開く全国大会で指名を受け、11月5日の大統領選挙に臨むことになります。

 他方で、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相が、8日、訪米したものの、バイデン大統領には会わずに、フロリダ州にあるトランプ氏の私邸マール・ア・ラーゴで、トランプ氏と会談を行ったことが注目を集めています。

※トランプ氏再選なら「ウクライナに一銭も出さない」とハンガリー首相 米支援停止で戦争終結と (BBC、2024年3月12日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cp4lzjx4w48o

 この会談の内容について、オルバン首相が、10日、ハンガリー・メディアのインタビューに応じ、「トランプ氏はウクライナ紛争にビタ一文出さないと語った」と話しています。

 このニュースは、12日付『BBC』や11日付『スプートニク日本』なども、報じています。

 『スプートニク日本』は、11日にXへのポストでオルバン首相が、次のように語ったと報じています。

 「米国が資金援助をやめれば、欧州は自力でこの紛争に資金援助し続けることはできない。トランプ氏はもし自分が政権に戻れば、一銭も渡さないと言った。そうすれば紛争は終わる」

※『スプートニク日本』の11日のXへのポスト
https://x.com/sputnik_jp/status/1767058300711887166

 12日付『BBC』は、オルバン首相の同じ発言を次のように伝えています。

 「オルバン首相は、『(トランプ氏は)ウクライナとロシアの戦争には一銭も出さないだろう。だからこの戦争は終わる』と述べた」。

※トランプ氏再選なら「ウクライナに一銭も出さない」とハンガリー首相 米支援停止で戦争終結と(BBC、2024年3月12日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cp4lzjx4w48o

★このトランプ氏の発言に、ウクライナのゼレンスキー大統領が早速反応しています。

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■【第2弾! 米国製「世界最強戦車」エイブラムの破壊に続き、米国がウクライナに供与した多連装ロケット・ランチャー・システム「ハイマース」が立て続けに破壊される!? 】(ロシア国防省12日、ほか)

 3月12日、ロシア国防省は「特別軍事作戦の進捗状況に関するロシア連邦国防省のまとめ(2024年3月12日現在)」で、米国製「ハイマース(HIMARS)」多連装ロケット・ランチャー・システムを破壊した、と発表しました。

 「ハイマース」は、車両に搭載された多連装ロケットランチャーで、少なくとも70キロメートルの射程で300mmミサイルを発射することができ、高い機動性と精度がその特色です。

 米国はロシア軍がウクライナに侵攻して以来、これまでウクライナに39基の「ハイマース」を供与していますが、ウクライナ紛争の前半では、非常に大きな戦果をあげてきた、とされていました。

 「ロシア連邦軍グループの作戦・戦術航空、無人航空機、ミサイル部隊、大砲が、ウクライナ軍第43機械化旅団の弾薬倉庫、米国製ハイマース多連装ロケット・ランチャー・システムの発射装置を破壊した。さらに、132の地域で敵の人員と軍事装備が集中攻撃された」。

※ロシア国防省(Telegram、3月12日20:13)
https://t.me/mod_russia/36532

 ロシア国防省は12日、「別の米国製ハイマース多連装ロケットランチャーが撃破される映像」として、ハイマースが破壊される動画を公開しました。

 ドローンから撮影されたと思われる11秒の映像には、畑の防風林の陰に隠れる「ハイマース」らしき車両が爆破される様子が写し出されています。

 ロシア国防省は、具体的にどこでどのように「ハイマース」が狙われたのかは明らかにしていません。

※ロシア国防省(Telegram、3月12日20時30分)
https://t.me/mod_russia/36533

 『ヒンドゥスタン・タイムズ』は13日付で、ロシア国防省が12日に公開した「ハイマース」破壊のビデオは、破壊の確証がないとする観測者と、よくできたレプリカではないかといった疑問も提示されているが、ロシアが最初の「ハイマース」を破壊したことはすでに確認されている(3月5日)、と報じました。

※Putin’s Troops Flaunt ‘Destroying’ 2nd U.S-Made HIMARS In 4 Days; Ukraine Faltering On Front Lines?(Hindustan Times、2024年3月13日)
https://www.youtube.com/watch?v=HT7yu8sBxCY

 ロシア国防省は3月4日にも、「特別軍事作戦の進捗状況に関するロシア連邦国防省のまとめ(2024年3月4日現在)」で、以下のように発表しています。

 「(ヘルソン方面)敵の損害は、軍人85人、車両3台、HIMARS多連装ロケットランチャー2基、米国製M777大砲システム、グヴォズジーカ自走砲1基であった」。

 4日にハイマース2基が破壊されたとする、ロシア国防省の発表に対する検証はありません。

※ロシア国防省(Telegram、3月4日20時42分)
https://t.me/mod_russia/36274

 翌日5日には、ヘルソンではなく、東部ドネツク州のニカノリフカ村で「ハイマース」が破壊された、という情報あり、こちらは動画付きであったこともあり、西側メディアも検証を行なっています。

 ロシア国防省の3月5日の「特別軍事作戦の進捗状況に関するロシア連邦国防省のまとめ(2024年3月4日現在)」には、「ハイマース」の破壊は記録されていません。

※ロシア国防省(Telegram、3月5日21時24分)
https://t.me/mod_russia/36308

 『ニューズウィーク』は6日、「ロシアの情報筋によって流され、オープンソースの諜報アカウントによって共有された映像」として、ウクライナ東部で「ハイマース」が破壊される44秒の動画を掲載しました。

 「ロシア情報筋」によると、現在の最前線から西へ50~65kほど離れたニカノリフカ村近くで、「ハイマース」は破壊されました。

※Video Shows First Confirmed Destruction of HIMARS MLRS in Ukraine(Newsweek、2024年3月6日)
https://www.newsweek.com/ukraine-first-confirmed-himars-destruction-russia-1876319

 『NEXTA TV』は、6日、同じ動画を『X』に投稿しました。

 「ハイマースMLRSの破壊が初めて記録された。この映像はクレムリンのメディアによって公開された。これは、全戦争期間で初めて、ハイマースの撃破が視覚的に確認された事実である。この戦闘システムは、これまで戦場で名誉ある結果を示し、占領軍を破壊し続けている」。

※NEXTA@nexta_tv(午前2:19・2024年3月6日)
https://twitter.com/nexta_tv/status/1765064542386847903

 8日付『RT』は、この動画から、「ハイマース」は、ロシアのトルネードSシステムが発射した誘導ミサイルによって攻撃された可能性が高い、と分析しています。

※Abrams and HIMARS kills, Russia’s push west from Avdeevka: this week’s Ukraine conflict updates (VIDEOS)
https://www.rt.com/russia/593930-ukrainian-conflict-key-events/

 6日付で、『デイリー・メール』は、この動画を『YouTube』で公開し、「ハイマース」は、イスカンデル・ミサイルと思われるロシアのロケット弾に撃たれて炎上しており、「ウクライナによるデコイ(おとり)ではないことがわかる」として、破壊されたハイマースは本物だと分析しました。

※First HIMARS system is confirmed destroyed in Ukraine after being hit by Russian missile(Daily Mail、2024年3月6日)
https://www.youtube.com/watch?v=T2rU5osz50c

 また、2月中旬には「ハイマース」が2基、修理のために米国に送り返された、という情報もありました。

 『ユーラジアン』は2月13日、SNS上に公開されたビデオや写真を分析し、軽度な損傷を被った「ハイマース」が2基、修理のため米国に「An-124 ルスラン」輸送機で、米国のペンシルバニア州ハリスバーグ空港へ返送された、と報じました。

 『ユーラジアン』によると、1基は「右側後部に小さな亀裂」、もう1基は「左タイヤ、キャビン後部、PSU、HULIUパネルに地雷による損傷」が、当国された写真から確認されました。

※1st Confirmed Loss Of HIMARS ― US ‘Flies Back’ 2 Damaged High Mobility Artillery Rocket Systems For Repairs(The EurAsian、2023年2月13日)
https://www.eurasiantimes.com/1st-confirmed-loss-of-himars-us-flies-back-damage/#google_vignette

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■<IWJ取材報告 1>「原発事故の避難生活で疲れ切った女性が『もう逃げるの、疲れました。私はお墓に避難します』と自ら命を絶ったことを、原発を推進した人たちは、どう思うのですか?」~3・11脱原発・経産省前大集会~「能登半島地震と志賀原発」の報告などを中心に

 東日本大震災と福島原発事故では、「災害関連死」を含む死者と行方不明者があわせて2万2222人、避難者は2024年2月1日時点でさえ、2万6277人に上ります。

※東日本大震災と福島第一原発事故から13年 追悼の一日(NHK、2024年3月12日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240311/k10014385221000.html

※「データで見る震災・原発事故」 避難者数(NHK、2024年3月12日)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240312/6050025560.html

 大震災から13年目の2024年3月11日、経産省本館前で毎日座り込みを続けてきた「経産省前テントひろば」が、「3・11脱原発・経産省前大集会」を開催しました。

※3・11脱原発・経産省前大集会 「能登半島地震と志賀原発」の報告を中心に(人民新聞)
https://jimmin.com/events/event/3%E3%83%BB11%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%BB%E7%B5%8C%E7%94%A3%E7%9C%81%E5%89%8D%E5%A4%A7%E9%9B%86%E4%BC%9A-%E3%80%8C%E8%83%BD%E7%99%BB%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%A8%E5%BF%97/

 集会には、作家の落合恵子氏、河合弘之弁護士、福島瑞穂社民党党首、菅直人元総理をはじめ、福島や能登半島など各地で原発反対の運動を続ける人々、学者や弁護士、経産省前テントひろばの座り込み参加者など多数が、登壇あるいはメッセージを寄せて、思いを語りました。

 落合恵子氏は、原発事故発生時以来の様々な見聞を振り返り、被災者の思いを紹介しました。

 落合氏は、「次々に避難をする生活の中で、疲れ切った女性が『もう逃げるの、疲れました。私はお墓に避難します』と書いて、自ら命を絶ったことを、原発を推進した人たちは、どう思うのですか?」と、経産省に向かって問いかけました。

 その上で、「体験は体験だから意義があるのではなく、体験から何を引き出し、体験から自分が何を引き受けたかこそ大切だ。私も引き受けた。そのことを大事にしませんか」と訴えました。

 河合弘之弁護士は、「ウクライナへのロシアの侵攻で、一番注目すべきは、ザポリージャ原発の攻撃と占拠だ。原発を攻撃されたら抵抗できない」と述べ、「国防上の最大の弱点は原発ということだが、日本の原子力村や経産省が導き出した結論は、ロシア制裁でエネルギーが値上がりしたので、電力料金を下げるために、原発再稼働が必要だという、馬鹿げた火事場泥棒的な理屈だ」と批判しました。

 さらに、「イスラエルのパレスチナ攻撃から学ぶべきは、イスラエルは核兵器を持っているが、原発は持っていない。なぜなら、仮想敵国のアラブ諸国に至近距離で囲まれ、原発がロケット弾やテロで破壊されたら国が亡びるとわかっているから」だと述べ、「日本の軍事上の安全から考えたら、原発は持てないことを学ぶべきだ」と指摘しました。

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「原発事故の避難生活で疲れ切った女性が『もう逃げるの、疲れました。私はお墓に避難します』と自ら命を絶ったことを、原発を推進した人たちは、どう思うのですか?」~3・11脱原発・経産省前大集会~「能登半島地震と志賀原発」の報告などを中心に
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522087

■<IWJ取材報告 2>「イスラエルへの制裁を行う考えはあるか?」IWJ記者の質問に「民間人の犠牲者数がますます増加しており、現地の人道状況は極めて厳しい。当事者に対し直ちに人道的観点から行動することを求めていく」と上川大臣~3.12上川陽子 外務大臣 定例記者会見

 2024年3月12日、午後6時頃より、東京都千代田区の外務省にて、上川陽子 外務大臣の定例記者会見が開催されました。

 冒頭、上川大臣より、2件の報告事項がありました。

 上川大臣「本日の閣議におきまして、『2023年版開発協力白書』の公表(※)につきまして発言をいたしました。

 外務省は毎年、開発協力の実績や、また課題別・地域別の政策をまとめた開発協力白書、これを公表しております。

 今回の白書では、開発協力大綱の改定やG7広島サミットにおける開発分野での議論や成果等を取り上げつつ、日本の開発協力の実績や、課題別・地域別の政策等につきまして、ご紹介をしております。(中略)

※2023年版開発協力白書の公表(外務省 報道発表 2024.3.12)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00479.html

 2点目でありますが、キプロス海上人道回廊への参加についてであります。

 目下、ガザ地区における危機的な人道状況の改善が最優先課題でありまして、日本といたしましても、新たに実施を決定いたしました世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UNICEF)等の国際機関を通じました3200万ドル(約47億2758万円)の緊急無償資金協力を含めまして、これまで様々な形で人道支援を行ってきたところでございます。

 こうした中におきまして、人道支援物資のガザ地区への安定的な搬入、これが大きな課題となっておりますが、その改善策の一つとして、キプロス、米国及びUAE等が中心となりまして、海上輸送により、人道支援物資を搬入する取組が進められております。

 我が国として、この取組を、ガザ地区への人道支援の搬入量拡大に貢献するものとして歓迎をし、支持します。また、我が国としても、本件取組に貢献すべく、いかなる具体的な協力が可能か、積極的に検討していく考えを国際関係国に伝達しているところであります。

 引き続き、関係国等と緊密に連携をしながら、ガザの人道状況の改善に取り組んでまいります」。

 大臣からの報告に続いて、各社記者と上川大臣の質疑応答となりました。

 IWJ記者は、イスラエル・パレスチナ情勢について、以下のとおり質問をしました。

IWJ記者「ラマダンが始まりましたが、ガザ地区への爆撃は激化しています。昨日、餓死者が25人に達したとの報道がありました。これは、『人工飢餓』『飢餓ジェノサイド』だという批判もあります。

 日本政府として、ジェノサイドに与しないという姿勢を明確にし、UNRWAへの資金拠出再開、駐イスラエル大使の召還、日本・イスラエル投資協定の凍結などの制裁を行う考えはおありでしょうか。よろしくお願いします」。

 これに対し、上川大臣は次のように回答をしました。

上川大臣「我が国といたしましては、このすべての行動、これは、国際法にもとづきまして行わなければならないと、国際人道法を含む国際法の遵守、これを求めてきている状況でございます。

 事実関係、これを十分に把握することは困難である中、イスラエル軍の行動について、法的評価も含めまして、評価をすることは差し控えているところでございますが、民間人の犠牲者数が、ますます増加していること、そして、現地の人道状況は、極めて厳しい状況にあると認識しております。

 こうした中、当事者によります、一層の説明が求められるような状況になっていることは確かであると考えております。

 日本といたしましては、引き続き、人道支援活動が可能な環境をしっかりと確保すること、そして、人質の解放につながるような『人道的停戦』が速やかに実現をし、そして、持続可能な停戦が実現することを期待し、当事者に対しましては、直ちに人道的観点から行動すること、これについては、求めてまいりたいと考えております」。

 上川大臣の冒頭発言、及び、各社記者の質疑内容など、会見の詳細については、全編動画にてご確認ください。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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