日刊IWJガイド・非会員版「大規模な震災への備えという点でエリアの自衛隊の大規模駐屯基地の有無を踏まえる必要がある!!」2024.1.20号~No.4128


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~大規模な震災への備えという点でエリアの自衛隊の大規模駐屯基地の有無を踏まえる必要がある!

■IWJへの緊急支援をお願いいたします! 1月は19日までに、76件、81万400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の20%であり、1月の残り13日間で80%が必要です!! 岩上安身もインフルエンザに倒れ、1週間あまり経って、ようやく平熱に戻りました。スタッフへ感染させる恐れがまだあり、しばらくは在宅勤務を続けます。新年早々ピンチに見舞われましたが、IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきます! そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 1月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>岩上安身は1月22日(月)、ウクライナ紛争の背景について、元高知大学准教授、元朝日新聞モスクワ特派員でロシア・ウクライナ研究の第一人者の塩原俊彦氏に録画収録でインタビューを行います! また、2月2日(金)には、早稲田大学文学学術院の岡真理教授へ、現在ガザで起きているイスラエルによるジェノサイドの歴史的背景について、録画収録でインタビューを行います! さらに2月7日(水)には、東京経済大学の早尾貴紀教授に、イスラエルによるガザでのジェノサイドについて、第2弾のインタビューを予定しています!

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 共産党委員長に田村智子氏! 23年ぶりの委員長交代、志位氏は議長へ!】(『日経新聞』、2024年1月18日ほか)

■南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に提出した、イスラエルによるパレスチナ人に対するジェノサイドを告発し、裁判の開始を求めた申請書の仮訳に挑戦します! 大変重要な内容を含むものですが、84ページの英語原文をIWJスタッフだけではとても訳しきれません! どうぞ、翻訳ボランティアをしてもいいという方、ご応募ください! 翻訳の監修は中東問題の専門家にチェックしていただく必要があり、費用もかかります、ぜひこの翻訳プロジェクトを資金面でもご支援をお願いいたします!
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■はじめに~大規模な震災への備えという点でエリアの自衛隊の大規模駐屯基地の有無を踏まえる必要がある!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 能登半島地震に対して、岸田文雄政権は、自衛隊1000人の初動態勢で臨みました。この点について、「東日本大震災が初動8200人態勢だったことに比較して少なすぎる」という批判的意見が各方面から出ています。

 今回の能登半島地震では、志賀原発のモニタリングポストの18局(全116局)で欠測がありました。

 稼働中の原発からの放射能漏れがあった場合、汚染のエリアと方向性が判断できず、被災者が、放射能の被曝を避ける方向へ避難することができなかったり、救助に駆けつける自衛隊の活動をも、著しく制限してしまいます。

 危険な任務を負う自衛隊員だったら、被曝してもいい、ということにはなりません。

 原発が存在するエリアでの地震災害は、最低限、モニタリングポストが、大規模な地震の後も、正常に機能することが、自衛隊の活動の上でも、地域住民の安全な避難の上でも、非常に重要です。

 また、能登半島地震において、3つの災害の特徴が専門家から指摘されています。

 第一に、土砂災害との複合災害であること、第二に、陸路が寸断されていること、第三に、孤立集落が存在することです。

 こうしたことは、事前に、十分に予測できたことです。

 自衛隊、行政、民間が、あらかじめ、地域や地形、交通状況、季節の特色などを念頭に置いて、災害が起きた場合、どう対処するか、など、垣根を超えて、事前にシミュレーションをしていくことは、非常に重要です。

 IWJは、こうした問題について、自衛隊(統合幕僚幹部報道室)と原子力規制庁、内閣府に直撃取材しました。

IWJ記者「能登半島地震に対して、岸田文雄政権は、自衛隊1000人の初動態勢で臨みました」。

自衛隊「1万人態勢ですね」。

IWJ記者「1000人と報道されているようですが」。

自衛隊「最初から1万です。

 JTF(統合任務部隊(Joint Task Force))だとか、そのあたりの態勢は、最初から1万人態勢だと言っていますよ。

 現場に入った人数は、別途あるんだと思いますけれど」。

IWJ記者「現場に入った数が、1000人ということでしょうか」。

自衛隊「それはありえますね。人数が逐次変わっているということはありますね」。

IWJ記者「東日本大震災のときの初動の8400人と比べて、少ないのではないかという意見もあります。

 どのような形で、動いて欲しいと、国や自治体から要請されるのが、自分たちの実力を発揮できて、国民の救助や安全をよりよく守れるとお考えですか」。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

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■IWJへの緊急支援をお願いいたします! 1月は19日までに、76件、81万400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の20%であり、1月の残り13日間で80%が必要です!! 岩上安身もインフルエンザに倒れ、1週間あまり経って、ようやく平熱に戻りました。スタッフへ感染させる恐れがまだあり、しばらくは在宅勤務を続けます。新年早々ピンチに見舞われましたが、IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきます! そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 1月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 12月は192件、271万8500円のご寄付をいただきました。ありがとうございます!

 これは、毎月の活動費の月間目標額400万円の68%です。残念ながら、12月はあと32%、128万1500円、目標額に届きませんでした。

 11月、12月と、2ヶ月連続で目標金額に到達していません。この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません!

 年が改まったこの1月は、1月1日から19日までの間に、76件、81万400円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました!

 この金額はしかし、月間目標額400万円の20%であり、あと13日間で80%が必要です!!

 今年こそ、この1月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 IWJは、さらに松の内が明けて早々、ピンチに見舞われていました。

 岩上安身は1月8日に喉の痛みや悪寒、発熱などの症状があらわれ、9日に病院でインフルエンザと診断されました。8日以降も発熱が続き、自宅で療養しながら、毎日のこの日刊IWJガイドへの赤入れや、スタッフへの指示を続けてきました。

 インフルエンザ発症から1週間以上経って、ようやく16日、平熱に戻りました。とはいえ、喉や鼻の症状、咳、など、風邪のような症状がすべて消えたわけではありません。

 また、インフルエンザは、解熱しても、周囲に感染させる恐れがあるので、数日、在宅にて業務を行う予定です。フル活動の開始は、今週末か来週になりそうです。

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は合計で2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.1.20 Sat**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・京都】19:00~「『当意即妙 ― 芸術文化の抵抗戦略』トークイベント ―登壇:久保田徹氏(映像作家)、北角裕樹氏(ジャーナリスト)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「居原田遥氏」、「京都芸術センター」主催のトークイベントを中継します。これまでIWJが報じてきたクーデター関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/coup-detat

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◆中継番組表◆

**2024.1.21 Sun**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.1.22 Mon**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】19:00~「たんぽぽ舎『電磁波の何が問題か』―登壇:大久保貞利氏(電磁波問題市民研究会事務局長)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「たんぽぽ舎」主催の講座を中継します。これまでIWJが報じてきた健康被害関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%81%a5%e5%ba%b7%e8%a2%ab%e5%ae%b3

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■<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>岩上安身は1月22日(月)、ウクライナ紛争の背景について、元高知大学准教授、元朝日新聞モスクワ特派員でロシア・ウクライナ研究の第一人者の塩原俊彦氏に録画収録でインタビューを行います! また、2月2日(金)には、早稲田大学文学学術院の岡真理教授へ、現在ガザで起きているイスラエルによるジェノサイドの歴史的背景について、録画収録でインタビューを行います! さらに2月7日(水)には、東京経済大学の早尾貴紀教授に、イスラエルによるガザでのジェノサイドについて、第2弾のインタビューを予定しています!

 岩上安身によるインタビューが、続々と決定しています。

 岩上安身は1月22日(月)、元高知大学准教授で、元朝日新聞モスクワ特派員でウクライナ研究の第一人者の塩原俊彦氏に、ウクライナ紛争について、録画収録でインタビューを行います。

 塩原氏は、昨年12月2日に行われた講演で、ウクライナ紛争の背景として、第2次大戦終了時のヤルタ会談でのソ連領土の決定に言及。また、大戦中にはウクライナ西部リヴィウ出身のウクライナ民族解放運動の指導者ステパーン・バンデーラが、ウクライナ独立運動のために、ナチスドイツと協力していたことも説明するなど、日本の大手メディアが一切報じない歴史的事実にまで踏み込んで、語っています。

※現在のウクライナ戦争も2014年のウクライナ危機も、核心は第2次大戦後のヤルタ会談での米ソによる領土決定だった!~12.2 平和のための学習会 塩原俊彦さんが語る「ウクライナ戦争をどうみるか」2023.12.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520118

 また、2月2日(金)には、早稲田大学文学学術院の岡真理教授へ、現在ガザで起きているイスラエルによるジェノサイドの歴史的背景についてのインタビューを、録画収録で行います。

 岡教授は、昨年12月22日に新著『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)を緊急出版したばかりです。

 この『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』は、「ガザで何が、なぜ起きているのか」といった歴史的文脈とポイントを、平易に解説した著書です。この本は、IWJが昨年10月20日に中継した、京都での岡教授の緊急学習会をもとに書かれたとのことで、IWJの映像の一部も使われ、クレジットも入っています。

※「『地上戦が起きたら』じゃない!『暴力の連鎖』でも『憎しみの連鎖』でもない!今起きてることが既に(イスラエルによる)ジェノサイドだ」~10.20「緊急学習会 ガザとはなにか」―登壇:岡真理 早稲田大学文学学術院教授 2023.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519239

※ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義(大和書房)
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10040675.html

 さらに、2月7日(水)には、イスラエルによるガザでのジェノサイドについて、東京経済大学の早尾貴紀教授にインタビューを行います。

 このインタビューは、昨年11月13日に行われたインタビューの続編です。

※イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

 早尾教授は、パレスチナ・イスラエル問題や社会思想史がご専門で、『希望のディアスポラー―移民・難民をめぐる政治史』(春秋社、2020年)『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年)などのご著書があり、イスラエルの歴史家イラン・パペ著『イスラエルの民族浄化』(法政大学出版局、2017年)や、ホロコーストサバイバー2世の在米ユダヤ人政治経済学者サラ・ロイ著『ホロコーストからガザへー―パレスチナの政治経済学』(青土社、2009年)などを共訳されています。

 このサラ・ロイ著『ホロコーストからガザへー―パレスチナの政治経済学』は、前述の岡教授と、ジャーナリストの小田切拓氏との共訳です。

 早尾教授には、南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に、イスラエルによるガザでのジェノサイドを告発した裁判のことなどを中心に、お話をうかがう予定です。

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 共産党委員長に田村智子氏! 23年ぶりの委員長交代、志位氏は議長へ!】(『日経新聞』、2024年1月18日ほか)

 日本共産党は18日、静岡県熱海市で開いた党大会で、新委員長に田村智子政策委員長を選出しました。

※共産党委員長に田村智子氏 23年ぶり交代、志位氏は議長(日経新聞、2024年1月18日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1694K0W4A110C2000000/

 2000年11月に志位和夫氏が就任して以来、23年ぶりの新委員長となります。

 また、女性の委員長就任は初めてとなります。

 田村氏は、早大卒で、2016年から党副委員長、2020年から党政策委員長に就任しています。参院当選3回(比例)。長野県出身の58歳です。安倍政権の「桜を見る会」問題の追及で活躍しました。

 18日付『朝日新聞』は、志位和夫氏の今後を次のように伝えています。

 「志位氏は、06年に不破哲三前議長(93)が退任して以降、空席だった議長に就任。形式上は党内最上位で、主に理論分野や外交面を担当するとみられる。党の最高指導機関である常任幹部会メンバーにとどまり、新体制でも影響力を残すとみられる」。

※共産党の新委員長に田村智子氏、23年ぶり交代 志位氏は議長に就任(朝日新聞、2024年1月18日)
https://digital.asahi.com/articles/ASS1L4RS0S1LUTFK00H.html

 さらに、小池晃氏について、同日付『朝日新聞』は、こう報じています。

 「書記局長は小池晃参院議員(63)が留任。田村氏後任の政策委員長には山添拓参院議員(39)を起用した。党の議長や委員長を務め、『党の理論的支柱』とされた不破氏が、党の指導部である中央委員会のメンバーから外れることも決まった」。

★志位和夫氏の委員長在任期間23年は、初代の宮本顕治氏の12年、2、4代目の不破氏の計16年と比較すると、飛びぬけて長かったことがわかります。

 この田村氏の共産党委員長就任を海外メディアでいち早く取り上げたのが、インド系米国人の実業家、ガーバクシュ・チャハル(Gurbaksh Chahal)氏が創設した独立系のニュースネットワーク『BNN』です。

 18日付『BNN』は、「田村智子:日本共産党を率いる初の女性」という記事を配信しました。

※Tomoko Tamura: The First Woman to Helm the Japanese Communist Party(BNN、2024年1月18日)
https://bnnbreaking.com/politics/tomoko-tamura-the-first-woman-to-helm-the-japanese-communist-party/

 18日付『BNN』は次のように詳しく報じています。

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■南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に提出した、イスラエルによるパレスチナ人に対するジェノサイドを告発し、裁判の開始を求めた申請書の仮訳に挑戦します! 大変重要な内容を含むものですが、84ページの英語原文をIWJスタッフだけではとても訳しきれません! どうぞ、翻訳ボランティアをしてもいいという方、ご応募ください! 翻訳の監修は中東問題の専門家にチェックしていただく必要があり、費用もかかります、ぜひこの翻訳プロジェクトを資金面でもご支援をお願いいたします!

 BRICSの一角を成す南アフリカが、昨年2023年12月29日、国際司法裁判所(ICJ)に、イスラエルによるパレスチナ人に対するジェノサイドを告発し、裁判の開始を求めた申請書を提出しました。

 南アフリカの申請を受け、国際司法裁判所(ICJ)は1月11日、12日と2日間にわたって審議を行いました。

 11日には、南アフリカ側の弁護士たちによる、イスラエルがジェノサイドを行っているという指摘、12日には、イスラエル側の弁護士による反論が行われました。その様子は、16日のIWJ号外でもお伝えしました。

※【IWJ号外】元『ニューヨーク・タイムズ』記者クリス・ヘッジズ氏、南アフリカがICJに提訴したイスラエルによるジェノサイドの審理を詳報!「正義を要求し、バイデンの責任を問わねばならない」と訴え! 2024.1.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521043

 裁判には数年かかると見られていますが、仮にイスラエルのジェノサイドがICJで認められれば、第2次大戦後の、米国が主導してきた国際政治の構造を転換するターニングポイントになります。

 英国の「3枚舌」外交によって導かれたイスラエル・パレスチナ問題で、米国はイスラエルがどれほど暴力的な「入植」活動を行い、パレスチナ人を虐殺し、追放する民族浄化を行なっても、常にイスラエルを擁護してきました。

 昨年12月8日、国連事務総長が半世紀ぶりに国連憲章第99条を発動し、安全保障理事会に対し人道的な停戦を求めるよう要請したことで、緊急の国連安保理が開催されました。しかし、米国は拒否権を発動し、停戦を阻止したことは記憶に新しい事件です。

※はじめに~52年ぶりに国連事務総長が国連憲章第99条を発動した、国連安保理のガザでの人道的即時停戦を要求する決議案に対し、米国が拒否権を発動し、否決!「パレスチナ人全体と地域の平和と安全に取り返しのつかない影響を与える」とのグテーレス事務総長の懸念に、米国は「無条件停戦はハマスを残し危険」だとイスラエル擁護! 採決では日本も賛成に回り、世界で孤立する米国とイスラエル! 国際社会が「制裁」すべきは、この2ヶ国!(日刊IWJガイド、2023年12月12日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231212#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53019#idx-1

 安保理15ヶ国のうち、停戦に反対したのは米国だけでした。日本を含む13ヶ国が停戦を支持し、英国は棄権しました。完全に米国とイスラエルが孤立した瞬間でした。

 米国がこれまでに国連安保理で行使した拒否権は83回、そのほとんどはイスラエルを批判・非難する決議に対するものでした。

 ジョン・ミアシャイマー・シカゴ大学名誉教授は、1月5日、南アフリカによる申請書を「真に重要な文書」として、そのポイントを紹介しました。このミアシャイマー教授の論文は、『IWJ号外』で15日にご紹介しました。

※【IWJ号外】ミアシャイマー教授、南アフリカが国際司法裁判所に提出したイスラエルのパレスチナ人に対するジェノサイドを告発する申請書を「真に重要な文書」として解題! 2024.1.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521023

 ミアシャイマー教授は、「イスラエルが行っているジェノサイドに関するすべての事実を1ヶ所に集め、イスラエルによるジェノサイドについて、包括的かつ徹底的に裏付けされた記述を提供している点」が非常に重要だと指摘し、この申請書が米国に与える影響について、次のように言及しています。

 「第2に、南アフリカの申請書は、イスラエルに焦点を当てているとはいえ、米国、特にバイデン大統領とその主な副官達に対して、大きな影響を与える。

 なぜか? バイデン政権がイスラエルのジェノサイドに加担していることは疑いようがないからだ。これもまた、ジェノサイド条約によれば、処罰の対象となる行為だからである。(中略)

 バイデンの名前――そして米国の名前――は、教科書に載るであろう、ジェノサイド未遂事件と永久に結びつけられることになるだろう。(中略)

 この事件が、国際司法裁判所(ICJ)でどのように決着するかによらず――そして私は、米国とイスラエルが公正な裁判を避けるためにとるであろう策略を十分に承知しているが――、将来的には、イスラエルは、まさしくジェノサイドの『正典』のひとつとなる事件の主犯として、広く認知されることになるだろう」。

 上記の16日の『IWJ号外』でご紹介した、元『ニューヨークタイムズ』記者のクリス・ヘッジズ氏は、この申請書の内容は「容易には反論しがたい」と、以下のように述べています。

 「南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に提出した、イスラエルをジェノサイド(大量虐殺)で告発する84ページに及ぶ詳細な準備書面は、容易には反論しがたいものだ。

 イスラエルによる無差別殺戮キャンペーン、住宅、病院、浄水場などのインフラの徹底的な破壊、そして飢餓を武器として使用することに加え、政治的・軍事的指導者たちがガザを破壊し、230万人のパレスチナ人を民族浄化しようとする、虐殺のレトリックが示されている。

 こうした要素は、イスラエルをジェノサイド(大量虐殺)で訴える強力な根拠となる」。

 南アフリカの申請書は英文で84ページと膨大ですが、IWJは、この歴史的文書となるであろう貴重な文書の全訳に挑戦していきたいと思います。

 しかしながら、IWJスタッフが通常業務を行いながら、この訳出を行うことは困難であり、翻訳ボランティアの方のお力を借りたいと思っています。「我こそは」という方、ぜひご応募ください。

 また、仮訳を中東の専門家に監修していただく必要もあり、その費用も必要です。どうか、資金面でもご支援をよろしくお願いします。

*翻訳ボランティアをしてくださる方は、メール件名に「南アフリカ申請書翻訳ボランティア応募」と題して、ぜひ、以下のIWJ代表メールにご応募ください。

<翻訳ボランティア応募>
IWJ事務所:office@iwj.co.jp
メール題名:南アフリカ申請書翻訳ボランティア応募
必須事項:氏名、電話番号

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240120

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、浜本信貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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公式X(旧ツイッター)アカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff