┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~11月は17日までに64件、79万5900円のご寄付をいただきました! これは毎月の活動費の月間目標額400万円の20%です。あと80%、320万4100円が残り12日で必要となります! 現在のペースですと、今月は赤字必至となります! また、累積した赤字の返済と、金融機関からの借入の返済のためには、実際には毎月613万円が必要です! どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
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┠■IWJ検証レポート!<極右・ネオナチ・白人至上主義>その起源と現在! 極右・ネオナチの本場ドイツはどこへ向かうのか!?(2)旧東ドイツ出身者の方が旧西ドイツ出身者より、極右的態度が約2倍から約3倍も強い! 低所得者は、極右的態度のすべての側面について、明らかに高い割合で同意している! その背景には、反ナチス教育の内容・教育方法・教育制度の違いと東西ドイツの格差が!
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┠■【中継番組表】
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┠■【本日のニュースの1撃!】
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┠■【第1弾! ウクライナ政府高官は西側からの資金援助の20%~36%を横領! 軍事支援だけで日本円にして約3兆円から5兆円!】世界トップの汚職大国ウクライナに、カネや武器を注ぎ込む愚かしさ! 敗色濃厚なウクライナに対して、いつまでこの愚行を続けるのか!? 元米国防副長官は「ゼレンスキーの成功は接待と窃盗の基盤の上に成り立っている」と痛烈批判!(『タス通信』2023年11月16日ほか)
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┠■<IWJ書店>東京経済大学・早尾貴紀教授の直筆サイン入り『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年3月)が新入荷しました! 会員限定で販売中です! 10冊と数に限りがありますので、お早めにお買い求めください! 早尾教授らが翻訳した、イラン・パペ著『イスラエルの民族浄化』は、1948年のイスラエル建国時に、パレスチナ人を大量殺戮し、脅迫し、追放し、広大な土地を奪い取った「ナクバ(大厄災)」と呼ばれる民族浄化をイスラエルは行い、今もガザやヨルダン川西岸で、その続きを実行中! この「ナクバ(大厄災)」の現実を初めて描いた同書も、早尾教授のサインを入れていただくべく準備中です!
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■はじめに~11月は17日までに64件、79万5900円のご寄付をいただきました! これは毎月の活動費の月間目標額400万円の20%です。あと80%、320万4100円が残り12日で必要となります! 現在のペースですと、今月は赤字必至となります! また、累積した赤字の返済と、金融機関からの借入の返済のためには、実際には毎月613万円が必要です! どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
おはようございます。IWJ編集部です!
11月も18日となりました。
11月は17日までに64件、79万5900円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます!
これは毎月の活動費の月間目標額400万円の20%です。あと80%、320万4100円が残り12日で必要となります。現在のペースですと、今月は赤字必至となってしまいます。
また、累積した赤字の返済と、金融機関からの借入の返済のためには、実際には毎月613万円が必要です!
どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
前期第13期は、目標額に到達した月が1回しかなく、平均して半分程度だったため、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、緊急でつなぎ融資を出し、その額2200万円となってしまいました。
今期は、その轍を踏まないように、ぜひ、皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月刊目標額400万円に届きますように、よろしくお願いいたします!
月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!
債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! 皆さま、本当にありがとうございます!
これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。
第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。
今期はもちろん、前期の第13期のうちから、支出を徹底的に削ってきました。今期第14期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。今年は、私からの借り入れ2200万円を返済しきろうとすると、2200万円÷12ヶ月=183.3万円となり、この183.3万円の返済額と、直接の運営のための月間目標額の400万円とを合計すると、毎月583.3万円が必要になります。
他方、金融機関からの借り入れ2500万円の毎月の返済額は約30万円ずつ7年間にわたることが決まっており、決して少額ではなく、毎月の返済負担は重いものとなります!
前述の通り、毎月、583.3万円が必要であり、それに毎月30万円の銀行への返済額を合計すると、約613万円が毎月、必ず必要となります。
そういうわけですので、月額400万円の目標額に到達して、ようやく、その月の活動費の収支がトントンということであり、累積した赤字を返済してゆくことは、それだけでは足りないということになります。特に金融機関への返済は待ったなしです!
どうか、613万円近くにまで達するよう、皆さまのご寄付・カンパによる応援、ご支援をよろしくお願いします!
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ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
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どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!
今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!
岩上安身拝
■IWJ検証レポート!<極右・ネオナチ・白人至上主義>その起源と現在! 極右・ネオナチの本場ドイツはどこへ向かうのか!?(2)旧東ドイツ出身者の方が旧西ドイツ出身者より、極右的態度が約2倍から約3倍も強い! 低所得者は、極右的態度のすべての側面について、明らかに高い割合で同意している! その背景には、反ナチス教育の内容・教育方法・教育制度の違いと東西ドイツの格差が!
前回の「IWJ検証レポート!<極右・ネオナチ・白人至上主義>その起源と現在! 極右・ネオナチの本場ドイツはどこへ向かうのか!?(1)」、第1回では、ドイツ人の政治意識に大きな変化が急激に生じていること、これまで、中道とされてきた人々が、民主主義的な価値観から離れ、極右の方向へ振れてきた現象について、フリードリッヒ・エーベルト財団がビーレフェルト大学に委託した調査『距離を置く中道』とともに、浮き彫りにしました。
※はじめに~IWJ検証レポート!<極右・ネオナチ・白人至上主義>その起源と現在! 極右・ネオナチの本場ドイツはどこへ向かうのか!?(1)一党独裁で「総統」が指導する国家を望む国民は、2014年では2%、2021年では倍増の4%、そして、今回調査で6%と約10年で3倍に!! ドイツの右翼過激主義の6つの特徴!「右翼独裁の支持」「民族排外主義」「国家社会主義の矮小化」「外国人嫌悪」「反ユダヤ主義」「社会ダーウィニズム」! これは日本の右翼過激主義とほとんど瓜二つ!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230930#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52790#idx-1
この9月30日にお伝えしたフリードリッヒ・エーベルト財団の政治意識調査(2022年―2023年)と現在が異なっているのは、10月7日に、ハマスの「アルアクサの洪水」作戦を口実にイスラエルが始めた「ダヒヤ・ドクトリン」(軍事目標と民間目標を区別するという国際法上の要件を無視・違反し、標的地域内のあらゆる敵を殲滅する)にもとづく、ガザ地区に対する「国家テロ」が起きていることです。
このイスラエルの「国家テロ」に対し、ドイツ国内は、「反ユダヤ主義の高まり」という形で敏感に感応しています。10月26日の時点で、反ユダヤ主義監視団体RIASによると、10月7日以降、反ユダヤ主義的事件が前年同期比で240%増加(3.4倍)したと報告されています。
※はじめに~10月7日のハマスの「アルアクサの洪水」作戦と、その後のイスラエルのガザでの武力行使以降、世界中で反ユダヤ主義の嵐が吹き荒れている! 米国では東海岸とカリフォルニア州、五大湖周辺に集中! デトロイトのダウンダウン・コミュニティーのシナゴーグ理事長の女性が刃物で複数回刺されて死亡! フランスでは、ベルサイユ宮殿や空港で、偽の爆破予告が相次ぐ! ただし、同時に反イスラム教の事件も各地で急増!(日刊IWJガイド、2023.10.27号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231027#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52883#idx-1
11月9日、シュルツ首相は、1938年のユダヤ人迫害事件「水晶の夜」事件から85年に当たり、10月に火炎瓶2本が投げ込まれたベルリンのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)での追悼式典で演説しました。
「水晶の夜」事件は、第2次世界大戦中にナチス・ドイツ(Nazi)によって欧州のユダヤ人が多数犠牲になったホロコーストの前兆となった事件です。
11日付『AFP』は、ショルツ首相が、演説の中で、「『これは1945年以来、数十年にわたって(ドイツが)約束してきた「二度と繰り返さない」という誓いを守ることにほかならない』と主張。
『二度と繰り返さない』とは、ナチスの残虐行為の記憶を生かし続け、『テロのプロパガンダ』を拒否し、そして国民と移民に対して等しく、多様性と尊重を要求・保証するドイツの『自由で民主的な秩序』を確実に重んじるようにさせることだと続けた。
さらに、ドイツが過去に犯した罪の重さを考えると、国内における反ユダヤ主義の高まりは『国辱』であり、『憤慨し、深く恥じている』と述べた」と報じています。
※「二度と繰り返さない」独首相、ユダヤ人保護表明(AFP、2023年11月11日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3490838
これは、現在のドイツ国家のイスラエル・パレスチナ関係に対する行動を左右する考え方です。即ち、ユダヤ人に対するドイツ人の過去の贖罪意識が優先する、という言葉です。目前のジェノサイドと民族浄化を止めることより、過去の罪にとらわれて、イスラエルの現在の蛮行への非難を慎重に控える、というのは、臆病さの現れでもあり、かつ、蛮行への加担でもあります。この臆病さは、理性のもたらすものではなく、「事なかれ」主義であり、現実の否認であり、知的怠惰でもあります。
そもそもドイツは、ユダヤ人に対してのみ罪があるのではなく、過去、パレスチナ人に対して重い罪があることを忘れてしまっているのではないか、と言わざるをえません。
それは、ナチス・ドイツとシオニストが、コインの裏表のような協力関係を1933年から持ち続け、1948年に建国されたイスラエル国家の「主要」な「国民」を、アシュケナージ(ドイツ語圏・東欧のユダヤ人)の強引なパレスチナへの入植という形で、ナチスとシオニストが共同して作り上げたという罪です。
IWJは、この協力関係を記念して、表にユダヤの五芒星、裏にナチスの鍵十字が刻まれた記念コイン(1933年、パレスチナで発行)が存在することをお伝えしています。
※【第1弾! ユダヤ人をホロコーストしたドイツが、パレスチナ人へのホロコーストを行っているイスラエルへの軍用品輸出承認、例年の10倍規模!「ホロコーストの歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目も悲劇として」!】共犯関係にあるシオニズムとナチズムは文字通り「コインの裏表」である! 両者のシンボルマークを刻んだ1933年のコインが存在する!(『AFP』2023年11月9日ほか)(日刊IWJガイド、2023.11.11号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231111#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52926#idx-5
ナチス・ドイツは、ユダヤ人の追放によって、イスラエル国家の国民となる人材を「供給」し、シオニストによる「ナクバ」の条件を作ったと言ってもいいのです。こうした過去の歴史的事実を、ドイツ人は深く認識し、後悔しているのか、反ユダヤ主義の高まりだけを警戒するショルツ首相からは、まったくうかがえません。
ドイツの極右の最新の政治動向は、AfD(ドイツのための選択肢)の高支持率によく出ています。
7日付『ブルームバーグ』は、1949年から現在までの政党の支持率の変遷グラフを掲げています。
※Germany’s Political Landscape Has Fragmented(ブルームバーグ、2023年11月7日)
The centrist Social Democrats and CDU-bloc have lost dominance
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3OBY7T1UM0W01
これを見ると、大変興味深い変化が出ています。1990年の東西ドイツ統一以降、ショルツ首相の社会民主党(SPD)と、メルケル前首相のCDU(キリスト教民主同盟)の2大政党は、現在に近づくほど、どんどん、支持率が落ちていきます。
この傾向と真逆に、ドイツ統一以降、支持率を伸ばしてきたのが、左派の緑の党と右派のAfDなのです。
ところが、ウクライナ紛争が始まってから、このトレンドに大きな変化が起きます。
左派の「平和」の党というイメージとは裏腹に、ウクライナ紛争への武器支援、戦争遂行に積極的な姿勢を強く打ち出した緑の党が急落したのと対照的に、AfDが急伸したのです(2021年の10.3%から2023年の21.0%)。さらに、中道左派のSPDのライバルである中道右派・保守派のCDUとCSU(キリスト教社会同盟、CDUと院内会派を組む)のブロックも急伸します(2021年24.1%から2023年の30.5%)。
11月7日付『ブルームバーグ』は、AfDの旧東独の州議会での躍進を次のように伝えています。
「AfDは来年9月に州議会選挙が行われるザクセン州の政党別支持率でトップを走る。同州のほか旧東独地域の2州でも来年中の州議会選挙が予定され、AfDにとっては強固な支持を持つ地域で支配を固める機会になる。
今のところAfDが単独で過半数の議席を獲得しそうな州はないが、同党の支持を得ずに連立を組むことは難しい情勢だ。他の全政党がAfDとの協力を拒否するとしても、連立から同党を締め出せば、有権者の意思を無視しているととらえられ、社会の分断を深めるリスクがある」。
極右政党のAfDは、旧東独地域で強固な支持基盤を持ち、さらに躍進が予想されているのです。
AfD(Alternative fuer Deutschland:ドイツのための選択肢)とは、どのような政党なのか。
我々は、まず本気でAfDを知ろうとするところから始めなければいけません。AfDは、2013年に反EUを掲げてベルリンで設立されました。
AfDのイスラエル政策は、複雑です。
2017年8月17日付『ツァイト』は、「偽りの友人」という見出しの記事の中で、「最近、AfDは親イスラエル派であることをアピールしている。それでも党員たちはユダヤ人に対する差別的発言を行っている」と報じました。これは、本音と建前が分裂しているとも受け取れるし、AfD内部に親イスラエル派と極右の反イスラエル派の対立があるとも受け取れます。
※Falsche Freunde(ツァイト、2017年8月17日)
https://www.zeit.de/2017/31/afd-israelfreundlich-judenfeindlich
10月7日のハマスの奇襲攻撃直後のAfDの内情は、10月19日付『ヴェルト』が「AfDはイスラエル支持をどう主張しているか」という記事で報じています。
10月19日付『ヴェルト』は、「AfDのティノ・クルパラ党首がイスラエル人市民の殺害を受けて、『戦争犠牲者』と『外交』について発言したことで、党内から厳しい批判を受けている。多くのAfD党員は、党の設立以来、イスラエル支持を表明してきた。しかし、クルパラ氏の(反イスラエルの)姿勢は、彼ひとりだけではない」と報じています。
※Wie die AfD ueber die Unterstuetzung fuer Israel streitet(ヴェルト、2023年10月19日)
https://www.welt.de/politik/deutschland/plus248066312/AfD-und-Israel-Wie-die-Partei-ueber-die-Unterstuetzung-fuer-Israel-streitet.html
クルパラ党首は、AfDの中で、反イスラエルの立場を取る代表格であるとみなされています。クルパラ氏は、イスラエルの死者を、イスラエルが主張する「ハマスのテロの犠牲者」ではなく、「戦争犠牲者」と述べ、問題解決を武力ではなく「外交」に求めた、というだけで、党内の親イスラエル派から総攻撃を受けたという記事です。
しかし、クルパラ氏は党内で孤立しているわけではありません。
ドイツの極右の政党政治的表現を見る場合、このAfDに注目することが、まず必要になります。そして、このAfDが旧東ドイツ地域を基盤にしていることが重要です。
ビーレフェルト大学の調査『距離を置く中道』を紹介する第2回では、地域別や収入別、職業別、年齢別などで、どのように、極右的態度に変化が生じているのかを中心に見ていきます。
まず、調査では、極右的態度について、その特徴となる6つの次元を設定しています。
※Die distanzierte Mitte Rechtsextreme und demokratiegefaehrdende Einstellungen in Deutschland 2022/23(64頁、フリードリヒ・エーベルト財団、2023年)
https://www.fes.de/index.php?eID=dumpFile&t=f&f=91611&token=cc3ff443e5ab11dce54414c8ba616fde844a01c1
それぞれの次元について、極右の世界観を表す短い声明文が3つずつ付いており、この6つの極右的態度について、「はい」か「いいえ」で回答を求めています。
以下に、この6つの次元と、それを説明する短い3つの声明文は次のとおりです。
1.右翼独裁の支持
(1)国益を考えれば、ある状況下では独裁政権の方が望ましい。
(2)今、ドイツに必要なのは、民族共同体(Volksgemeinschaft)全体を体現する単一の強力な政党である。
(3)我々には、すべての人の福利のために、強い手腕でドイツを統治するフューラー=指導者(※Fuehrerは、普通名詞で「指導者」を意味するが、ナチスでは、この言葉でヒットラー一人を表した。日本語では「総統」と訳される。ドイツ圏における政治的文脈を考えると、「ヒトラー―総統」の再来を許容するという意味に読み取れる)が必要だ。
2.民族排外主義
(1)我々は、もういい加減、再び強い国民感情を持つ勇気を持つべきだ。
(2)今日の我が国が必要としているのは、外国に対してドイツの利益を強力かつ精力的に主張することである。
(3)ドイツ政治の最優先目標は、ドイツにふさわしい力と威信をもたらすことである。
3.国家社会主義の矮小化
(1)ユダヤ人の絶滅がなければ、ヒトラーは今日、偉大な政治家と見なされていただろう。
(2)国家社会主義の犯罪は、歴史学において、大きく誇張されてきた。
(3)国家社会主義には良い面もあった。
4.外国人嫌悪
(1)外国人は我々の福祉国家を利用するためだけにドイツにやってくる。
(2)職場が足りなくなったら、外国人は故国へ送り返すべきだ。
(3)連邦共和国は、多くの外国人によって、危険なほどドイツらしさを失っている。
5.反ユダヤ主義
(1)今日でさえ、ユダヤ人の影響力はあまりにも大きい。
(2)ユダヤ人は、人一倍卑劣な手段を使って、自分の望みを達成しようとする。
(3)ユダヤ人は、とにかく特別で特殊なものを持っていて、我々とは相容れない。
6.社会ダーウィニズム
(1)自然界と同じように、社会でも常に強い者が生き残るべきだ。
(2)本来、ドイツ人は他民族よりも、もともと優れている。
(3)価値ある命と価値のない命がある。
1から6までの極右的態度を選ぶ際、その態度の内容は、上記の説明が前提として含まれています。
もっとも、興味深い調査結果の一つは、この極右的態度に、旧東ドイツで成長した人と旧西ドイツで成長した人で、地域差がはっきりと出たことです。
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◆中継番組表◆
**2023.11.18 Sat.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2023.11.19 Sun.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2023.11.20 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】10:30メド「西村康稔 経済産業大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
西村康稔経済産業大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた経済産業大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b5%8c%e6%b8%88%e7%94%a3%e6%a5%ad%e5%a4%a7%e8%87%a3
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
沖縄の将来をよくするため、お互い前向きな意見を述べあう事を拒絶した日本政府~10.30「代執行を許さない!デニー知事と共に民意を示す裁判所前集会」―登壇:玉城デニー 沖縄県知事、高良鉄美 参院議員、北上田毅氏(沖縄平和市民連絡会)ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519529
「国際保健規則改定は国会で審議されるのか?」との質問に「法改正が必要なら審議されるし国内法で担保されているなら必要ない」と厚労省担当官!!~11.15 超党派WCH議員連盟設立総会「WHOのパンデミック条約、世界保健規則改正の危険性を知り声をあげよう」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519756
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■【本日のニュースの1撃!】
■【第1弾! ウクライナ政府高官は西側からの資金援助の20%~36%を横領! 軍事支援だけで日本円にして約3兆円から5兆円!】世界トップの汚職大国ウクライナに、カネや武器を注ぎ込む愚かしさ! 敗色濃厚なウクライナに対して、いつまでこの愚行を続けるのか!? 元米国防副長官は「ゼレンスキーの成功は接待と窃盗の基盤の上に成り立っている」と痛烈批判!(『タス通信』2023年11月16日ほか)
16日付『タス通信』は、「ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、西側諸国からキエフに提供された資金援助の20%から36%が、ウクライナ当局者によって不正流用されていると述べた」と報じました。
※Ukrainian officials embezzled 20%―36% of all Western financial aid ― Russian diplomat(タス通信、2023年11月16日)
https://tass.com/russia/1706955
同日付『タス通信』は、「我々(ロシア)の情報によれば、西側諸国からの資金援助の20%から36%がウクライナ当局者によって不正流用されている。私はウクライナ国防省の元高官たちについて話している」と伝え、「ウクライナでは、経済や国家統治のさまざまな部門における汚職スキャンダルは日常茶飯事」であると述べています。
ウクライナのアレクセイ・レズニコフ前国防相は、数々の汚職スキャンダルの中で9月に解任され、後任にはルステム・ウメロフ氏が就任しています。
★ザハロワ報道官は、特に、ウクライナ国防省の元高官たちに、焦点を当てて、汚職について述べています。
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■<IWJ書店>東京経済大学・早尾貴紀教授の直筆サイン入り『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年3月)が新入荷しました! 会員限定で販売中です! 10冊と数に限りがありますので、お早めにお買い求めください! 早尾教授らが翻訳した、イラン・パペ著『イスラエルの民族浄化』は、1948年のイスラエル建国時に、パレスチナ人を大量殺戮し、脅迫し、追放し、広大な土地を奪い取った「ナクバ(大厄災)」と呼ばれる民族浄化をイスラエルは行い、今もガザやヨルダン川西岸で、その続きを実行中! この「ナクバ(大厄災)」の現実を初めて描いた同書も、早尾教授のサインを入れていただくべく準備中です!
岩上安身は11月13日、録画収録で東京経済大学の早尾貴紀教授にインタビューを行いました。インタビューは編集ができ次第、配信する予定です。
早尾教授には、ご著書『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年3月)にサインを入れていただきました。IWJ書店にて、会員限定で販売中です。10冊と数に限りがありますので、ぜひお早めにお求めください。
※IWJ書店
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=474
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、六反田千恵、浜本信貴、前田啓)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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