日刊IWJガイド・非会員版「20日総務大臣を辞任した寺田稔氏は岸田派、広島出身、妻の祖父は池田勇人元総理!『お友達人事』で問われる岸田総理の人事管理力のなさ!」2022.11.22号~No.3722号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~岸田総理の「お友達人事」で辞任ドミノ! 1ヶ月で3人目! 20日総務大臣を辞任した寺田稔氏は岸田派、広島出身、妻の祖父は宏池会の祖・池田勇人元総理! 結局、ハト派と言われ、エリート集団と言われる「宏池会」も、「アベ友」政権だった安倍政権と同じ「身内びいき」は変わらず!! 遅すぎる更迭に立憲・泉健太代表は「総理の人事管理力のなさと、任命責任が問われる」と批判!!

■8月から始まったIWJ第13期は、10月までの第1四半期の3ヶ月間で累積の不足金額が682万4870円に達してしまいました! 目標額の約半分です! 累積の不足額と今月の月間目標額390万円とを合計すると、今月末までに1072万4870円が必要ですが、11月21日現在、ご寄付・カンパは60万6100円と目標額の6%にとどまっています! また、インタビュー用のカメラが故障した件ですが、修理業者からの見積もりが出まして、修理費は合計で約7万円強ですむことになりました! 一時は、買い替えの可能性もありうるとお伝えし、ご心配をおかけしました。今後とも精いっぱい頑張ってまいりますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!

■【中継番組表】

■米下院で過半数を獲得した直後、共和党がバイデン大統領と息子ハンター・バイデン氏のグローバルビジネスでの不当利益疑惑についての報告書を発表! 下院監視改革委員会での調査追及を明言! しかし『ワシントン・ポスト』は発表された疑惑を「トランプが提起した陰謀論にまでさかのぼるもの」と酷評! 共和党内には慎重論も!! 米国内で賛否が割れる!

■【反日カルトの統一教会の問題は霊感商法問題だけではない!!「(日本の)国会議員は、全員統一教会信者となり、日本の国家予算を全部献金せよ」などと本気で「万物復帰」「国家復帰」を唱え、日本を乗っ取ろうとしている!! シリーズ特集 6】本日午後7時から、11月3日収録「『特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!』~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 <後半>」を再配信!

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その2)>第一部 ロシア零年「第一章 書記長のいない八月―一九九一年八月―」(前半)

■【スタッフ募集・動画班】岩上安身によるインタビューを撮影・編集したり、大臣会見やビデオカメラによる現場取材と中継、撮影した動画の編集を行うスタッフを募集します。PCによる動画の編集作業の基本ができる方、特にYouTubeの撮影・編集などの経験のある方を特に優遇し、最優先で募集します! 経験が少なくとも、意欲ある若い方、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です! 時給は1300円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。

■【スタッフ募集・事務班】中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションである事務班のスタッフを募集します。PC操作のスキルがあり、スケジュール調整のためにアポ取りのコミュニケーションスキルのある方、歓迎です! これまでの社会経験も生かせます! 時給は1200円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
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■はじめに~岸田総理の「お友達人事」で辞任ドミノ! 1ヶ月で3人目! 20日総務大臣を辞任した寺田稔氏は岸田派、広島出身、妻の祖父は宏池会の祖・池田勇人元総理! 結局、ハト派と言われ、エリート集団と言われる「宏池会」も、「アベ友」政権だった安倍政権と同じ「身内びいき」は変わらず!! 遅すぎる更迭に立憲・泉健太代表は「総理の人事管理力のなさと、任命責任が問われる」と批判!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 岸田文雄総理は20日夜、記者会見で、政治資金収支報告書の不適切な記載などが次々と発覚した寺田稔総務大臣から、辞任の意向があったことを発表しました。大手メディアは、19日夜から、「岸田総理が更迭検討」と報じていました。事実上の更迭です。

※寺田総務大臣の辞任等についての会見(首相官邸、2022年11月20日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/1120kaiken.html

※首相、寺田総務相の更迭検討 20日にも判断、内閣改造に言及(東京新聞、2022年11月19日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/214950?rct=politics

 寺田氏の後任には、21日、松本剛明(たけあき)元外務大臣が任命されました。

※寺田総務大臣の後任等についての会見(首相官邸、2022年11月21日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/1121kaiken.html

 寺田氏は、10月に自身が代表を務める自民党支部が、寺田氏の妻に事務所賃料を支払っている問題が発覚したのを皮切りに、自身の後援会の政治資金収支報告書で、約3年にわたって故人が会計責任者となっていたことや、政治資金収支報告書に添付した領収書の宛名の筆跡が、11枚にわたって酷似していたことから、偽造していた疑いなどが次々に明らかになり、国会で連日野党の追及にあっていました。

 10月25日に統一教会問題で、山際大志郎経済再生担当大臣が辞任、11月11日に葉梨康弘法務大臣が、死刑をめぐる発言で辞任、20日に寺田氏が辞任と、1ヶ月足らずで3人の閣僚が辞任しました。しかも、3人とも「辞任」といいながら、岸田総理が批判に耐えきれず辞表を提出させた、事実上の更迭です。3人は、自らの進退について、自らを律して、ケジメをつけることができなかったのです。

 ただし、岸田総理自身は「本人から辞職の申し出があり、辞任を認めた」と、あくまでも更迭ではなく「辞任」だと主張しています。

 辞任した3人の閣僚のうち、葉梨議員と寺田議員は岸田派(宏池会)です。岸田総理自身が所属し、率いてきた伝統あるハト派の派閥です。毛並みのいいエリートや高級官僚などが多く、「お公家」集団と永田町では呼ばれてきました。

 しかし、フタをあけてみると、実のところ、金銭面でこのようにガツガツと卑しいマネをしていたのが真実の「素顔」だった、というわけです。

 先日、法務大臣を辞任した葉梨康弘議員は、東大法学部卒、警視庁のキャリアでした。今回の寺田稔議員は、東大法学部卒で大蔵省(現・財務省)キャリアです。ハーバード大学に留学経験もあります。葉梨議員も寺田議員も、学歴、官僚としてのキャリアは申し分なく、それだけに、このような卑しい金銭スキャンダルなどとは無縁と思われてきました。

 岸田総理は20日夜の会見で「国会中、相次いで閣僚が辞任することとなり、深くお詫び申し上げます。私自身、任命責任を重く受け止めております」と述べました。

 また、記者から宏池会所属大臣が続けて辞任したことについて聞かれると、「派閥に関わらず、こうした辞任という事態に至ったことは、これは大変遺憾なことであり、私自身もそのことの責任は重く受け止めなければならない」と答えています。

 重く受け止めるのは当然のことですが、そのあげく岸田総理はどう責任をとるのでしょうか? また、このような自民党の体質を抜本的に「更生」することができるのでしょうか?

 寺田氏の辞任について、立憲民主党の泉健太代表は、20日、「公選法や政治資金規正法を所管する総務大臣が自ら多くの疑惑を抱えていたのでは、公平公正な総務行政は遂行できず、既に信頼も失墜していた」「辞任は遅すぎであり、同時に岸田総理の決断力、指導力を疑わざるを得ない」「早くも大臣辞任が3人に至ったことは総理の人事管理力の無さと、任命責任が問われる」と、厳しく批判しました。

※【コメント】寺田総務大臣の辞任について(立憲民主党、2022年11月20日)
https://cdp-japan.jp/news/20221120_4907

 21日付け東京新聞は、寺田氏について「同じ広島選出で、首相が会長を務める自民党の派閥『宏池会』所属の側近。しかも、寺田氏の妻の祖父は宏池会を創設した池田勇人元首相だ」と指摘し、「寺田氏は、首相にとって『身内』同然だ」と論じて、3人の閣僚の辞任ドミノを「身内びいきの『お友達』人事が招いた失敗」だと批判しています。

※1カ月で3閣僚「辞任ドミノ」が止まらない 岸田政権「お友達人事」の失敗、更迭判断も遅れ(東京新聞、2022年11月21日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/215135

 安倍政権は、身内びいきが過ぎる「アベ友」政権であると散々批判されてきましたが、自民党内で、「最もクリーン」なイメージのある宏池会中心の岸田政権になっても、自民党の「金集め、票集めのためなら何でもやる」そして「身内びいき」の体質は、変わらないようです。

 統一教会とズブズブの清和会でもダメ、エリートで「お公家」集団の宏池会でもダメ、となれば自民党には、日本をまかせられる政治家や政治集団がほとんどいない、ということになり、国民の政治不信はいっそう深まりそうです。

■8月から始まったIWJ第13期は、10月までの第1四半期の3ヶ月間で累積の不足金額が682万4870円に達してしまいました! 目標額の約半分です! 累積の不足額と今月の月間目標額390万円とを合計すると、今月末までに1072万4870円が必要ですが、11月21日現在、ご寄付・カンパは60万6100円と目標額の6%にとどまっています! また、インタビュー用のカメラが故障した件ですが、修理業者からの見積もりが出まして、修理費は合計で約7万円強ですむことになりました! 一時は、買い替えの可能性もありうるとお伝えし、ご心配をおかけしました。今後とも精いっぱい頑張ってまいりますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 11月になり、8月から始まったIWJの第13期も、4ヶ月目を迎え、第2四半期に入りました。

 8月から10月までの第1四半期の3ヶ月間は、ご寄付・カンパが月間目標額に達成する月がないまま、累積の不足分は682万4870円と、大きく積み上がってしまいました。

 今月11月のご寄付・カンパの目標額390万円に、累積の不足額682万4870円を加えると、11月のご寄付・カンパの目標額は、1072万4870円となります。

 11月は21日までの21日間で69件、60万6100円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。この金額は月額目標額1072万4870円の6%にあたります。11月の3分の2が過ぎた時点で、月間の目標額の6%ということは、あと94%分、1011万8770円が必要となる、ということです。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、IWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことと、ご寄付・カンパをいただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、独立市民メディアとしての活動を貫いてきました!

 権力に不都合であっても、真実を追及し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが可能になります。これも、市民の皆さまのお支えがあってのことです。

 また、大新聞、大手テレビが、足並みをそろえてウクライナ紛争において情報操作を行っている現状を御覧になればわかるように、権力と大資本から距離を置く独立メディアが存在しないと、真実はまったくわからなくなってしまいます。それは結局のところ、めぐりめぐって、私たち自身の生存や生活を、脅かすことになります。

 10月17日の日刊IWJガイドを読んでいただければわかる通り、ウクライナ紛争と対露制裁によって、米国の同盟国は、欧州も日本も「巻き添え被害」にあっています。欧州の市民はその真実に気づき、ドイツやチェコのプラハだけではなく、パリにおいても市民が立ち上がって反NATOの抗議の声をあげていますが、欧州のマスメディアも日本のマスメディアも、そうした動きを意図的に報じようとしません。

 我々のような独立メディアが存在しなければ、この事態を人々が知るすべもないのです。独自の視点で真実の報道を続けるIWJの存在価値を、ご理解いただき、お支払いいただければと思います。

※日本のマスメディアが伝えない欧州の現実! インドメディア『WION』が、フランスの「反NATO」デモをレポート!「NATOから離脱しよう!」、「Let’s get out of NATO!」「NATOのためにフランスはウクライナの『巻き添え被害』を受けている」! フランスの高級紙『ル・モンド』は、石油会社従業員による賃上げデモを報じるも、「反NATO」デモはスルー!? 米英NATOウクライナのために、『巻き添え被害』を恐れているのは日本も同じ!! メディアの情報操作によって、その事実にすら気づかない日本国民!(日刊IWJガイド、2022年10月17日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51419#idx-6

 改憲による緊急事態条項の創設は、統一教会が自民党の背中を押して、実現に向けて推進してきた政策です。統一教会という「反日・反社会的カルト」を、日本社会から追放し、政治への介入をやめさせるとともに、この危険な緊急事態条項の憲法への導入を阻止するために、私と、IWJのスタッフは、全力で立ち向かいたいと思います!

 また、インタビュー用のカメラが故障した件ですが、修理の見積もりが修理業者から出まして、修理費は合計で約7万円強ですむことになりました! 一時は、買い替えの可能性もありうるとお伝えし、ご心配をおかけしました。

 なお、IWJのスタジオでの岩上安身によるインタビューは、今週もまだできませんが、出張してのインタビュー、Zoomを使ってのインタビューは可能だと思われますので、3台のカメラが修理工場に行っている間も工夫を重ねてインタビューを行いたいと存じます。

 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身

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◆中継番組表◆

**2022.11.22 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】9:25~「加藤勝信厚生労働大臣・閣議後記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 加藤勝信厚生労働大臣の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚労大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3
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【IWJ・Ch5】12:00~「『前川喜平さんを次期NHK会長候補に!』NHK西口前街宣行動 ―登壇:前川喜平氏(元文部科学事務次官)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」主催の街宣行動を中継します。これまでIWJが報じてきた前川喜平氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%89%8d%e5%b7%9d%e5%96%9c%e5%b9%b3
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【反日カルトの統一教会の問題はただの霊感商法問題だけではない!! 「(日本の)国会議員は、全員統一教会信者となり、日本の国家予算を全部献金せよ」などと本気で「万物復帰」「国家復帰」を唱え、日本を乗っ取ろうとしている!! シリーズ特集 6・IWJ_YouTube Live】19:00~「『特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!』~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 <後半>」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 11月3日に収録した、岩上安身による小西洋之参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた小西洋之氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b0%8f%e8%a5%bf%e6%b4%8b%e4%b9%8b

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512157

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◆中継番組表◆

**2022.11.23 Wed.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「防衛費のGDP比2%以上へすでに動き始めている。戦争への道には必ず増税がある」参加者より~11.18 原発反対八王子行動 2022.11.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512366

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■米下院で過半数を獲得した直後、共和党がバイデン大統領と息子ハンター・バイデン氏のグローバルビジネスでの不当利益疑惑についての報告書を発表! 下院監視改革委員会での調査追及を明言! しかし『ワシントン・ポスト』は発表された疑惑を「トランプが提起した陰謀論にまでさかのぼるもの」と酷評! 共和党内には慎重論も!! 米国内で賛否が割れる!

 米共和党は、中間選挙で下院での過半数が確定した17日、中間報告書『妥協する大統領 バイデン一族の調査(A President Compromised: The Biden Family Investigation)』を発表しました。

 この報告書について、共和党は、「バイデン大統領が家族の商取引に個人的に参加し、そこから利益を得た方法を明らかにする証拠を詳述した。バイデン氏は、彼の家族の経済的利益を追求するために、他人がバイデン氏の公的地位を利用することを許可した。また、中国共産党(CCP)を含む外国の組織による影響、脅迫、恐喝の影響を受ける可能性があることを明らかにする証拠でもある」と説明しています。

※A President Compromised: The Biden Family Investigation(共和党、2022年11月17日)
https://republicans-oversight.house.gov/wp-content/uploads/2022/11/Interim-Staff-Report-A-President-Compromised-The-Biden-Family-Investigation.pdf

 同日、下院監視改革委員会の次期共和党委員長・ジェームズ・R・コマー下院議員と、下院司法委員会の次期委員長であるジム・ジョーダン下院議員が議会で記者会見を行い、「バイデン大統領が息子のハンター氏と共に、海外でのビジネス取引に積極的に関与していた」と主張しました。

 会見でコマー議員は、「委員会共和党が入手した証拠により、ジョー・バイデンは家族のビジネス取引への関与についてアメリカ国民に嘘をついていたことが明らかになった」と述べ、「バイデン家の人々は、世界中でアクセス権を利益のために販売し、アメリカの利益を損なった。バイデン大統領が外国の敵対勢力との取引に妥協し、それが彼の意思決定に影響を与えているとすれば、これは国家安全保障に対する脅威である」と訴えました。

 コマー議員は会見で、米国財務省のジャネット・イエレン長官、米国公文書館長官代理デボラ・ウォール氏、FBI長官クリストファー・レイ氏、ハンター・バイデン氏の仕事仲間、財務アドバイザー、ギャラリストなどに対し、ハンター氏やバイデン家に関する疑わしい活動報告、ビジネス取引、財務に関する文書や情報を提出するよう、要求する書簡を送ったことを明らかにし、委員会で調査を進めることを表明しました。

※Comer: Biden Family’s Influence Peddling Threatens National Security(共和党、2022年11月17日)
https://republicans-oversight.house.gov/release/comer-biden-familys-influence-peddling-threatens-national-security/

 IWJはこれまで、ハンター・バイデン氏について、天然ガスやエネルギー、バイオ研究などをめぐる疑惑と、ジョー・バイデン氏の関与について、たびたび報じてきました。

※カザフスタンの暴動鎮圧で明るみに出たバイデン・ファミリーの黒いビジネス! バイデン大統領の息子ハンター氏とカザフの腐敗泥棒政治権力者との親密な関係を英デイリーメールが詳報! 2022.2.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502080

※バイデン・ファミリーはウクライナ利権に深く関与! バイデン大統領の次男ハンター・バイデン氏が、2014年ユーロ・マイダン革命直後、ウクライナの天然ガス会社ブリスマ役員に! 同社新規ロビー活動と同時期! 2022.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503602

※【号外第7弾】スクープ! バイデン一家と米国の「アブない」生物学研究がつながった! バイデン大統領の次男、ハンター・バイデン氏がウクライナのバイオ研究所への資金提供に関与していると、ウクライナのバイオ研究所から押収した資料をもとにロシアのペスコフ大統領報道官が暴露!英国タブロイド紙『デイリーメール』は、ハンター・バイデン氏のノートパソコンから漏洩したメールから、ハンター・バイデン氏の関与を指摘! 日本のマスメディアはバイデンとバイオの関連疑惑について全く報じず!! 世界336ヶ所に存在する米国の生物学研究所はいったい何をやっているのか?全容解明が求められる! 2022.3.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504085

※【号外13弾】衝撃スクープ! 米国が新型生物兵器開発のため、ウクライナ人を実験用の「モルモット」として実験体に扱っていた!? ロシア軍のイーゴリ・キリロフ中将が会見を開いて暴露! さらに、バイデン米大統領の息子ハンター・バイデン氏が、米国の資金提供によるウクライナのバイオ研究所で、兵器化された病原体をドローンを使って運搬するプロジェクトに関与していたことも明らかに! 事実であれば米国こそ戦争犯罪に問われるべき! 2022.4.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504354

 以下は、この31ページにわたる中間報告書のサマリー部分2ページ分の、IWJによる仮訳です。

 「2020年の大統領選挙期間中、当時の大統領候補であったジョー・バイデンは、彼が彼の家族の数百万ドル規模のグローバルなビジネス取引には関与していないと、米国民に断言した。彼は、自分が副大統領である間、家族のビジネス利益とは常に距離を置いてきたと、米国民に断言した。

 共和党の監視改革委員会が入手した証拠によると、これらの証言は虚偽だった。ジョー・バイデン大統領は、一族がアメリカの敵対勢力と行ってきたグローバルなビジネスに参加してきた。彼は、一族の経済的利益のために、公職を悪用してきた。これらの行動は、バイデン大統領が、中国共産党を含む悪意のある外国組織による影響、脅迫、強要を受ける可能性があることを示している。

 ハンター・バイデンの放置されたノートパソコン、および内部告発者からの情報を検証したところ、10年にわたる影響力行使、国家安全保障上のリスク、政治的隠蔽のパターンが明らかになった。バイデン家の人々は、ジョー・バイデンへの接近を期待し、将来のバイデン政権が自分たちに何かをしてくれると約束することを期待し、自分たちを豊かにするために、ジョー・バイデンとのつながりを利用した。このような不審な活動には、さらなる調査を必要とする多くの未解決の問題がある。

 2020年の大統領選挙キャンペーンの最後の数週間、ハンター・バイデンの放棄されたノートパソコンに対し――ノートパソコンには、数百万ドル相当の疑わしい取引の詳細な文書が詰まっていた――メディアはこの情報を報道せず、隠蔽した。一部のメディアは、このストーリーに対する軽蔑を率直に口にした。NPR(公共放送『ナショナル・パブリック・ラジオ』)のツイッター公式アカウントは、視聴者に向けてこうつぶやいた。『事実でない話に時間を費やしたくない』。

 さらに、ビッグテックは、ソーシャルメディア上でこの情報を積極的に弾圧した。ツイッターは、ユーザーがノートパソコンの中身に関する記事のリンクを投稿するのをブロックし、記事の削除を拒否した『ニューヨーク・ポスト』のアカウントまで凍結した。フェイスブックは、そのアルゴリズムを使って、ノートパソコンに関する記事の拡散を制限した。現在テレビの評論家である情報当局者は、ハンター・バイデンのノートパソコンのストーリーを、ロシアの偽情報としてラベル付け(断定)した。

 共和党委員会の調査により、米国民に対する故意かつ度重なる欺瞞、個人的利益のための行政府の濫用、調査を妨害し、透明性を妨げるための政府権力の行使、合衆国憲法の外国報酬条項の潜在的な違反を示す証拠が明らかになった。

 バイデン家を豊かにするために、親戚や仲間の複雑なネットワークを通じて、またそれによってコミットされた彼の家族の世界的なビジネスベンチャーへの大統領の個人的な参加は、米国を国家安全保障上のリスクにさらしている。

 共和党委員会は、バイデン家のビジネスベンチャーを疑わしい活動に関与させる追加証拠の存在を知っているが、その情報を得ようとする我々の試みは妨害されている。財務省はバイデン家の金融取引に関連した少なくとも150の疑わしい活動報告書(Suspicious Activity Reports=SARs)を所有している。

 共和党委員会がこれらのSARsを確認するために、何度も公式に要請したにもかかわらず、また、財務省が議会の要請に従ってSARを利用可能にするという数十年の前例にもかかわらず、バイデン政権は長年の方針を変え、現在バイデン家のSARsを提出することも、共和党委員会の調査官がカメラで確認できるようにすることも拒んでいる。

 バイデン大統領の行動と彼の政権のこの調査に対する妨害は、米国民のために答えを出すべき重要な問題を提起している。大統領は2020年の大統領選挙で米国民を欺き、今も真実ではないことを繰り返している。大統領は2020年の大統領選挙で米国民を欺き、「家族との取引について何も知らなかった、議論しなかった」という虚偽のシナリオを繰り返し、あるいは否定できないときには、不誠実な態度をとり続けている。

 今日まで、共和党委員会は、ホワイトハウスや財務省を含む多くの団体に100以上の文書要求を送ったが、政権から一枚の文書も受け取っていない。

 バイデン政権による調査の妨害にもかかわらず、共和党委員会は、米国民に透明性を提供し、国家安全保障上の脅威を是正するために必要な立法または他の議会活動に情報を提供するために、これらの問題の追及を続けるであろう。

 バイデン大統領を含む政府高官の汚職、詐欺、浪費、虐待を防ぐために必要な、国家安全保障上の脅威を是正し、潜在的な法律やその他の議会行動に情報を提供するために」

 これに続く「目次」は、次のようになっています。

 「<バイデン一族の腐敗と自己売買の層>

1. 財務省による疑わしい活動レポートの提供拒否は、妨害行為を示唆するものである。妨害行為

2. ビッグテックの検閲は、バイデンキャンペーンの支援に疑問を投げかけている。

3. 調査は、公職から利益を得ているバイデンの家族および関係者にまで拡大した。公職から利益を得ているバイデンファミリーとその関係者

4. ジョー・バイデンのビジネス取引への関与と知識を明らかにする。

5. 国家安全保障の問題:バイデンとロシアおよびウクライナとのつながりは、制裁に関する問題を提起する。制裁に関する問題

6. 国家安全保障の問題。国家安全保障の問題:大統領と中国および中国共産党との関係。利益相反の疑い

 <結論>」

 米議会では、これまで民主党が上下両院で多数であったため、このハンター・バイデン氏の疑惑に対する調査が進んでいなかったと言われています。

 しかし、民主党寄りといわれる米国の『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』は、この共和党のコマー議員とジョーダン議員の会見や中間報告書の発表を冷ややかに報じています。

 17日付け『ニューヨーク・タイムズ』は、コマー議員が会見で、「2018年に始まった下院監視委員会での取り組みが、ハンター・バイデン氏の不正行為への加担を立証できなかった」と述べた上で、委員会の狙いがハンター氏だけでなく、「ジョー・バイデンに対する調査である」と主張したと報じています。

 しかし、この『ニューヨーク・タイムズ』の記事は、ホワイトハウス側が、「民主党政治の最大の篤志家とつながりのある非営利団体」の支援によって、「共和党の議会調査に対抗するSWATチーム(特殊部隊)」の結成が進められていること、これによってホワイトハウスが対応できない個人的な問題、つまり政治家ではないハンター氏の問題にも対応しようとしていると報じています。

 さらに『ニューヨーク・タイムズ』の記事は、「ホワイトハウスが弁護士や広報担当者を増員するとともに、外部の弁護士と協力して、予想される召喚状の連発やバイデン氏の弾劾の可能性に備えている」と報じています。

 また、この『ニューヨーク・タイムズ』の記事によると、民主党系のシンクタンク「アメリカ進歩センター」は、「共和党の調査を『政治的動機による復讐政治』と決めつけることを計画している」とのことです。

 一方、この『ニューヨーク・タイムズ』の記事は、「政府が分裂すると、法律制定が滞りがちになり、議会は監視合戦に支配される」として、共和党もトランプ前大統領支持の「党内の極右勢力」と、下院議長候補であるケビン・マッカーシー氏や共和党指導部の間で、監視委員会による調査について「どこまで踏み込むか、意見が分かれているようだ」と報じています。

※Republicans Lay Out Biden Investigations, but Democrat-Aligned Groups Promise Counteroffensive(2022年11月17日)
https://www.nytimes.com/2022/11/17/us/politics/oversight-investigations-biden.html?searchResultPosition=1

 また、19日付け『ワシントン・ポスト』は、下院で共和党が過半数を獲得したことについて、共和党の広報担当であるマイク・デュヘイム氏が「これはハンター・バイデン氏の捜査を望んで投票に来た有権者ではない(そうではないだろう)。彼らはインフレに憤慨して投票に来たのだ。ガソリン代に憤慨している。ウクライナの戦争に憤慨しているのだ」と語っていると報じています。

 その上で『ワシントン・ポスト』は、17日のコナー議員らの会見について、「下院共和党は、過半数を獲得した後の最初の記者会見で、大統領の息子ハンター・バイデンと司法省について、『政治化した法執行機関と民主党とメディアが見過ごした重大な汚職事件だ』と主張する長年の不満を新たにした」と報じました。

 この『ワシントン・ポスト』の記事によると「この調査は、最優先事項だ」と言ったコマー議員が提示したのは、「ハンター・バイデンのビジネス取引に関する数年分の苦情を凝縮したレビューで、トランプが提起した陰謀論にまでさかのぼるもの」だったと、発表された中間報告書の内容が、新味に欠けることを酷評しています。

 さらに『ワシントン・ポスト』は、副大統領だったジョー・バイデン氏がウクライナ外交の指揮に関与していた2014年当時、ハンター氏がウクライナのガス会社「ブリスマ」の役員に就任していたことを、上院共和党が利益相反で追及したことについて、「(共和党は)米国の政策に影響を与えたという証拠を示せず、ジョー・バイデンが不正に関与したことも示せなかった」と指摘しています。

※バイデン・ファミリーはウクライナ利権に深く関与! バイデン大統領の次男ハンター・バイデン氏が、2014年ユーロ・マイダン革命直後、ウクライナの天然ガス会社ブリスマ役員に! 同社新規ロビー活動と同時期! 2022.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503602

※【切り抜き】アメリカは何故ウクライナの民族主義者に「肩入れ」をするのか?~岩上安身による 第440回 ゲスト モントリオール大学教授・ヤコブ・M・ラブキン氏インタビュー 2014.7.23
https://www.youtube.com/watch?v=6DXlf_215fQ

 また、この『ワシントン・ポスト』の記事は、これまでにハンター・バイデン氏について報じられてきた数々の疑惑に対し、「ハンター・バイデンの税金や外国での事業活動は、すでに連邦政府の調査を受けており、デラウェア州の大陪審はここ数ヶ月で証言を聴取している」としながら「ジョー・バイデンは、海外ビジネスについて息子と話したことはないと言っており、連邦捜査が大統領に関わるという兆候はない」と報じています。

 さらに「一方、トランプとその支持者たちは、バイデンが息子とブリスマを捜査から守るためにウクライナのトップ検察官の解雇を迫ったという、広く信用されていない説を展開している。バイデンは確かに検事の解雇を迫ったが、それはオバマ政権だけでなく多くの西側諸国の公式見解の反映であり、検事が汚職に甘いと認識されていたためである」と、バイデン氏を擁護しています。

 これはどう読んでも、バイデン氏に甘い記事です。ウクライナの主権回復を、などと言いながら、巨額の武器を送り込みつつ、その前には一国の内政である検事の人事に首を突っ込んできたのです。米国による他国への「内政不干渉」は、米国の政治家の場合ならば許されると、『ワシントン・ポスト』は本気で思っているのでしょうか?

 『ワシントン・ポスト』は共和党の政治戦略家であるマット・マコウィアック氏が、「ハンター・バイデンに対する捜査が汚職問題にとどまるなら一つの問題だが、極右界隈で流行しているような卑劣なメッセージに傾くなら、『国民がそれに我慢できるかどうかわからない』と述べた」と、共和党内でも慎重な意見があることを示しています。

※House GOP pushes Hunter Biden probe despite thin majority(The Washington Post、2022年11月21日)
https://www.washingtonpost.com/politics/house-gop-pushes-hunter-biden-probe-despite-thin-majority/2022/11/19/7fc8e648-67c8-11ed-b08c-3ce222607059_story.html

 トランプ前大統領を擁護することと、バイデン現大統領を批判することは、決してセットではありません。むしろ、セットであってはならないと言うべきです。

 トランプ氏とその支持者らに問題があれば、それを非難すべきであり、同じようにバイデン氏と彼のファミリービジネスに問題があれば、それも非難すべきです。

 是々非々であるべきであって、どちらかのサイドに立って、「味方」を過保護なまでに無批判に擁護し、「敵」への疑惑を一切検証することなく非難するのは、有害無益です。これは米国内部だけの話ではありません。日本でも同様です。

■【反日カルトの統一教会の問題は霊感商法問題だけではない!!「(日本の)国会議員は、全員統一教会信者となり、日本の国家予算を全部献金せよ」などと本気で「万物復帰」「国家復帰」を唱え、日本を乗っ取ろうとしている!! シリーズ特集 6】本日午後7時から、11月3日収録「『特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!』~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 <後半>」を再配信!

 IWJでは、今週、【反日カルトの統一教会の問題は霊感商法問題だけではない!!「(日本の)国会議員は、全員統一教会信者となり、日本の国家予算を全部献金せよ」などと本気で「万物復帰」「国家復帰」を唱え、日本を乗っ取ろうとしている!! シリーズ特集】を組み、統一教会問題に関するコンテンツをご紹介してゆきます。

 本日は午後7時から、今年11月3日に収録した「特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!」~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員の後編を再配信します。こちらは通常はIWJ会員限定ですが、特別にフルオープンでお送りします。

 11月3日午後7時ごろより、岩上安身は、「自民・岸田政権は統一教会の解散に及び腰!? 国際的な反社・反日組織犯罪としてメスを入れる『覚悟』が必要では!?」と題して、立憲民主党・小西洋之参議院議員にインタビューを行いました。

 後半では、「統一教会と関わりが深い議員が文科行政に関与してきた!」と題して、小西議員が10月28日に「文化庁を担当する文部科学委員会の委員長が旧統一教会と関係があるというのは論外だ」とツイートしたことを紹介しました。

 岩上安身は、歴史修正主義、歴史教科書への介入など、自民党政権の文科大臣は保守的傾向があり、「下村氏、馳浩氏、松野博一氏、柴山昌彦氏、萩生田光一氏、末松信介氏は『清和会』だった」と指摘。これに対して小西議員は「文教族の派閥が安倍派で、そういう構造にあったということですかね」と応じています。

 続いて、「教会は反社であるだけでなく反日カルト教団!自民党は反日カルトに支えられ、奉仕してきた!統一教会の教義とは?」と題し、『文鮮明先生御言集383』『文鮮明先生御言集 天聖経』の内容を紹介しました。

 岩上安身は、まず『文鮮明先生御言集383』の次のような内容を読み上げました。

 「日本は今、私を入国できないようにしていますよね。いいでしょう。天皇がやってきて、ひざまずいて、ひれ伏して、慟哭するのを見るまでは、私はいつまでたっても(日本に)行ってなんかあげませんよ」

 続いて、岩上安身は、『文鮮明先生御言集 天聖経』の内容も読み上げました。

 「韓半島は何かといえば、男で言えば生殖器です。半島です。イタリアがなぜ世界の文化創造に歴史的貢献をしたのかといえば、半島だからです。半島。生殖器です。島国は女性の陰部と同じです」

 「先生(文鮮明)がエバ国家に定めてあげなかったならば、日本はすでにぺちゃんこになっていたのです。雑多な神様を信じる民族、いわしの頭も信じる日本ではないですか。唯一神をあがめるキリスト教の伝統から見るとき、多くの神様をあがめることはサタンにも劣ります」

 「エバの使命が何か分かりましたか。皆さんには、南北を統一しなければならないという使命があります」

 「統一教会の勇士である皆さんは、どのような犠牲を払っても責任を全うしなければならないのです。一家を捨てても、一族が滅びても南北統一のために奮発しなければなりません。それが統一教会の勇士の使命です。それは、先生の使命ではありません」

 岩上安身は「重要なのは『反共』じゃないんですよ。『南北のために』と南北が優先されて日本の経済を全部奉じろと。さもなくば跡形もなく滅びるぞと。脅迫ですよね。北は核ミサイル持ったんです。裏では南北でつながっていて、北朝鮮はそっくりなことを言っている」と指摘しました。

 これに対して小西議員は「こういう教団に免税や財産権の特権を与えることはあり得ない。国民の皆さんも納得しない」「こんな教団と密接な関係を持ってた安倍元総理はよく年始に伊勢神宮とか行けますよね。罰当たりにも程がありますよね」「まともでない人がまともでない人と結び合ってまともでないことをしていた」と、感想を述べました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。公共性を鑑み、今回は特別フルオープン配信します。ぜひお知り合い、ご友人の方々に拡散していただき、皆さまで御覧ください。

 仮に、その日の都合で見られなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に見られますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます!

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【反日カルトの統一教会の問題はただの霊感商法問題だけではない!! 「(日本の)国会議員は、全員統一教会信者となり、日本の国家予算を全部献金せよ」などと本気で「万物復帰」「国家復帰」を唱え、日本を乗っ取ろうとしている!! シリーズ特集 6・IWJ_YouTube Live】19:00~
「特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!」~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 <後半>
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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※「特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!」~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2022.11.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512157

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その2)>第一部 ロシア零年「第一章 書記長のいない八月―一九九一年八月―」(前半)

 岩上安身は、1989年から1994年まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら現在は絶版となっており、入手困難な状況となっております。ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4

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第一部 ロシア零年

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第一部・初出一覧
第一章「現代」91年10月号「予告されたクーデター」
第二章「現代」91年11月号「腐敗の大地 (前篇)」および「腐敗の大地 (後篇)」
第三章「中央公論」92年2月号「ソ連消滅下に露呈した腐敗」および同92年4月号進む改革派の『土地漁り』」に一部加筆
第四章「現代」92年7月号「裏切られた人道援助」
なお本書の全編にわたって、雑誌発表原稿に加筆し一部構成を改めたが、分析・予測なども含め、原則的には事実関係や論旨は取材・発表当時のままとし、後に判明した事実や補足説明を註・追記の形で適宜つけ加えた。

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第一章 書記長のいない八月
―一九九一年八月―

 テレビと電話のそばから離れることができなかった。

 リモコンを片手に、時々刻々と入るニュースを求めてチャンネルを切り換え続け、その一方でライン・ビズィーの続くモスクワヘの国際回線にアクセスするために電話のボタンをプッシュし続ける。

 ずっとひとりの人物の安否が気になっていた。

 テルマン・ホレノヴィッチ・グドリャン。

 人民代議員であり、ソ連検察庁の元特捜検事である。八月十九日午前、「ゴルバチョフ失脚」の第一報が走ったとき、やや間を置いて彼の逮捕も伝えられた。しかしその後、続報がない。彼の逮捕を伝えたニュースにしてからが、「グドリャン人民代議員が逮捕された」というだけで、グドリャンとはどういう人物か、彼の逮捕が何を意味するのかについては、まったくふれていなかった。

 彼が無事であることを知ったのは、クーデター勃発から二日後の二十一日、ロシア共和国最高会議の模様をテレビ画面が映しだしたときのことである。ほんの二、三秒の映像だったが、議場を埋める議員のなかに、わし鼻のグドリャンの横顔がはっきりと映った。どうやら無事に解放されたらしい。ひとまず胸をなでおろした。全世界を揺るがせたクーデター事件の本筋からはそれるが、まずは彼についての話から始めよう。

 グドリャンは特捜検事のエースとして、ソ連史上最大の汚職・疑獄事件であるウズベク事件の捜査の指揮にあたった人物として知られている。彼が中心になって摘発にあたったウズベク共和国の汚職シンジケートは、共和国の党第一書記から主要な閣僚、党の高級官僚、警察長官、さらに末端のコルホーズ議長にまでおよぶ巨大な犯罪の山脈だった。逮捕された容疑者の数は五千人にもおよんだ。

 問題は八八年に入ってから起きた。

※ここから先は【会員版】となります(5139字)。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

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■【スタッフ募集・動画班】岩上安身によるインタビューを撮影・編集したり、大臣会見やビデオカメラによる現場取材と中継、撮影した動画の編集を行うスタッフを募集します。PCによる動画の編集作業の基本ができる方、特にYouTubeの撮影・編集などの経験のある方を特に優遇し、最優先で募集します! 経験が少なくとも、意欲ある若い方、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です! 時給は1300円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。

 動画班で、大臣会見やシンポジウムなどの中継・取材を行い、撮影した動画へのスーパー挿入やハイライトの作成等の動画編集を行うスタッフを募集します。

 PCによる動画の編集作業の経験がある方を特に優遇し、最優先で募集します。

 経験が少なくとも、意欲ある若い方、PC操作やカメラの撮影にも、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です。もちろん、必要な研修はIWJ内にて教えていきます!

 時給は経験・ノウハウのある方ならば1300円から、能力・実績次第で昇給します。超過勤務の残業手当や深夜業務による手当は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。定年退職(65歳)となれば勤務年数に応じ満額の退職金をお出しできるよう会社が積み立てています。

 他方、副業としての雇用や業務委託契約、外注も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
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■【スタッフ募集・事務班】中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションである事務班のスタッフを募集します。PC操作のスキルがあり、スケジュール調整のためにアポ取りのコミュニケーションスキルのある方、歓迎です! これまでの社会経験も生かせます! 時給は1200円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。

 スケジューリングする事務班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションです。PCの操作のスキルとスケジュールのためにアポ取りのためのコミュニケーションスキルは、最低限必要になります。時として動画班のように、カメラをもって取材現場に行く場合もあります。スタート時は時給1200円からで能力・実績に応じて昇給します。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、前田啓、中村尚貴)

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