日刊IWJガイド・非会員版「大手メディアが『誤報』!? 14日参院外交防衛委で、林外相が8日のロシア大使館職員8人の『国外退去』に『PNGにもとづく追放』を否定!」2022.4.15号~No.3501号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~朝日新聞はじめ日本の大手メディアが「誤報」!? 14日参院外交防衛委で、林外相が8日の在日ロシア大使館職員8人の「国外退去」について「PNGにもとづく追放」を否定!

■4月は支出をさらにしぼって、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 昨年8月から3月末までの、第12期の8か月間にわたる累積の不足金額は297万8184円です。4月の未達分をあわせた499万4552円まで、4月末までにご寄付が集まることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

■ご寄付者様からメッセージをいただきました。「日本・西側メディアの偏向報道がひどすぎるだけではなく、対米従属を批判している共産党までもが洗脳されたように真実を追及していない異常な状況」「劣化が進み、腐りきっている日本メディアの中で唯一、真実の報道をされているのがIWJだ」「IWJの存在が必須だから」等々感謝を込めて紹介させていただき、岩上安身がお返事を書かせていただきました。

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。3月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■ブラウン元英国首相が東洋経済オンラインで迅速なプーチン大統領の訴追を求める国際特別法廷設置を訴え! しかし内容はユーゴ空爆を主導した米クリントン元大統領賛美と「正義はなされるのだ」という情緒的な訴え!? ウクライナ側の犯罪行為は黙認!

■DONBASS – Anne Laure Bonnel(2016)、東部ドンバス地域でのネオナチ集団によるロシア語話者の迫害や虐殺は事実として存在した! 2015年にドンバス地域のロシア系住民の貴重な証言を集めた、アンヌ-ロール・ボネル監督のドキュメンタリー映画「ドンバス」(フランス語字幕)の仮訳をしました!

■<IWJ取材報告>IWJ記者の質問に尾崎会長「BA.2でも発症予防効果も重症予防効果も十分ある。ワクチンをまったく打っていない若い方でも重症化している人はいる」と世代にかかわらず3回目接種の必要性を強調! しかし米国のFDAはまん延しているオミクロン株の亜種BA.2にワクチンが適合していないとの見解を示す~4.12東京都医師会 記者会見

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。
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■はじめに~朝日新聞はじめ日本の大手メディアが「誤報」!? 14日参院外交防衛委で、林外相が8日の在日ロシア大使館職員8人の「国外退去」について「PNGにもとづく追放」を否定!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 今月8日に日本政府が在日ロシア大使館の外交官と職員8人に国外退去を求めたことに対し、日本の大手メディアは一斉に「追放」だと報じました。

 8日付けの朝日新聞は、次のように報じています。

 「外交官の地位を定めたウィーン条約では、受け入れ国は外交官らを『ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物、PNG)』として派遣国に通告し、国外退去を求めることができると定める。『外交分野での最も厳しい措置の一つが外交官追放』(日本外務省の幹部)で、ウィーン条約などに基づく今回のロシア外交官ら8人に対する国外退去要請は異例と言える」

※ロシア外交官は「ペルソナ・ノン・グラータ」 日本政府が追放決定(朝日新聞デジタル、2022年4月8日)
https://digital.asahi.com/articles/ASQ4865F3Q48UTFK00Y.html

 また、読売新聞も8日付けで、以下のように報じています。

 「外務省は8日、森外務次官がミハイル・ガルージン駐日ロシア大使に対し、在日ロシア大使館の外交官ら8人の国外退去を求めたことを明らかにした。ウクライナでロシア軍が民間人を虐殺した疑いが強まったことを受けた措置で、政府は外交関係に関するウィーン条約の定めに基づき、『ペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)』と判断した」

※外務省、ロシア外交官ら8人に国外退去要求…軍の民間人虐殺問題(読売新聞、2022年4月8日)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220408-OYT1T50203/

 これについて昨日14日の参議院外交防衛委員会で、鈴木宗男議員が「日本の報道は正確ではないのではないか? 事実は(単なる)『国外退去』ではないのか?」と追及しました。

 これに対して林芳正外務大臣は、PNGが外交官についての取り決めであることを述べた上で「今回対象とした8名の中には、外交官としての地位を有する者と、そうでない者がいる。それらを『まとめて』国外退去を求めた」と答弁しました。

 つまり、「PNGにもとづく追放」ではないということです。

※外交防衛委員会(参議院インターネット審議中継、2022年4月14日)
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

 ロシアによるウクライナ侵攻について、ロシアの行動が非難されるべきであることは間違いありません。しかし「単なる国外退去の要求」を「PNGにもとづく追放」と報じたのでは、ロシアの強い反発を招き、後々まで禍根を残すのではないでしょうか。ひいては国益を損ねることにもなりかねません。

 マスメディアの報道が、今回の件も、ロシアの外交官と外交官の地位を有していない者の国外退去を、より大げさに、読者に対してロシアのイメージを悪化させる方向で誘導したようにも見えます。マスメディアの足並みそろえた「暴走」に、歯止めをかける必要があります。

 アゾフ提供の映像をそのまま使って流し、アゾフの主張をたれ流すなど、日本のマスメディアのウクライナ報道は、日に日に信用のおけないものになりつつあります。

■4月は支出をさらにしぼって、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 昨年8月から3月末までの、第12期の8か月間にわたる累積の不足金額は297万8184円です。4月の未達分をあわせた499万4552円まで、4月末までにご寄付が集まることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)としておりましたが、支出をさらに削って、4月からは月間目標金額をさらに下げて400万円といたしました。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、4月で9か月目に入りました。

 今期スタートの8月1日から3月末までの8か月間の累計の不足分は、あと297万8184円となりました。

 また、今月4月は1日から13日までの9日間で、157件、198万3632円、目標額の50%のご寄付・カンパをいただいています。ありがとうございます。

 従って、3月末までの不足分297万8184円に、4月の未達分201万6368円が加わり、499万4552円が必要となります。今月4月を含めて、期末までの残り4か月で赤字雪ダルマを削って、不足分がゼロになるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3268人です。そのうちサポート会員は1122人です(2022年4月1日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1528円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人4451円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 また、この目標額には、3月16日に宮城県・福島県で震度6強を記録した、福島県沖で発生した地震の際に起きた大規模停電の影響による、インタビューや動画配信に必要な設備の故障の修理費用、約70万円も含まれております。

 この故障が応急処置ではなく、完全に修理することができないと、再配信ができません。現在、対応中ですが、再配信が出来ずご不便をおかけしていて、申し訳ありません。ご理解をたまわれればと思います。

 引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難は、第2幕を迎えつつあります。

 米軍のウクライナへの武器支援が功を奏し、予想以上に大きな損害を被ったロシア軍が足踏みをし、逆に勢いづいたウクライナと米国・EU諸国は、「ロシアは全欧州を侵略しようとしている」などと誇張し、その上で「ロシアを弱体化させる」と反撃に転じようとしています。

 米国とNATOの真の狙いは、恒久的に欧州を軍事的に支配し、ロシアを弱体化することにあったのだ、ということが、ここにきて明らかになりました。このロシアのウクライナ侵攻は、その戦略を推し進める口実に巧妙に利用されつつあります。

 このウクライナ侵攻から始まったロシアへの圧力が、極東に飛び火して、台湾をめぐる米中の対立と連動する可能性もありえます。

 その場合、ウクライナや東欧・西欧がそうであるように、日本が米国にとって都合の良いミサイル前線基地となってしまう危険性があります。日本がウクライナのような運命をたどり、国土を戦場として提供してしまうようなことは絶対に避けなければいけません!

 日本には原発が51基(そのうち稼働中のものは9基、稼働していない原発もプールに燃料がたくわえられている)存在するのです。これらは核自爆装置のようなものです。

 IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、8年前、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。ぜひ、以下の特集を御覧ください。

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。

 そこに至るプロセスがあります。独自取材を続けてきたIWJだからこそ、この事態に対してしっかりと客観視する視点をもつことができた、と自負しています。

 ロシア軍によるウクライナへの「侵攻前」のプロセスを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝える思考停止のイエローペーパーに頼っていては、真実は見えてきません。公平に見て、ウクライナと米国のプロパガンダは、ロシアのプロパガンダよりはるかに巧みで、大胆かつ強引であり、はるかに多くの人を惹きつけています。しかし、そのプロパガンダを鵜呑みにしているようでは、本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。

 こんな偏向報道ばかりの状態が続けば、その先には、国の命運を分けるような分岐点で大きな判断ミスを招き、愚かな世論誘導をしてしまう可能性を否定できません。

 我々IWJは、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道を歩み、客観的で、中立的で、公正な報道をし続けます。

 米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国が、ゆるぎなく、軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではありません。

 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかりが行われ続けているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府にこれでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに直接、支えられているからです。特定のスポンサーに頼らずとも、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことが、市民の皆さまのお力で可能となっているのです。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとして活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 本年、2022年は、参院選もあります、主権を外国に売り渡すがごとき、売国的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■ご寄付者様からメッセージをいただきました。「日本・西側メディアの偏向報道がひどすぎるだけではなく、対米従属を批判している共産党までもが洗脳されたように真実を追及していない異常な状況」「劣化が進み、腐りきっている日本メディアの中で唯一、真実の報道をされているのがIWJだ」「IWJの存在が必須だから」等々感謝を込めて紹介させていただき、岩上安身がお返事を書かせていただきました。

 ご寄付者様からメッセージをいただきました。

 メッセージひとつひとつに、岩上安身が返信を書かせていただきます!

 嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、ぜひお寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます!

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 いつも貴重な情報、ありがとうございます。

 ロシア・ウクライナ戦争の情報発信に関し、日本・西側メディアの偏向報道がひどすぎるだけではなく、対米従属を批判している共産党までもが洗脳されたように真実を追及していない異常な状況(新聞赤旗も同様)に強い危機感を持っています。

 自民党・電通・共同通信・時事通信・米国に忖度しまくっている日本メディアの劣化は以前からですが、今回は末期的状況が頂点に達していると思います。

 ゼレンスキーを操っている米国は自国の利益(兵器産業の売り上げ増加・シェールガス・オイルの輸出拡大の道を作った)とロシアの国際的孤立・弱体化などに成功しているので停戦には消極的です。

 国際社会は米国の政治姿勢を批判し、早期停戦(米国・NATO・ウクライナとロシアの歩み寄り)を促す役割を果たすべきだと思います。

 劣化が進み、腐りきっている日本メディアの中で唯一、真実の報道をされているのがIWJだと思っています。

 ほんの気持ちですが、みずほ銀行・広尾支店に寄付させていただきました。

 差し出がましいようですが、苦しい経営状況を少しでも改善できると思われる案を下記いたします。

(1)会費の引き上げ(毎月一般会員1000円→2000円、サポート会員3000円→5000円)で年間、概算で約530万円増収します。

(2)経費削減のため出張取材活動は大幅に削減し、「岩上安身インタビュー」にほぼ特化する。

 私の場合は「デモクラシータイムズ」など他のリベラル系番組もみているためIWJでみている中心はインタビューです。

(3)日刊IWJガイドのスリム化。

 毎日大変な労度(コスト)をかけていると思いますが、逆に文字数が多すぎて、全部読み切れていません。

思い切ってスリム化すれば多少でもコスト削減につながると思います。

(4)会員全員へのメールアンケートの実施

 1.2.3など会員の皆様のご意見を集約し前向きな変更により、経営改善につながれば幸いです。

 IWJの存続を強く願っている多くの会員の皆様が賛成してくださると思っています。

メッセージの(編集)掲載と名前のフルネーム公表、共に了解いたしました。
(佐藤 朝生 様)

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佐藤 朝生 様

 ありがとうございます!

 マスメディアの劣化は凄まじいですね。テレビ朝日が、ネオナチ組織・アゾフの「ホワイトウォッシュ」もしくは「ロンダリング」に手を貸していることに驚き、強く批判する記事を日刊IWJガイドに掲載したのは3月29日のことでした。

※ツイッター「IWJ_Sokuho」3月28日、米NBCがバイデン大統領の最新支持率は就任以来最低の40%と発表、調査員は「バイデン大統領と民主党員が壊滅的な選挙に向かっている」と警鐘! バイデン政権が取り組むべき最優先事項は米国における過去40年最大のインフレだとする人が7割! ほか
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50506(日刊IWJガイド、2022年3月29日)

 しかし、その後、テレ朝は当たり前のようにアゾフの司令官のインタビューを、何ひとつ留保をつけることなく流しています。昨日も、アゾフの言う「弾丸はいつも足りません」などという情報をメインに流し、アゾフがどんな存在で、なぜマリウポリが最も重要な攻防の焦点となっているのか、何も肝心なことは伝えませんでした。

※【独自】アゾフ大隊将校が激白 ロシア軍の包囲「これは兵糧攻め」(テレ朝ニュース、2022年4月14日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000251467.html

 その3日前に、「ああもう、これはマスコミはもう全滅だな」と思わされたのが、4月11日、アゾフのツイートをソースとして、ほぼ全メディアが、「ロシアが化学兵器使用、(サリンか)!?」などと、TBS、フジ、ロイター、朝日新聞等がそろって記事を出しているのを見た時でした。

 スマホで同様のタイトルがずらっと並んでいるのを目にした時には、「ああ…」と慨嘆が声になって出てしまいました。テレ朝が流したアゾフの幹部は、「白い霧が見えた」などといいます。他に、ANN(テレ朝系)ニュースでは「甘い味を感じた」、等々と言葉を書き連ねています。

 1995年に起きたオウム真理教による地下鉄サリン事件によって、日本の全国民(当時の)は、マスコミ報道で繰り返し、こうアナウンスされるのを聞いたはずです。「サリンは無色無味無臭の気体である」と。

 オウムによるサリン事件報道を記憶していたら、アゾフらがいかに適当な事を言っているか、すぐわかるはずです。

 27年前の1995年に朝から晩までサリン事件について流し続けていたテレビ局が、「サリン」という言葉と「白い気体」とか「甘い味」と、並べたらすぐに矛盾しているとわかる情報を、何の確認もせずにたれ流しているのです。「脳死」状態でなければ、こんな情報発信はできるはずがありません。

 本当に、日本のマスコミは終わったな、と痛感させられました。

 佐藤さんからのご提案とのアンケート、会員の皆さまにお聞きする項目などを少し検証した上で、手の空いた時に実施することができたら、と思っています。今は、スタッフ全員、ウクライナ危機に立ち向かっている時なので、もう少しお時間をください。

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身

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IWJさま 岩上様

 いつも大変素晴らしい活動、東部虐殺について角元大使の件、記者会見で突っ込んでくれたことが、きっと波紋を呼ぶと願っています。

※【号外第12弾】(IWJ、2022.4.2)
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/504282

※【切り抜き】『ウクライナ東部でジェノサイドはなかった』との角茂樹元大使の断言は外務省の公式見解か?IWJ記者の質問にジェノサイドの厳格な定義を並べ「ICCの捜査を注視する」と林外務大臣(IWJ、2022.4.1)

 アゾフの隊長のインタビューも見ました。IWJを読んだり六辻さんの話しなどを知らない視聴者は、あのまま信じるでしょう。それを野放しにしているとはどういうことか。

※【独自】ロ軍が敵視する「アゾフ連隊」司令官が語る(テレ朝NEWS、2022/03/27)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000249505.html

(そういえば、アブラモービッチは、ユダヤ系ロシア人です。チュバイスもそうですが。やはりお金に聡いのかオリガルヒには多いですねユダヤ系)

 今回TBSのサンデーモーニングでも、いろいろ言い募るがウクライナ軍によるロシア人捕虜の虐待、虐殺については一言も触れていなかったようです。IWJが指摘しているヌーランドらの生物研究所、生物兵器攻撃計画など、どこも言いません。

 日本の報道は、やはり偏向しているとしか言いようがありません。
(唯一よかったのはルカシェンコの単独インタビューでした、これは金平さんの希望に反して(( ´∀` ) ルカシェンコが高評価を得ています
https://www.youtube.com/watch?v=9b1jHIZuOCs )

 今、ウクライナで戦争気分を煽りまくり、アメリカはアジア太平洋で沖縄を要塞化して自衛隊とともに台湾独立にかこつけて対中国戦争の準備をやっていることが大変憂慮すべき状況ですね。

 そのことに意識も向けさせるためにも、米国が仕掛けてきた生物研究所や核兵器開発のプロジェクトなどをどんどん追及し、ウクライナで起きたことを日本や沖縄で絶対やらせないように、アメリカに煽られてへたな戦争に巻き込まれないように抵抗するよう、国民を目覚めさせないと行けません。

 IWJはとても重要な活躍をしています!

 頑張れ、IWJ!

(匿名希望)

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匿名希望様

 頑張れ、という言葉に、励まされました。ご支援、ご声援ありがとうございます。

 新聞・テレビ・ネットのニュースに一切頼らずに、この情報化社会を生きることは誰であれ不可能に近いでしょう。それだけにメディアに課せられた責任は重いはずですが、連日、「異様」な偏向報道が続いていて、本当にうんざりさせられます。

 情報感度の高い方は、IWJだけでなく、他にも真実を伝えている情報源を見つけ出して、マスコミの報道の仕方はおかしいぞ、とお気づきになっていることと思います。しかし何も疑問を持たず、テレビ・新聞の情報を毎日目にしていたら、すっかり「洗脳」されてしまうことでしょう。そうした方々は、「うんざり」せず、ただロシアは憎い、許せない、ウクライナはかわいそう、ゼレンスキーさん、頑張って! と思っているに違いありません。

 もっとナイーブな方なら、「戦争犯罪人」のプーチンを訴追しろ! 米国も、欧州もロシアへの制裁を厳しくやっている、日本もロシアに対してもっと厳しく批判と制裁を加え、ウクライナにはもっと支援しなければ、と思っていることでしょう。

 ウクライナ人であれ、ロシア人であれ、民間人でありながら、戦争で生命や財産を失い、生活が台無しになっている方々は、本当にお気の毒です。早く、できるだけ早く、停戦するべきです。周囲が武器支援などもってのほかです。

 これまでにも、米国主導の戦争で、多くの民間人が犠牲になってきました。イラクでは約50万人が殺されました。もちろん、そのすべてがテロリストだったわけではありません。多くの民間人が殺されました。しかし、米国の歴代大統領は、「戦争犯罪人」と指弾されることは1度もありませんでした。長年にわたり、いくつもの国に対し、民間人の頭の上に、無差別大量爆撃を行ってきたにも関わらず、です。

 世界は、極端なダブルスタンダードによって、二極に引き裂かれています。日本の報道を見ていると、あたかも全世界が、ウクライナを応援し、ロシアに対して制裁をかけているかのように思い込みがちですが、そうではありません。

 米国が今まで何をしてきたか、その米国のバイデン大統領が、ウクライナのキエフの路上に倒れていた死体の映像を見て、「ジェノサイド! 」と呼ぶのを、苦々しく思っている国や民族が数々いることを、私たちは忘れてはいけません。我々日本人も、東京はじめ全国の空襲、そして広島、長崎への核投下によって、たくさんの同胞が殺されました。米国の非戦闘民への無差別攻撃の「被害国」のひとつです。

 日本は、第二次大戦時、加害国として、アジアの国々に多数の犠牲をもたらしました。これは事実として、2度と犯してはならない罪であると思います。しかし、それとは別に、私たちもまた、民間人を殺されている、ということは自覚し直さなくてはなりません。

 米国とNATO諸国は、ロシア軍が去ったあとのキエフの数百の死体を数えて、「ジェノサイド」だと、国際刑事裁判所に訴える用意をしているとのことですが、それならば、私たちの親や祖父母の代で米軍の無差別空襲や核投下で殺害された人々はどうなのか、「ジェノサイド」の犠牲者ではないのか、と問い直すべきです。

 同様に、朝鮮戦争、ベトナム戦争、セルビア、イラク、アフガニスタン、シリア、リビアで、米軍とNATOによって、無差別に空爆で殺されてきた人々の無念も忘れるわけにいきません。「戦争犯罪人」の容疑者を特別法廷に招喚して、裁きを受けさせるべきです。

 エマニュエル・トッドは、「戦争はもはや米国の文化やビシネスの一部になっています」と指摘しています(文芸春秋5月号)。「人殺し」を「文化」や「商売」にしていて、定期的に弾丸や砲弾を激しく消費し、血を大量に流さないと我慢のならない狂気の国が、他国の戦を問えるのか、反問する必要があります。

 米国の罪だけは問われない、なぜなら米国な他の国とは違った特別な、例外的な国だからだ、と答えるのはアメリカ例外主義(American exceptionalism)です。この馬鹿げた例外主義を成立させているのは、米国人による独善的な思い込みだけでなく、米国の軍事力の「被害」にあった者の恐怖ゆえの沈黙と、他国が米国の軍事力の「被害」にあうのを横目で見て同じく恐怖に怯えて沈黙する者たちによって、支えられているのです。

 米国が例外的な国であることが許されるはずがない。アメリカ例外主義こそ、恥ずべき、不道徳のきわみだ、という声が地球上の至るところから上がらない限り、米国の例外主義が無意味化、無効化することはありません。

 米国が、政治力、軍事力、経済力において卓越した国だ、と認めたとしても、道徳的に他国より優れており、それゆえ国際法や国際秩序を自ら作り、他国に守らせ、守らない国に罰を与え、しかし自分が国際法を破ることは許されるなどという図々しい例外主義は御破算にしなくてはなりません。

 ウクライナを高度に武装化したのは米国とNATOです。そのウクライナがロシアに対して再三挑発し、戦争を招いたのです。この戦争の責任はウクライナとロシアにあるだけでなく、米国とNATOにも大いにあります。

 特に米国は虫が良すぎます。ウクライナとロシアに血を流させておいて、次々と武器支援を行い、自国の軍事産業を潤わせ、ロシアへの制裁によって、欧州へ米国産のシェールオイル/ガスの売り込みをはかる。そんな厚かましい「ビジネス」は、米国であれ、どこの国であれ、認められていいはずがありません。例外なく、です。

 ロシア軍が民間人を殺害したとして、「ジェノサイド」の罪に問われ、プーチン大統領が「戦争犯罪人」として裁かれるべきだというならば、その規準に従って、米国・米軍と、歴代の米国大統領も、ことごとく「戦争犯罪人」として、特別法廷に呼び出しましょう。それがアメリカ例外主義を認めない、という第一歩になるはずです。

 「米国が仕かけてきた生物研究所」についても、ロシアから「米国がウクライナで生物兵器開発」という新たな情報がもたらされました。

※The Embassy of the Russian Federation in Japan(2022年4月15日、駐日ロシア大使館のツイート)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02woNx8abebZ7pEzSRw8RX3jphmDFTiqeR5rfHMxdm62sds82RtsqULGNruURmXRTCl&id=100066546578635&__tn__=-R

 これが事実であれば「戦争犯罪」「人道上の罪」として裁かれるべきでしょう。国際社会は、ロシアが手にしたという証拠を検分すべきです。

 お返事がいささか長くなりました。

 応援ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

岩上安身

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 IWJの存在が必須だから(匿名希望)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 これからも、皆さまに必要とされる存在であるように、必要な情報をお届けしてまいりたいと思います。

 頑張ります。今後ともよろしくお願いします。

岩上安身

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 ウクライナ関連や神宮外苑再開発計画関連の報道が出色なので(林 秀樹 様)

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林 秀樹 様

 ありがとうございます。ウクライナ関連以外でも、「神宮再開発計画」問題など、他のテーマをお伝えしたり、社会問題として「可視化」したりしなければいけないことはたくさんあります。今はウクライナ危機以外の他のテーマを取り上げている余裕がなく、忸怩たるものがあります。

 しかし、ウクライナへのロシア侵攻と、ウクライナを「人間の楯」としながら、ロシアとの代理戦争を展開する米国とその従属国の動向を、バイアスなくお伝えするとともに、この事態に対処する日本政府の対米従属ぶり、そしてこの事態を歪めて伝える日本のマスメディアに、日本の病理が濃厚にあらわれていることを指摘することも、独立市民メディアとしての重要な役割だと考えています。

今後とも、ご注目いただき、ご支援、応援を何とぞよろしくお願いします。

岩上安身

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 パンデミック、戦争、と世界的危機の今こそ、IWJには頑張ってほしいから。(K.H. 様)

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K.H. 様

 ありがとうございます!

 戦争に目を奪われがちですが、パンデミックも過ぎ去った「悪夢」ではありません。今、第6波が下がりきらないうちにオミクロンの新たな変異株が出現して、新規感染者が増えつつあります。

 大きなニュースになっていませんが、米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)は、現在認可されている新型コロナワクチンがオミクロン新株にはあまり効き目がないことを発表しました。本日の「IWJ取材報告」の中で、触れています。

 有効ではないワクチンを、惰性で打ち続ける意味があるのか、問い直さなくてはなりません。

 この問題も取り上げつつ、IWJとしては、デタラメ報道が続くウクライナ危機に対して、真実を対置し、浅く上っ面をなぞるだけでなく、この問題の根っこにある本質的な問題にまで、深堀りを試みていきます。

 今後とも、どうぞよろしくお願いします。

岩上安身

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 今回のウクライナ騒動でもわかったが、まともな情報を伝えているIWJと一水会だけなため。主要メディアは全部だめ!自主廃業すべき!というわけで、IWJさんにはこれからも頑張ってほしい(N.T. 様)

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N.T. 様

 ありがとうございます!

 一水会は、自ら、ロシア、ウクライナを含む、旧ソ連に足を踏み入れて、体感したものが、おありなのだと思います。

 「百聞は一見に如かず」という言葉は、とりわけ「謎の中の謎に包まれた謎」などといわれてきたロシアに対しては、当てはまると思います。

 IWJのある事務所のある飯倉片町から、狸穴にあるロシア大使館までは、すぐ近くです。週末になると右翼の街宣車がやってきて、がなり散らしていきます。南麻布の韓国大使館も、西麻布の中国大使館も、いつも同じような怒声が飛びかいます。隣国の大使館に罵声を浴びせることが、「愛国者」の活動なのだと言わんばかりです。

 実際には、隣国の大使館を威嚇したところで得るものは何もなく、日本の「愛国者」とは、拡声器で怒鳴り、イキる者たち、という「誤解」を国内外に広め続けているだけです。そうした「街宣右翼」と一水会は確かに一線を画していると思われます。

 IWJも、今後も頑張り続けます!

 どうぞ、今後とも、ご支援をよろしくお願いします。

岩上安身

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。3月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 3月は31日間で、506件、592万6084円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方170名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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嶋田千恵子 様
中島敏晴 様
小松伸吾 様
彰宏 様
y.m. 様
M.Y. 様
山本賢二 様
大島利夫 様
山内哲也 様
T.I. 様
T.F. 様
N.O. 様
S.T. 様
柴田武男 様
K.B. 様
T.Y. 様
YOSHIMI ODASHIMA 様
HUMIYA MORITA 様
M.S. 様
Y.M. 様

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 皆さま、コロナ禍の厳しい経済情勢の折、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2022.4.15 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch7】13:15~「林芳正 外務大臣 定例会見」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 林芳正 外務大臣 定例記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた外務大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%A4%96%E5%8B%99%E5%A4%A7%E8%87%A3
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【IWJ_YouTube Live】15:20~「TMA近未来医療会議シンポジウム ―内容:2040年に向けた医療供給体制と診療報酬体系の抜本的改革<第1クール>国家財政と医療経済」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「東京都医師会」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた東京都医師会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e5%8c%bb%e5%b8%ab%e4%bc%9a

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◆中継番組表◆

**2022.4.16 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【IWJ速報4月12日】アゾフ連隊がSNSにロシアはマリウポリでウクライナ軍に対して有毒物質を使用した」と投稿! マリウポリ市長補佐官は「化学兵器による攻撃は確認されていない」と表明!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504693

【IWJ速報4月13日】ドンバス地域での「最終戦争」にむけ準備と駆け引きが進む!プーチン氏は「目的が達成されるまで作戦は継続」と明言! 日テレが公共の地上波で「スパイ狩り」!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504695

IWJ記者の質問に尾崎会長「BA.2でも発症予防効果も重症予防効果も十分ある。ワクチンをまったく打っていない若い方でも重症化している人はいる」と世代にかかわらず3回目接種の必要性を強調!~4.12東京都医師会 記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504658

【号外第18弾】「ロシアをウクライナから追い出そう、NATOを潰そう」! ウクライナの平和運動家のユリイ・シェリアジェンコさんへのニューヨークの独立放送局『デモクラシー・ナウ! 』のインタビュー!
ウクライナにスティンガーミサイルを供給し、ジャベリンミサイルの製造元であるレイセオン社は38%の成長率!ウクライナでは、軍隊に対する批判や良心的兵役拒否の主張は反逆罪とみなされ処罰される!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504703

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■ブラウン元英国首相が東洋経済オンラインで迅速なプーチン大統領の訴追を求める国際特別法廷設置を訴え! しかし内容はユーゴ空爆を主導した米クリントン元大統領賛美と「正義はなされるのだ」という情緒的な訴え!? ウクライナ側の犯罪行為は黙認!

 13日付けAFPBBは、「国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン主任検察官は13日、ロシア軍が多数の民間人を殺害したとされるウクライナ首都キーウ近郊のブチャを訪問した」と報じました。

 カーン氏は「独立した公平な捜査が必要だ」と述べ、ICCの法医学専門家が「真実と虚構を明確に区別」するとのことです。

 一刻も早い真相究明が待たれます。

※ウクライナは「犯罪現場」 ICC主任検察官、現地を訪問(AFPBB、2022年4月13日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3400181

 2007年から2010年にかけて、英労働党を率いて首相をつとめたゴードン・ブラウン氏が、7日付けの東洋経済オンラインに、プーチンの戦争犯罪の訴追について、寄稿しています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

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■DONBASS – Anne Laure Bonnel(2016)、東部ドンバス地域でのネオナチ集団によるロシア語話者の迫害や虐殺は事実として存在した! 2015年にドンバス地域のロシア系住民の貴重な証言を集めた、アンヌ-ロール・ボネル監督のドキュメンタリー映画「ドンバス」(フランス語字幕)の仮訳をしました!

 「ドンバス」は、2016年に公開されたアンヌ-ロール・ボネル監督によるドキュメンタリー映画です。フランス語字幕付きを以下で見ることができます。

※DONBASS – Anne Laure Bonnel (2016)
https://vimeo.com/202792798

 アンヌ-ロール・ボネル監督は、2015年、ウクライナ東部ドンバス地域の状況を取材し、ポロシェンコ大統領に見捨てられ、極右武装集団による攻撃と迫害を受けている人々の姿と声を取材しました。

 2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、ロシア側が信仰の理由の一つに挙げている、東部ドンバス地域でのネオナチ集団による住民迫害や虐殺を否定する言説が広がりました。

 しかし、ボネル監督による「ドンバス」は、破壊された東部地域の町の姿を撮り、ウクライナ政府軍と極右集団が住民を迫害していた証言を集めています。2014年に起きた「オデッサの虐殺」に関与したウクライナ軍兵士の証言も取っています。

 「ドンバス」は、ウクライナ東部ドンバス地域で何が行われたのかを物語る貴重な資料です。オリジナルにはフランス語字幕しかありません。IWJはフランス語字幕から全文を日本語に仮訳しました。会員限定でご紹介しますので、ぜひ、IWJ会員登録していただき、お読みください。

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■<IWJ取材報告>IWJ記者の質問に尾崎会長「BA.2でも発症予防効果も重症予防効果も十分ある。ワクチンをまったく打っていない若い方でも重症化している人はいる」と世代にかかわらず3回目接種の必要性を強調! しかし米国のFDAはまん延しているオミクロン株の亜種BA.2にワクチンが適合していないとの見解を示す~4.12東京都医師会 記者会見

 4月12日午後4時から、東京都千代田区の東京都医師会館にて、東京都医師会の記者会見が開催されました。

 会見冒頭、東京都医師会会長の尾崎治夫氏は、新型コロナウイルス第6波の中、感染者数が高止まりしている現状に触れつつ、次のように述べました。

 「この高止まりを、一日8000人、9000人というのは、増えないからいいのではないの? という考え方の人もいます。それと、あまり重症化しなければいいんじゃないの? という話もあります。

 でも、現実はですね、これだけ感染が引き続きますと、また別の変異が起きたり、いろんな可能性も出てまいりまして、せっかく、これまでワクチンを2回、あるいは3回打って、皆さんの免疫、発症予防効果と重症予防効果がついて来たところで、ワクチンがあまり効かないようなタイプが出てきたりしますと、今までの対策が水の泡になってしまうわけで。

 やはり、私はこの高止まりをこのまま放っておいていいとは考えておりませんし、考えてはいけないのだと思います。

 そういった中で、これが、どうすれば減ってくるのかなと考えますと、(中略)今の20代、30代の方のワクチン接種が20%台、30%台、ここを何とかしていかないといけないのではないかと、若い方にいかにワクチンを打っていただくか、ここにかかっているのではないか、というふうに私は考えております」。

 尾崎会長は、迫りくる第7波を防ぐため重要なこととして、20代、30代のワクチン接種率を上げることだと述べました。

 しかし、米国の食品医薬品局(FDA)は6日、現在の新型コロナウイルスワクチンについて、追加接種で2回接種よりも重症化は防げるとしつつも、まん延するオミクロン株の変異種の亜種BA.2に適合していないとの見解を示しています。つまり、平たく言えば、現在のコロナワクチンは、オミクロン変異種には効かないということです。

※現在のコロナワクチン、オミクロン亜種にあまり適合せず=FDA(2022年3月7日、ロイター通信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/28031863c6a45c6b9ce6c71e624716959fd8b17e

 この米FDAの見解が事実であれば、尾崎会長の述べるように、若者に対して追加ワクチン接種を行っても、感染は止められない可能性があります。

 質疑応答で、IWJ記者は「特例疑似症患者(みなし陽性者)」について、以下のとおり質問しました。

 「現在のリバウンド傾向ですが、第5波のピーク時より高いところからのリバウンドということで、これまでにない感染拡大の可能性が指摘されています。

 東京都でも、検査をせずに医師の判断で陽性とみなす『特例疑似症患者』、いわゆる、みなし陽性者の対応が、現在も続けられていますが、こうした措置は、『重症化しにくい』というオミクロン株の『評判』を一人歩きさせ、油断をひろめてしまい、ワウチン3回目接種へのためらいや20代の感染拡大に拍車をかけているという側面はないのでしょうか?

 ワクチン接種による副反応の辛さを恐れて、ワクチン接種をためらう人がいるのはわかりますが、BA.1より感染力が高いとされるオミクロン株BA.2について、ワクチン接種3回目を必ずしないと危険だとお考えなのか、高齢者や持病のある方以外は検査なし、ワクチンなしでも共存できるとお考えなのか、お聞かせください。

 また、油断を広めている原因に、検査をしないで陰性とみなす『特例疑似症患者』という対応が、拍車をかけているとお考えにはならないのでしょうか?」

 東京都はこの会見前日の4月11日、新規感染者数4562人に対し、「特例疑似症患者」数を8人と発表しています。

※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第3100報)(東京都、2022年4月11日)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/04/12/20.html

 これに対し、角田副会長から以下のとおり回答がありました。

 「ご質問ありがとうございます。今、『みなし陽性(疑似症)』のお話が出ましたので、私からお答えさせていただきます。

 現在、東京都では、疑似症の扱いはしておりません。みなし陽性の扱いはもう終了しております。一時期、やはり、第6波が非常に高まった時は、医療機関のキャパシティが追い付かなくて、明らかに家庭内感染で、例えば、両親が陽性だから、お子様も発熱、これはもう90%以上の確率で陽性者ですから、みなし陽性という形を、実は、国の指針に則ってやっておりました。

 ただ、ある程度、医療機関のキャパシティがあって、検査の、診断の能力が十分になって参りましたので、3月いっぱいをもちまして、疑似症、つまり、みなし陽性は中止しております。

 ただ、唯一、小児の場合はですね、どうしても、医療機関に連れて来れなかったりとか、プラス、往診しての検査もできないような状況の小児については、みなし陽性、疑似症を認めております。

 ただ、現在は、しっかりと、やはり感染症ですから、医療の管理下において、診断をしてという形をとっている状況でございます」。

 IWJ記者は、続いて、3回目のワクチン接種の必要性について、次のように質問しました。

 「オミクロン株BA.1よりも感染力が高いとされるBA.2について、先ほども、尾崎会長のほうから説明いただいたのですが、再度、質問させていただきます。

 BA.2について、3回目のワクチン接種を勧奨しなければならないほど危険なものなのか、もしくは、高齢者や持病のある方以外は検査なし、ワクチンなしでも共存できるのか? この点について、もう一度ご説明願います」。

 これに対し、尾崎会長から次のように回答がありました。

 「BA.2が重症化しやすいのではないかというようなことは、今のところ、検証されてないと思います。そういった研究結果もないと思います。ただ、感染力については、1.5倍とか、やっぱり強いのではないかという話はあります。

 それから、BA.2だから、ワクチンを2回打っている方はですね、3回目接種をしても、効果はないんだということも言われてないと思います。BA.2においても、3回目接種、追加接種をすれば、それなりに発症予防効果も重症予防効果も、下がっていたものが高まってですね、十分効果が出るというふうに、私は認識しております。

 重症化に関しては、確かに、それほど注意しなくてもいいという話があるかもしれないですが、実際にワクチンをまったく打たれてない方で、若い方でも重症化している人はいますので、若い方だから、ワクチンは絶対打たなくていいんだということはないと思います。

 やはり、世の中全体の感染者を抑えることが最も大事だと思っていますから、そのためには、BA.2が重症化する、しないではなく、あらゆる世代の方が3回目のワクチンを打っていただくということが、必要なのではないかと、私は考えています」。

 記者会見の詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※IWJ記者の質問に尾崎会長「BA.2でも発症予防効果も重症予防効果も十分ある。ワクチンをまったく打っていない若い方でも重症化している人はいる」と世代にかかわらず3回目接種の必要性を強調!~4.12東京都医師会 記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504658

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任をもって携わっていただける方を募集します。時給は1500円です。雇用形態はアルバイト又は契約社員からのスタートになります。正社員登用の途もあります。業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 パワポ作成には、書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集します。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴、城石裕幸、富樫航、渡会裕、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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