┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~菅総理に落選の可能性! 来る衆議院選挙で菅総理の選挙区である神奈川2区に野党統一候補が立った場合、菅総理は接戦の末敗れる!? というシミュレーションが! さらに菅総理にカジノ違法接待疑惑まで浮上!!
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┠■【中継番組表】
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┠■菅総理会見で、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置を33都道府県に拡大! ワクチンに偏った政策や政治責任を追及されても、あくまでワクチンにこだわる菅総理! 岩上安身は「検査」と「隔離」をさぼり「公助」で手を抜いてきた菅総理は、総裁選でライバルたちに勝てるのかとお思いかと、質問状!
┃
┠■今年8月1日に新たなスタートを切ったIWJの第12期、8月も3分の2が過ぎようとしていますが、8月25日までのご寄付・カンパは暫定月額目標額のまだ26%にとどまっています! 月末まであと6日間です! 経済的に険しい道のりが続くIWJに、どうかご支援をよろしくお願いいたします!
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┠■<インタビュー報告>対コロナ戦争の敗北を否認するばかりの菅政権! 日本は崩壊する米帝国への従属を続け「敗戦準備」を加速するのか!? ~8.25岩上安身による京都精華大学国際文化学部講師白井聡氏インタビュー(前編)
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┠■コロナ患者を受け入れるよう、国立病院機構等に厚労大臣は命令を下せるのに、なぜ今に至っても「お願い」ベース!?田村憲久厚労大臣が地域医療機能推進機構と国立病院機構に対して、設置法21条にもとづく命令を出さない理由が不可解!! 「お願い」ベースの依頼の実効性は「風評被害」を理由にして患者受入数も公開しないまったくのブラックボックス!IWJは地域医療機能推進機構を所轄する厚労省医政局医療経営支援課に直撃取材!
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┠■<撮りおろし初配信および本日のタイムリー再配信>ウィシュマ・サンダマリさんが今年3月6日に死亡した入管行政・難民行政の問題で本日2本連続の配信を行います!
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┠■7月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの危機を救ってくださった皆さま、誠にありがとうございました!
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■はじめに~菅総理に落選の可能性! 来る衆議院選挙で菅総理の選挙区である神奈川2区に野党統一候補が立った場合、菅総理は接戦の末敗れる!? というシミュレーションが! さらに菅総理にカジノ違法接待疑惑まで浮上!!
おはようございます。IWJ編集部です。
8月22日に投開票が行われた横浜市長選の争点が、IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致の是非だったこと、そして、IR反対派の山中竹春元横浜市立大教授が当選したことは、ご承知の通りです。
その横浜のIR担当の副市長で、かつて「影の横浜市長」と呼ばれ、IR導入を先導してきた菅義偉総理の、横浜市における「側近」にあたる人物が、IR参入を狙う企業から、高級料亭で総額61万円の接待を受け、しかも、みなとみらい21でのホテル計画に関する容積率や高さ制限の緩和措置の情報を漏らしていたとの疑惑を、8月25日配信の週刊文春電子版および8月26日発売の「週刊文春」9月2日号が報じていることがわかりました。
※菅「側近」横浜カジノIR業者から違法接待 領収証入手(週刊文春電子版、8月25日)
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1561
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◆中継番組表◆
**2021.8.26 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_YouTube Live】11:00~「目指せ!投票率75%プロジェクト実行委員会 プロジェクト発足 記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
「目指せ!投票率75%プロジェクト実行委員会」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた選挙制度関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%81%b8%e6%8c%99%e5%88%b6%e5%ba%a6
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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】17:00~「第29回 難民問題に関する議員懇談会 総会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
8月20日に収録した、「第29回 難民問題に関する議員懇談会 総会」を配信します。これまでIWJが報じてきた難民関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%9b%a3%e6%b0%91
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【タイムリー再配信 980・IWJ_YouTube Live】20:00~「暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
5月22日に収録した、岩上安身による日本共産党・山添拓参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた山添拓氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b1%b1%e6%b7%bb%e6%8b%93
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492288
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◆中継番組表◆
**2021.8.27 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】14:00~「日本外国特派員協会主催 奥田修氏(中外製薬株式会社 代表取締役社長)記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「日本外国特派員協会(FCCJ)」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b9
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【タイムリー再配信 981・IWJ_YouTube Live】20:00~「6月9日、参議院憲法審査会で『国民投票法改悪案』可決!『コロナ危機に便乗して改憲論議を煽るのは究極の火事場泥棒だ!!』~岩上安身によるインタビュー第1043回ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
6月9日に収録した、岩上安身による日本共産党・山添拓参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた山添拓氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b1%b1%e6%b7%bb%e6%8b%93
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492969
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■菅総理会見で、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置を33都道府県に拡大! ワクチンに偏った政策や政治責任を追及されても、あくまでワクチンにこだわる菅総理! 岩上安身は「検査」と「隔離」をさぼり「公助」で手を抜いてきた菅総理は、総裁選でライバルたちに勝てるのかとお思いかと、質問状!
昨日8月25日午後9時から、菅義偉内閣総理大臣による記者会見が総理官邸で行われました。
初めに菅総理は、新たに緊急事態宣言を、北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県に、まん延防止等重点措置を高知、佐賀、長崎、宮崎の4県に発出すると発表しました。期間は8月27日から9月12日までです。
また、新規感染者数が最大水準を更新し続け、全国に感染が拡大する中で、「医療体制の確保」「感染防止」「ワクチン接種」の3つを柱とする新型コロナ対策を打ち出していると述べました。
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■今年8月1日に新たなスタートを切ったIWJの第12期、8月も3分の2が過ぎようとしていますが、8月25日までのご寄付・カンパは暫定月額目標額のまだ26%にとどまっています! 月末まであと6日間です! 経済的に険しい道のりが続くIWJに、どうかご支援をよろしくお願いいたします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJは8月1日より、新たな第12期が始まりました。
前期の第11期の収支については、支出の総額がすべて判明し、税金などの計算も終わらせた上で、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上で、きちんと皆さまにご報告申し上げます。
皆さまの温かいご支援に支えられ、IWJは12年目、第12期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、コロナ禍とともに不況は今後も長引く恐れがあり、IWJにとっては、経済的に険しい道のりが続いています。
今期は、前期よりもさらに支出を絞る予定ですが、カラカラに乾いた雑巾を絞っている状態で、なかなか大胆な支出削減はできません。
近いうちに今期の支出の見直し、予算規模を立てますが、暫定的、仮に、今期も前期の後半と同様の予算規模だとすると、ご寄付・カンパの月額の目標額は450万円となります。
8月1日から19日までの25日間にお寄せいただいたご寄付・カンパは、98件、117万6704円です。これは、上記の暫定の目標額である450万円の26%にあたります。8月末まであと6日間しかありません。あと332万3296円必要です。
現在のIWJの会員数は、3645名様となっています。(7月31日現在)
IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。
会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度が上がってしまうことになります。
そのため、代表である岩上安身は、自身の貯金を崩してIWJに緊急融資するだけでなく、自身の報酬を100%カットし、無報酬で職務にあたってまいりました。
第12期にスタートにあたって、岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。
同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパのお願いを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。
しかし、特定のスポンサーをもたないことで、縛られず、何者にも忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。
そのためには、市民の皆さまに、ご支援をお願いしています。
非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、市民の皆さまのためのメディアとして活動を継続していくことが可能となります。
今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。
長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。IWJの苦境も、間違いなくこの8月からの第12期も続くでしょう。
しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。
現在与党政府は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、米国の盾となるべく、日本列島中に、ミサイルを配備する用意をしその結果、米軍に向かうべき中国のミサイルを日本列島内で「吸収」させるという「破滅的計画」の準備を推し進めています。
改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。
言うまでもなく、これは米国の言いなりの従属国としての戦時ファシズムの確立のためです。そしてこれが「安倍談話」において提唱された「積極的平和主義」という怪しい理想の具体化なのです。
しかし、米国がアフガニスタンで20年も侵略戦争を行い、あげく樹立した親米傀儡政権を見捨てて米軍が撤退すると、タリバンは、首都カブールに無血入城。タリバンには中国が後ろ盾となって、国の再建、投資、テロリストの取り締まりを行うことまで、事前に約束をかわしていました。
呆れるのは他国を侵略し、利用するだけ利用して、コストが見あわないとか、米軍兵士の犠牲が多いなどと判断した時の、米軍・米国の薄情さ、逃げ足の速さです。
こんな米軍が自分たちをいざという時に守ってくれるのだなどと信じている方が、さすがにどうかしていると言わざるをえません。彼らは、いざというとき時には守ってくれず、逃げ出す連中なのだ、ということが誰の目にも明らかになったはずです。
誰の目にも、と書きましたが、我が日本では、まだほとんどの人が目をさましていません。まだまだ国民の多くは、目を覚まさず、「日米安保」という「御神体」を拝んで、「日米安保基軸」とマントラを唱え続けているのが現状です。こうした日米安保カルトの洗脳が解けるには、まだ時間がかかるかもしれません。
今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。
即ち、今年秋の総選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土が、米軍に利用されてしまうかどうか、そして民主主義と国民主権と平和と日本国憲法を守れるかどうかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。
属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続も不可能になると思います。
一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、コロナ禍や東京五輪を巡る報道を観れば一目瞭然です。
マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。
決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。
12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
■<インタビュー報告>対コロナ戦争の敗北を否認するばかりの菅政権! 日本は崩壊する米帝国への従属を続け「敗戦準備」を加速するのか!? ~8.25岩上安身による京都精華大学国際文化学部講師白井聡氏インタビュー(前編)
岩上安身は8月25日午後5時半から、京都精華大学国際文化学部講師・白井聡氏にインタビューを行いました。
白井氏は、著書『永続敗戦論 戦後日本の核心』(太田出版、2013年)『国体論 菊と星条旗』(集英社、2018年)などで、「対米従属」という戦後レジームの核心を明らかにしてきました。今年2021年3月には、『主権者のいない国』(講談社)を、8月にはジャーナリストの金平茂紀氏、新外交イニシアティブの猿田佐世弁護士との対談集『白金猿II』(かもがわ出版)を上梓されました。
冒頭、岩上は「日本の新規感染者数は2万越えで世界8位となりました。コロナとの戦い、デルタ株との戦い、白井さんはどう見ますか?」と問いかけました。ここから、菅政権のコロナ対策をめぐって、丁々発止のやりとりがポンポンと続きました。
白井氏は「デルタ株によって、危機のレベルが一段変わりました。案の定、医療崩壊し、救急搬送してもらえない、コロナ病床がない、そういう状況がいつまで続くのか、コロナとの戦いも『永続敗戦』になってきました。
初めてのウイルスなので初期対応に混乱や間違いがあるのは仕方ないとしても、1年半以上経って、各国の情報もあり、何をすべきか相当わかってきたのにこのざま。許し難いですね」と怒りを露わにしました。
岩上「やるべきことはわかっているのに、やらないだけですね」
白井「日本が金もない知恵もないような国であればいたしかたないが、世界でも有数の優れた医療資源があり、世界的に見れば金持ち国であり、にもかかわらず、このざまはなんだと。
しかも、日本の優秀な検査機器が海外で使われていて、感謝もされているのに、日本ではそれも使っていないんですね。
安倍総理が去年指摘した『目詰まり』があちこちで起こっていて、コロナに対するノウハウや資源が全く使われていない。猛烈に腹が立ちます」
岩上「デルタ株は『これまでのウイルスとは別のものだと思ってくれ』と、海外の研究者も言っていますね。感染者一人の体内のウイルス量は、従来株の1260倍で、感染力が強い。分裂速度が速く、次の変異株を生み出しやすい。そうなるとワクチンも万能ではない。
結局、検査件数を増やし、『自宅放置』をゼロにしていくしかないが、総理会見で繰り返し質問しても、ちっとも検査を増やさない。日本の検査件数は100万人あたり世界143位ですよ。全部『当社比』でしか回答しないんです。去年の何倍にしたといったことしか答えない。これが総理の名前で出す回答なんですよ」
白井「ほとんど、私バカですと言っているようなもの。
初歩的な論理的思考で考えれば、コロナの対処は『検査と隔離』しかない。なのに検査しない、隔離しない。自宅療養という名の自宅放置、愚策中の愚策です」
岩上「東京は1人暮らし世帯が過半数。昨日も急変して亡くなった方がいます。みんな、『ああ苦しい』と思った時にはもう連絡もできない。見守りのない1人暮らしだとどうしようもない。無茶苦茶です。
デルタ株は感染力も毒性も違う。そして若い人でも、20代、10代でも重篤化している」
白井「まったくフェーズが変わってきていますね。飛沫感染ではなく空気感染というのが世界の常識なのに、いまだに厚労省は、いまだに『3密回避』と言っている。甘すぎる。今までの基準を変えたり、といったことが面倒なんでしょうね」
岩上「なのにパラリンピックは強行ですよ、しかも子ども達を集めて連れて行く。今は、関係者の間でもどんどん感染者が出ている中で」
白井「パラの選手は基礎疾患のある人も多いですよね。介助者の人たちも濃厚接触を避けられない。三重国体中止、F1日本グランプリ中止。それを見れば、日本政府は今は大規模イベントは危険ですと言っているようなものじゃないですか。
パラを強行する理由はなんなのか、このイベントをやることで、国家の対面を保つ。そのためにはパラ選手の命や健康はどうでもいい、そういうことなんです」
岩上「NHKの『おはよう日本』は、オリンピックの目的は『国威発揚』と言ったんですよ」
白井「それ、五輪憲章にまったくそぐわない(笑)」
岩上「ナチスのベルリン五輪と一緒です。五輪を強行させようとしているのは、マスコミも含めてもう五輪マフィアみたいなもの」
白井「僕も子ども2人いますけれど、子ども達を参加させるといっても教育庁がどう決める、校長が決めるとか。どうでもいいんです、そんなことは。要は親がどうするか。子供をきちんと守るかということに尽きます。子どもを守りたかったら、親は行かせなきゃいいんです」
岩上「もう、保護者の方も、今ちょっと、うちの子は体調が悪い、『熱があるんです』とみんなで言ってしまえば、実質的に止めることは可能です」
白井「こんなものは生き物としての基本的な本能ですよね、危険があればそれを避ける。そればできないのは生き物として終わっている」
岩上「こういうごまかしを政府が、国のトップがやる。戦争も、3.11も、コロナも」
ここから本題「日本が陥った『永続敗戦』、敗戦を否認し続ける従属国家・日本はもう一度コテンパンに負けないとダメなのか?」に入りました。
白井聡氏インタビュー報告(後編)は、明日以降の日刊IWJガイドでお伝えします。
■コロナ患者を受け入れるよう、国立病院機構等に厚労大臣は命令を下せるのに、なぜ今に至っても「お願い」ベース!?田村憲久厚労大臣が地域医療機能推進機構と国立病院機構に対して、設置法21条にもとづく命令を出さない理由が不可解!! 「お願い」ベースの依頼の実効性は「風評被害」を理由にして患者受入数も公開しないまったくのブラックボックス!IWJは地域医療機能推進機構を所轄する厚労省医政局医療経営支援課に直撃取材!
IWJは日刊IWJガイド8月5日号において、すでに、首都圏の病床逼迫の根本原因は、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂氏が理事長を務めている地域医療機能推進機構(JCHO)と全国140病院を有する国立病院機構が、公衆衛生危機に際してその役割を果たしていない点にあることを、上昌広医療ガバナンス研究所理事長への取材から明らかにしています。
※「重症者以外は入院させない」入院制限について、IWJは上昌広医師に取材!上医師は「患者の医療が必要なことよりも、保健所の負担が大きいので、中軽症患者は見捨てた」!「ベッドが足りないなら、国立病院機構をぜんぶあければいい」と一刀両断!(日刊WJガイド8月5日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49210#idx-2
田村憲久厚労大臣は、8月20日の閣議後の記者会見で、この点を、他社の記者に聞かれて次のように答えています。
記者「国立病院機構とJCHOに関して、法に基づいてコロナ病床の確保を要請するというお考えはありますか」
大臣「法律に基づいてですか」
記者「法律に基づいてです」
大臣「法律というのは何の法律ですか。医療法、感染症法ですか」
記者「国立病院機構法とJCHO法です。規定があるわけです。どちらも21条です。公衆衛生上、重大な危害が生じていることが確認したら、必要な措置を要請できるということです」
大臣「法律に則ってというよりかは、今ももうお願いはしておりまして、病床を確保していただいております
これはその都度増やしていただきたいとお願いをしてきておりますので、そういう意味では、それぞれの法律、設置法を基に要請するというようなことをするよりも、今、もう既に要請をさせていただいており、より最大限の病床を確保いただきたいということでございます。
なお、先ほどから申し上げておりますとおり、無理矢理「この病院を何百床空けろ」と言っても、そこには患者が入っておられますので、その方の転院をどうするのだという問題がございますから、言うのは言えますが、実態ができないことを言っても仕方ないので、そういうこともしっかり認識しながら、他の医療を受けている方々に極力、全く迷惑をかからないとは言えないわけですが、極力迷惑がかからない中において最大限病床を確保してまいりたいと思っております。そういうご依頼をさせていただいております」
記者「そういう意味では、専用の病院を作るということも、国立病院なりJCHOなら、やろうと思えばできるわけですし、他の患者さんを別の病院に移すなりして、それで集中的にやるというのは可能ではないでしょうか」
大臣「他の患者さんを他の病院に移すというのは、他の医療機関でも同じ話ですよね。ですから、それができるかできないかということをまず考えなければならないというのが一つ。
それから、その覚悟を持ってその医療機関は、その医療人材、働いている方々ですよね。そういう方々、覚悟を持ってそれに対応いただかなければならないということもあります
そういうことを全体的に踏まえながら、そのようなことがあるのかどうなのかということは、常に我々も、想定と言いますか、考えながらいろいろなお願いをさせていただいておりますので、全く考えていないわけではありませんが、いろいろな問題点がある中で、それができるのかできないのかということも踏まえながら、常に検討しているということであります」
※田村大臣会見概要(2021年8月20日(金)10:48 ~ 11:12 省内会見室)
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00370.html
上医師は、日刊IWJガイド8月5日号の取材の中で、JCHOと国立大学病院機構が厚生官僚の天下り先になっている点を指摘しています。天下り先の組織を守るため、田村厚労大臣が設置法にもとづく命令を出さないのだという指摘です。
IWJは、この問題を厚労省の特定独立法人地域医療機能推進機構法所轄部署に直撃取材しました。
IWJ記者「現在、東京都をはじめ首都圏で病床が逼迫しており、東京都は軽症者について自宅療養を基本方針としました。この結果、急激な病変に医療体制が対応できず亡くなる方が続出しています。
地域医療機能推進機構(JCHO)が全国に57施設展開している病院に対して、なぜ病床を空けるように田村憲久厚労大臣は命令を出さないのでしょうか。緊急時には厚労大臣が病床を空けるように命令できると設置法21条に明確に規定されています。この命令を厚労大臣が行わないのに何か理由があるのでしょうか」
※注)独立行政法人地域医療機能推進機構法21条
「(緊急の必要がある場合の厚生労働大臣の要求)
第二十一条 厚生労働大臣は、災害が発生し、若しくはまさに発生しようとしている事態又は公衆衛生上重大な危害が生じ、若しくは生じるおそれがある緊急の事態に対処するため必要があると認めるときは、機構に対し、第十三条第一項第一号又は第二号に掲げる業務(これらに附帯する業務を含む。)に関し必要な措置をとることを求めることができる。
2 機構は、厚生労働大臣から前項の規定による求めがあったときは、正当な理由がない限り、その求めに応じなければならない。」
厚労省医政局医療経営支援課「8月20日の閣議後の記者会見で田村厚労大臣が、すでに、JCHOに働きかけを行っていると答えています」
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■<撮りおろし初配信および本日のタイムリー再配信>ウィシュマ・サンダマリさんが今年3月6日に死亡した入管行政・難民行政の問題で本日2本連続の配信を行います!
初めに、午後5時から、8月20日に収録した「第29回 難民問題に関する議員懇談会 総会」を初配信します! これは、出入国在留管理庁が公表した名古屋入管の対応に関する最終調査報告書を受けて、8月10日に遺族も交えて開催された「難民問題に関する議員懇談会」です。
名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが今年3月6日に死亡した問題で、8月10日に、出入国在留管理庁が名古屋入管の対応などを検証した最終調査報告書を公表しました。
この報告書から、次々に、名古屋入管の問題が明らかになっています。
たとえば、衰弱したウィシュマさんに、入管職員が、からかいなどの人権意識に欠ける言葉をかけたり、通訳不在で点滴の希望が伝わらなかったり、内規があるにも関わらず外部病院受診の希望を上層部に伝えず現場で判断したり、入管職員が不調を訴えるウィシュマさんの詐病を疑い、自らが医療的判断をしたり。
そもそも、医療体制として、非常勤医師が週2回、各2時間しか勤務していないこと、それ自体に日本の入管制度の人権意識の低さが現れています。これでは、急な病変には対応できません。
この報告書の問題点は、出入国在留管理庁による報告書が、自己保身を目的としており、入管の医療体制・処遇と、ウイシュマさんの死亡の因果関係を認めていないことです。
報告書の上げる具体的な問題点を見れば、体調の悪い人はさらに悪くなるのは明らかです。そして、外部病院での入院モニタリング措置を受けていれば、死亡に至らなかった可能性が高いと考えるのが常識でしょう。
20日の「難民問題に関する議員懇談会」では、ウイシュマさんの遺族2人が同席する中で、出入国在留管理庁側が最終報告書について説明を行いました。このとき、遺族2人は、ウィシュマさんが、ベッドから落ちたときの職員の対応について、入管側に質しました。
ウイシュマさん遺族「ふたりの看守は姉を助けるふりをしていただけでした。姉をベッドまで持ち上げようという気持は一切ありませんでした」
出入国在留管理庁出入国管理部丸山秀治部長「私たちとしては2名の職員がベッドに戻そうと努力していたと認識しています」
遺族「そんなに言うなら、みんなで観られるようにビデオを出してください。あなたたちが悪いことはもう明らかですから」
このようなやりとりの中で、目立つのは、ウイシュマさんを殺された遺族の側が、人間的な怒りと悲しみに手を震わせ、声を震わせているのに、出入国在留管理庁出入国管理部丸山秀治部長の眼には感情が一切なく、まるで日常の事務処理をしているような非人間的な感じを受けるということです。
このやり取りを見ただけで、どちらの言い分が信頼できるのか、できないのか、およその判断がつきます。そして無感情な表情をしている側が、ウイシュマさんに対する虐待の疑いがもたれ、かつ、自分たちの潔白を証明するはずのビデオのオープンな公開を頑なに拒んでいるのです。
詳しくは5時からの初配信を、ぜひ御覧ください。
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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】17:00~「第29回 難民問題に関する議員懇談会 総会」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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もうひとつは、本日午後8時から、2021年5月22日収録「暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」を再配信します!
このインタビューで、なぜ、ウイシュマさんのような悲劇が繰り返されるのか、解明されていきます。ぜひ、合わせて御覧ください。
今年5月22日、岩上安身は、日本共産党の山添拓参議院議員にインタビューし、日本の入管行政・難民行政の問題を掘り下げています。
山添議員は参議院憲法審査会の幹事であると同時に、法務委員会の委員でもあります。
このインタビューでは、日本の入管制度の持つ2つの大きな問題点が、ふたりの対話で明らかになっています。ひとつは、次の対話にあるように、入管行政は、戦前の特高警察などの治安権力と同じ体質を持っているということです。
岩上安身「背景にあるのは治安権力の強化ではないか?」
山添議員は「元々入管の職員というのは、戦前の特高警察などから引き継がれた。元は内務省の管轄だったわけですね。だから、治安の考え方から戦後の入管行政が出発しているということは、はっきりしていると思います。それが戦後の憲法のもとでも改善されることなく引き継いでいる」と答えた。
もうひとつは、入管行政の背後には深い差別問題が潜んでいるということです。この点を山添議員は次のように述べています。
「外国人、特に不法滞在と位置付ける外国人を、人権の共有主体としては見ていない。まともな衣食住を提供することではなく、(本国に)返すまで収容しておくということに力を注ぐことが治安維持だという考え方のもとに入管行政が行われてきた」
不法滞在と位置付けられる外国人には基本的人権はない、という発想です。
このインタビューでは、治安強化と差別という入管行政の持つ二重の問題を、具体的な事例を基に縦横に語っていただいています。詳しくはぜひ、本日の再配信を御覧ください。
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【タイムリー再配信 980・IWJ_YouTube Live】20:00~「暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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■7月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの危機を救ってくださった皆さま、誠にありがとうございました!
7月は990件、1402万9461円のご寄付・カンパを頂戴いたしました。コロナ禍の厳しい経済状況の中、誠にありがとうございます! 大切に使わせていただきます。
ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方499名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。
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H.H. 様
佐藤皇太郎 様
Y.Y. 様
中倉茂和 様
T.M. 様
K.H. 様
伊藤滋 様
岡崎佳子 様
鈴木秋子 様
T.A. 様
門口 和弘 様
Y.S. 様
藤井隼人 様
S.K. 様
竹内誠也 様
山内 京子 様
宍戸和子 様
加藤良夫 様
H.M. 様
SOICHIRO MIURA 様
大搗幸男 様
峰 摩都香 様
藤本ひさ子 様
成島孝 様
炭谷克己 様
友田 茂 様
T.N. 様
青木 亘 様
S.M. 様
佐藤朝生 様
石崎俊行 様
榊原千鶴 様
T.T. 様
T.T. 様
漆谷晶子 様
藤林弘資 様
Y.S. 様
梅田正己 様
I.H. 様
MASAMITSU KUWAHARA 様
金剛寺和子 様
澤下あゆみ 様
K.N. 様
Fuyuki Murakami 様
akihiro kawamitsu 様
加藤健司 様
S.M. 様
本田 宏 様
Riko Rudell 様
鈴木啓一 様
児島克博 様
K.N. 様
K.K. 様
K.O. 様
M.M. 様
K.M. 様
溝川悠介 様
Y.K. 様
NOBUO YAMAMOTO 様
井上久美子 様
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皆さま、誠にありがとうございます。皆さまの支えが我々の誇りであり励みです。本当に感謝申し上げます。今後とも、どうぞ、岩上安身とIWJをご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。
それでは、本日も1日よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210826
IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、仲川正紀、富樫航、尾内達也、木原匡康)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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