日刊IWJガイド・非会員版「3日、東京のコロナ感染者数は前週を超え火曜日最多を更新! 首の皮一枚で存続したIWJに、引き続きのご支援をお願い致します!」2021.8.4日号~No.3247号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~3日の東京都の新規コロナ感染3709ついに病床確保も難航?「入院・療養調整中」は8270人に上る! IWJは、最も多くの人口を管轄する多摩府中保健所に、取材を行いました! 一方で、厚労省は帰国後の待機期間中に連絡が途絶えた3人の日本人の実名を公表!
■沢山の方の温かいご支援により、7月は月間のご寄付の目標額を達成することができました! 岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます! 厳しい状況下で新たなスタートを切る第12期もどうかご支援をよろしくお願いいたします!
■【中継番組表】
■女子ボクシングフェザー級 入江聖奈選手、日本女子で初の金メダル! 男子ボクシングフライ級では、プロボクシング3階級制覇した田中恒成選手を弟に持つ田中亮明選手が、メダル確定! 男子フライ級では61年ぶり! 男子体操では、種目別鉄棒で、橋本大輝選手が金メダル! 個人総合とあわせて2冠達成! 女子団体卓球は、3大会連続メダル確定!!
■女子陸上砲丸投げで銀メダルを獲得した米国のレーベン・ソーンダーズ選手が8月1日、表彰台で差別に対する抗議ジェスチャーを示す! IOCは、ソーンダーズ選手の表彰台での抗議行動について、処罰対象としつつも、「調べている」と明言せず! IWJは東京五輪関係各機関に、「差別への抗議を罰することは、差別を行っているのと同様」と追及!
■<IWJ取材報告 1>ワクチン2回接種後も感染するブレイクスルー感染の拡大について「(ワクチンは)元々感染予防というのは我々は掲げていない」!? しかしワクチン頼みで他に打つ手なし!~8.3田村憲久 厚生労働大臣 定例会見
■<IWJ取材報告 2>「酒類を提供する飲食店への措置の基準は?」とのIWJ記者の質問に、西村大臣は「家庭や職場の感染の元を辿ると大人数での飲食に行き着く」との苦しい説明!~8.3西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 記者会見
■感染拡大が止まらぬデルタ株の脅威に、全国知事会が「ロックダウン」検討を要請! 川上浩一国立遺伝学研究所教授も「行動制限しないと、青天井」とIWJにコメント! しかし自民党・下村政調会長が「国会で積極的に議論すべき」と発言し、またも改憲のためにコロナ禍を悪用する兆し!
■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時より、2014年9月20日収録「東京オリンピック開催とカジノ解禁に見え隠れする安倍政権のねらいとは――人権をないがしろにする国民統合の危険性」を再配信します!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■はじめに~3日の東京都の新規コロナ感染3709ついに病床確保も難航?「入院・療養調整中」は8270人に上る! IWJは、最も多くの人口を管轄する多摩府中保健所に、取材を行いました! 一方で、厚労省は帰国後の待機期間中に連絡が途絶えた3人の日本人の実名を公表!

 東京都の8月3日の新型コロナウイルスの新規感染者数は、過去3番目に多い3709人となりました。また、感染者の増加に伴い、入院、療養する人たちの急激な増加が問題となっています。

 8月2日、東京都内の入院者数は、過去一番多い3231人、宿泊療養も1769人となり、7月25日の76人と比較すると急激に増加しています。なかでも深刻なのは、自宅療養者数です。

 7月2日の自宅療養の数は、1080人だったのに対して、8月2日の自宅療養者数は、1万2161人と1ヶ月で10倍以上の数になっています。

※重症者・リスク高以外’’自宅療養’’(日テレNews、2021年8月3日)
https://www.news24.jp/articles/2021/08/03/07917102.html

※都内の最新感染動向(東京都、2021年8月3日)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 この「入院・療養等調整中」はいまだ病床等の確保が難しい事態であることが想像されます。今、地域の医療システムはどのような状況なのでしょうか?

 都内の保健所で最も多くの住民を抱える東京都多摩府中保健所に直接、取材を行いました。多摩府中保健所は6市(武蔵野市、三鷹市、府中市、小金井市、狛江市)を1つの保健所だけで管轄しています。

 IWJ「陽性者からの問い合わせがたくさん来ますか?」

 多摩府中保健所「はい。保健所から陽性の方に連絡を取るシステムですが、その日のうちに連絡しきれない状況ですので」

 IWJ「新規感染者数は増えていますか?」

 多摩府中保健所「もちろん、感染者は増えてます。管轄でも増えています。私どもの保健所は区の保健所も含めて、人口が一番多いものですから、

 そういうのもあって。結構多いので、毎日連日遅くまで私たち残ってやっています。本来ならそういう状況を発信できればいいんですが、みんな忙しくて暇がない、という状況。

 1日200人を超える状況だそうです。正月の第三波のピークが180人だったそうで、それを上回る事態になっています」

 IWJ「電話相談とかも?」

 多摩府中保健所「なかなかこっちからすぐ電話がかけられないってこともあるんですけれども、通常は医療機関で陽性って診断されたら、『保健所から連絡行くよ』みたいな話を先生からもらうんですけど、保健所から電話がまだ来ないんですよ、みたいな電話がかかってくることが結構多くて。保健所の電話の回線も限られているものですから、ちょっとご迷惑をおかけしているようなところもあるのかなと」

 IWJ「どんな問い合わせが?」

 多摩府中保健所「若い人も多いので、『どうすればいいんですか?電話もないんですけれど』みたいな電話が多いです。今、厳しいって方の電話もあるんですけれど、『入院できるんですか?』みたいなお話があることもあります」

 IWJ「入院と自宅療養との線引きは?」

 多摩府中保健所「現在の症状です。陽性だと分かった時に、ドクターがある程度、重症ですよ、みたいな判断をしていただいて、保健所に届けを出していただくんですけど。

 そういうのと、現在軽症でもいろんな持病を持っていて重症化する可能性がある方っていうのは、優先的にセレクトしているんですけれども。保健所が直接個々の患者さんに対して、入院を病院と調整してやるというのではなく、東京都の場合は本庁が一括して各区も含めて、保健所から入院対象者のリストをもらって医療機関と調整するシステムになっているんですけど、なかなかそこもすんなりいかないところがあります」

IWJ「何が原因でしょう?」

多摩府中保健所「病床の確保が難しいんだと思うんです。そういう風になればまた患者さんにご連絡をして、『今日は入院が決まらなかったので、もうちょっと待ってください』という連絡をまたしなくてはいけないので。いろんな業務が輻輳しておりまして

 私どもは夜間とか救急隊から、コロナ患者が出ているという電話がかかってきたら独自に入院先を探すこともありますが、基本的には全庁で集約して全庁的に調整するシステムになっています。なぜなのか、というのが私どももわかりにくいところがあります。『今日はちょっと無理です』みたいなときに。

 都内全域で病床にばらつきがありますので、人口比とか患者比に応じて病床があるわけではないですので、病床が完全に確保できているというわけでもないので。

 やっぱり病院がいっぱいあるところと、薄い地域と都全体を見回せばあるので、都で集約して調整するというシステムが東京都にはあるんですけど。その辺もなかなかすぐに決まらない状況になっていて」

IWJ「病床確保が難しくなってきている?」

多摩府中保健所「基本的にはそうだと思うんですけど、具体的には何床確保していて、何床埋まっていて、という全体の状況が私たちはわからないので。そういう意味で本庁が全体を見ながら調整をしていますので。今までと違ってなかなか決まらない患者さんが出てくる、というので、そういう調整が厳しいんだろうなっていう風に思っています。

 調整が決まれば、うちの方で患者さんと連絡を取りあって、お迎えの車を私どもが出さないといけないので、『何時にどこに入院ですので』って調整をするんですけど。

 いろいろ患者さんとやりとりするんですけど、決まらなければ『また今日、決まりませんでした。明日またやりますから、連絡待ってください』みたいな連絡を追加でしなきゃなりませんので。ここ数日は新規患者も多いですので」

IWJ「この先はさらに増えますか?」

多摩府中保健所「これで急に減るという甘い期待は持っていません。ぎりぎりで回っているような感じです」

 近年の、「改革」と称しての医療費削減によっての数を大幅に保健所を減らしたことが、仇となり、保健所の負担が重くなっており、その結果、検査の結果陽性と判明しても、入院先を決め、連絡するなどの調整機能が、キャパオーバーになってしまっている現状がわかります。今回のコロナ禍の長期化、そしてパンデミックが、この先も繰り返される可能性を考えるとこの問題は請求にかつ真剣に議論する必要があります。秋の衆議院議員選挙の争点にすべきことでしょう。

 東京都保険医協会のホームページによりますと、多摩地域の保健所の統廃合は、1997年に新たに施行された地域保健法により、17保健所が12保健所になり、さらに17年前の2004年に7保健所に統廃合され、人口100万人あまりを管轄する多摩府中保健所や、東京都の3分の1の面積を管轄する西多摩保健所のように管轄地域が非常に広範囲になった、とあります。

 以下東京都保険医協会ホームページから引用します。

 保健所統廃合に当たって、市町村との役割分担、保健所の「機能強化」が喧伝されましたが、実際は管轄地域の広域化に加え、全体の職員定数も削減され、地域のニーズに応えることが難しくなりました。住民にとって保健所が遠くなり、保健所の職員も、必要な訪問、支援が十分にできない悩みを抱えています。

 また、準備が不十分なまま事務委譲が行われたことで、市町村との役割分担・連携のあり方に課題が残っています。特に今回のような感染症対策については保健所が全面的に担うことになっており、市町村との情報共有も難しい状況です。

※東京都保険医協会HP
https://www.hokeni.org/docs/2021012700021/

 このように、東京都の多摩地区の保健所のあり方について、早急に考え直さないといけない時期にきていると思われます。

 行政の対応が追いついていない一方で、「厳罰化」の動きが見えてきました。厚労省は水際対策として、海外から日本に帰国した日本人のうち、規定となっている14日間の間に連絡が取れなくなった3人の実名を公表しました。

※入国後1度も確認応じず氏名公表 熊本の人も(KAB熊本朝日放送 2021年8月3日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e67bce5e0890b97a8be587141af76bf8606f360

「厚生労働省は入国後の自宅待機期間中に一度も確認の連絡に応じなかった3人の氏名を公表しました。その中に県内の男性が含まれています。厚労省はきのう日本国籍の20代から30代の3人の氏名などをホームページで公表しました」

※厚労省、入国後の待機違反者3人の氏名を公表 根拠となった「誓約違反」とは?(弁護士ドットコム 2021年8月3日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d415fad28c27f94d08d1c5df3a41ab259fef4c45

「同公表では、氏名がアルファベットで明記されており、感染拡大の防止に資する情報として『出発国』『年代』『住所又は居所』『入国後の行動歴等』が記載されている。厚労省は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、今回の公表について『本人があらかじめ同意している誓約書に基づいておこなったもの』と話した」

 このシステムはMySOSというアプリを空港でスマートフォンに組み込んで、帰国後14日間は健康状態を当局と連絡とりあえる状態にしておかなければなりません。誓約を破った3人の事情がなんだったかはまだ不明です。

 しかし、個人が特定された上で、行政から「処分」を受けたと周囲に受け取られれば不利益が生じる怖れもあります。連絡を取りたくても取れない状態、例えば一人暮らしでご自宅待機中に容体が悪化している可能性も現段階では排除できないことになります。

 事情がわからないのに、名前を公表するのは行き過ぎではないでしょうか!?

■沢山の方の温かいご支援により、7月は月間のご寄付の目標額を達成することができました! 岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます! 厳しい状況下で新たなスタートを切る第12期もどうかご支援をよろしくお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJは8月1日より、新たな第12期が始まりました。第11期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 7月は第11期の累積した不足額から、ご寄付・カンパの月間の目標額を1329万1661円としていました。

 7月の第3週までなかなかご寄付が集まらず、一時は1000万円以上の大幅な赤字の可能性もありえると半ば覚悟していましたが、7月の月末近く、28日と29日に、岩上安身が直接、皆さまに緊急のご支援をメールにてお願いさせていただいたところ、大変多くの皆さまからご寄付・カンパをお寄せいただきました。

 経理が集計したところ、7月の31日間のご寄付・カンパの合計は990件、1402万9461円で、目標金額の105.6%に達することができました。

 おひとりで何十万円、何百万円、などという大口のご寄付はなく、990人もの方々が平均して1万4000円ほどの、ご自身でできる範囲のご寄付を無理なくしていただいた結果、目標額を達成することができました。たくさんの方々に支えられて、IWJは活動させていただいているのだ、ということを改めて感じさせられました。

 岩上安身とIWJスタッフ一同、あらためて励まされると同時に、心引き締まる思いです。本当にありがとうございます。

 お力添えをいただいた皆さま、心より感謝申し上げます。

 一方で、この目標額は赤字ギリギリの線の最少の設定でしたので、支出の総額がすべて判明し、税金などの計算も終わらないと、第11期が赤字になったか、赤字をまぬがれたか、決定的なことはまだ、申し上げられません。本当にギリギリのラインだろうとは思われます。

 また、第11期は、IWJ代表の岩上安身個人からIWJが993万5000円の借り入れを行い、まだ1円も返済できていません。もし岩上安身個人が、IWJに貸すお金がなければ、1000万円近いこの金額は、そのまま赤字になっていたことになります。

 第11期の収支につきましては、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上できちんと皆さまにご報告申し上げます。

 連日お伝えしてきましたが、IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、会員数が大幅に減少してしまいました。また、皆さまからのご寄付・カンパも目標額を大きく下回る月がほとんどで、設立以来最も厳しい財政状態に立たされていました。このままでは大幅な赤字転落が避けられない可能性があると皆さまにお伝えし、ご支援をお願いしてきました。

 また、代表である岩上安身は、自身の貯金を崩してIWJに緊急融資するだけでなく自身の報酬を100%カットし、無報酬で職務にあたってまいりました。

 皆さまの温かいご支援に支えられ、IWJは12年目、第12期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、コロナ禍は今後も長引く恐れがあり、IWJにとっては、経済的にはまだまだ険しい道のりが続くものと思われます。

 岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパのお願いを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではありますが、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも忖度しない、独立メディアとしての道を歩むIWJは、市民の皆さまの会費とご寄付・カンパをいただくことで存在し、市民のためのメディアとして活動を継続していくことが初めて可能となります。今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。

 長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を少しでも変え、没落への道を脱することはできると信じています。

 現在与党政府は、米国の盾となるべく、日本列島に中国のミサイルを「吸収」させる準備を推し進めています。改憲による緊急事態条項の導入も実現すれば、ナチスと変わらない内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。言うまでもなく、これは戦時ファシズムの確率のためです。

 今年の衆議院選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土、そして民主主義と平和と日本国憲法を守れるかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれません。改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、仮に資金難から脱したとしてもIWJの存続も不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、コロナ禍や東京五輪を巡る報道を観れば一目瞭然です。

 IWJがマスメディアが報じない事実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることが、今、絶対に必要なことであると確信しています。
 
 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※会員ご登録はこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2021.8.4 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】15:00~「植松聖死刑囚の人物像に迫る中で見えてきた『強者が持つ被害者意識』。このことはヘイトクライム、ヘイトスピーチにも通底する!――8.1 津久井やまゆり園事件から5年~マイノリティの人権について考える」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 8月1日に収録した、「津久井やまゆり園事件を考え続ける会」主催の「8.1 津久井やまゆり園事件から5年~マイノリティの人権について考える」を録画配信します。これまでIWJが報じてきた津久井やまゆり園関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B4%A5%E4%B9%85%E4%BA%95%E3%82%84%E3%81%BE%E3%82%86%E3%82%8A%E5%9C%92
———————-

【タイムリー再配信 961・IWJ_YouTube Live】19:00~「東京オリンピック開催とカジノ解禁に見え隠れする安倍政権のねらいとは――人権をないがしろにする国民統合の危険性」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2014年9月に収録した、「希望のまち東京をつくる会」主催の「第4回希望政策フォーラム 『どうする!? 東京オリンピック』」を再配信します。これまでIWJが報じてきた東京五輪関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%82%aa%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%83%94%e3%83%83%e3%82%af

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/169905

========

◆中継番組表◆

**2021.8.5 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】20:00~「第27回 難民問題に関する議員懇談会 総会『名古屋入管でのスリランカ女性死亡事案、最終報告書について入管庁よりヒアリング』―内容:ビデオの開示、解剖所見の開示、最終報告書の説明など」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 8月2日に収録した、「難民問題に関する議員懇談会」主催の「第27回 難民問題に関する議員懇談会」を録画配信します。これまでIWJが報じてきた入管法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%85%A5%E7%AE%A1%E6%B3%95

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

給食のなくなる夏休み「子どもに栄養バランスの良い食事を与えられない」との不安が76%!~7.28 NPO法人キッズドア/生活困窮家庭はもう限界です。 困窮子育て家庭を対象とした臨時給付金の支給を早急に!政府に求める会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494807

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■女子ボクシングフェザー級 入江聖奈選手、日本女子で初の金メダル! 男子ボクシングフライ級では、プロボクシング3階級制覇した田中恒成選手を弟に持つ田中亮明選手が、メダル確定! 男子フライ級では61年ぶり! 男子体操では、種目別鉄棒で、橋本大輝選手が金メダル! 個人総合とあわせて2冠達成! 女子団体卓球は、3大会連続メダル確定!!

 昨日、女子ボクシングフェザー級(54kg-57kg)決勝が行われ、日本の入江聖奈(21)選手が、2019年世界選手権優勝者、フィリピンのネスティー・ぺテシオ選手を破り、金メダルを獲得しました。

 入江選手は、フットワークを活かすアウトボクシングタイプで、この試合は、そのスタイルが見事にはまり、繰り出すパンチの数で圧倒し、有効打もぺテシオ選手を上回り、5名の審判団全員が入江選手の勝利と判定し、快勝しました。

 入江選手は、準々決勝のマリアクラウディア・ネキツァ(ルーマニア)戦、準決勝のカリス・アーティングストール(英国)戦といずれも3対2の僅差で勝利したことで、決勝は危ぶまれていましたが下馬評を覆す圧勝でした。入江選手、日本人女子初の金メダルおめでとうございます。

 女子フライ級(48kg-51kg)の並木月海(22)選手は、本日午後2時15分から準決勝を戦います(3位決定戦が行われないため、銅メダルは確定しています)。

 並木選手は、総合格闘家でRISE2階級制覇王者の那須川天心選手と幼馴染であることは有名です。その並木選手は、男子と空手のスパーリングを行い、相手の肋骨を折ってしまったという話を、WBA世界ライト・フライ級スーパー王者の京口紘人選手が自身のYouTubeの番組で発言しています。その京口選手は、後述する田中亮明選手と高校時代に試合をして、田中亮明選手に負けているというエピソードもあります。

 入江選手に続き、準決勝に勝って、決勝まで駒を進めて、女子ボクシング2つ目の金メダルまで到達してほしいと思います。

 男子フェザー級では、準々決勝が行われ、プロボクサー田中恒成選手(世界3階級王者)を弟に持つ初出場の田中亮明選手(27)が、前回リオ五輪の銀メダリスト、リバス・マルティネス選手(コロンビア)を4-1の判定で破りました。

 これで田中亮明選手は、銅メダル以上が確定し、男子フライ級では61年ぶりの快挙となりました。今大会は男女合わせて3個目のメダルとなって五輪の日本ボクシングで最多となりました。

 田中亮明選手は、高校在学中にプロに進んだ弟の恒成選手と異なり、アマチュアボクシングの道に進みました。兄弟で、お父さんの田中斉氏に指導を仰ぎ、高校時代(中京高)は元プロ東洋太平洋王者の石原英寿氏に師事しました。駒澤大学時代は、ボクシング部監督で日本ボクシング連盟副強化委員長の小山田裕二氏の指導を受けました。

 田中亮明選手には、高校時代、同じ歳で同じ階級にライバルが存在していました。現在、WBA&IBF世界バンタム統一王者・井上尚弥選手です。日本ボクシング史上最強と言われる井上尚弥選手相手にはさすがに分が悪く、高校時代の対戦成績は4戦4敗だったという記録が残っています。

 アマチュアボクシングにこだわり続けた、田中亮明選手は、ロンドン五輪(不出場)の頃から挑み続けた偉業を10年間かけて達成したことになります。

 明日行われる準決勝の対戦相手は、2019年の世界王者シャコヒディン・ゾイロフ(ウズベキスタン)をアップセットで破ったカルロ・パアラム(フィリピン)です。田中亮明選手、金メダルを目指しして頑張ってください。

 男子体操では、種目別鉄棒で、橋本大輝(19)選手が、金メダルをとり個人総合とあわせて2冠を達成しました。日本男子体操界に新しいエースが誕生した瞬間となりました。

 日本を代表する体操界の第一人者、内村航平(31)選手が出場種目を一つに絞った鉄棒競技の予選の演技中、まさかの落下で予選落ちしてしまいました。そんな中、金メダルを2つ獲得した男子体操界のニューヒーローは19歳の橋本大輝選手です。新陳代謝が進む男子体操、内村選手もまだまだ頑張ってもらいたいものです。

 昨日午後8時から、「埼玉スタジアム2○○2」で、男子サッカーの準決勝が行われ、日本代表はスペインに惜敗し、3位決定戦に進むことになりました。

 スペインチームのメンバーのうち5人は、所属クラブの今シーズンの公式戦で、すでに50試合以上出場している主力クラスで構成されています。一方の日本代表の先発メンバーは、日本国内のJリーグでプレーしている選手が4人、海外のリーグでプレーしている選手が7人と、フィジカルが強く、厳しいコンタクトを仕掛けてくる海外のリーグで、もまれているメンバーです。試合は、90分間で決着がつかず、延長戦となり、延長後半10分(延長戦前半後半は15分ハーフ)にスペインに一瞬のスキをつかれ、ゴールを許し、日本チームは破れました。

 サッカー準決勝のもう一つのブロックでは、メキシコ対ブラジル戦が行われました。

 お互い守備を固め得点を許さず、スコアレスドローで延長戦に進みましたが、延長戦もお互いに譲らず、ペナルティキック合戦に突入しました。

 PK戦では、メキシコが2本連続で失敗、ブラジルがすべて成功し4対1で勝利し、前回リオ五輪での覇者ブラジルが決勝に進出しました。

 PK戦は、両チーム交互に5本ずつ蹴って勝敗を決めます。今回のケースでは、2本連続で外したメキシコが、3回目に1本成功させましたが、先攻のブラジルが4本目を決めたことで、追いつくことが不可能となり4対1で敗戦が決定しました。

 これで、日本は、3位決定戦(銅メダル決定戦)でメキシコと戦うことになりました。メキシコとは、7月25日に予選リーグで対戦しており、日本が2対1で勝利しています。お互いに手の内がわかっている試合であり、得点をあげた久保建英選手は徹底的にマークされると思われます。予選リーグでは、勝利しているもののまったく油断ができません。日本が勝てば、1968年のメキシコ五輪以来の53年ぶりの銅メダルとなります。

 一方、卓球は、昨日、男子団体準々決勝が行われ、日本はスウェーデンに3対1で勝利。本日、ドイツと銀メダル以上をかけて対戦します。

 女子団体では決勝進出を賭けた香港戦が行われ、昨日お伝えした通り、勝負の「あや」の第一試合のダブルス戦に勝利した日本チームは、流れに乗って2試合目、3試合目のシングルスも取り完勝しました。

 銀メダル以上が確定となった女子日本チームは、3大会連続のメダルを獲得したことになります。決勝戦は、初の金メダルをめざして集中です。

■女子陸上砲丸投げで銀メダルを獲得した米国のレーベン・ソーンダーズ選手が8月1日、表彰台で差別に対する抗議ジェスチャーを示す! IOCは、ソーンダーズ選手の表彰台での抗議行動について、処罰対象としつつも、「調べている」と明言せず! IWJは東京五輪関係各機関に、「差別への抗議を罰することは、差別を行っているのと同様」と追及!

 8月1日、東京五輪の女子陸上砲丸投げで、米国代表のレーベン・ソーンダーズ選手が銀メダルを獲得しました。

 表彰式でソーンダーズ選手は、両腕を頭上でクロスさせ「×」のマークを作り、差別に対して抗議するジェスチャーを示しました。

 英国のBBCは、「世界中で差別と闘っていて、声を上げる舞台がない人々」に光を当てようと思ったと、ソーンダーズ選手の言葉と抗議行動の意図を報じています。

※表彰台で初のデモ行動 砲丸投げ米女子選手が腕を交差(BBC、2021年8月2日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fa0cde50cd712bb9ccd07fe5f583b5a578c15f0

 しかし、IOCは、オリンピック憲章50条で、表彰台を含めた競技場内でのデモ行動を禁止しています。

※オリンピック憲章50条
1.IOC理事会が例外として許可する場合を除き、オリンピック用地の一部とみなされるスタジアム、競技会場、その他の競技区域内とその上空は、いかなる形態の広告、またはその他の宣伝も許可されない。スタジアム、競技会場、またはその他の競技グラウンドでは、商業目的の設備、広告標示は許可されない。

2.オリンピックの用地、競技会場、またはその他の区域では、いかなる種類のデモンストレーションも、あるいは政治的、宗教的、人種的プロパガンダも許可されない。

 IOCのマーク・アダムズ広報官の8月2日の定例会見で、ソーンダーズ選手の抗議行動について、調査中であることを認めつつも、「事態の把握に動いている。何か決めるのはそれからだ」と述べ、事態の調査中であり、ソーンダーズ選手が処罰対象かどうか明言しませんでした。

※IOC、大会組織委員会定例会見(Joint IOC & Tokyo 2020 Daily Briefing、2021年8月2日)
https://www.youtube.com/watch?v=YNBP4z41Xso

 民族対立や国家間の対立、紛争を煽るような政治プロパガンダは、「平和の祭典」なのですから、控えるべきです。世界中で絶えず紛争があり、五輪期間中はIOC自身が「休戦」を呼びかけているのですから。しかし、差別に抗議する行為は、果たしてIOCが禁ずるべき「政治的プロパガンダ」なのでしょうか? むしろ「休戦」を呼びかけるのと同じく、「あらゆる差別をやめよう」とIOCこそが呼びかけるべきなのではないでしょうか?

 IWJは、差別に抗議するソーンダーズ選手が、なぜ処罰の対象にならなければならないのか、東京五輪の関係機関に取材を行いました。

 まず、内閣官房の東京都オリンピック・パラリンピック推進本部事務局に電話取材を行いました。

 IWJ記者は、以下のように質問を行いました。

 IWJ記者「8月1日、女子砲丸投げで銀メダルを獲得した、米レーベン・ソーンダーズ選手が、表彰式で差別に抗議するデモを行いました。IOCは、表彰台で抗議行動を行うことについて、処罰の対象だとしています。しかし、8月2日の会見でIOC広報官は『事態を調査中』『何か決めるのはそれからだ』と、明確な答弁をしていません。

 差別に対して抗議している方を罰することは、差別を行っていることと同様だと思います。今後、IOCがソーンダーズ選手に対して処罰する決定をした場合、政府としては、IOCに撤回の対応を求めていくなどのお考えはおありでしょうか」

 IWJの質問に対して、広報担当の職員は、林揚哲内閣府参次官の言葉として、「仮定の質問には、お答えできません」とだけ、返答をしました。

 また、ソーンダーズ選手への対応を検討中で、渦中のIOCへは、以下に示す質問文をメールで送信しました。

————————

 8月1日、女子陸上砲丸投げで銀メダルを獲得した、レーベン・ソーンダース選手が、表彰台で両腕を交差して差別への抗議を示しました。

 まず、IOCは、表彰台で差別などを非難して、拳を突き上げる行為、ひざをついたりする行為を処罰対象としています。東京五輪でもそのような抗議行動をした場合、処罰されるのでしょうか。

 IOCのマーク・アダムズ広報官は2日の定例会見で、ソーンダース選手のジェスチャーについて、「調べている」と認めた上で、「何かを決めるのはそれからだ」という主旨の発言をしています。マーク・アダムズ広報官の「調べている」という旨の発言については、具体的に何を調べているのでしょうか。

 現在、IOCは、ソーンダース選手が処罰対象かどうか、具体的に明言されていません。しかし、人権を擁護するため差別に抗議している方を処罰するのは、誤った対応ではないでしょうか。

 差別に抗議することを処罰対象とするのは、それこそ差別であり、抑圧ではないでしょうか。平和をうたうオリンピック憲章に反しているのではないでしょうか。

 ソーンダース選手が処罰対象となる場合、何故処罰の対象なのか明確なご説明をお願いいたします。

———————–

 USOPC(アメリカオリンピック・パラリンピック委員会)は、ソーンダース選手の行動に反応してます。

 USOPCは、アメリカの選手たちが五輪で抗議を行った場合、平和的なものであれば選手に制裁は課さないという方針を打ち出しました。

 ソーンダース選手の差別に対する抗議は、決して処罰を受けるような行為ではありません。ソーンダース選手のようなマイノリティの方が、差別をなくすために、世界に訴えることの何がいけないのでしょうか。

 差別という人権への弾圧をやめるように呼びかけることは、「休戦」呼びかけることと並んで、IOCこそが、世界に向けて呼びかけるべきことではないかと思います。

 平和をうたったオリンピック憲章は、IOCが作成してます。差別のあるところに、平和はありません。IOCは自ら作成した規範に自らが違反していると言わざるをえません。

 また、日本政府は、平和をうたう五輪の開催国として、ソーンダース選手の抗議を見て見ぬふりをするのではなく、積極的に差別が少しでもなくなるような行動規範を示すことが必要ではないでしょうか。

■<IWJ取材報告 1>ワクチン2回接種後も感染するブレイクスルー感染の拡大について「(ワクチンは)元々感染予防というのは我々は掲げていない」!? しかしワクチン頼みで他に打つ手なし!~8.3田村憲久 厚生労働大臣 定例会見

 2021年8月3日、東京都千代田区の厚生労働省で、田村憲久・厚生労働大臣による定例の記者会見が行われました。

 田村厚労大臣との質疑応答で、IWJ記者は以下のように質問しました。

 「米国で、ワクチン2回接種完了した人も感染してしまうブレイクスルー感染による死者と入院者が激増しています。4月下旬と比較して、ブレイクスルー感染による死者は9倍に、入院患者は7倍に増加しており、原因はワクチンを突破しブレイクスルーしてしまうデルタ株の感染拡大です。

 アメリカ疾病予防管理センターCDCは、デルタ株の脅威に対応してマスク・ガイドラインを変更し、日本の国立感染症研究所は、ファイザー/ビオンテックのワクチンを2回接種しても、発症・感染予防に関しては、最大で8割くらいまで有効性が減じ、重症化予防に関しては、最大で9割くらいまで有効性が減じると評価しています。

 『ワシントン・ポスト』によれば、現在、米国の新型コロナウイルス感染の9割はデルタ株に置き換わり、デルタ株は従来株やアルファ株とは違って、ブレイクスルー感染をもたらす可能性があるのです。

 現在の「ワクチン頼み一辺倒」の政策では、今後8月中に国内で9割に達すると言われるデルタ株によるブレイクスルー感染は防ぐことはできません。やはり、感染症対策の基本「検査と隔離」に立ち戻ることが今の日本政府には必要だと思われますが、田村大臣の展望をお聞かせ下さい」

 これに対し、田村厚労大臣は次のように答えました。

 「検査と療養は大変重要だと思います。ただ、欧米で検査と療養をずっと日本よりかなり多い量で、人口当り、やってきましたけれども感染は防げていない、と言うことですから、その意味ではそれだけでもダメなんだろうなということだと思う。

 ワクチンに関して申し上げれば、重要なツールだと我々は考えております。アメリカの場合は確かブレイクスルー、あの、元々感染予防というのは、元々我々掲げていなかった話でありまして、結果として感染予防効果もあるなあということが分かってきた中で、デルタ株ではそれが減ぜられる、その効果が減ぜられるというような報告をCDCはやっておられるようでありますけれども、一定の効果はそれでもあるようであります。

 それから、重症者、重症か死亡者、これに対しては、ブレイクスルーで仮に感染してもですね、ブレイクスルーで感染した人たちがどうだったかというのは、なかなか全体を見てみなければわからないのですが、全体でみるとワクチン接種者は、重症化、それから死亡、というのは圧倒的に少ないということでございますので、そういう意味からするとですね、やはりワクチンの効果はある、ということをこれは、CDCもはっきりとおっしゃっておられる話であります。

 そういう意味ではやはりワクチン接種を進めるということは非常に重要であり、我々は日常生活を、以前とまったく同じ日常生活というのは正直言って中々厳しいと思います。

 ただ、今世界中でいろいろな形で制約をかけて、日々生活をされておられる方々に対して、その制約をある程度緩めていく、ということ、これはやはりワクチンの接種ということが非常に大きな役割を果たすということは間違いないという風に、それぞれの国で今そういう施策を打たれておりますので、各国の対策等々も我々注視しながら、日本の国でもなるべくワクチンを接種いただく中において日常生活というものを徐々に取り戻していけるような、そのような方向性というものも、これから示していかなければならないと思っています」

 田村厚労大臣は長々と回答したものの、IWJ記者の質問には実質答えていません。ワクチンについて「元々感染予防というのは、元々我々掲げていなかった話」と述べ、ワクチンに感染を予防する効果に疑義があることを認めましたが、「ワクチン接種者は重症化、死亡というのは少ない」「やはりワクチンの効果ある」「CDCもはっきりおっしゃられている」とワクチンには、重症化や死亡に至るのを食い止める力があると、CDCの名前をあげて根拠としています。

 岩上安身は、2021年7月30日に行われた菅総理記者会見に出席し、指名されませんでしたが、その代わりにメールで質問を官邸に送っています。8月3日現在、官邸からの回答はまだありません。

 日刊IWJガイド7月31日号に質問全文を掲載しましたが、官邸から質問案が長いので、短くしてほしいとの要望があり以下のように訂正し8月1日、官邸にメールしました。以下質問案です。

 菅総理の説明をお聞きし、今回のデルタ株による感染爆発を止める決め手はワクチンであるとお考えになっていることがわかりました。

 しかし、ワクチン接種が進んでいる米国で、ワクチン2回接種完了者の間で、ウイルスがワクチンの効果を突破(ブレイクスルー)してしまう「ブレイクスルー感染」のケースが増えています。

 米国の疾病対策予防センター(CDC)によると、米国で7月19日、「ブレイクスルー感染」で入院した患者は5601人と、4月26日時点と比べて6.7倍に増加。同じ日の「ブレイクスルー感染」の死亡者は1141人と、4月26日時点の死亡者132人と比べ8.6倍に急増しています。

※Hospitalized or fatal COVID-19 vaccine breakthrough cases reported to CDC as of July 19, 2021(CDC、2021年7月28日閲覧)
https://www.cdc.gov/vaccines/covid-19/health-departments/breakthrough-cases.html

 こうなると、ワクチン接種が、絶対的な決め手になるかどうか、疑問が生じてきます。

 ワクチン以外では、国民の行動抑制を強化する旨おっしゃいましたが、国民にも受忍限度があります。政府があらゆる手を尽くしているなら、国民もこれ以上の行動制限を受け入れるかもしれませんが、政府は1年半にわたってPCR検査の抑制を続けています。

 東京都の新規感染者数は、五輪が開幕した7月23日の1359人から6日後の29日には3865人と2.8倍に急増しています。

 問題は、陽性率と検査数です。7月28日の陽性率は18.0%で、五輪開幕の23日の12.8%の1.5倍と急上昇しています。これは端的に検査数が足りないことを示しています。

 実際、PCRと抗原検査を合計しても、東京における検査数は7月28日(7日間移動平均)で8980人、7月23日の8082人から、ほとんど増えていません。

※都内の最新感染動向(東京都、2021年7月29日)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 世界を見渡しても、先進国でこんなに検査を抑制している国はどこにもありません。7月29日現在、日本は100万人あたりの検査人数が14万4365人で、世界143位です。

※COVID-19 CORONAVIRUS PANDEMIC(worldometer)
https://www.worldometers.info/coronavirus/

 会見の間、尾身会長は何度か検査の必要性を口にされ、「言葉だけでは足りない。行動が必要」とまで訴えておられましたが、菅総理からは、検査をどこまで増やす、といった具体的な目標などは示されませんでした。

 日本のトップが検査の拡充に消極的では、厚労省の検査抑制の姿勢が変わるわけがありません。国民に行動変容を求める前に、厚労省の官僚の意識と行動の変容を求めるべきではないでしょうか。

 「検査も必要」という尾身会長の「言葉」を、政治力によって「実行」するのは、菅総理であるはずです。ワクチンと国民への行動抑制の強制だけでなく、検査拡充についても具体的な目標数値をあげて、思いきったリーダーシップを政府に対して発揮することはできないのでしょうか? 検査の思いきった拡充を行う意思がおありかどうか、その点を総理におうかがいしたいと存じます。

岩上安身拝

 各社記者と西村大臣の質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認下さい。

※ワクチン2回接種後も感染するブレイクスルー感染の拡大について「(ワクチンは)元々感染予防というのは我々は掲げていない」!? しかしワクチン頼みで他に打つ手なし!~8.3田村憲久 厚生労働大臣 定例会見 2021.8.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495072

■<IWJ取材報告 2>「酒類を提供する飲食店への措置の基準は?」とのIWJ記者の質問に、西村大臣は「家庭や職場の感染の元を辿ると大人数での飲食に行き着く」との苦しい説明!~8.3西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 記者会見

 2021年8月3日(火)、午前11時30分頃より、東京都千代田区の中央合同庁舎にて、西村康稔・新型コロナ対策担当大臣の記者会見が開催されました。

 会見の冒頭、西村大臣は、新型コロナウイルス感染症の感染状況、特に、40~50代を中心に重症化のケースが増えていること、また、入院のケースも急激に増加しており、病床がかなり厳しい状態になっていることなどについて報告しました。

 また西村大臣は、「40~50代の方々には注意をしていただきたいですが、20~30歳代の方々もですね。活動が非常に活発ですが、そうした状況をぜひご理解いただきたい」と、中年層だけでなく、若年層にも感染者が増加している事実を踏まえ、行動に気をつけるように呼びかけました。

 質疑応答で、IWJ記者は、8月2日から拡大された「緊急事態宣言」および「まん延防止等重点措置」について、次のように質問しました。

IWJ記者「このたび発令された『緊急事態宣言』ならびに『まん延防止等重点措置』について質問です。

 このたびも『緊急事態措置区域』ならびに『まん延防止等重点措置区域』においては、今までどおり、『酒類を提供する飲食店』への休業要請、時短要請の徹底、および酒類提供可能時間の制限など、『飲食業』にのみフォーカスした措置がとられるようです。

 医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師は、7月19日に弊社代表・岩上安身が行ったインタビューの中で、『そもそも酒類の規制がコロナ対策に有効なのか、その根拠は何かについて論じなければならない』と述べておられます。

 また、7月28日の第45回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料2-3では、『新規陽性者数の推移等』というデータがありまして、『新規陽性者の感染場所』は『自宅』が最も多く、それに『高齢者福祉施設』が続いており、『飲食店』の数は非常に限定的であるように見えます。

 『酒類を提供する飲食店』への各種措置について、西村大臣はどのような判断基準にもとづいて政策決定を行っていらっしゃるのでしょうか? ご教示ください」

 この質問に対し、西村大臣は以下のとおり回答した。

西村大臣「今までもいくつかのエビデンスをお示ししてきておりますが、今日は用意をしていないのですけれども、ひとつには、まさに分科会におきまして、これはアドバイザリーボードでも報告されましたけれども、感染した方の中で、過去どういう行動をとっていたかという中で見ると、この飲食によるもののリスクが4倍くらい高まるという報告があります。

 それから、今も少しお示ししましたけれども、群馬県の例ですけれども、『感染経路不明』、おっしゃるように、飲食店のクラスターは減ってきています。

 これは、皆さんにご協力いただいてですね、感染防止策を徹底していただいて、あるいは(午後)8時までの時短、酒類提供の停止も、ご協力いただいてですね、件数としては減ってきていますが、しかし、今、群馬県のグラフにありましたように、おっしゃるように家庭内とか、職場とか、増えています。

 そして、その元を辿るとどこで感染したか? ということの履歴をとってみると、先ほど申し上げた感染研のデータもそうなのですけれども、過去にどういうリスクのある行動をとったのかを見てみると、飲食を行っていた、大人数で行っていた、こうしたケースが出てきていますし、『感染経路不明』の中で、こうやって見てみますと、色々ヒアリングをしてみると、県外への往来と同時に、繁華街、あるいは会食ということで、『夜の街』という表現はあれですけれども、まあ、接待を伴う飲食店だと思いますが、こういったところでの感染が見られるということであります。

 それから、私どもが分析を進めてきている中で、夜間の人流と感染者の数には高い相関関係があります。

 まあ、昼間も一定程度あるのですが、でもやはり、夜の人流を減らさないと感染は減らないと。それは、繰り返しになりますが、夜、店が開いていると、人が出る。そして、人が出てくると、閉じていた店との不公平感がどうしても出ますので、開けてると、お客さんが入って、『なんで俺たちルール守って、やってるのに、開けてる店にあんなに人が集まるんだ』ということの不公平感がある。

 これをなんとしても解消しなければいけないと思うのですが、そうした中で、これまで閉めていた店も開けるようになったりですね、そういったことも見られる中で、夜間の人口がやはり減らない。

 このことが感染を減らせないひとつの要因だと分析…様々なデータをお示ししながら、飲食店の皆さんには申し訳ないのですけれども、この時期、何とか感染を抑えてですね、ワクチン接種が進めば、かなり明るい光も見えてきますので、8月末を目指してですね、私どもも全力をあげて取り組んでいきますので、ご協力をお願いしたいと思います。

 また、あの、早期支給のしくみを、7月19日から、各県で取組が進んでいます。

 東京でもかなりの件数があったのに対して、7割・8割と支給を進めていると聞いていますし、大阪や他の地域でも、かなりのスピードで支給を始めて、協力金の支給を始めていますので、ぜひご協力いただいてですね、協力金をできるだけ早く、お手元にお届けをする。それで、家賃や、様々な費用を賄っていただきながら、従業員の方々を休ませる場合には、シフト減も含めて、一月33万円まで、雇用調整助成金は全額国が支援できますので、活用していただいて、ぜひご協力いただければと思います」

 西村大臣からの報告、ならびに各社記者と西村大臣の質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認下さい。

※「酒類を提供する飲食店への措置の基準は?」とのIWJ記者の質問に、西村大臣は「家庭や職場の感染の元を辿ると大人数での飲食に行き着く」との苦しい説明!~8.3西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 記者会見 2021.8.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495068

■感染拡大が止まらぬデルタ株の脅威に、全国知事会が「ロックダウン」検討を要請! 川上浩一国立遺伝学研究所教授も「行動制限しないと、青天井」とIWJにコメント! しかし自民党・下村政調会長が「国会で積極的に議論すべき」と発言し、またも改憲のためにコロナ禍を悪用する兆し!

 8月に入り、お盆の帰省シーズンを目前にした1日、全国知事会は緊急対策本部会議で国のコロナ対策の問題を指摘、「全国的な感染再拡大を受けた緊急提言」をまとめ、発表しました。

 緊急提言では、「第5波の抑え込みに向けた徹底した感染拡大防止策」として、政府に対し、「特措法の改正も含めてさらなる改善も検討するとともに、更に強い措置となるロックダウンのような手法のあり方についても検討すること」と、現在の緊急事態宣言よりも強い措置であるロックダウン(都市封鎖)の検討を求めました。

※「全国的な感染再拡大を受けた緊急提言」の取りまとめについて(全国知事会、2021年8月1日)
http://www.nga.gr.jp/data/activity/committee_pt/shingatakoronauirusukinkyutaisakukaigi/reiwa3/1627794496201.html

 現在も続く4度目の緊急事態宣言は、当初の東京都と沖縄県(5月23日から切れ目なく継続)から、2日に埼玉県、千葉県、神奈川県、そして大阪府へと広がったばかりです。

 しかし、現在の緊急事態宣言下では、新型コロナウイルスの新規感染者は減少に転じず、逆に増加の勢いが日々増しています。こうした状況で、ただ緊急事態宣言を繰り返すだけなく、新たな対策を求める声が各方面からあがっています。

 先日来、連日のように東京都の新規感染者数が増加し、最多を更新し続けている現在のコロナ「第5波」について、国立遺伝学研究所の川上浩一教授からコメントをいただきました。川上教授には、今年4月に岩上安身がインタビューを行っています。

※免疫逃避変異E484Kとは?「第4波」変異株感染拡大にもかかわらず、過少検査でワクチンも打てないまま東京五輪強行開催の愚!~岩上安身によるインタビュー1037回 ゲスト 国立遺伝学研究所・川上浩一教授 2021.4.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491181

 以下に、IWJからのメールでの質問に対して、川上教授からメールでいただいたご回答を掲載いたします。

 IWJの質問1「東京都の新規感染者数が過去最高を記録した原因は、何であるとお考えでしょうか」

 川上教授の回答「デルタ株と五輪開催による人流の増加と思われます」

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

————-

■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時より、2014年9月20日収録「東京オリンピック開催とカジノ解禁に見え隠れする安倍政権のねらいとは――人権をないがしろにする国民統合の危険性」を再配信します!

 2014年9月20日、文京区民センターで「第4回希望政策フォーラム どうする!? 東京オリンピック」と題された講演会とシンポジウムが開催されました。

 「オリンピックで東京はどうなる?」と題したイベントの第1部は、谷口源太郎氏(スポーツジャーナリスト)による「オリンピックはこうしてビジネスになった」、江沢正雄氏による(長野市、オリンピックいらない人たちネットワーク代表、草木染め職人)「住民の目でチェックしようー長野五輪の経験から」が講演を行い、シンポジウムには2人に加え、宇都宮健児氏(弁護士、元日弁連会長)が参加しました。

 さらに「オリンピックでカジノ推進!?」と題した第2部では、新里宏二氏(弁護士、全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会の代表幹事)、古川美穂氏(ジャーナリスト、元『週刊宝石』専属編集者)、宇都宮健児氏が登壇しました。

 2013年9月の東京五輪招致決定から1年、当時は東京五輪の開催に合わせて、カジノを解禁させようとする動きがありました。

 五輪招致もカジノの解禁も、経済活性化を建前としたものです。その裏には、1936年のベルリンオリンピックを彷彿とさせる国民統合の危険性や、カジノによって引き起こされる人の不幸を、経済活性化に利用しようとする安倍政権の倫理観の欠如が見え隠れしていました。

 オリンピック憲章の「オリンピズムの根本原則」には、「人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進すること」がオリンピズムの目的と書かれています。スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏は、国際オリンピック委員会(IOC)が東京を2020年のオリンピック開催地に選んだことは、その目的をIOC自らが否定したことになると批判します。

 安倍総理(当時)は、2013年9月7日、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われたIOC総会のプレゼンテーションで、汚染水漏れなどのトラブルが続く福島第一原発の状況を“The situation is under control.”「状況はコントロールされている」と発言しました。

※IOC総会で安倍総理が全世界に向けて語った4つの嘘 ~嘘のアスファルトでぬかるみのような真実が舗装される(岩上安身のニュースのトリセツ「IWJウィークリー第16号」より)2013.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/100898

 谷口氏によれば、IOCの委員らは、BBCなどによる連日の原発事故報道で事故の深刻さを認識しており、福島の原発事故に対する拒否反応があったといいます。そんな中、安倍総理の「アンダーコントロール」発言が出た事情について、谷口氏は次のように語ります。

 「『プレゼンテーションでは首相クラスが事故に対する明確な説明をしないとおさまらない。総会の選挙にも大きく影響する』と、IOCより強く招致委員会へアドバイスがあった。そのため、急遽首相官邸が原発事故についてのコメントを作文し、首相にはブエノスアイレスへ向かう飛行機の中で伝えられた」

 「アンダーコントロール」発言が虚偽であることは、2021年となった現在、実際に東京五輪が行われても、いまだ収束しない福島の現状を見れば明らかです。

 「一国の首相が原発事故について『アンダーコントロール』と言い切ったことにより、IOCが原発事故の重大さを知りつつ、見て見ぬふりをした」

 谷口氏はこう述べ、オリンピックそのものが、虚偽や偽装に満ちたものであることを訴えます。

 さらに谷口氏は、安倍総理や森喜朗・東京五輪組織委員会会長(当時)によって、東京五輪招致が進められていったねらいは、憲法を改正し、いかに日本を戦争する国へ近づけてくかであると述べます。そして、オリンピック・ムーブメントの推進を口実に、「人間の尊厳保持の理念」がないがしろにされたままオリンピック教育が行われる恐れと、子どもまで動員した国民統合が行われる危険性を示唆します。

 詳しくは、午後7時からの再配信をご視聴ください。

—————————-

【タイムリー再配信 961・IWJ_YouTube Live】19:00~
東京オリンピック開催とカジノ解禁に見え隠れする安倍政権のねらいとは――人権をないがしろにする国民統合の危険性
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

—————————-

 なお、YouTubeでのライブ配信は当日限りの公開となりますが、IWJ会員様はいつでも、以下のURLから動画をご視聴いただけます。

※東京オリンピック開催とカジノ解禁に見え隠れする安倍政権のねらいとは――人権をないがしろにする国民統合の危険性 2014.9.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/169905

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210804

IWJ編集部(岩上安身、木原匡康、富樫航、仲川正紀、中村尚貴、浜本信貴、村上良太、渡会裕)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント 【 https://twitter.com/iwakami_staff