日刊IWJガイド・非会員版「新型コロナワクチン接種後死亡には遺族に4420万円支払われる? 現実には!? IWJは財政危機状態! ご支援をお願いいたします!」2021.07.13号~No.3225号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~新型コロナワクチン接種副反応での死亡には遺族に4420万円支払われるというが、現実には!? 「疾病・障害認定審査会による審査」と「厚生労働大臣による認定」という大きな壁が! IWJの今期も残り19日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1200万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!
■6月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! 誠にありがとうございました!
■【中継番組表】
■韓国でワクチン供給の遅れによりコロナ感染拡大! イスラエルとの「ワクチンスワップ」で70万回分を緊急調達! 一方北朝鮮は副反応被害を警戒してアストラゼネカワクチンの無償支援を拒否! ロシア製ワクチンを希望するもロシアは有償支援で譲らず!?
■米国メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が、スポーツのアカデミー賞・グラミー賞にあたる「ESPY賞」を日本人で初受賞!!
■<IWJ取材報告>「女性たちの命と生活が危機にさらされている!」日本女医会青木理事らがコロナパンデミック下の東京五輪中止を訴え!~日本外国特派員協会主催 青木正美氏、前田佳子氏、松尾亜紀子氏記者会見
■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時から、2018年7月21日収録「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大学の関良基教授とジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(1)」を再配信します!
■<新記事紹介>麻生太郎副総理兼財務相、自民議員の政治資金パーティー講演で「中国が台湾に侵攻したら日米で台湾を防衛しなければならない」と戦争煽動発言! さらに新型コロナの国内死者は少ないとして「先進国の中で最もうまくいっている」とフェイク発言! 五輪は「巨大な祭典、気分も変わる」とも!
■沖縄・奄美に続き、九州南部も梅雨明け! 本格的夏の到来! IWJオリジナルTシャツ残りわずか! ぜひお早めにお買い求めください!
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■はじめに~新型コロナワクチン接種副反応での死亡には遺族に4420万円支払われるというが、現実には!? 「疾病・障害認定審査会による審査」と「厚生労働大臣による認定」という大きな壁が! IWJの今期も残り19日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1200万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、米国では新型コロナで死亡した人の99.5%がワクチンを接種していなかったと報じられています。

※東京都では若年層への感染拡大が顕著に!東京五輪の間に新規感染者数が1000人を超える!? 米国では6月の死亡者と重症者のほとんどがワクチン未接種者だった! 相変わらず過少な検査件数、東京のワクチン接種率は21%、脆弱な状況のまま「第5波」へと突き進む!(日刊IWJガイド、2021年7月12日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49077#idx-4

 その一方で、ワクチン接種後の死亡事例は国内で453件報告されています。

※はじめに~欧州医薬品庁がファイザー、モデルナのワクチンで心筋炎、心膜炎の事例を報告! 厚労省はワクチン接種後の死亡事例を453件と報告するもほとんどが「情報不足で因果関係評価できず」! IWJの今期も残り20日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1200万円の大規模赤字! どうかご支援をお願いいたします!(日刊IWJガイド、2021年7月12日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49077#idx-1

 ワクチンの副反応や接種後の死亡事例について、公衆衛生の専門家や厚労省は「ワクチンには深刻な症状に対する高い防御力がある」、「(心筋炎などの)深刻な副反応は非常にまれ」、「新型コロナウイルス感染症にかかった場合には、ワクチンを接種した場合よりも、はるかに高い頻度で心筋炎がみられる」、「リスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方がはるかに大きい」などといった説明に終始しています。

 しかしこういった説明には、重要な視点が抜け落ちているように思われます。

 確かにワクチン接種後の死者と未接種での感染死亡例を数字で比較すれば、未接種な人々のグループの方がよりハイリスクなことは明らかです。しかし、ワクチン接種をためらう多くの人々は、たとえ確率が低くても、副反応が万が一自分の身に起きた場合を考えて不安を覚えるのではないでしょうか。

 そういう不安を感じる人たちに対して、ワクチン接種者や未接種者、感染者や副反応の事例を政治的な視野から大きな数字でひとくくりにして、「ワクチン接種が劇的にコロナの新規感染者数と死者数を減少させることは、データから明らかになっている」と強調したところで、個々人の不安は何も解消されません。

 もちろん厚生労働省のホームページには「接種を受けることは強制ではありません」「職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします」と明記されています。

 また、万が一副反応による健康被害が起きた場合の救済制度についても書かれています。

※接種についてのお知らせ(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html

 上記厚労省のURLから「予防接種健康被害救済制度」というページを開くと、健康被害救済制度の「申請から認定・支給の流れ」や「給付の種類」「請求の様式」や「給付額」までが詳しく説明されています。

※予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/

 また、今年2月19日の衆院予算委員会では、立憲民主党の末松義規議員の質問に答えて、田村憲久厚労相が、新型コロナウイルスワクチンの接種後、副反応で死亡した場合、遺族に4420万円が支払われることや、障害が残った場合には障害年金が支払われることなどを答弁しています。これだけ聞いていると、今まで接種後に死亡された方々にもスムーズに救済のための給付や年金が支払われているような気がします。

※第204回国会 衆議院 予算委員会 第14号 令和3年2月19日(国会会議録検索システム)
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120405261X01420210219&current=1

 しかし、昨日もお伝えしたように、厚生労働省は国内の死亡事例453件について、「ワクチンとの因果関係が否定できないもの」が1件、「因果関係が認められないもの」が1件、「情報不足等により因果関係が評価できないもの」が451件と報告しているのです。

 因果関係があると積極的に断定しているケースはひとつもなく、「因果関係が否定できない」という消極的表現で、渋々認めているのが、453件中たったの1件なのです!

※新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(厚生労働省、2021年7月7日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000802338.pdf

 前述の厚労省ホームページの「予防接種健康被害救済制度」には、「接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです」「その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます」「厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます」と明記されています。

 つまり、上記451件の死亡事例のうち、「接種によるものであると厚労大臣が認定」したものは、まだ1件もないということです。

 IWJは決してワクチンを接種するなと言っているのではありません。

 昨日もお伝えした通り、ワクチン接種が先行している海外では、ワクチンの有効性を示すデータが出てきているのは事実です。

 しかし、リスクとメリットの両方をしっかりと周知した上で、「極めて稀ですが、不可避的に生ずる」副反応による健康被害が生じた場合は、万全のサポート体制で被害者救済に全力を尽くしていることを、誰にでもわかるようにはっきり示さなければ、副反応への不安は拭い切れないのではないでしょうか。

 新型コロナワクチンに関する副反応への不安は、政府のワクチン行政に対する不信にほかならないと感じます。

 さて、いよいよ、新型コロナウイルス感染拡大のなか、来週末には「東京五輪」が開幕します。

 2013年9月8日、IOC総会での誘致のプレゼンテーションで安倍晋三前総理が晴れやかにアンダーコントロールされているといったときから嫌な予感がしていた方も多かったと思います。あのプレゼンテーションを聞いていた方は「なんという大嘘を!」と驚き呆れたことでしょう。

 とはいえ、まさかIOCがこんな大嘘を認めるわけないと思いきや、ジャック・ロゲ会長が「トゥキョウ」とフリップを開けた時には、「IOCもグルなの!?」と椅子からずり落ちてしまった人も少なくなかったかと思います。

 誘致の時の不吉な予感はその後も次々と、スタジアム問題、エンブレム問題、買収疑惑と的中した挙句、新型コロナウイルスパンデミックに突入、ついには森喜朗組織委員会会長が辞任する事態にまで到りました。

 この展開の中でもっとも困惑してきたのは、アスリートの皆さんに違いありません。安倍前総理は「完全な形で開催」といい、菅義偉総理は「安心安全」といいながら、じりじりと「完全な形」から後退し、この土壇場に「無観客開催」が決まりました。しかし、「無観客」と言いながら、IOCのお偉方やスポンサーの面々など、五輪関係者は特別枠待遇で会場で感染するのです。そんな特別待遇を受けるVIPは約1万人もいます。いったい誰のための五輪なのでしょうか。

 さらに今やスポーツの国際試合では世界標準となった「バブル方式」にも危機が迫っています。共同通信は7月11日、東京五輪関係者が宿泊する「赤坂エクセルホテル東急」が、一般客と五輪関係者の動線の区分けを撤去したと報じました。

 「赤坂エクセルホテル東急」は、一般客と五輪関係者の動線を分けるため、館内のエレベータ前に「日本人専用」「外国人専用」と掲示していましたが、差別だという指摘を受けて、この掲示を撤去しました。

 ホテル側は大会組織委員会側から示されたマニュアルに従って、一般客と五輪関係者の動線をできるだけ分けるようにしたという説明をしていますが、これでは「バブル」は破れたも同然です。

 この件について、ツイッターユーザーのHiroko Uehara(@uesimobileme)さんが以下のように岩上安身にメンションしました。

 RT @uesimobileme: @iwakamiyasumi えっ?表現の問題?それとも動線撤去?じゃあ、今後は動線を分けないの?五輪関係者はやりたい放題?最初の約束と違わない?:東急系ホテルで「外国人専用」 五輪対応、差別指摘で撤去 | 2021/7/11 – 共同通信 https://t.co/oGSkjYoRPN

※Hiroko Ueharaさんのツイート(2021年7月12日)
https://twitter.com/uesimobileme/status/1414257113669390340

 これに対して岩上も以下のようにツイートしています。

 RT @iwakamiyasumi: 話にならない。差別と区別の違いもわからないのか。それじゃ、入国してからの隔離も差別になってしまう。とりわけIOC関係者やらスポンサーやら、特別待遇のお歴々、いわゆる「五輪ファミリー」約1万人は、無観客だってのに、特権的な観戦はするわ、行動制限が緩められているわ、ザルもいいところ。

※岩上安身のツイート(2021年7月12日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1414560970236567558

 昨日もお伝えしたように東京のワクチン接種率はわずか21%。とても感染拡大を抑えることのできる数字ではありません。そんな無防備な東京を守る最低限の条件「バブル方式での運営」はもう破れています。日本国民の夏休みは2年続けて引き篭もりの夏になる可能性が高くなってきました。特に一都三県の首都圏の皆さん、不要不急の外出は控えて人流に巻き込まれないようにしましょう!

 先月、6月1日から30日までの間には180件、320万6400円のご寄付・カンパを頂戴いたしました。コロナ禍で誰もが経済的な不安を抱える中、誠にありがとうございます!

 しかしながら、この金額は、5月までの不足分から算出し直した6月、7月の月間目標額である826万7150円の38.8%にとどまりました。不足額は506万750円です。

 このため、IWJの今期最後の月となる7月は、今期6月までの累積の不足額から算出したご寄付・カンパの新たな目標金額を、1329万1661円としなければならなくなりました。

 7月1日から9日までの9日間で、51件、目標額の4.2%にあたる56万1800円のご寄付を頂戴しています。本当にありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心からお礼を申し上げます。

 一方で、IWJの今期期末までは、あと19日しかありません。この19日間で、まだあと約1273万円のご寄付・カンパが必要となっています。

 今期大幅な赤字に転落すれば、8月以降の来期は、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。

 ご存知の通り、日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 また、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、あくまで現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数がさらに減れば、もっと状況は厳しくなってしまいます。

 まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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 現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

 多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 今期、IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

 日本は今、コロナ禍の陰で急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで自国は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。この事実を、マスメディアは本気で国民に知らせようとしていません。

 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「刺し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

 その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の最前線の戦場とされてしまう悲惨な事態です。日本がうっかり配備しようとしているミサイルは、中露を強く刺激しており、日本はいきなりミサイル軍拡で中露を相手にしなければならなくなる恐れがあります。

 大手メディアは、まともにこうした危険性を十分に伝えようとせず、あろうことか、改憲CMを無制限に受け入れて改憲に加担するだけでなく、金儲けすらもくろんでいます。

 そんな「改憲ビジネス」にどっぷりつかった記者クラブメディアに、真実の報道や論評は期待できるはずがありません。

 従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません! ですからなおのこと、IWJは使命感を持って徹底的にこのミサイル軍拡問題を直視し、正面からお伝えしていきます!

 6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます!IWJがなくなれば、こうした破滅的戦争への危機について報じ、警告を発し続けるメディアはなくなってしまうと思われます!

 改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 どうぞ、今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

 IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

 また、お知り合いの方にぜひIWJの存在や活動について、口コミやSNSを通じて、広めていただき、会員となって支えてくださるようにお伝え願います! どうぞご協力をお願いいたします。IWJはまだまだ、一般に認知されていないメディアです。広く知られることで、IWJのお伝えする情報の価値に気づく方も増えてくると思います。

 一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1100円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 6月30日時点の会員数は3691人、このうちサポート会員の方は1293人です。一年前と比較して、会員総数が957人減、サポート会員は304人減と、IWJの経営もコロナ禍の直撃を受けています。創立以来、これほどの会員減は経験したことがありません。未曽有の危機です。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります!

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 IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

 会員の皆さま、一部、会費を納め忘れている方がいらっしゃいます! ぜひ、急ぎお納めいただき、有効会員として「復活」してください!

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■6月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! 誠にありがとうございました!

 6月は、180件、320万6400円のご寄付・カンパを頂戴いたしました。コロナ禍の厳しい経済状況の中、誠にありがとうございます! 大切に使わせていただきます。

 ここに、感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方71名様につきまして、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

※この厳しい状況で、みなさまには、IWJをご支援いただき、まことにありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げるとともに、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告(2021年6月)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/49054

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S.M. 様
K.K. 様
中川 琢士 様
T.I. 様
NOBUHIKO OKURA 様
T.M. 様
K.K. 様
T.H. 様
青木洋子 様
K.T. 様
H.K. 様

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 皆さま、誠にありがとうございます。皆さまの支えが我々の誇りであり励みです。コロナ禍と荒梅雨の季節、どうぞ、ご自愛ください。


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◆中継番組表◆

**2021.7.13 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch6】10:35メド~「田村憲久 厚生労働大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 田村憲久 厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a4%a7%e8%87%a3
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【IWJ・Ch4】11:45メド~「丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた丸川珠代大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/marukawa-tamayo
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【IWJ・Ch5】13:00~「院内ヒアリング集会 IAEA『深層防護第5層』の実効性を問う~規制委・内閣府は3.18水戸地裁判決をどう受けとめたか?」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「再稼働阻止全国ネットワーク」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた原発再稼働関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%99%ba%e5%86%8d%e7%a8%bc%e5%83%8d
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【タイムリー再配信 945・IWJ_Youtube Live】19:00~「問題だらけの治水事業! 豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! ~岩上安身によるインタビュー 第891回 ゲスト 拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏(1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2018年7月に収録した、岩上安身による関良基氏とまさのあつこ氏のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた洪水関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b4%aa%e6%b0%b4

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924

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◆中継番組表◆

**2021.7.14 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 946・IWJ_Youtube Live】20:00~「問題だらけの治水事業! 豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る!~岩上安身によるインタビュー 第891回 ゲスト 拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏(2)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2018年7月に収録した、岩上安身による関良基氏とまさのあつこ氏のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた河川氾濫関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%b3%e5%b7%9d%e6%b0%be%e6%bf%ab

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924

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■韓国でワクチン供給の遅れによりコロナ感染拡大! イスラエルとの「ワクチンスワップ」で70万回分を緊急調達! 一方北朝鮮は副反応被害を警戒してアストラゼネカワクチンの無償支援を拒否! ロシア製ワクチンを希望するもロシアは有償支援で譲らず!?

 韓国で、新型コロナの感染が拡大しています。

 7月12日付け韓国の聯合ニュースは、以下のように報じました。

 「韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1100人増え、累計16万9146人になったと発表した。市中感染が1063人、海外からの入国者の感染が37人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1324人)より224人少ないものの、6日間連続で1000人を上回った。月曜日に発表する日曜日の感染者数としては過去最多」

※韓国の新規コロナ感染者1100人 月曜発表では過去最多(聯合ニュース、2021年7月12日)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210712001200882?section=news

 韓国では首都ソウルを中心に流行第4波が拡大しており、韓国政府は午後6時までは5人以上、午後6時以降は3人以上の私的な集まりを禁じるなど、厳しい措置を取っています。違反者には過料も科される事実上の外出制限です。

※韓国首都圏で事実上「夜間外出制限」 きょうからコロナ規制最高レベル(聯合ニュース、2021年7月12日)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210712000200882?section=society-culture/index

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■米国メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が、スポーツのアカデミー賞・グラミー賞にあたる「ESPY賞」を日本人で初受賞!!

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が、スポーツのアカデミー賞・グラミー賞にあたる「ESPY賞」を日本人で初受賞しました。

 この「ESPY賞」は、1993年から創設され、全スポーツ選手が対象で、野球界では、過去には、大リーグではバリー・ボンズ、ケン・グリフィー・ジュニア、カル・リプケン、マーク・マグワイア選手と、そうそうたる顔ぶれの選手が受賞しています。

 実はこの10年、大リーグからは選出されておらず、プロバスケットボール(MLB)の選手が8回、アメリカンフットボール(NFL)の選手とプロアイスホッケー(NHL)の選手がそれぞれ1回と、大リーグからは受賞者が出ていませんでした。そんな中、今回の受賞は本当にすごいことだと思います。10年ぶりに大リーグを代表して受賞するだけでなく、全スポーツ界からの代表として受賞したことを意味します。2021年のシーズンはまだオールスター前の折り返し地点。本当に偉業というべきです。

 大谷選手は、現在は日本のプロ野球選手にもいない、投手と打者を兼任する役割を持って、大リーグで戦っています。

 以前から「二刀流」と呼ばれて話題になっていることは、ご存知の方もいらっしゃると思います。

 その大谷選手が、今シーズンホームランを量産し、88試合を消化した時点で、33号に到達しました。もちろん自身のキャリアハイの記録であることはいうまでもありません。

 前日には32号を打ち、日本人大リーガーとして松井秀喜氏の持つシーズン最多のホームラン31本という記録を抜き、その翌日にもまたホームランを打ったのです。(日本時間、7月11日現在)

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■<IWJ取材報告>「女性たちの命と生活が危機にさらされている!」日本女医会青木理事らがコロナパンデミック下の東京五輪中止を訴え!~日本外国特派員協会主催 青木正美氏、前田佳子氏、松尾亜紀子氏記者会見

 7月12日、東京都千代田区の日本外国特派員協会(FCCJ)で、日本女医会理事の青木正美氏、国際婦人年連絡会CEOの前田恵子氏、フラワーデモ・オーガナイザーの松尾明子氏らが、東京オリンピックの中止を求めて、記者会見を行いました。

 会見冒頭、松尾氏は「私たちが東京オリ・パラ中止を強く求めるのは、現在、日本社会を生きる女性たちの命と生活が危機にさらされているからです」と述べ、「6月23日には全国各地と海外で、中止を求める大規模なデモが行われた。しかし、日本政府、東京都、IOC、JOC、日本のメディアはその声を一切無視している」と、今回の記者会見を行うに至った動機を語りました。

 また、松尾氏は「女性たちがコロナ渦で在宅を強いられた結果、DVや望まない妊娠の相談件数が増加した」、「2021年6月、女性の自死者は2020年6月に比べ25%増えた」と報告をした上で、「背景には、貧困暴力、差別、未来に希望を持てない現状がある」と指摘しました。

 臨床医でもある青木氏は「もしもこのままオリンピックを開けば、東京は巨大なエピ(発生源)センターになってしまいます」と指摘し、「会場をすべて無観客にしようが、しまいが、選手や関係者が数万人も一か所に集まるなど、パンデミック下に絶対やってはならないことだ」と訴えました。

 また、同じく臨床医で元日本女医医会会長の前田佳子氏は、2020年にWHOがコロナパンデミックを宣言してから16か月経過したにもかかわらず、「日本は十分な感染対策が取られておらず、PCR検査の数も不足し、ワクチンの接種も十分ではなく、とても先進国とは言えない状況だ」と、厳しく批判しました。

 さらに医療現場で働く人の7割以上が女性であることを指摘した前田氏は、「COVID-19(新型コロナウイルス)による医療現場への負担は、女性への負担であるといえる」「COVID-19の最前線に立たされ、影響を受けている多くは女性だ」と述べ、「日本の国民の命を、そして多くの女性を犠牲にしないためにオリンピックは中止にする必要がある」と訴えました。

 この会見ではほかに、看護師で随筆家の宮古あずさ氏、東京都教職員組合の長野みゆき氏が、それぞれの立場から東京五輪の中止を訴えました。

 詳しくはぜひ、以下の記事で全編動画を御覧ください。

※「女性たちの命と生活が危機にさらされている!」日本女医会青木理事らがコロナパンデミック下の東京五輪中止を訴え!~日本外国特派員協会主催 青木正美氏、前田佳子氏、松尾亜紀子氏記者会見 2021.7.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494258

※甲状腺がん子ども基金と連帯!「一人でも多くの医者が関わるべき」青木正美・前田佳子・牛山元美日本女医会3氏が岩上安身のインタビューで県民健康調査の縮小に異議!「県外でも調査を」~岩上安身によるインタビュー 第787回 ゲスト 青木正美氏・前田佳子氏・牛山元美氏 2017.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/397414

■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時から、2018年7月21日収録「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大学の関良基教授とジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(1)」を再配信します!

 梅雨後半に入り、各地で豪雨被害のニュースが相次いでいます。近年、「線状降水帯」という言葉を、ニュースや天気予報などで頻繁に耳にするようになりました。気象庁の「天気予報等で用いる用語」によると、「線状降水帯」とは、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域」とのことです。

 2018年7月の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)では、この線状降水帯により、中国地方や四国地方を中心に、「観測史上最高記録」の雨量を広範囲で記録しました。一方で、洪水や土砂災害など、その甚大な被害については、ダム建設を中心にした長年の間違った治水行政が原因の「人災」なのではないか、という指摘がなされています。

 そこで本日と明日、2018年7月21日に収録した「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー」を前後2回に分けて再配信します。

 治水問題に詳しい拓殖大学の関良基教授とジャーナリストのまさのあつこ氏は、2015年に愛国学園大学の梶原健嗣教授との共著で、利水・治水・環境の観点から河川行政を論じた『社会的共通資本としての水』(花伝社)を上梓しています。

 本日午後7時から再配信する前半(1)では、西日本豪雨の被害についての検証とハザードマップの重要性、さらに西日本豪雨と同規模の豪雨が首都圏に降ったらどのような被害が想定さてているのかについて、また、明日再配信する後半(2)では、ダム建設やスーパー堤防建設が中心の現在の日本の河川行政で災害リスクは低減できるのかといったことをうかがいました。

 警察庁の発表によれば、西日本豪雨による被害は、このインタビューがおこなわれた前日の7月20日時点で、15府県で死者225人とのこと。

 まさの氏には「平成30年7月豪雨を契機に知ってもらいたいこと」と題して、以下の6点についてお話いただきました。

1. ダムの効果は限定的で想定を超えると危険な操作が始まる
2. 水害の現場を歩かないと、水害の原因も、失敗原因も今後の対策もわからない
3. 全国の河川で起きる水害は決壊ではなく内水氾濫
4. 治水計画のためではなくダム計画のために治水計画ができる
5. 過去の土砂災害は、ダム建設の根拠になってきた
6. 被害を回避するまち作り(建設、建設規制、避難計画)が基本

 まさの氏は、西日本豪雨で、愛媛県の肘川上流の野村ダムや鹿野川ダムの放流により、大洲市で大規模な浸水被害が起き、5名が亡くなったと指摘しました。

 さらにまさの氏は、岡山県の高梁川での被害について、「高梁川に流れ込む支流の上流の複数のダムから、同時期に緊急放流された。これによって高梁川の水位が上昇。本流に流れ込めず、支流に溜まった水がはけ口を求め、一番弱い堤防が決壊・氾濫した」と指摘した上で、「放流のタイミンが正しかったか検証すべき」と述べました。

 ダムには国交省が管理する治水用のダムと、電力会社が管理する発電用のダムがあります。まさの氏は高梁川の支流である成羽川の上流にある新成羽川ダムについて「新成羽川ダムは電力ダムのため治水しなくてよい。発電用に水を溜めておきたい。他方、治水ダムは季節で水量を決め、台風季節は水位を下げておく」と述べ、新成羽川ダムが水位を下げていなかった可能性を指摘しました。

 続いてインタビューでは、2008年に中央防災会議が公表した、利根川や荒川が洪水氾濫した際の被害想定を検証。自治体の作るハザードマップの重要性についてうかがいました。

 まさの氏は「ハザードマップ以上に住民に重要なのは、どこから来る洪水で、どちら方向に避難するのか、猶予はどのくらいあるのか等、日頃から地域での避難訓練が必要。住民だけでなく通勤者も」と語りました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

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【タイムリー再配信 945・IWJ_Youtube Live】19:00~
「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(1)」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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 なお、YouTubeでのライブ配信は当日限りの公開となりますが、IWJの一般会員様は再配信終了後から2ヶ月間、サポート会員様はいつでも、以下のURLから動画をご視聴いただけます。

※(再掲載)問題だらけの治水事業!豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! ~岩上安身によるインタビュー 第891回 ゲスト 拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏 2018.7.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924

■<新記事紹介>麻生太郎副総理兼財務相、自民議員の政治資金パーティー講演で「中国が台湾に侵攻したら日米で台湾を防衛しなければならない」と戦争煽動発言! さらに新型コロナの国内死者は少ないとして「先進国の中で最もうまくいっている」とフェイク発言! 五輪は「巨大な祭典、気分も変わる」とも!

 麻生太郎副総理兼財務相は、7月5日、東京都内で行われた沖縄選出の自民党議員の政治資金パーティーで行った講演で、2つも大問題発言をしました。

 ひとつは、「日米で台湾を防衛しなければならない」です。

 これは、台湾有事には日本は米国とともに中国と戦争をするべきだとの政治的・軍事的な意思表示であり、戦争煽動発言でもあります。現実になれば、原発が林立する日本列島全土に、中国のミサイルが降り注ぐ事態を意味します。日本列島は誰一人住めない、高濃度に放射能汚染された廃墟になるかもしれません。そもそも原発が無防備に国土に存在する限り、日本は戦争できない国家なのであり、やれば引っ張意が確実な脆弱な国家なのです。

 現役の閣僚、しかも総理経験者でかつ、第二次安倍政権以来ずっと副総理の要職についている人物による発言です。しかも、与党である自民党議員の政治資金パーティーでの講演という、発言の「舞台」まであわせ考えると、非公式な「個人的見解」で済まされることではありません。日本という国家、社会、民族が、中国との戦争を望んでいると受け取られかねない危険な発言です。

 加えて麻生大臣は、日本のコロナによる10万人当たりの死者数をあげて、政府の対策は「先進国で最もうまくいっている」と発言しましたが、これは事実をねじ曲げたまったくのフェイク発言です。

 日本と同じOECD加盟国の韓国や、オーストラリア、ニュージーランドのほうが、10万人あたりの死者数は、はるかに少ないのです。

 さらに麻生大臣は、東京五輪は「巨大な祭典なので気分も変わる」と、コロナ禍の現実は変わらなくても、気分さえ変わればそれでよいと取れるトンデモ発言も口にしました。東京五輪を決行すれば、どう抑えようとしても人流が増え、コロナの感染拡大は必至であるにも関わらず、です。

 しかし、首都圏の感染拡大は急速に進み、東京都では4回目の緊急事態宣言が7月12日から発出されました。そこに変異株があふれる海外から、約5.3万人もの選手や関係者が来日します。しかし水際対策や「バブル方式」は穴だらけなのです。

 なお、海外から来日する選手・関係者数の約5.3万人の試算は、6月18日に大会組織委員会が発表したものです。

 当初計画の約18万人から、2021年5月に7.8万人まで削減後、さらに当初の3分の1以下まで削減されました。

 しかしその後、感染拡大を受けて、1都3県は無観客が決まったため、再度、大会運用や輸送体制の見直しが迫られるのではないかと報じられています。とはいえ、すでに選手や関係者は続々と来日を開始しているのが実情です。

※五輪関係者の来日、当初の3分の1以下に…選手以外5・3万人(読売新聞、2021年06月18日)
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210618-OYT1T50254/

※五輪 コロナで1都3県は無観客 影響と課題は?(NHK、2021年7月9日)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210709e.html

 この政権に日本の舵取りを続けさせれば、コロナで殺され、戦争でも殺され、あげく麻生氏本人を筆頭に誰も責任を取らないという未来が目に浮かびます。

 菅政権の不支持は4割を超えましたが、支持率はまだ3割もあります。この点について、岩上安身は、以下のようにツイートしました。

※岩上安身のツイート(2021年7月12日)
「菅内閣支持がまだ3割もいるって、本当にどうかしてないか?」
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1414556619837362176

 詳しくは、下記の記事を御覧ください!

※麻生太郎副総理兼財務相、自民議員の政治資金パーティー講演で「中国が台湾に侵攻したら日米で台湾を防衛しなければならない」と戦争煽動発言! さらに新型コロナの国内死者は少ないとして「先進国の中で最もうまくいっている」とフェイク発言! 五輪は「巨大な祭典、気分も変わる」とも!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494263

■沖縄・奄美に続き、九州南部も梅雨明け! 本格的夏の到来! IWJオリジナルTシャツ残りわずか! ぜひお早めにお買い求めください!

 鹿児島地方気象台は7月11日、「九州南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

※九州南部 梅雨明け 平年より4日早く(tenki.jp、2021年7月11日)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2021/07/11/13150.html

 沖縄は7月2日、奄美は7月3日に梅雨明けが発表されています。この後、全国的に梅雨明けして、本格的な夏の到来。Tシャツの季節です。

 皆さま、憲法Tシャツの条文募集にご応募いただきありがとうございます。現在、鋭意、制作に取り組み中です。

 一方、既存のIWJオリジナルTシャツは、すでに残りわずかになっております。売り切れると、二度と手に入れることはできません。この機会に、ぜひご購入ください!

 その中で本日は、沖縄の『Tシャツ工房・Doucatty』さんによるデザインで、2パターン各3色の計6種類をご紹介します。

 胸に有刺鉄線のイラストと「Should be Independent but Alone Together(独立していなければならない、しかしひとりじゃない)」 というロゴをデザインした、ちょっとハードなデザインは、黒、白、カーキの3色展開です。左袖にIWJのロゴも入っています。

 もう一つの、胸のロゴ「Don’t Let Me Down!」は、ザ・ビートルズの名曲 Don’t let me downでもおなじみ、「がっかりさせないで」「失望させないで」の意味。海に向かって、何に向かってそう言いたいかは、それぞれ着る人が考えてください! ロゴの間に猫の顔のイラストと、左袖にIWJのロゴ入りで、色はナチュラル(生成り)、ライトグリーン、ネイビーの3色展開です。

 いずれも丈夫なコットン100%で、それぞれサイズは S、M、L、XL の4種類をご用意いたしました。サイズは以下をご参考にしてください。

<サイズ一覧>
        S   M    L   XL
着丈(cm)   65   68   71    74
身幅(cm)   48   51   54    57
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 上記のTシャツは、いずれも税込4400円です。

 また上記以外に、3850円のバージョン、復刻版で4400円のバージョンも、各種取り揃えています。

 詳しくは下記で写真を御覧のうえ、ぜひお早めにお買い求めください!

※IWJオリジナル・Tシャツ
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=3

 色・サイズ等、売り切れの場合は、何とぞご容赦ください。

 IWJオリジナルTシャツでコロナ禍の夏を乗り切ってください!

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210713

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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