日刊IWJガイド・非会員版「重要! 記者会見の場でIWJ記者の質問に対し、田村憲久厚労大臣は、『ワクチン接種による感染予防効果は実証されていない』と明言! 」2021.02.25号~No.3087号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~<IWJ取材報告1>IWJ記者の質問に田村厚労大臣は、ワクチン接種による「感染予防効果は実証されてない」と明確に認める! ワクチンは発症予防効果があるのみ! 検査・隔離対策を怠れば無症状者を増やし感染が再拡大の恐れも!? 2.24田村憲久厚生労働大臣定例会見
■【中継番組表】
■<IWJ取材報告2>丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣、ワクチン摂取を前提とせずに開催する方針であることを認める!~2.24丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
■<IWJ取材報告3>東電福島第一原子力発電所は地震計の設置が義務付けられていなかった!2.13福島沖地震の際、地震計の故障を放置してデータが取れなかった問題で明らかに!~2.24原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
■<IWJ取材報告4>参院広島の再選挙での郷原信郎・元検事擁立について「今、候補者選定の真っ最中。郷原氏の名前が挙がっていることは否定しないが、現地の状況を注視をしている」と福山幹事長!!~2.24立憲民主党 福山哲郎幹事長会見
■郷原信郎弁護士が広島選挙区再選挙に出馬する可能性!? 「調布外環道大深度トンネル工事事故の被害者救済について」記者会見後に、「広島再選挙の件は、まだ結論は出していないが、出るなら、外環道も両方やる」!!
■<本日の再配信>森喜朗前組織委会長も橋本聖子五輪組織委会長も、丸山珠代新五輪大臣も日本会議所属! 本日午後8時から2016年収録「日本会議の台頭と回帰する『国家神道』『大日本帝国』化を目指す安倍政権~岩上安身によるインタビュー 第703回 ゲスト 上智大学教授島薗進氏 中編」を再配信します!
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■はじめに~<IWJ取材報告1>IWJ記者の質問に田村厚労大臣は、ワクチン接種による「感染予防効果は実証されてない」と明確に認める! ワクチンは発症予防効果があるのみ! 検査・隔離対策を怠れば無症状者を増やし感染が再拡大の恐れも!? 2.24田村憲久厚生労働大臣定例会見

 昨日、田村憲久厚生労働大臣の定例会見が行われ、IWJは生中継するとともに、IWJの記者が質問を行いました。

IWJ記者「政府が『首都圏の1都3県を除く6府県で期限を前倒しして、今月末に解除する方向で調整に入った』と報じられました。

 しかし、緊急事態宣言発令対象の、愛知県と岐阜県以外の8都府県を含め全国で、2月18日までの1週間は前の1週間と比べて、人口10万人あたりの新規陽性者数の減少ペースが鈍化しています。さらに、1人が周りに感染させる人数を示す実効再生産数は減少どころか増加傾向にあります。

 にもかかわらず、なぜこのタイミングで、政府は早期の宣言解除を認めるのでしょうか。安全性は確認されたのでしょうか。

 地域経済へのダメージを軽減するのが理由であれば、解除後、再度の感染拡大が起こらないような手段が必要なはずですが、そのような手立ては用意されているのでしょうか。

 また、今から規制をゆるめて、結果、これまでと同様に、再度、感染拡大すれば、ちょうど夏頃に第4波が来る可能性が高いと考えられます。

 夏に五輪を開催できますか?五輪組織委の森前会長と加藤官房長官が無観客も視野に入れる発言をされましたが、五輪の観客を入れてのフル開催を諦めたからですか?

 現在、ワクチンが万能の切り札のように喧伝されています。しかし、ワクチンは発症や重症化を食い止めるためのもので、感染予防効果は実証が難しいと、昨年10月の厚労省のワクチン分科会でも報告されています。

 しかし、政府から発信されるメッセージでは、あたかもワクチンが感染拡大防止とパンデミック鎮圧の唯一万能の手段であるかのように受けとめられます。

 しかも、丸川五輪大臣は22日の衆院予算委で、ワクチン供給の遅れの五輪への影響を問われて、『ワクチン接種を前提としなくても安全安心な大会を開催できるよう、総合的な感染症対策の検討を進めている』とも発言されており、切り札ともされるワクチンの用意さえ困難な状況がうかがえます。丸川大臣の言う、総合的な感染症対策の中身とは何なのでしょうか?

 再び新規感染者数を増加に転じさせないためには、ワクチンだけではなく、公費による徹底した住民への検査の実施と、無症状陽性者の選別と隔離が、より一層必要ではないでしょうか。

 ところが、PCR検査件数は、1月19日の10万3133人以降、2月22日の5万4180人まで減少の一途にあります。

 厚労大臣として、解除のタイミングの是非、および五輪開催についての見解と、PCR検査の拡充に対する計画をお聞かせください」

田村厚労大臣「(緊急事態宣言の)解除を決めたわけではありませんので。これから、専門家からもご意見をいただいて、判断していくということであります。

 オリンピックは、オリンピック担当大臣にお聞きをいただければと、どういう解釈をするかですね。それに関しては、厚生労働省としてですね、今、それを決める権限はありませんので。

 それから、PCRは、これは、感染者が減ってきてますから、当然、PCR検査自体が減ると。これは今までもそうでございましたので。感染者が多い時には、検査される方が多いということだというふうに思います」

 いずれの問いにも、実質的な中身のない回答と言わざるを得ません。IWJ記者は、切り札ともされる新型コロナのワクチンの効果について、再度質問しました。

IWJ記者「昨年10月2日の第17回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の『ワクチンの有効性・安全性と副反応のとらえ方について』という資料の中で、『ワクチンの効果について』というページがございまして、『感染予防 接種した人が感染しない』という、効果については『実証が難しい』というふうに書かれているんですけれども、これはたいへんある意味で心配な記述なんですけれど、その後、これについての見解の変化というようなことはございますでしょうか?」

田村厚労大臣「感染予防効果があるかということですね?」

IWJ記者「そうですね」

田村厚労大臣「これは、今のところ、世界中で感染予防効果があるということ自体が、認められているということではないんだというふうに、我々理解しております。

 実際そのファイザーのワクチンに関しても、わが国においては、これは発症予防に関しては確認できていると。重症化予防に関しては、重症者の事例が少ないために確認はできていないんですが、ただ、重症化予防というよりは、重症者が減るかということから考えると、これは発症者が減れば、重症化しないわけですから、発症者が減った分は、重症者は減るんだろうというふうには思っております。

 ただ、感染予防という意味からすると、これは十分にエビデンスがまだないので、そういう意味では、我々これを確認できておりません。あるかないかが分からない、つまり、もしかしたら感染予防効果もあるかもわかりませんけれど、エビデンスがないということなので、それが確認できていないというふうに、我々理解をいたします」

IWJ記者「それは、接種した人が、自分がかからない、人にうつさない、両方とも…」

田村厚労大臣「実証されていない。まあ自分がかからなかったら、人にうつすことはないんですけれど。かかった、感染はしているけれども、人に対してうつす(ことを防ぐ)能力があるかどうかも、これもまだ確認されていません。

 ただ、これも、一般論として申し上げれば、発症しなければ、咳やくしゃみは出にくくなりますので、その分は、飛沫でうつす場合ですね、うつす能力は軽減されるんだろうというふうには、推測はできますけれども、新型コロナウイルスの場合は、ふつうに大きな声でしゃべるだけでも感染リスクがあると言われておりますから、そういう意味では、そこは全くもってまだエビデンスがないということであります」

IWJ記者「(感染予防効果が)確認できる見通しというのは、どういう形になりますか?」

田村厚労大臣「それは、基本的にメーカー等々で、確認をいただくという形になると思います。もちろんそれぞれの研究者が確認をするっていうことは、あるかもしれませんが、そういうデータ、情報があれば、我々も収集して、またお伝えさせていただきたいというふうに思います」

 田村大臣の回答は重要です。 

 国が喧伝し、国民が期待を寄せる新型コロナのワクチンには、自分がかからない、感染者が他の人にうつさないという両方の面で、感染予防効果が実証されていないことを改めて認めたわけです。

 もちろん、感染しても症状が出るのを食い止める発症予防も重要ではりますが、根本的なことに感染予防ができないのであれば、無症状の患者がうつしあう状態が続くことになります。

 つまり、無症状の陽性者を増やす可能性がある、ということになります。

 ということは、ワクチンの接種を推進していくには、同時に無症状者へのPCR検査体制の強化を平行して行っていく必要がある、とうことになります。しかし、田村大臣の回答を御覧になれば、おわかりの通り、検査が減少している現実に、疑問や懸念を抱く様子がまったくありません。この点が大いに気がかりです。

 ワクチンのみに頼る対策では、緊急事態宣言の解除によって引き起こされる可能性のある感染再拡大は防止できず、五輪開催への抜本的対策の役割も果たせないということを、政府内部でコンセンサスが形成されていない点も、非常に不安を覚えます。

 なお、IWJ記者が言及した資料は下記です。ワクチンに感染予防効果がないと政府が認めている事実を、ぜひ、皆さま、ご自身の目でご確認ください。

※第17回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料3ワクチンの有効性・安全性と副反応のとらえ方について(厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000680224.pdf

 田村厚労大臣会見の動画は、下記で御覧いただけます。

※IWJ記者の質問に大臣は、ワクチンの「感染予防効果は実証されてない!」 2.24田村憲久厚生労働大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489068

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◆中継番組表◆

**2021.2.25 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】17:45~「福島第一原子力発電所『中長期ロードマップの進捗状況』に関する記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。「中長期ロードマップの進捗状況」の記者会見は、毎月1回開催されています。これまでIWJが報じてきた中長期ロードマップ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/medium-to-long-term-road-map
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【IWJ・Ch5】18:30~「新型コロナウイルス感染症に関する島根県知事の国等への要請活動に係る記者会見 ―登壇:丸山達也 島根県知事」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 丸山達也 島根県知事による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/special_new-coronavirus
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【タイムリー再配信 872・IWJ_YouTube Live】20:00~「日本会議の台頭と回帰する『国家神道』『大日本帝国』化を目指す安倍政権~岩上安身によるインタビュー 第703回 ゲスト 上智大学教授島薗進氏 中編」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2016年11月に収録した、岩上安身による島薗進氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた日本会議関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%bc%9a%e8%ad%b0

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/343400

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◆中継番組表◆

**2021.2.26 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 873・IWJ_YouTube Live】20:00~「日本会議の台頭と回帰する『国家神道』『大日本帝国』化を目指す安倍政権~岩上安身によるインタビュー 第704回 ゲスト 上智大学教授島薗進氏 後編」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2016年12月に収録した、岩上安身による島薗進氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた島薗進氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b3%b6%e8%96%97%e9%80%b2

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/352050

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「知ってはいたが、修理はしなかった」!? 2月13日の福島県沖地震発生時、3号機に設置していた地震計2台が故障していて地震データ採れず! 原子力規制委員会で判明!~2.22東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489013

「国の東電に対する規制権限不行使は違法」! 仙台高裁に続いて2例目「福島原発千葉訴訟、第一陣控訴審」で国の責任を認める逆転勝訴!~2.19「福島原発千葉訴訟 第一陣控訴審」判決前の東京高裁前集会~旗出し
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488901

IWJ記者の質問に大臣は、ワクチンの「感染予防効果は実証されてない!」~2.24 田村憲久厚生労働大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489068

◆昨日再アップした記事はこちらです◆

(再掲載)「八ッ場ダム無双」「スーパー堤防礼賛」デマを一蹴する!! 台風19号であらわになった日本の治水事業の根本的な誤りと、真に国民の安全を守る方策の提言!!~岩上安身によるインタビュー 第961回 ゲスト 関良基教授、まさのあつこ氏(ジャーナリスト)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/459427

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■<IWJ取材報告2>丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣、ワクチン摂取を前提とせずに開催する方針であることを認める!~2.24丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見

 2021年2月24日、東京・千代田区の内閣府で、丸川珠代・東京オリンピック・パラリンピック大臣による定例記者会見が行われました。

 会見で、オリンピック・パラリンピックの開催で観客を入れるか、入れないかの判断を、いつ頃下すのかと問われた丸川大臣は、「観客については、東京都、IOC、組織委員会、そして私たち、それぞれのステークホルダーが認識を一致させる必要があるが、十分な議論ができる段階にない」と判断の時期について、明言を避けました。

 IWJ記者は、ワクチンの摂取を前提とせずに開催をするのかと、問い質しました。

IWJ記者「大臣に3点おうかがいいたします。

 昨日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の大串議員が『(国内への)供給が遅れている。行政改革相の河野太郎さんによると、5月からしか本格的に(米製薬大手の)ファイザー社のワクチンは入ってこない。五輪の準備に大きな影響を与えるのでは』との質問に対して、大臣は『(選手らの)入国前からの健康チェック、行動の把握、入国前と入国時の検査、入国してからの行動を全て規制、把握するなどの対応をとっている』と説明。

 『ワクチン接種を前提としなくても安全安心な大会を開催できるよう、総合的な感染症対策の検討を進めている。(国際オリンピック委員会の)バッハ会長もワクチンは義務にしないとの発言をしている』と述べられたそうですが、2020年10月の厚労省のワクチン分科会のホームページの資料によりますと、そもそもワクチンは、コロナウイルスに対しては万能ではなく、罹患した際の重篤化を防げる可能性はあっても、感染防止は実証されていないとの事です。

 また、2月3日に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)が、東京2020大会に参加するステークホルダー向けのプレイブック(ルールブック)の初版を公表しましたが、国際競技連盟用、プレス用、放送局用、アスリート用の4つが用意されておりますが、延べ900万人と言われる観客の方、そして通訳などの現場職員・ボランティアの方々のものがありません。

 全員、会場入りして『3密』状態になる現場職員、ボランティア、観客全員に、選手や、関係者並みの、直前のPCR検査を、義務付けるのでしょうか。その準備はされているのでしょうか。

 最も『密』な状況になることが予想され、感染のリスクが高いであろうこれらの方々へはどのような対応をされるのでしょうか。また、これらの方々に向けたプレイブックの発行を要求するお考えはないのでしょうか。

 1月30日の時事通信さんの報道によりますと、 政府は大会中止を避ける事を最優先するため、無観客開催を容認すると伝えられておりますが、この報道が正しいのか、確認させてください。

 観客を入れるか、無観客で開催するか、開催そのものをやめるのか、3つの選択肢があり、その決断が迫られていると思いますが、いつ、どの選択肢を選ぶ方向で決断されますか。

 ご回答を、よろしくお願いいたします」

 このIWJ記者の質問に対して、丸川大臣は次のように回答しました。

丸川大臣「今回の大会はワクチンの接種を前提としないで、安全安心の大会を実現できるように、総合的な政策を積み重ねていくという方針でございます。

 と申しますのは、今、ご指摘がございましたように、すみません、ファイザー社のワクチンが間に合わないというところは、ちょっと何を意味されているのかよくわからなくて。既にもう打ち始めていますので、何がどう間に合わないのかということは私にはよくわかりませんが、少なくともご指摘いただいたように、感染拡大防止、というか感染をさせないということについて、効果があるかどうかについて科学的な立証はまだされていないという状況であります。

 少なくとも重症化を予防することについては、科学的に一定の証明がされているので承認をされたものだと理解しておりますけれども、状況がありますので、当然重症化してほしくない方たちから優先的に打っていくということになります。

 先程申し上げましたように、我が国では3種類のワクチンが承認される見通しがございますけども、他の国で同じものが承認されるかというと、そうではないと。それぞれの薬事承認の当局がそれぞれの国のエビデンスに対する理解にもとづいて承認をいたしますので、必ずしも効果が同じかどうかということは私たちに把握することは、必ずしもできません。

 当局にどういう資料を出されているかというのは、私たちはつぶさには知りませんので。

 ということで、ワクチンを打ったと一言に言っても、どのような状況がそれを意味するのかということについては、同じではございませんので、そうしたことからワクチンの接種を前提としない状況でも安全安心の対策を取らなければいけないという認識にもとづいて、そのような対応、総合的な政策を。例えば、入国前2週間健康チェックをしていただく。

 入国前、ある一定の時間の範囲の中で検査をしていただいた後に入国時にももう1度検査をしていただく。そして、それぞれ移動するにあたっては専用の車両をご利用いただき、移動先には定期的にある一定の時間の枠の中で繰り返し検査を受けていただく。

 また、健康チェックは当然受けていただきますし、行動できる範囲もアスリートについてはしっかり厳格に規制をさせていただく、ということになります。で、これと同じことが観客の皆さまにできるかどうかということが焦点かと思います。

 いろいろ工夫がございます。ITの技術もございますけれども、どのような形でこれが観客の皆さまにお願いできるのか、との意味合いでそういう判断ができようかということの判断になると思います」

 非常に長い回答をいただきましたが、丸川大臣の回答は最後が肝心です。結局、選手や大会関係者らには、厳格なチェックを行う、とのことですが、観客に対してそれができるのかは今後の検討課題の「焦点」で終わりになっています。

 選手や各国の大会関係者は数千名から1万人を超えるともいわれていますが、それでものべ900万枚のチケットがさばかれた観客に比べれば、ものの数ではなく、競技場へ入場する観客へのPCR検査が確実に行われないならば、観客の中に無症状の陽性者がまぎれこんで、「密」になっての観戦状態の中、感染が拡大するという可能性は否定できません。

 2週間の熱狂のあと、国内外の人々が東京を中心に日本列島内を激しく移動し、「シェイク」されれば、その後、コロナの再度の感染爆発は避けられないと思われます。いつまでも無責任に判断を先送りにしていていいはずがありません。

 開催するのか、しないのか。開催するなら、無観客なのか、フルに観客を入れて行うのか。観客を入れる場合、感染拡大を食い止める手だてをどう打つのか。

 丸川大臣は「ファイザー社のワクチンが間に合わないというところは、ちょっと何を意味されているのかよくわからなくて。既にもう打ち始めている」等々と、揚げ足をとるような発言をして自ら「小物」ぶりを発揮されていますが、これが、接種を希望する国民のほぼ全員にワクチン接種が完了するのが間に合わない、という意味であることは、文脈からも明らかです。

 国民の一部、まずは、医療関係者、その次に高齢者へのワクチン接種がようやく始まるという段階であり、五輪開催予定の7月までの5ヶ月間弱の間に、ほとんどの国民に接種が完了するのは困難である、ということは明白です。こうした言葉を弄ぶ大臣として、どうしたら安全な五輪が可能なのか、あるいは不可能なのか、真剣に考え、早急に指針を示してもらいたいと思います。

■<IWJ取材報告3>東電福島第一原子力発電所は地震計の設置が義務付けられていなかった!2.13福島沖地震の際、地震計の故障を放置してデータが取れなかった問題で明らかに!~2.24原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見

 2021年2月24日、東京・港区の原子力委員会で、更田豊志(ふけたとよし)・原子力規制委員長による定例記者会見が行われました。

 今月13日深夜、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強の地震が発生しました。

 記者会見では、2月20日に開催された原子力規制委員会で、今回の地震による福島第一原発への影響や対応について、東京電力から説明がなされました。

 その際、東京電力福島第一原子力発電所で昨年、3号機建屋への揺れの影響を評価するため1階と5階のオペレーションフロアに設置した地震計が、昨年7月の大雨などの影響で故障し、今回の地震の揺れに関するデータが取れていなかったことが明らかになりました。

 規制委員会の指摘で、故障を知りながら半年もの間放置され、結果として役に立たなかったことも判明しました。

 さらに、通常の原発では、すべての原子炉に地震計の設置が義務付けられているのに、福島第一には設置義務が求められていなかったことも委員会で明らかとなりました。

 この点について会見で記者から、「震災で弱った事故炉で地震計の設置が義務づけられていない事に驚きを覚える」という声も出ました。

 更田委員長は、この問いに対し、「(規制委員会は)検討用地震度と、検討用津波高さを与えていて、それについての測定に関して要求していなかったことがどうかということは、これからの議論だ」と述べました。

 また、会見では、今後実施計画の中に盛り込んで、地震計の設置を義務づけて行く考えはあるか、という質問もでました。

 更田委員長は、「今回のような(データを取る)機会がこのような形で逃されると、実施計画の中で要求していくことも考えざるを得ないし、これまで要求してこなかった事がどうなのかは、検証の必要がある」と述べるにとどめ、義務づけてゆく必要性について明言も確約もしませんでした。

■<IWJ取材報告4>参院広島の再選挙での郷原信郎・元検事擁立について「今、候補者選定の真っ最中。郷原氏の名前が挙がっていることは否定しないが、現地の状況を注視をしている」と福山幹事長!!~2.24立憲民主党 福山哲郎幹事長会見

 2021年2月24日(水)、午後5時より、東京・千代田区永田町の衆議院第2議員会館にて、同日に先立って開催された立憲民主党第15回常任幹事会を受けての、福山哲郎幹事長の記者会見が行われました。

 会見冒頭、福山幹事長より、今後、立憲民主党は会議等でのペットボトルの使用を自粛するという決定を再確認したこと、そして、常任幹事会での決定事項などについての報告が行われ、その後、各社記者との質疑応答となりました。

 質疑応答の中で、東京オリンピック・パラリンピックについて、「現状、開催方法については定まっていないが、立憲民主党としては、予定どおり、観客も入れて開催すべきか否か、もしくは無観客か、どういった形が望ましいとお考えか?」との質問がでました。

 これに対し、福山幹事長は、「今のところ党として議論はしているが、まさに、感染が現在進行形で拡大をしたり、いったん、感染の数が減少したりしている状況であるので、今のところ、決まった方針が党内で固まっているわけではない」と回答しました。

 また、緊急事態宣言について、政府が、首都圏の1都3県を除く6府県にて、3月7日の期限を待たず、今月末に解除する方向で調整に入ったとの報道について、「先行解除をすべきとお考えか?」との質問がありました。

 福山幹事長は以下のとおり、各知事の判断を尊重しつつ、過度に解除を急ぐことへの懸念を示しました。

 「近畿の、京都・大阪・兵庫で、知事がかなり綿密に話し合う中で、解除の要請をされたことについては、現場を預かる知事の判断として、私は一定程度受け止めたい。

 だが一方で、京都は本当に医療関係者のご努力もあり、知事や京都市長のご努力もあって、かなり感染者の数が減少していると理解している。

 ただ、リバウンドがあったり、解除することで、また一気に人の往来が増えて、もう一度感染が増えて、病院が逼迫するようなことは避けたいと、個人的には思っている。

 それは、おそらく、知事や京都市長も同様だと思う。そのことも含めて、判断をいただいていると思うので、今のところ、それ以上でもそれ以下でもないが、先ほども申し上げたが、過度に解除を急ぎすぎることは若干、心配している」

 また、河井案里前参院議員の当選無効による参院広島選挙区の再選挙について質問があり、福山幹事長は、候補者は選定中だがと言いつつ、郷原元検事が候補に挙がっていることを明らかにしました。

記者「今、郷原信郎元検事の名前が挙がっているが、郷原氏擁立についての進捗についてうかがいたい。また、郷原氏は組織には所属しない旨の話をされているが、無所属での野党統一候補という可能性はあるのか」

福山幹事長「まず、郷原さんというお名前をいったん横に置いて、進捗状況としては、広島県連の方で、候補者擁立委員会ができており、候補者の選考をしている。

 自薦・他薦も含め、何名かの名前が挙がっている。その中で、この補欠選挙の候補者の選定を行っている真っ最中であると聞いている。

 郷原さんという非常に知名度の高い、そして、『政治とカネ』にも非常に造詣の深い、さらには、総務省のコンプライアンスの顧問までやられた方の名前が浮上していることについては、否定はしない。

 しかしながら、本人の意思がまだ明確ではないということも含め、まだ現地の状況を注視をしている段階である。

 ですので、『無所属統一候補』だとかいった、本人のステータスに対してはまったく何も出ていないため、コメントするのは適切ではないと考える」

 4月25日に行われる予定の参議院広島選挙区再選挙では、自民党が必勝をかけていると言われています。自民党が非常に強い地盤を持つ広島選挙区ですが、ここに野党が亀裂を入れることができれば、衆議院選を睨む政局にも大きな影響を与えることになりそうです。

■郷原信郎弁護士が広島選挙区再選挙に出馬する可能性!? 「調布外環道大深度トンネル工事事故の被害者救済について」記者会見後に、「広島再選挙の件は、まだ結論は出していないが、出るなら、外環道も両方やる」!!

 小中学校時代を広島で過ごし、その当時からの熱狂的なカープファンでもあるという郷原信郎弁護士が、4月25日に開催される広島選挙区再選挙に出馬する可能性が出てきました。

 郷原氏はかつて広島地検特別刑事部長を1998年から2001年に務めたこともあります。

 2月24日、郷原信郎弁護士が記者会見を開き、「調布外環道大深度トンネル工事事故の被害者救済について」被害住民の立場に立って問題解決のために活動する郷原弁護団を結成したと報告しました。

 会見後の囲み取材で、フリージャーナリストの横田一氏が、郷原弁護士に広島選挙区再選挙出馬の可能性について問いました。郷原弁護士は、「広島再選挙の件は、まだ結論は出していないが、出るなら、外環道も両方やる」と回答したということです。

 横田氏によると、広島に福山幹事長と一緒に郷原さんは行ってるし、もういつ決まってもおかしくない感触だということでした。

 広島と浅からぬ縁のある郷原氏は、公職選挙法違反買収罪で有罪となり、当選無効が決まった河井案里受刑者の議席をめぐる参議院の広島選挙区再選挙に、怒りをこめて、「政治、選挙、民主主義の根幹が崩れてしまう。自民党はどうしてこんなことになってしまったのか。絶対許してはいけない」と述べています。

※【参議院広島再選挙、“広島県民を舐めている自民党”が絶対に許せない理由】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#61(Youtube、2021年2月10日)
https://www.youtube.com/watch?v=gIeplBUQa5M

 郷原弁護士によると、自民党は、同じく4月25日に開催される衆議院北海道第2区選出議員補欠選挙は候補者の擁立を諦め不戦敗、長野は故・羽田雄一郎議員(立憲民主党)の弔い合戦で勝てないと諦めているが、「広島は勝てる」と読んでいるといいます。

 郷原氏は「(参院広島選挙区は)2人区で、与党1、野党1でずっときた。しかし、与党がだいたい50万票、野党は30万票程度と、圧倒的に与党が強い。もともと自民党が圧勝できる場所で、ここでは野党は本気になって(選挙に挑んで)来ないと読んでいる」といいます。

 参議院選挙に出馬した河井案里受刑者は、自民党本部から選挙資金1億5000万円を提供され、夫で当時法務大臣だった克行氏とお金をばら撒きました。党本部からの1億5000万円が運動員買収の原資に当てられたという報道もありました。

※自民党本部からの1億5千万円が買収の原資 案里元参院議員の会計担当者が供述 検察が調書朗読(中国新聞、2021年2月9日)
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=725541&comment_sub_id=0&category_id=1256

 郷原弁護士はこの公職選挙法違反買収罪について、河合案里受刑者は有罪となったものの、資金を提供した自民党側は、何も事実関係を明らかにしていないと指摘します。

 郷原弁護士は、このままでは、安倍政権下の他の事件、モリ・カケ・サクラのように、自民党や官邸の責任が曖昧なまま、「(自民党は)選挙で勝てると言っている。選挙になると野党が弱くて勝ってしまい、これで禊は終わったと」いう幕引きになる、と指摘しています。

郷原弁護士「第三者調査で徹底解明すべきなのに、何もしない。それで、立派な候補者を立てると。候補者を変えればいいんだと。河井(克行)氏は当時法務大臣、菅さん(当時官房長官)は、河井案里候補とパンケーキも食べ、その写真が出回っている」

 参院広島選挙区で野党が擁立する候補はどうなるのか、自民党に「楽勝」と舐められきっている広島県民はどう審判を下すのか。今週中にも動きがあるかもしれません。近日中に、冒頭ご紹介した横田一氏の記事を公開します。詳細はそこでお読みください。

 岩上安身はこれまで、郷原弁護士へのインタビューを繰り返しおこなっています。ぜひ以下のリンクから御覧ください。

※【第478-479号】岩上安身のIWJ特報!河井前法相夫妻を逮捕!1億5000万円「捜査の本丸」は安倍総理!? 郷原氏vs橋下徹氏のバトルも勃発!? 岩上安身による郷原信郎弁護士インタビュー 2020.8.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/479268

※河井前法相夫妻を逮捕!1億5000万円『捜査の本丸』は安倍総理!? 郷原氏 vs 橋下徹氏のバトルも勃発!? 岩上安身によるインタビュー第1003回 ゲスト郷原信郎弁護士 2020.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/477289

※郷原信郎弁護士が怒る!!「検察は『権力ヤクザ』どころかヤクザ以下の『ゴロツキ』!!」黒川検事長定年延長問題からゴーン氏事件、下関市立大学問題まで「桜を見る会」と同根の「権力の私物化」!! 岩上安身によるインタビュー 第983回 ゲスト 郷原信郎弁護士 2020.2.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467538

■<本日の再配信>森喜朗前組織委会長も橋本聖子五輪組織委会長も、丸山珠代新五輪大臣も日本会議所属! 本日午後8時から2016年収録「日本会議の台頭と回帰する『国家神道』『大日本帝国』化を目指す安倍政権~岩上安身によるインタビュー 第703回 ゲスト 上智大学教授島薗進氏 中編」を再配信します!

 森氏の女性蔑視発言に始まり、東京五輪組織選任に関する一連の騒動がありました。新たに採用された人事に共通することがあります。それは、森喜朗前組織委会長も橋本聖子五輪組織委会長も、丸山珠代新五輪大臣も日本会議に所属しているということです。

 本日午後8時から2016年11月3日に収録した「日本会議の台頭と回帰する『国家神道』『大日本帝国』化を目指す安倍政権~岩上安身によるインタビュー 第703回 ゲスト 上智大学教授島薗進氏 中編」を再配信します。

 インタビューは冒頭のみオープンで、その後はIWJ会員の方限定での配信となります。まだIWJ会員でない方は、この機会にぜひ、会員へのご登録をお願いします。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 昨日もお伝えしましたが、安倍政権以降、日本の政治は、草の根で「改憲」を進めてきた極右の日本会議という、明治の「国家神道」体制に戻そうと目論む一集団に乗っ取られています。2014年12月に発足した第3次安倍政権では、「日本会議国会議員懇談会」所属の閣僚が、じつに84%にものぼりました。

 森友・加計問題や菅政権による学術会議人事介入問題、森前東京五輪組織委会長の女性差別発言問題も、日本会議の人脈や価値観・国家観と切り離して考えることができません。

 そして、日本会議の自民党国会議員の主流派は、対米従属でありながらも上手く立ち回って米国の要求をかわしてきた経世会ではなく、小泉・安倍政権で典型的に現れたように、隷属的・自虐的に米国支配を受け入れてきた清和会系なのです。

 米国による日本国家支配と日本会議・清和会による日本政治支配は相補的で一体的な関係にあります。その一つの象徴的な表れが日本の「右翼」は米国を批判できないという倒錯した関係です。

 岩上安身は2016年に宗教学の第一人者で、『国家神道と日本人』(岩波新書)、『愛国と信仰の構造~全体主義はよみがえるのか』(集英社新書、中島岳志氏との共著)などの著書がある上智大学教授・島薗進氏に、3回にわたってインタビューを行いました。

 本日はその2回目です。今回は、日本を支配する二重権力構造の一つ、日本会議が、戦後になっても「天皇を主権者とする国体は護持されている。その細くなった国体を太く復元したい」と考えていることなどが語られ、およそ、民主主義国家の中にあって、日本会議が、そしてその価値観を共有する自民党清和会というものが、まるで民主主義と相容れない異質な集団であることを浮き彫りにしています。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 872・IWJ_YouTube Live】20:00~
日本会議の台頭と回帰する「国家神道」「大日本帝国」化を目指す安倍政権~岩上安身によるインタビュー 第703回 ゲスト 上智大学教授島薗進氏 中編
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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■コロナ禍でIWJは存続できるかどうかの危機に直面!! 会員数がついに4000人未満に! さらに2月22日までのご寄付・カンパは目標額の15%にとどまっています! IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、このままでは2月末に累積の不足額が1300万円を超えてしまいます! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 コロナ不況の中、IWJにご支援をお寄せくださった皆様には、岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 しかしながら、2月も残りわずかとなりましたが、2月22日までのご寄付・カンパは66件で69万300円、目標額の15%の達成率にとどまっています。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、毎月、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しです。

 しかし、安倍政権、菅政権の失政によるコロナ不況により、会費とご寄付・カンパの減少が拡大しています。IWJの今期第11期は、期のスタートの昨年8月から1月末までの6ヶ月間で期の半分が終わりちょうど折り返し地点となりましたが、ご寄付・カンパは目標額2700万円に対して、毎月の累積不足分が約978万円にも積み上がっています! 2月も前述のような状況で、このままでは累積不足分は、2月末には1300万円を超えてしまう見通しです!

 IWJは1月に、当座の資金として岩上安身個人から追加で400万円借りざるをえなくなりました! IWJはこれまでにも、資金が不足するたびに岩上安身個人の蓄えからの借り入れを繰り返しており、その総額は993万5000円にまで累積しています。もうすぐ1000万円を越えてしまいます。富裕層でも株長者でも、もちろん「上級国民」でもない岩上安身の貯金は、もう底を尽きかけています。

 これ以上は、岩上安身個人ではIWJを経済に支えることが難しく、柱となるインタビューや、記者会見・シンポジウムなどの公共コンテンツの中継配信の縮小、日刊やテキスト記事の本数の大幅な縮小などをせざるをえず、現状のレベルの活動は困難な状況です。

 我々のさらなる支出削減の努力にも限界があります。IWJを支えてくださる市民の皆様のご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 IWJは政治権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、その使命を果たしていきたいと考えています。

 特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、「上級国民」のふるう権力と御用マスコミの監視をする「ウォッチドッグ」としての活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 ジャーナリズムが権力となれあわない「ウォッチドッグ」であり続ける理由は、権力の失政によって、我々国民が「殺されない」ために他なりません。コロナ失政によって菅政権に殺されないために、「ウォッチドッグ」の活動は必要です!

 我々も皆さんも生き延びられるように、死に物狂いで我々も頑張りますので、皆さんも、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

 どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

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■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。

 IWJはこのたび、株式会社ドワンゴが運営する「ニコニコチャンネル」内での「岩上安身のIWJチャンネル」を終了することといたしました。

 「岩上安身のIWJチャンネル」は開設以来、多数の皆様よりご利用いただいてまいりましたが、2021年3月31日をもちまして、閉鎖いたします。

 これまでご利用いただきました皆さまには、改めて御礼申し上げますとともに、閉鎖まで短い期間ではございますが、引き続きご愛顧くださいますと幸いでございます。

 なお、チャンネル会員の退会手続きは、閉鎖月にシステム側でおこないますので、お客様による退会手続きは不要です。

 また、2021年2月26日をもちまして、チャンネルへの新規入会を終了とさせていただきます。

 新規入会停止後は、有料コンテンツ(動画、生放送、ブロマガ等)を購入できなくなります。何卒ご了承ください。

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、塩澤由子、六反田千恵、尾内達也、木原匡康)

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