日刊IWJガイド「コロナ感染者国内1万人超え!この後さらなる急増に備え、コロナ専用の発熱外来の新設、検体採取施設の増設、PCR検査数の増加や軽症者用施設の拡充に取り組み、一刻も早く医療現場への負担軽減を!」2020.4.19日号 ~No.2775号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~コロナ感染者国内1万人超え!この後さらなる急増に備え、コロナ専用の発熱外来の新設、検体採取施設の増設、PCR検査数の増加や軽症者用施設の拡充に取り組み、一刻も早く医療現場への負担軽減を!
┠■国民に「自粛」を求める中で昭恵夫人が大分旅行! 総理は「3密じゃないから」大丈夫と答弁! 「私人」昭恵夫人を都合のいい時だけ「上級国民」扱い!? 公私混同の安倍夫妻では、コロナ恐慌との戦いで日本はサバイバルできない! #安倍やめろ
┠■【中継番組表】
┠■吉村洋文大阪府知事、急転直下、休業に独自補償を出すと決める! 「東京だけは財政が別格」と主張していたものの、高島宗一郎福岡市長が休業補償を打ち出し、「東京だけ別」の論理が崩れる!
┠■アフリカでは30万人死者が出る可能性!? 2900万人が210円程度未満で生活!? 
┠■コロナ禍の裏で「どさくさ紛れ」に着々と進む重要法案の審議!! 国家公務員法および検察庁法の改正で黒川弘務東京高検検事長の検事総長就任が可能に!! 高齢者雇用安定法の成立で高齢労働者の労基法の保護からまる裸に!?
┠■コロナ禍のために抗議行動が抑制される中、本日午後4時「STOP!安倍改憲発議 総がかり行動 緊急署名街頭宣伝」と、午後6時「コロナに乗じたヘイトをやめろ!4.19緊急アクション」を、IWJは十分な感染予防策を取りながら中継します!!
┠■「緊急カンパ」のお願い!! 4月もまもなく下旬に入りますが、ご寄付・カンパはいまだ4分の1にとどまっています! コロナ禍による緊急事態宣言下で、なお粘り強く情報発信活動をするためには、在宅テレワークを大幅に増やさなければならず、PCや通信機器を買い増しする必要も出てきました! 改めて緊急カンパのお願いを申し上げます!! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します!  
┠■ご寄付をいただいた皆様からのIWJへの応援のメッセージを、感謝を込めて掲載させていただきます。ありがとうございます! 今後ともIWJをお支えください! よろしくお願いします!
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┠■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~
┠■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~
┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~
┠■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!
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■はじめに~コロナ感染者国内1万人超え!この後さらなる急増に備え、コロナ専用の発熱外来の新設、検体採取施設の増設、PCR検査数の増加や軽症者用施設の拡充に取り組み、一刻も早く医療現場への負担軽減を!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 4月18日、国内で確認された新型コロナウイルス感染者数が累計1万人を超えました。

※国内感染者1万人超える 9日で倍増、歯止めかからず―新型コロナ(時事通信、2020年4月18日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041800299&g=soc

 これは、4月9日に感染者が5000人を超えてから、9日間で倍増したことになります。感染拡大に歯止めがかからない状態が続いています。

 18日は全国で300人以上の感染が確認されたとのこと。死亡者は北海道で2人、福井県と富山県、愛媛県で各1人。クルーズ船の乗船者を含めた死者は225人となりました。また東京では新たに181人の感染者が報告され、累計2975人となりました。

 他方、日本救急医学会と日本臨床救急医学会は14日に「救急医療体制の崩壊をすでに実感している」などとした声明を発表。新型コロナウイルスの感染拡大で発熱やせきの症状がある患者を受け入れる病院が減少したことで、救命救急センターで対応をするしかなく、結果として、心筋梗塞や脳卒中など緊急を要する重症患者の受け入れができない事態になっていると強調しています。

※「救急医療の崩壊を実感」救急医学会が緊急声明 新型コロナ(NHK、2020年4月14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012386411000.html

 また昨日の日刊で紹介したようにコロナの重症患者を救命する集中治療室(ICU)の不足も指摘されています。通常の病院とは別に、コロナ専門の発熱外来を臨時に新設したり、検体採取施設を増設したりして、PCR検査を迅速に、検査数も増やすこと、そして軽症者用施設の拡充など、一刻も早くこれまでのもたもたとした国の対応を刷新し、地域の力を結集して、諸外国の例を謙虚に学び、あらゆる対策を強化して、医療現場への負担軽減が求められます。

■国民に「自粛」を求める中で昭恵夫人が大分旅行! 総理は「3密じゃないから」大丈夫と答弁! 「私人」昭恵夫人を都合のいい時だけ「上級国民」扱い!? 公私混同の安倍夫妻では、コロナ恐慌との戦いで日本はサバイバルできない! #安倍やめろ

 安倍昭恵夫人は3月下旬、都内のレストランで以前より交流のあった知人らと桜を背景に記念写真を撮影したことがNEWSポストセブンのウェブ版記事で発覚。東京都では花見宴会の自粛要請が出される中、SNS上では「新コロナウイルス感染への危機意識が足りない」などと非難の声が上がっていました。

 週刊文春は4月15日のウェブ版で、昭恵氏が3月中旬に大分県の宇佐神宮に参拝するツアーに合流していたと報じています。昭恵氏のノーマスクの姿や、祈祷の際には同行した人と密着している様子が目撃されるなど、新コロナウイルス感染を警戒しようとする態度の欠如が疑われます。

 昭恵夫人は「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」と、同行者に語っていたと同誌は報じています。

※「どこかへ行こうと」昭恵夫人が安倍首相“コロナ警戒発言”翌日に大分旅行(週刊文春、2020年4月23日号)
https://bunshun.jp/articles/-/37237

 昭恵夫人が旅行に行った前日には、安倍晋三総理は記者会見で「全国津々浦々、心を一つに、正にワンチームで現在の苦境を乗り越えていきたい」「現状は依然として警戒を緩めることはできません」とコロナ対策の重要性を訴えていました。

 17日の国会で安倍総理は、昭恵氏の大分旅行が報道されたことについて聞かれ「神社の参拝は密閉ではない」として問題がないとの考えを示しました。昭恵氏の大分旅行に関しては「事前に本人より聞いていた」として、「その際三密については、三密とならないようしっかり気を付けてもらいたいと申し上げていた」と弁明。また大分旅行は総理自身が呼びかけた「不要不急の外出自粛」より前のことだったとも釈明しました。

※安倍首相、昭恵氏の神社参拝は「3密じゃない」 問題ないとの認識 大分訪問、事前に把握(毎日新聞、2020年4月17日)
https://mainichi.jp/articles/20200417/k00/00m/010/265000c

 しかし、「3密」は集団感染発生を防止する標語であって、危険を避けるための指標にすぎません。「密集」「密室」「密接」のうち、ひとつの要素が欠けていたらコロナに感染しないなどと保証できるわけでもありません。1密でも、同行者と「密着」してのツアー旅行であれば、感染する危険性はないなどと言い切れるはずがありません。また、既にこの時期には、政府専門家会議が感染対策に「不要不急の外出を控える」ことを挙げ、小中学校は3月2日から春休みまで休校になるなど、国民は自粛を行なっていました。安倍総理の身内を特別扱いする姿勢は目に余るものがあります。

 また、神社の参拝は「3密にあたらない」という発言も問題です。人気のない、小さな神社での参拝であればともかく、人気の高い、参拝客も大勢いる大きな神社であれば、列をなして参拝することも珍しくありません。それがソーシャルディスタンスをとれない、「密集」に相当することは、明らかです。自分の妻をかばうあまり、国民に対して間違ったメッセージを送る安倍総理の姿勢は、国家の緊急時にあって指揮を執る指導者として失格です。国民に向かって緊急事態を宣言し、私権を制限して、行動の自粛を強く迫っている政府にありながら、なぜ、自分の妻の自粛なき行動をこうまで擁護できるのか、理解に苦しみます。公私混同もはなはだしいと言わざるをえません。

 日本労働弁護団常任幹事の渡辺輝人弁護士は、以下のようにツイートをしています。

 「スコットランドは、保健衛生担当の高官が週末に自宅に留まらずセカンドハウスに居たことで辞任した。総理大臣が率先して社会的距離政策を意味のないものにしており、異常」

※渡辺輝人氏のツイート(2020年4月18日)
https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1251236516963086337

 国民民主党の小沢一郎議員は、以下のようにツイートをしています。

 「『大分県まで行って神社に参拝したが観光はしていない』『地元で桜を見る会の参加者を募ったが募集はしていない』と同じ。この人物はこんな類いの世迷いごとをこの7年間ずっと言ってきた。この国はそういう政治を許してきた。そして、今日がある」

※小沢一郎議員のツイート(2020年4月17日)
https://twitter.com/ozawa_jimusho/status/1251125624883703808

 また、昭恵夫人が合流したツアーは、単なる観光ツアーではありませんでした。「ドクタードルフィン」や「変態ドクター」を自称する医師の松久正氏が主催したもので、松久氏は自身の治療方針ついて、公式サイトで、〈ドクタードルフィンの超高次元医学(診療)では、薬や手術というものを一切使いません。患者自身で問題(人生も身体も)を修復する能力を最大限に発揮させます〉などと説明しています。松久氏の言っていることは、誇大な宣伝であり、医師法や薬事法に違反する可能性すら、疑われます。

 松久氏は、オカルト本ばかり出版しているヒカルランドから、先月『ウィルスの愛と人類の進化 コロナ567は、ミロク369だった!』などと題する本を出版。新型コロナウイルスについては、フェイスブックに「不安と恐怖が、ウィルスに対する愛と感謝に変わった途端、ウィルスは、目の前で、ブラックホールから、突然、喜んで、消え去ります」などと科学的根拠や医学的根拠のまったくないカルト的な言説を記しています。医師としての資格が疑われるレベルの無責任な言動です。

 こうした、カルト的リーダーの率いる神社参拝ツアー(ツアー自体、集団行動であり、「密集」の連続に他ならない)に参加する者をたしなめることも、説得してやめさせることもできないならば、それならそれで、国民に対して率直に、「妻の行動は顰蹙を買うものだった。私の説得ではとめられなかった。国民の皆様にはぜひ、真似しないでほしい。お騒がせして申し訳ない」と謝罪し、同時に妻の行動とその「グル」であるカルト的医師らのツアーを公に批判すべきでしょう。

 国民の多くは1ヵ月以上も前から日常生活のみならず経済活動においても自粛を継続しており、また、医療の現場において医療従事者は、まさに命を賭した治療活動に取り組んでいます。そんな時に、近代医学や科学そのものを否定するカルト的意思の神社参拝ツアーに夫人が参加すること、それを総理が認めてかばうことは、医療従事者と近代医学そのものを愚弄するものです。

 果たして、このような人物が緊急時の指導者の座にあって、トップで、日本は新型コロナウイルスとの戦いでサバイバルすることができるのでしょうか。今こそ安倍やめろと声をあげ、国民はリーダーの交代を求めるべき時ではないでしょうか。

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◆中継番組表◆

**2020.4.19 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 627・IWJ_YouTube Live】15:00~「新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活困窮者や学生への支援強化を求める『省庁との緊急の話し合い』国会議員への要請行動・省庁交渉」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 4月16日に収録した、「新型コロナ災害緊急アクション」主催による「国会議員への要請行動・省庁交渉」を再配信します。これまでIWJが報じてきた貧困問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C
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【IWJ・Ch5】16:00~「STOP!安倍改憲発議 総がかり行動 緊急署名街頭宣伝( 有楽町駅イトシア前 )」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」主催の街頭宣伝を中継します。これまでIWJが報じてきた憲法改正関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%86%b2%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3
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【IWJ・Ch7】17:15~「コロナに乗じたヘイトをやめろ!4.19緊急アクション」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「差別・排外主義に反対する連絡会」主催の緊急アクションを中継します。これまでIWJが報じてきた在日外国人関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%9c%a8%e6%97%a5%e5%a4%96%e5%9b%bd%e4%ba%ba
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【タイムリー再配信 628・IWJ_YouTube Live】20:00~「公文書偽造で始まった明治維新! 現在も続く『官軍教育』の中で描かれた『偉人』たちの姿は『ウソ』ばかり!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 作家・歴史評論家・原田伊織氏(中編)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2018年3月に収録した、岩上安身による作家・歴史評論家・原田伊織氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた原田伊織氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%94%b0%e4%bc%8a%e7%b9%94

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414211

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◆中継番組表◆

**2020.4.20 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_Youtube Live】10:00~「日本外国特派員協会主催 岩田健太郎氏(神戸大学教授)オンライン記者ブリーフィング」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 「日本外国特派員協会」主催の岩田健太郎氏(神戸大学教授)によるオンライン記者ブリーフィングを中継します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/special_new-coronavirus
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【IWJ・Ch3】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【タイムリー再配信 629・IWJ_YouTube Live】20:00~「公文書偽造で始まった明治維新! 現在も続く『官軍教育』の中で描かれた『偉人』たちの姿は『ウソ』ばかり!? ~岩上安身によるインタビュー 第844回 ゲスト 作家・歴史評論家・原田伊織氏(後編)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2018年3月に収録した、岩上安身による作家・歴史評論家・原田伊織氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた原田伊織氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%94%b0%e4%bc%8a%e7%b9%94

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414211

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■吉村洋文大阪府知事、急転直下、休業に独自補償を出すと決める! 「東京だけは財政が別格」と主張していたものの、高島宗一郎福岡市長が休業補償を打ち出し、「東京だけ別」の論理が崩れる!

 大阪府の吉村洋文知事に、ネット上などでは注目が集まっています。

 吉村知事はツイッターで頻繁にツイートし、関西ローカルのテレビにも精力的に出演して、コロナ対応策を説明し、#吉村寝ろというハッシュタグも生まれたそうです。
。東京都の小池知事が打ち出した、自粛要請に応じて休業する事業者への「協力金」名目の補償に対して「大阪の財政力ではできない」と、大阪府単独の補償を否定したり、大阪大学と協定を結んでコロナのワクチン等の開発に着手し、「早ければ7月にも治験を始めたい」などとアピールするなど、派手な言動が耳目を集めているようです。

※大阪は休業要請の対象どうする…13日に判断、補償は「できない」(読売新聞、2020年04月11日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200411-OYT1T50138/

※コロナワクチン「7月治験目指す」 大阪府、阪大などと協定(時事通信、2020年04月14日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041400890&g=pol

 休業補償に関してはその後、大阪府も個人事業主に50万円、中小企業に100万円を支給することを15日になって吉村知事が発表し、大きく方針転換しました。補償がつかない休業要請に対して、表面的にな「人気」とは裏腹に、中小事業者の多い大阪府民からの大きな反発があったものと見られます。また、後述する福岡市のような自治体が、補償を出す姿勢を打ち出したことで、大阪府の「ドケチぶり」が際立つのを恐れた、との声もあるそうです。福岡市が独自の休業補償を始めたことで、「東京だけは財政が別格」としていた吉村府知事の主張の論拠が崩れてしまったからです。

※大阪府も休業補償 個人事業主50万円、中小100万円(朝日新聞、2020年04月15日)
https://digital.asahi.com/articles/ASN4H4V8GN4HPTIL01H.html

 記事によれば、「財源は府と市町村が折半」し、府の財源は「財政調整基金や国からの交付金」をあてるとのことです。ただし、休業要請に応じない施設は施設名を公表する可能性もあるなどと脅迫めいた強権姿勢も打ち出しており、この点は反発を買いそうです。

 財源難を理由に休業補償に慎重な姿勢を見せる自治体が多い中、福岡県の県庁所在地である福岡市では独自に、市内の協力事業者に対して「上限50万円の家賃支援」などの支援策を14日に、高島宗一郎市長が発表しました。

※ライブハウスも支援対象 福岡市、上限50万円の独自策(朝日新聞、2020年4月14日)
https://digital.asahi.com/articles/ASN4G3Q43N4GTIPE001.html

 福岡市ではそのほか、ライブハウスやホール、演劇場などの「無観客での映像配信設備」などの経費や、宿泊施設の「消毒など安全対策」の経費を1施設50万円を上限に支援したり、飲食店のデリバリー促進に、1回1000円以上の利用で「500円分のポイントやクーポンを還元」するなどの対策も打ち出していると報じられています。こうした対応によって、高島市長の人気が急上昇しているとのことです。

 福岡市在住の有機食材を扱う業者の方は、IWJの取材に対し、「高島市長の英断には、安堵しましたし、自営業者の多くは、喜んでいます」と語りました。

 「福岡市は、福岡県、あるいは全九州の中でも見ても、商業施設や飲食業者が集中していて、『補償なし休業』を迫られたらどうしようと、戦々恐々としていました。国の姿勢は『補償なしの休業』で、『これでは店はつぶれる』『会社がもたない』という声が、あらゆる業界・業者から出ていたのです。

 そこに東京都が、独自に『協力金』という名目で補償をわずかでも出すと言ってくれた。でも、大阪府は、国と同じで、『補償なしの休業』を打ち出しました。

 福岡をはじめ、全国の都道府県や自治体の首長は注目したと思いますよ。『ウチは東京型か、大阪型か』って。

 幸い、福岡市は東京型になって、『首の皮一枚つながった』って皆、よろこんでいます。

 その後、大阪の吉村府知事は、あんなにイキッていたのに、大阪でも補償を出すことになった。『なんだ、出すカネあるやん』と大阪の同業者は言ってました。大阪が急展開したのは福岡市の高島市長の決断の影響を受けていると思いますよ」

 福岡県の中でも、福岡市の動きは突出したものだったようです。

 福岡県市長会は15日に福岡県に財政支援等の要望書を提出しました。その際、市長会の会長である井上澄和・春日市長は記者団に、福岡市独自の支援対策に関して、「困惑している。ただ、感染者の発生や産業構造など市によって状況が違う」と語ったことが報じられています。福岡県内の市町村でも温度差があることがわかります。

※福岡市独自の休業補助、他の市「困惑」も 県に支援要請(朝日新聞、2020年4月15日)
https://digital.asahi.com/articles/ASN4H4HC3N4HTIPE003.html

 なお、要請を受けた福岡県でも、補償へ向けての動きがあるようです。県内の施設や店舗への休業要請を14日から行なっています。休業補償について、まだ発表されてはいませんが、「前年同月比の売り上げが30%以上減少」した中小企業に50万円、個人事業主に25万円の支給を想定していることが報じられています。これも、福岡市の動きに引っ張られてのことだと思われます。

※中小50万円、個人事業主25万円 福岡県の給付金は減収30%以上対象(西日本新聞、2020年4月17日)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/601356/

 緊急事態宣言の対象が全国に拡大された現在、都道府県レベルでも市町村レベルでも、首長の言動に注目していく必要があるようです。

■アフリカでは30万人死者が出る可能性!? 2900万人が210円程度未満で生活!? 

 17日に国連アフリカ経済委員会(UNECA)は、新型コロナウイルスの影響で30万人が死亡し、2900万人が210円程度未満で暮らさなければならない危険性があるとして、1000億ドルの支援を呼びかけました。

※国連「アフリカ、新型コロナウイルスで30万人死亡の恐れ」(Newsweek、2020年4月18日)

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/30-40.php

※At least 300,000 Africans expected to die in pandemic: U.N. agency(ロイター、2020年4月17日)

https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-africa-un/at-least-300000-africans-expected-to-die-in-pandemic-u-n-agency-idUSKBN21Z1LW

 これは各国が厳しい感染拡大抑制政策を実施する場合の試算です。何も対策が講じられなかった場合は、感染により330万人が死亡するとも予想されていて、被害は計り知れません。

 アフリカに住む人の36%が、家の中に、手や身体などを洗う設備がありません。これでは、感染拡大を食い止められません。また人口1000人に対して病床が1.8床しかないことも、感染被害を深化させる原因となっています。日本での人口1000人に対して病床は約13床となっていて、大きな差があることがわかります。

 また、アフリカ大陸では、医薬品の94%が輸入品であり、現在少なくとも71ヵ国で医薬品の輸出に制限をかけていることから、薬の不足が深刻になっているのです。

 各国が自国の対策に精一杯な中で、このまま支援金がなければ一番貧しい地域はなす術もなく、コロナという戦争に一方的にやられてしまいます。先進国は人道的な支援を忘れてはいけません。

 また国連のグテレス事務総長も17日に、世界銀行と国際通貨基金(IMF)のテレビ会議で、世界の債権国に対し、全ての発展途上国に債務の一時支払いを認めるように呼びかけました。

■コロナ禍の裏で「どさくさ紛れ」に着々と進む重要法案の審議!! 国家公務員法および検察庁法の改正で黒川弘務東京高検検事長の検事総長就任が可能に!! 高齢者雇用安定法の成立で高齢労働者の労基法の保護からまる裸に!?
 
 新聞やテレビで連日新型コロナウイルスに関する報道がなされていますが、その裏で、国家公務員法および検察庁法の改正、高齢者雇用安定法などといった重要法案の審議が進められています。

 衆議院では16日から、国家公務員の定年を段階的に65歳へ引き上げる国家公務員法および検察庁法などの改正案が審議入りしています。
 
※国家公務員や検察官の定年引き上げの法案が審議入り(NHK NEWS WEB、2020年4月16日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012390871000.html

 政府はこれらの改正案を3月13日に閣議決定して今国会へ提出しており、早期成立を目指しています。

 国家公務員法の改正案は、現在原則60歳となっている定年を、2022年から2年ごとに1歳ずつ引き上げ、2030年に65歳とするものです。地方公務員法も同様に改正される予定です。

※コロナ騒動で報道されぬ重要法案。異例の公務員法・検察庁法改正と高齢者フリーランス化=らぽーる・マガジン(MONEY VOICE、2020年4月15日)
https://www.mag2.com/p/money/911334

 この国家公務員法の改正と合わせて、検察庁法が改正されようとしています。

 検察庁法の改正案は、2024年までにすべての検察官の定年を現行の63歳から65歳まで段階的に引き上げるものです。

 検察庁法の改正は、次期総長人事をにらんだものであるとされています。

 現在、検察トップの検事総長の定年だけが65歳となっています。現在の検事総長は稲田伸夫氏で、65歳となる今年8月に慣例とされている任期2年で辞職する予定になっています。一方、検察ナンバー2とされる東京高検検事長の黒川弘務(くろかわ・ひろむ)氏は、63歳となる今年2月で退職する予定でした。

 こうした状況の中、政府は1月31日、黒川氏について、半年後の8月7日まで勤務を延長させることを閣議決定しました。黒川氏が定年を延長し8月まで勤務すれば、検事総長に就任することが可能になります。

 安倍晋三総理大臣や森まさ子法務大臣は、1月の閣議決定の根拠として、黒川氏について、検察官には適用できないとされてきた国家公務員法の定年延長規定の法解釈を変更して適用したと国会で答弁しました。

 しかし、検察官は「国家公務員法による『勤務延長』の対象外」で、『検察庁法に違反』の疑いがある」と、IWJでもたびたびインタビューを行っている元検事の郷原信郎弁護士が指摘しています。

※黒川検事長の定年後「勤務延長」には違法の疑い(Yahoo! ニュース 個人、2020年2月1日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200201-00161318/

※「検事長定年延長」森法相答弁は説明になっていない(Yahoo! ニュース 個人、2020年2月4日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200204-00161715/

 岩上安身は今年2月、黒川氏の定年延長問題について郷原氏にインタビューを行っています。こちらも合わせてご覧ください。

※郷原信郎弁護士が怒る!!「検察は『権力ヤクザ』どころかヤクザ以下の『ゴロツキ』!!」黒川検事長定年延長問題からゴーン氏事件、下関市立大学問題まで「桜を見る会」と同根の「権力の私物化」!! 岩上安身によるインタビュー 第982回 ゲスト 郷原信郎弁護士 2020.2.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467538

 黒川氏をどうしても検察にとどめたい後ろ暗い理由が、安倍内閣にはあるのでしょう。黒川氏は、陸山会事件での小沢一郎氏の社会的抹殺、取り調べ全面可視化の骨抜き、甘利明経済再生担当相(当時)のあっせん利得処罰法違反の不起訴、そして森友問題での佐川宣寿(のぶひさ)元国税庁長官の不起訴、それぞれの「黒幕」と目されている人物で、「官邸代理人」の異名があります。

 今国会で検察庁法が改正されれば、違法性の疑いのある黒川氏の定年延長が可能となります。政権が検察のトップの人事権を握ることとなるのであれば、政権の意向と検察の権限行使の関係に多大な影響が生じるのではないかと疑わざるを得ません。

 国家公務員法や検察庁法だけではありません。「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案(高齢者雇用安定法案)」も閣議決定され、今国会で審議されます。

※年金受給開始75歳も 改革法案が審議入り(日本経済新聞、2020年4月14日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58032360U0A410C2PP8000/

 同法律は、事業主に対し、新たに65歳から70歳までの雇用もしくは就業の確保を図る努力義務を課すもの。高齢になっても働く意欲のある人たちのために雇用機会を提供するというのが、法改正の主旨となっています。

※労働法の適用外しで待遇低下は必至? 「高齢者雇用安定法」への懸念(imidas、2020年3月6日)
https://imidas.jp/jijikaitai/c-40-139-20-03-g767

 しかし、同法案にはいくつか懸念があります。問題点として第一に挙げられるのは、事業主が示す働かせ方の選択肢は、労働契約のある「雇用」だけでなく、「就業」、すなわち委託契約のみでもよいとされている点にあります。つまり、労働者を労働法による保護から外してまる裸にする制度を、労働法の中に創設しようとしているということです。

 今後年金支給額の引き下げや支給開始年齢の引き上げがあれば、高齢者は、たとえ不本意な労働条件であっても生きるために働かざるを得ない状況に追い込まれる可能性があります。

 このほか、種苗法改正案も今国会で審議されています。

※種苗法改正 生産現場への周知必要(農業協同組合新聞、2020年4月15日)
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2020/04/200415-41246.php

 同改正案は、日本の種子の海外流出を防ぐために国内農家の自家増殖(自家採種)を原則禁止としています。これにより、農民の種子への権利が制限されることが懸念されます。

※種苗法改正の何が問題なのか 種苗法って何?  種子の知的財産権と農民の種子への権利(Yahoo!ニュース、2020年3月4日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsudairanaoya/20200304-00166054/

 IWJの種苗法改正に関する関連コンテンツは以下からご覧ください。

※種苗の自家増殖「原則禁止」!? 「家庭菜園では問題ない」と農水省は釈明するが? 山田正彦・元農水大臣らが追及! ~種苗法に関する緊急院内学習会 ~自家増殖禁止検討報道を受け6.18農水省職員へのヒアリング 2018.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425027

 コロナ禍の影に隠れ、このような数々の問題法案審議がどさくさ紛れに進められています。こうした問題についても、IWJは決して見逃さず、追及していきます!

■コロナ禍のために抗議行動が抑制される中、本日午後4時「STOP!安倍改憲発議 総がかり行動 緊急署名街頭宣伝」と、午後6時「コロナに乗じたヘイトをやめろ!4.19緊急アクション」を、IWJは十分な感染予防策を取りながら中継します!!

 本日、東京・有楽町と新宿で行われる署名街頭宣伝とデモを、IWJは中継する予定です。

 コロナ感染防止のため、街頭宣伝・デモ・集会などが相次いで中止され、国民の発言・発信の機会が失われています。IWJでそうした「公共コンテンツ」を中継・録画配信する機会もほとんどなくなっているのが現状です。そうしたなかで、果敢に実施されるこうした活動は貴重です。本日中継配信する予定は以下の2つです。

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【IWJ・Ch5】16:00~「STOP!安倍改憲発議 総がかり行動 緊急署名街頭宣伝( 有楽町駅イトシア前 )」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

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【IWJ・Ch7】17:15~「コロナに乗じたヘイトをやめろ!4.19緊急アクション」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

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 しかし感染を防ぎながら、各種の抗議行動を実施するためには、参加者間でソーシャル・ディスタンス(社会的距離)をとることが必要不可欠であり、それは取材する側も同様です。

 IWJでは感染予防のため、中継・収録の際、カメラのズーム機能を活用して、十分な距離を保ちながら取材します。また取材スタッフは、フード付きのカッパや、ゴーグルまたは花粉対策用の素通しのメガネなど、マスク、手袋などを装備することを検討しています。

 取材時には、抗議行動を行う側だけでなく、警備する側の警察でも「三密」状態になっていないかを注視したいと考えています。

 こうした点も踏まえながらIWJが中継を実施する、本日の貴重な映像をぜひご覧ください。なお、現地での混乱次第では、中継ではなく、収録に切り替え、後に録画配信することもありえます。あらかじめご了承ください。

■「緊急カンパ」のお願い!! 4月もまもなく下旬に入りますが、ご寄付・カンパはいまだ4分の1にとどまっています! コロナ禍による緊急事態宣言下で、なお粘り強く情報発信活動をするためには、在宅テレワークを大幅に増やさなければならず、PCや通信機器を買い増しする必要も出てきました! 改めて緊急カンパのお願いを申し上げます!! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します! 

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。

 IWJでは1年間のご寄付・カンパの目標金額を5400万円に設定し、毎月未達成の金額を残りの月数で割って、1か月のご寄付・カンパの目標額としています。

 IWJの今期第10期、期首の8月1日から3月末日までのご寄付・カンパの金額から割り出した、4月からの1か月のご寄付・カンパの目標額は約632万円です。

 4月1日から14日までのご寄付・カンパの金額は、156万6009円で、これは月間の目標額の約25%でした。4月もまもなく下旬に入りますが、ご寄付・カンパはいまだ4分の1にとどまっています。

 また、8月1日から4月14日までの今期の通算のご寄付・カンパも、目標額の78%の達成率にとどまっています。

 現在、日本経済は消費税増税に加え、コロナの影響によって巨大なダメージを受けつつあります。ご支援いただいている会員の皆様も、さまざまな面で困難な状況に遭遇されているのではないかと失礼ながらご推察いたします。

 そうした中でお願いすることは、ほんとうに心苦しいのですが、IWJの財政が、あまりにも切迫した状況となっているため、あえて「緊急カンパ」のお願いをさせていただきたく存じます。

 先日からお伝えしている様に、現在、IWJの創業時から使い続けてきたパソコンの寿命が尽きかけており、財政状況に加えて機材の状況もピンチとなっています。

 皆様から頂いた大切なご寄付・カンパによって活動しているIWJでは、できる限り経費を節約するために、2010年12月の創業時にまとめて買い入れたパソコン(PC)をずっと大切に使い続けてきました。

 ところがこれらの古いPCに搭載されている基本ソフト(OS)をウィンドウズ7のサポートが、今年1月に終了したため、最新のウィンドウズ10に更新せざるをえなくなりました。

 ところがウィンドウズ10をインストールした直後から、不具合の起きるPCが続出。6台のPCは専門家から寿命と判断され、早急に買い換えなければいけなくなってしまいました。

 現在、社内で問題なく使えるPCの数が限られてしまい、通常業務にも大きな支障が起きています。

 また、「岩上安身によるインタビュー」を社外で行う場合、パワーポイントを映し出すためのモニターを持ち出しているのですが、視聴者の方から「画面が小さく、文字が読みにくい」というご意見をいただき、先日、画面の大きなモニターを1台、新たに購入いたしました。

 また、苦しい時にはまたさらに苦しいことが生じるものです。

 新型コロナウイルスの蔓延に伴う、緊急事態宣言発出によって、弊社も、なるべくスタッフを出勤させず、在宅にてテレワークで活動をさせるべく、準備を整えていますが、自宅に業務用として使用可能なPCや通信設備等が整っていないスタッフも少なくなく、政府と都の要請に従い、外出機会を減らすには、どうしても追加でPCや機材を購入する必要があります。テレワーク待ったなしなのに、今はまだ、新しいPCやWi-Fiなどを買い直すことができていません!

 第10期の後半に入り、特に1月、2月、3月に入ってからの、IWJの財政はますます厳しくなりました。そのような中で、今回のPC機材の新規購入は、セキュリティー確保のために、絶対に必要な設備投資なのですが、財政上は大きな負担となってしまいます。

 改めて申し上げますが、IWJではこれまで、スタッフの人件費や各種関係先への支払いを、未払いや遅払いにしたことは一度もありません。

 これまで、こうした財政的危機に際しては、代表である岩上安身がこれまでのジャーナリスト業で得た個人の資金を、IWJにつなぎ資金として提供してきましたが、それももはや限界です。

 このため、改めて「緊急カンパ」のお願いを申し上げます!! コロナ危機と経済危機とダブルパンチで、大きな危機に見舞われているのはIWJだけではないと思いますが、今ほど、IWJが社会に必要とされている時はないと思います。独立メディアとして、安倍政権翼賛の御用大メディアとは、一線を画した真実の報道を続けていきたいと存じます。

 どうか、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 なお、IWJでは毎期、決算報告を日刊IWJガイド、および会員向けメールでもご報告させていただいております。また、ホームページ上にも公開しており、過去の分とあわせていつでもご覧いただけます。

 IWJホームページの上端のメニューバーにある「ガイド・お知らせ▼」をクリックしていただき、プルダウンメニューから「IWJ決算報告」をご覧ください。
https://iwj.co.jp/join/about.html#overview

 特定のスポンサーをもたないことで、真の報道の自由を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。4月7日時点の会員数は4859名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。早く5000名様に再到達したいと願っています。

 IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを1か月間何度でもご覧いただけます。まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録をお願いいたします!

 現在一般会員の方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!

 サポート会員にご登録いただくと、全てのIWJのコンテンツをいつでもお好きな時に何度でもご覧いただけます。また、サポート会員の比率が高まれば、その分だけIWJの経営は安定します!

 また現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください!会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

 会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 IWJの有料会員制度は1ヶ月1000円、支払いをまとめてお得な1年1万円の一般会員と、1ヶ月3000円、まとめてお得な年3万円からのサポート会員の2種類です(全て消費税別)。会費は、クレジットカード、銀行振込(ゆうちょ銀行を含む)でお支払いいただけます。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
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■ご寄付をいただいた皆様からのIWJへの応援のメッセージを、感謝を込めて掲載させていただきます。ありがとうございます!今後ともIWJをお支えください! よろしくお願いします!

 ご寄付いただいた皆様より、応援のメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。ありがとうございます。

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・メディアとして存続してほしいのです(磯 泰様)
・大手メディアがなかなか伝えない真実を伝える貴重なメディアだから、応援したいと思って寄付しました。(匿名希望)
・IWJがなくなってしまっては困ります! (匿名希望)
・立派な活動の継続を願って (高松 威彦様)
・原発に反対、どうしても原発政策を転換させたい。情報を得たいので (吉田 真理子様)
・4/1、3000円寄付、IWJが存続して欲しいから(片山 泰都様)
・資金難に対して頑張っても微々たるカンパしかできませんが、特に今、IWJの情報がなかったら本当に困る!!との想いです。 (匿名希望)
・何が真実なのかマスコミのニュースだけでは分からない気がします。記者クラブ以外の情報ソースが欲しいです。(若山 寛史様)
・頑張ってください (匿名希望)
・ちょこちょこカンパしなくていいようにサポート会員になりましたが、かなり深刻そうなので・・。IWJにはたびたび中継をお願いし、日頃からたいへんお世話になっています。ロックアクション大阪です。(荒木 淳子様)
・さすがにPCがないと仕事にならないでしょう。 (匿名希望)
・IWJが経済的にピンチということで、少しですが寄付しました。たくさんのニュースを色々な視点から伝えてくれる大事なメディアですので、何とか続いてほしいです。スタッフの皆さんも岩上さんもどうぞ体調にお気をつけ下さい! (匿名希望)
・継続していただきたい (匿名希望)
・コロナ発生後、的確な情報を得ることがサバイバルのためにいかに必要かを改めて痛感しています。大変な毎日だと思いますが、岩上さん、スタッフの皆さんの健康と無事を祈りながら応援しています。それにしても、記者会見は(近い将来)オンライン化できないものでしょうか (匿名希望)
・田代秀敏先生のインタビューを拝見しました。驚くような内容が満載で圧倒されました。 (匿名希望)
・他のメディアでは聞けない良いインタビューを拝聴できるから。少し前では、山尾志桜里さんへのインタビューはよかったです。 (岩根 みどり様)

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 貴重なご寄付と温かいお心遣い、応援のメッセージ、重ねてお礼申し上げます! これからも応援、どうぞよろしくお願いいたします。

■IWJのYouTubeチャンネルMovie Iwj への登録をぜひ、お願いします!目標は10万人突破! 登録の呼びかけ・拡散もお願いします! 

 IWJのYouTubeチャンネル「Movie Iwj」へのチャンネル登録をぜひ、お願いいたします。

 IWJでは岩上安身によるインタビューや毎日の中継の録画を短くまとめたハイライト動画をアーカイブとしてIWJのYouTubeチャンネル「Movie Iwj」にラインナップしています。

 また、国会での審議の中で、重要な質疑応答や話題のシーンも国会ハイライトとしてアップしています。

 これらの動画は、スタート画面に、大きなタイトルをつけて、皆様に内容をわかりやすくご案内もしています。下記のURLから、一度ご覧になってみてください。

 YouTubeのチャンネル登録者が増え、動画の視聴回数が増えれば、広告料も入り、IWJの財政安定の助けになります。まだ登録されていない方は、この機会にぜひご登録をお願いします!

※YouTubeチャンネルはこちらから(右側の赤いチャンネル登録という項目をクリック!)
https://www.youtube.com/channel/UCO6c-ejeQxxKArNHWieU2OQ

■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します!地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能。コロナ感染リスクが高い東京の「通勤ラッシュ」も避けられます!! ぜひご応募ください!

 IWJではテキスト班、動画班、事務ハドル班などの一部で、コロナウイルスショックに見舞われる前から、在宅テレワークでの働き方を進めています。

 テキスト班は、リサーチや記事執筆、岩上安身のインタビューのパワーポイント作成や、この日刊IWJガイドの執筆などを在宅でお願いしています。

 動画班では、お住いの地域での中継スタッフをお願いします。動画編集が得意な方であれば、在宅でYouTubeのIWJアカウント「Movie Iwj」用の動画編集をお願いいたします。

 事務ハドル班は、岩上安身のインタビューのアポイントやIWJの日々の中継の手配、取材交渉などを、在宅でお願いいたします。

 首都圏近郊にお住まいであれば、週のうち何日かは事務所に出勤、残りは在宅テレワークという働き方も可能です。東京から離れた、通勤はまったく無理な地方の方も、在宅テレワークで働くことが可能です。

 また、IWJには借り上げ社宅という制度もあります。都内のIWJの事務所の近くに会社が借り上げたワンルームマンション等に、住居費の半額を支払って住み、通勤時間ゼロで仕事をすることができます。

 東京は家賃が高く、安い家賃の物件を探そうとすると、都心からかなり離れないと見つけられません。そのために他の都市圏では考えられないほどの超長時間の遠距離通勤が「当たり前」とされているのです。

 しかも、通勤時間帯では、他の地方では考えられないほどのラッシュとなり、「換気の悪い、密閉空間」に閉じ込められるわけで、コロナ感染のリスクがきわめて高い状態にさらされ続けることになります。その点からも、満員電車のラッシュは避けるに越したことはありません。

 地方にお住いの方でも、また、首都圏でも都心までは遠距離で毎日通うのは大変、という方でも、ぜひご応募ください!

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 進路として、報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、上記応募フォームより、ぜひご応募ください!

■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します! 時給1400円~にアップしました! 映像編集ソフト(Premiere, Aftereffect)やhtml、cssの知識、WordPressの実務経験ある方を歓迎します!

 現在、IWJではYouTubeに力を入れています。動画班では、撮影だけでなく、動画の編集経験者も募集しています。

※Movie Iwj
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos

 映像編集ソフト(Premiere,Aftereffect)での実務経験のある方を歓迎します。IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトのスキルがあればなお可です。

 経験・技術のある方は、これまで時給1300円からのスタートでしたが、時給1400円からのスタートにアップしました!

 また、ウェブ班でもYouTube動画のサムネイルデザインなどを行っています。

 ウェブ班で必要なスキルは、html、cssの知識およびWordPressでの実務経験ですが、IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトが扱える方は歓迎します。php、javascriptなどが使える方も歓迎します。

 面談の際に、履歴書と成果品(作品)を持参してください。

 取材内容を把握し、必要なカットを無駄なくつなぐ編集センス、視聴者の目を引く効果的なサムネイルデザイン、発言者のセリフを伝える字幕、場面を盛り上げる効果的な音楽などでIWJのYouTubeアカウントを盛り上げてください!

■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任を持って携わっていただける方の時給は、これまで1350円からのスタートとしていましたが、新年より1500円からのスタートと、大幅にアップすることにいたしました!

 パワポ作成には書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集しています。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業は、パワポ作成の担当にかかわらず、すべてのテキスト班スタッフの共通の仕事となります。パワポ作成には関われないが、他のテキスト班の業務は可能という方は、時給1300円からのスタートになります。

■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~

 IWJではカメラを持って現場へ行き、中継と取材を行う記者を募集しています。機動力が求められますので、運転免許をお持ちの方、特に運転に慣れている方は大歓迎です。体力のある方であれば、男女は問いません。

 動画未経験の方は時給1100円からのスタートになります。また、取材した動画に添える記事も書ける方は、時給1200円からのスタートとなります。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~

 事務班は電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、イベント開催の準備など、IWJの中核となる岩上安身のスケジュール管理という、まさに屋台骨となる重要なお仕事です。

 ハドル班は岩上安身以外の記者・カメラマンの中継のアポ取りや取材の手配をしたり、再配信や録画配信の予定を立てるのが主なお仕事です。こちらのお仕事の希望者も募集しています。IWJのヘビーユーザーで過去のコンテンツをよく知っているという人には有利な職種です。

 時給1150円からのスタートですが、特にスケジューリングの実務経験のある方、企業の秘書・マネージャー業種の経験のある方は、時給1200円以上からのスタートと、さらに優遇します!是非ご応募ください!

■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!

 コロナウイルスが蔓延して、日常生活においても感染が心配な日々が続きますが、IWJでは、スタッフが一律に定刻に出社退社するという制度になっていません。創業期からですが、機能的に仕事をするために無意味な通勤ラッシュを避けて時差通勤を徹底しています。また、体調が悪いが欠勤するほどではないという時などは、職務内容にもよりますが、柔軟に在宅テレワークに切り替えることも、かねてより実践しています。

 そしてもう一点、残業代不払いは一切なし! 同時に無駄な会議もありません! ホウレンソウや引継ぎ等は、おおむねメーリングリストやメール、LINEなどですませています。スタッフが総勢顔をそろえて延々と無駄な会議をやることも、意味のない形式だけの朝礼をすることもありません。無駄な時間は使わず、集中して業務に取り組み、チームワークを発揮するというのがIWJのポリシーです。

 すべての班に共通して、スタート時はアルバイトとなりますが、実績次第で契約社員、正社員への昇格が可能です。正社員の定年は65歳で退職金も会社として積み立てています。

 また、通勤交通費や業務中に移動した交通費、および仕事上必要になった経費やカメラ・PCなど必要な備品も会社が別途支給します!

 なおIWJでは、全職種で、残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。

 メディア業界はどこも、「裁量労働制」(注)をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。

 IWJでは、記者職・編集職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、6時間ごとの休息もとらせ、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代不払い」などは一切ありません!

(注)「裁量労働制」は何時間働いても一定時間の労働と「みなす」制度です。専門職など労働者の裁量で時間管理するとされますが、経営側に都合の良い「定額働かせ放題」になりがちなのが実態です。「みなし残業」も、何時間残業しても一定時間の残業と「みなす」制度です。「固定残業代」というのも同じです。要するに労働者を長時間「働かせホーダイ」にし、その賃金を支払わずにすませるトンデモない制度なのです。

 裁量労働制の問題については、岩上安身による明石順平弁護士へのインタビューをご覧ください。

※「低賃金・長時間労働」その結果としての「過労死」の元凶は「残業代不払い」!! ~「裁量労働制」が労働者を殺す!~岩上安身によるインタビュー 第979回ゲスト『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465264

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、近藤ゆり,國府田響, 木原匡康)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/