日刊IWJガイド「ニューヨーク全事業所に在宅勤務命令!! 世界経済へ打撃!? 東京はパンデミック前夜!? 日本の対策は『無責任』と国際的な非難が!」2020.3.22日号~No.2747号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ニューヨーク全事業所に在宅勤務命令!! コロナとの徹底的な戦いを宣言するも、世界経済への打撃必至!? 東京はパンデミック前夜!? 国際的批判を浴びる日本のコロナ対策は政府も民間も不徹底! 医療崩壊を防ぐ抜本的対策を!
┠■安倍総理の「五輪完全実施」の嘘をトランプ大統領が明言!! 海外から五輪延期要請が続々!! JOC内部も延期意見で紛糾! 本日午後6時半より福島の聖火リレーコースの放射能汚染を告発する記者会見を再配信します! ぜひご覧ください!!
┠■【中継番組表】
┠■「国民の『賢い判断』に少しでも役立つように!」ノーベル賞受賞の山中伸弥京大教授がホームページ「新型コロナウイルス情報発信」開設!データや論文を平易な言葉で解説・紹介!! 他方、山中教授のiPS細胞研究費95%削減をゴリ押し!?しようとした厚労省・大坪寛子審議官は、和泉洋人首相補佐官と「不倫疑惑」の渦中
┠■松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事の維新コンビが新型コロナウイルスの感染拡大を防止のために「大阪・兵庫間の往来自粛」を要請!? 「国からの要請」と主張するも、なんと「誤読」だった!? しかも間違いを指摘されて逆ギレ!開き直り!あげくにだんまり!
┠■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します!
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┠■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~
┠■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~
┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~
┠■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!
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■はじめに~ニューヨーク全事業所に在宅勤務命令!! コロナとの徹底的な戦いを宣言するも、世界経済への打撃必至!? 東京はパンデミック前夜!? 国際的批判を浴びる日本のコロナ対策は政府も民間も不徹底! 医療崩壊を防ぐ抜本的対策を!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 ニューヨーク州知事が20日、州内の事業者の全従業員に対し、在宅勤務をするよう要請したことが報じられました。

※NY州知事、企業に在宅勤務命令 銀行など除外(日経、2020年3月21日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57057040R20C20A3000000/

 日経の記事によれば、今回ニューヨーク州で出された在宅勤務命令は、22日の夜から実施される予定で、病院、薬局、食料品店などの生活に欠かせない業種を除く、全ての企業が対象です。命令を守らない会社には罰則が課されることが検討されています。

 今までに米国では1万4000人以上の感染者が出ていますが、そのうち同州での感染者が7100人と半分を占めていることも報じられており、早急に抜本的な対策が必要と判断したものと思われます。

 ニューヨーク州のクオモ知事は会見で、「混乱を引き起こすのは分かっている」とした上で、医療スタッフや医療品が不足している現状を説明。「感染拡大と医療体制の崩壊を防ぐために必要」とし、医療現場の負担軽減には、在宅勤務命令が「我々がとれる一番徹底した行動だ」と、厳しい現状に対処する方針を表明したものです。

※(クオモ知事の会見、英語)WATCH: New York Gov. Cuomo orders work from home(PBS NEWS HOUR、2020年3月20日)
https://www.pbs.org/newshour/health/watch-live-new-york-gov-cuomo-orders-work-from-home

 ニューヨーク州の住民にも「可能な限り自宅にとどまる」ことや、他人と6フィート(183センチメートル)の距離をとること、そして人数の多い少ないに限らず、人が集まることを避けるよう要請したとのことです。

 同じ20日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価が900ドルを超える大幅な反落となりました。下落が続く中、今回の在宅勤務命令により、飲食店や娯楽業界をはじめとして、一層大幅な経済活動の縮小が避けられなくなります。

※米国株、大幅反落 週間下落率は08年10月以来の大きさ 全米で外出禁止広がる(日経、2020年3月21日)
https://www.nikkei.com/article/DGXLAS3LANY02_R20C20A3000000/

 今まで米国カルフォルニア州やフランスでも外出禁止命令が出されていましたが、今回在宅勤務命令が出されたニューヨーク州は、米国最大の経済活動の舞台であるニューヨーク市を擁し、住民1950万人、雇用者数950万人と報じられています。世界経済への大打撃は必至です。

 ニューヨーク州の全企業在宅勤務命令や、全米国民の海外渡航禁止など、ここに来て繰り出される米国の対策は、クオモ知事さえ「混乱を引き起こす」可能性があるとコメントする通り、強引なものです。しかし、ひるがえって日本の対策が十分かと言えば、決してそうではありません。

 現在、東京都の感染者数が急増しています。3月20日までの東京都の感染者129人のうち、3割がわずか直近4日間で公表された感染者なのです。この件に関して元東京都知事の舛添要一氏がツイートしています。

 「東京都では、20日、11人の新型コロナウイルス感染を確認。1例目が1月24日、これまで129人が感染したが、その3割の39人が17日以降の4日間である。今後、爆発的に感染が拡大する恐れがある。しかし、小池都知事をはじめ、都庁からは何の警戒シグナルもない。一都民として心配である」

※舛添要一氏のツイート(2020年3月21日)
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/1241334135420940289

 そもそも日本のPCR検査実施数が少ない中でも、特に東京は、帰国者・接触者相談センターの「相談件数」に対する「PCR検査実施件数」の割合が約1%で、全国平均(約3%)の3分の1程度であることを、17日の日刊IWJガイドでお伝えしていました。

※韓国で感染者増加100人を下回り、隔離患者数が減少!! 海外専門家は「日本の検査人数は少ない」「韓国を手本に」と警告! 「国際標準」化する韓国発案の「ドライブスルー方式」に厚労省は「的中率が低下」と取り入れない理由をツイート! 韓国政府関係者は「民主主義の成功」と反論!! 厚労省が海外技術を取り入れない裏に天下り先の利益確保!?(日刊IWJガイド、2020.3.17日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39788

 ですから、これまで検査によって感染が判明していない感染者がそれだけ数多く存在し、今後爆発的に感染者数が増大する危険性があります。東京はまさに「パンデミック前夜」の可能性があるのです。

 東京に限らず、日本のコロナ対応策は世界中から批判を浴びています。

 昨日21日の日刊IWJガイドでご紹介したように、権威ある科学誌ネイチャーの「コロナ、全ての政府と専門家がするべき3つのこと」にある、「積極的な検査」や「情報開示」「国際連携」のいずれも日本は実現していません。日本の検査数の少なさから、実際の感染者数が発表を上回る可能性と、感染者が自覚なしに感染を拡大することをブルームバーグ紙等が批判していることは、お伝えした通りです。

※日本のコロナ対策は世界中から低評価!!「武漢ウイルス」と暴言を吐いた 麻生副総理兼財務相が「中国発表の新型コロナ感染者数を信頼していない」と発言!! しかし国際的にまったく信頼されていないのは日本のコロナ検査数!! (日刊IWJガイド、2020年3月21日)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20200321#more-78155

 本日の他の記事でご紹介しているように、海外から東京オリンピック延期の要望が相次いでいる中で、「完全な実現」等の発言をし続ける安倍総理や政権が、現実的なプランを提示できないでいることに、それが端的に表れています。

 民間の対応も、ニューヨーク等に比べると、とても本気でコロナの危機を考えているとは思えません。たとえばK-1は、昨日の日刊IWJガイドでもお伝えしたように、本日22日にさいたまアリーナで、観客1万人規模の大会「K’FESTA.3」を実施する予定です。政府が「イベントはリスクを判断して慎重な対応を」と発表し、事実上自粛を求めた2日後に、「発話」「気密」「密集」の3条件が当てはまるイベントを行うというのは軽率という他ありません。

※格闘技K-1の巨大イベントが、明日開催決行!! この時期に世界の常識を打ち破る愚挙!? 観客1万人がコロナのステルス・キラーになる可能性!? 2020.3.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470483

 スポーツ界全体が活動を中止・延期、または無観客試合を決断し、早期のコロナウイルス収束に向けて頑張っているときに、平然とこのような大規模イベントを行うところが出ると、他の自粛している団体の中から「自分たちだけ自粛しているのは馬鹿馬鹿しい」と、同様に強引にやってしまおうという団体が続出しかねません。

 また26日に福島から始まる予定の聖火リレーも、沿道に密集した人だかりを作ってしまい、声援もあがって飛沫が飛ぶのは避けられません。そうした聖火リレーが全国各地を回るのですから、全国各地にクラスターを大量に発生させてしまう可能性があります。市中感染はとっくに始まっており、人々の動きを抑制させ、感染拡大の速度をいかに遅らせるかが、課題の時期に、何をしているのか、と思います。中止を決定するべきでしょう。次の記事で、聖火リレーのコースが持つ別の危険性、放射能汚染に関するコンテンツをご紹介しています。ぜひご覧ください。

 クラスター(患者の小規模集団)発生を抑えることに注意を払わなければ、急激な感染拡大が起こってしまいます。それにより一層、医療現場への負担が重くなり、医療崩壊を起こすことは目に見えています。人が密集することがないような配慮を続け、感染拡大の速度を緩やかにする努力が重要です。一歩上は民間にイベント自制を呼びかけ、他方では聖火リレーを予定通りに強行し、あたかも五輪という世界最大のスポーツイベントが、予定通り開催されるかのような幻想を国民の間にふりまく。やっていることが支離滅裂です。こんな一貫性を欠く状況だから、K-1のように無謀なイベント開催をする団体が現れても、政府が何の手だても打てないのだろうと思います。

■安倍総理の「五輪完全実施」の嘘をトランプ大統領が明言!! 海外から五輪延期要請が続々!! JOC内部も延期意見で紛糾! 本日午後6時半より福島の聖火リレーコースの放射能汚染を告発する記者会見を再配信します! ぜひご覧ください!!

 3月19日、トランプ米大統領は、16日に行われたG7首脳のテレビ会議で、安倍総理が東京五輪を「予定通り開催するかどうかに関して『決めていない』と説明した」ことを明らかにしました。

※五輪開催、トランプ氏「安倍首相は対応を決めてないと言った」(読売新聞、2020年3月20日)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200320-OYT1T50102/

 トランプ発言を受けて、弁護士の米山隆一氏は次のようにツイートしました。

 「安倍総理、G7の電話会議ではオリンピックの開催延期について決断していないと述べていたとの事です。

もう驚きもしませんが、それはつまり、安倍総理はこれ程の重要事項について国民に堂々と嘘をついていたという事であり、安倍総理の言葉は何一つ信用できないという事です」

※米山隆一氏のツイート(2020年3月20日)
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1240881720603234304

 米山氏が憤るのは当然です。安倍総理は、テレビ会議でG7首脳から東京五輪を「完全な形で実現することで支持を得た」と、明言しており、それは国内向けの嘘だったというわけです。菅義偉官房長官や橋本聖子五輪相、萩生田光一文科相などもそろって延期や中止を否定していました。安倍政権の面々は、足並みをそろえて、国民を馬鹿にしていたわけです。

※<新型コロナ>東京五輪「完全な形で」 G7電話会議で各国支持 首相、時期示さず(東京、2020年3月17日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020031702000290.html

 安倍総理が「完全な形で実現」と強調したことと、記者から開催時期について聞かれても答えなかったことから、総理発言の意味は「『延期ということだ』(自民党中堅)という観測」が政界で広がっていると報じられていました。

※安倍首相「完全開催」発言で臆測 延期論に現実味―東京五輪(時事通信、2020年03月18日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031701125&g=pol

 総理の発言が、今夏開催することにこだわるよりも、コロナ封じ込めを優先して、無観客試合などにせず、完全な形で開催できる状況になるまで待つという意味に取れるからです。この観測が事実なら、安倍総理と政府は、国民に対してはあくまで「予定通りの開催」と言い張りながら、実は延期を公表するタイミングを見計らっていることになります。

 昨日21日の日刊IWJガイドで、米国政府が19日、国民に対して「全外国への渡航中止」の勧告を出したことをお伝えしました。これにより米国選手が参加不能となれば、米NBCなどの放送局が多額の放映権料を支払うことは考えられないため、「2020東京五輪という『ビジネス』は『終わった』」とも報じました。

※米国が全国民に「すべての外国への渡航を中止」勧告!! 米国の人的「鎖国」は、東京五輪の中止や延期は当然のこととして、グローバル経済と米軍の存在、そして世界秩序そのものを揺るがす可能性へ!?(日刊IWJガイド、2020.3.21日号)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20200321#more-78155

 事実、海外の国や有力団体、メディアから、東京五輪の延期要請が続々と出始めています。

 ノルウエーのオリンピック委員会が20日、IOCのバッハ会長に、コロナ終息まで五輪開催を延期するように要請したことが報じられました。

※ノルウェーがIOC会長に五輪延期要請(共同通信、2020月3月21日)
https://this.kiji.is/613881531339998305?c=39546741839462401

 アメリカ合衆国水泳連盟(USA Swimming)は21日、自らのサイトとツイッターで、「USAスイミングは、米国オリンピックおよびパラリンピック委員会が東京オリンピック2020の延期を提唱することを丁重に要請しています」と表明。同連盟CEOから米国オリンピックおよびパラリンピック委員会のCEOに宛てた中止要請の手紙を掲載しました。

※アメリカ合衆国水泳連盟(USA Swimming)のサイト(英文)
https://www.usaswimming.org/

※アメリカ合衆国水泳連盟(USA Swimming)のツイート(2020年3月21日、英文)
https://twitter.com/USASwimming/status/1241075841347366912

 USA Swimmingの延期要請について、毎日新聞東京本社の運動部長、小坂大氏は次のようにツイートしています。

 「これは大きい。USA Swimming が#東京オリンピックの1年延期を要望しました。東京五輪の競泳が午前中に決勝を実施するのも、米国のゴールデンタイムにテレビ放映するためです。最有力競技の意向は巨額なテレビ放映権料を支払う米NBCの判断にも影響を与えるでしょう」

※小坂 大 / Dai Kosaka@dhmm_k氏のツイート(2020年3月21日)
https://twitter.com/dhmm_k/status/1241137223652610048

 さらに米紙ワシントン・ポストが20日、東京五輪の即時中止、延期を求めるコラムを掲載したことが報じられています。

※米紙、東京五輪の即時中止求める ワシントン・ポスト(共同=朝日新聞、2020年3月21日)
https://www.asahi.com/articles/GCO2020032101001936.html

※東京五輪、中止か延期を 「IOCと日本は無責任」―米紙(時事、2020年3月21日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032100348&g=int

 ワシントン・ポストのコラムの筆致は強烈です。日本で聖火の到着式典が20日に行われたことについて、IOCや日本の当局者が「パンデミックと闘いながら、まるで五輪を開催できるかのように振る舞っている」として、それは「完全にばかげている—いや、完全に無責任だ」と批判しています。この批判は当然であり、日本政府と東京都と組織委の欺瞞を日本のメディアが自らの筆で厳しく批判できないことを、非常に歯がゆく思います。

※The Olympics must be canceled or postponed(The Washington Post, March 21, 2020)
https://www.washingtonpost.com/opinions/the-olympics-must-be-canceled-or-postponed/2020/03/20/b0b560ce-6ad2-11ea-b313-df458622c2cc_story.html

 IOCに関しては、昨日の日刊IWJガイドでお伝えしましたが、トーマス・バッハ会長がすでに19日、延期の可能性を聞かれて「もちろん別のシナリオは検討している」と答えています。さらにロンドン五輪の組織委員会会長を務めたセバスチャン・コー世界陸連会長は、「9月か10月に延期は可能」と、今年秋への延期という踏み込んだ見解を述べたことが報じられています。

※東京五輪「年内延期」が急浮上 IOCバッハ会長「もちろん違うシナリオは検討している」(スポーツ報知、2020年3月21日)
https://hochi.news/articles/20200320-OHT1T50176.html

 一方、当の日本オリンピック委員会(JOC)の中からも延期を主張する意見が出始めました。聖火到着式典が開催された20日、ソウル五輪柔道銅メダリストの山口香理事が、「アスリートが十分に練習できていない現状では延期すべき」と発言。27日のJOC理事会で、延期を提案する意向を示したことが報じられたのです。

※山口香JOC理事「東京オリンピック延期すべきだ」「十分練習できていない」(毎日新聞、2020年3月20日)
https://mainichi.jp/articles/20200320/k00/00m/050/074000c

 ところがこれに対して、JOCの山下泰裕会長から「みんなで力を尽くしている時にJOCの中から一個人の発言であっても、きわめて残念な発言」という批判が出たと伝えられています。戦後柔道史上に燦然と輝く203連勝、全日本選手権9連覇、五輪金メダルなどの数々の名誉に輝く山下氏の発言であっても、これはいただけません。それこそ「きわめて残念な発言」です。「みんなで力を尽くす」ならば、パンデミックの中で五輪を開くという暴挙の方向ではなく、このパンデミックを乗り切る方向で力を合わせ、尽くすべきです。ウイルス相手に人類が全力をあげて闘っている時に、「和を乱している」のは、山下氏のような「社会性」を著しく欠いた五輪強行派のほうではないでしょうか。

 「2020東京五輪」が「完全な形」で実現する見込みはほぼなくなりつつあります。であるなら、延期のシナリオも含めて、必要な選択肢とそのメリット・デメリットを国内外に早急に示す義務があるはずです。政府も、開催都市である東京都も、組織委員会も、なぜいつまでも対処しないのでしょうか?

 26日から聖火リレーが行われる予定の福島のコースの放射能汚染がチェルノブイリの強制移住ゾーンに匹敵すると告発した記者会見が、3日に外国特派員協会で行われました。

 IWJでは会見の模様を中継し、本日午後6時半から再配信いたします。東京五輪の真の姿を知っていただくためにも、ぜひご覧ください。

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【タイムリー再配信 580・IWJ_Youtube Live】18:30~
「『福島はいまだ復興などしていない。なにが復興五輪か!』 『コロナがなくても五輪に反対!』福島住民が聖火リレーコースの土壌汚染はチェルノブイリ強制移住ゾーンに匹敵すると告発の会見!! ~3.3『聖火リレーコース周辺の放射能汚染調査結果』記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 また、これまでIWJが報じてきた東京五輪関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%82%aa%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%83%94%e3%83%83%e3%82%af

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469153

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◆中継番組表◆

**2020.3.22 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】12:00~「改憲とめる! 戦争させない! アベたおせ! 3.22新宿デモ大演説会(新宿南口)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「改憲・戦争阻止!大行進 実行委員会」主催の演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた抗議行動関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%8A%97%E8%AD%B0%E8%A1%8C%E5%8B%95
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【IWJ・Ch5】14:00~「改憲とめる! 戦争させない! アベたおせ! 3.22新宿デモ(新宿中央公園~靖国通り)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「改憲・戦争阻止!大行進 実行委員会」主催のデモを中継します。これまでIWJが報じてきたデモ・抗議行動関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/demonstration-protest-behavior
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】15:30~「新しい時代のメディアのあり方を切り開く・・・ 『知る権利』を取り返すために ―登壇:南彰氏(新聞労連中央執行委員長)、楊井人文氏(ファクトチェック・イニシアティブ事務局長)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 3月20日に収録した、「憲法骨抜きNO(ダメ)!ねりま」主催の講演を録画配信します。これまでIWJが報じてきた 「知る権利」関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9f%a5%e3%82%8b%e6%a8%a9%e5%88%a9
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【タイムリー再配信 580・IWJ_Youtube Live】18:30~「『福島はいまだ復興などしていない。なにが復興五輪か!』 『コロナがなくても五輪に反対!』福島住民が聖火リレーコースの土壌汚染はチェルノブイリ強制移住ゾーンに匹敵すると告発の会見!! ~3.3『聖火リレーコース周辺の放射能汚染調査結果』記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 3月3日に収録した、「日本外国特派員協会」主催の記者会見を再配信します。これまでIWJが報じてきた東京五輪関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%82%aa%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%83%94%e3%83%83%e3%82%af

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469153
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【財務省「森友文書」改竄隠蔽問題 シリーズ特集・タイムリー再配信 4・IWJ_Youtube Live】20:00~「今だから語りたい!森友問題の『真実』(豊中市)―登壇:元NHK記者・相澤冬樹氏、元近畿財務局職員ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2019年2月に収録した、「森友学園問題を考える会」主催の集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた森友学園関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a3%ae%e5%8f%8b%e5%ad%a6%e5%9c%92

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441088

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◆中継番組表◆

**2020.3.23 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 581・IWJ_Youtube Live】20:00~「自国の歴史とどのように向き合うのか ヒトラーの裁判官・フライスラーと司法の闇 岩上安身によるジャーナリスト・ヘルムート・オルトナー氏インタビュー <字幕付き>」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2017年12月に収録した、岩上安身によるジャーナリスト・ヘルムート・オルトナー氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきたヘルムート・オルトナー氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/helmut-ortner

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408031

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【特別寄稿】佐川宣寿・元国税庁長官らは不起訴なのに!森友学園籠池泰典前理事長に実刑判決5年は最初から決まっていた!? 事実に反する論告求刑の「弁済されていない約1億2000万円」と検事も認めた国策捜査!前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470441

【特別寄稿】佐川宣寿・元国税庁長官らは不起訴なのに!森友学園籠池泰典前理事長に実刑判決5年は最初から決まっていた!? 事実に反する論告求刑の「弁済されていない約1億2000万円」と検事も認めた国策捜査!後編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470466

格闘技K-1の巨大イベントが、明日開催決行!! この時期に世界の常識を打ち破る愚挙!? 観客1万人がコロナのステルス・キラーになる可能性!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470483

NPO法人監獄人権センター海渡雄一氏「人権保障とも両立できる制度にしていくべきではないか」~3.4 院内集会「国際基準から見た終身刑・日本の無期刑の問題点」―登壇:海渡雄一氏、大野鉄平氏、高遠あゆ子氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469206

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■「国民の『賢い判断』に少しでも役立つように!」ノーベル賞受賞の山中伸弥京大教授がホームページ「新型コロナウイルス情報発信」開設!データや論文を平易な言葉で解説・紹介!! 他方、山中教授のiPS細胞研究費95%削減をゴリ押し!?しようとした厚労省・大坪寛子審議官は、和泉洋人首相補佐官と「不倫疑惑」の渦中

 2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥(しんや)教授が、新型コロナウイルスに関する情報を個人で発信するホームページを開設しました。

※山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com

 山中教授は朝日新聞の取材に対し、「僕は感染症の専門家ではないが、論文を読んで解釈し全体像をみることはできると思っている。それぞれの人が自分で判断してちょっとずつ我慢するため、できる範囲で正確にコロナウイルスの情報を理解してもらいたい」などと、同ホームページを開設した理由を語っています。

 同ホームページの冒頭には、山中教授からのメッセージが記されており、「新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです」「疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じる恐れがあります」などと呼び掛けています。

 また、「国民の賢い判断が求められています。この情報発信が、皆様の判断基準として少しでも役立つことを願っています」と自身の思いを記しています。

※山中教授、コロナのHP開設 闘いは「長いマラソン」
https://digital.asahi.com/articles/ASN3N5S06N3NPLBJ001.html

同ホームページは、「新型コロナウイルスとは」「エビデンスの強さごとに見る新型コロナウイルス」「論文から見る新型コロナウイルス」「データから見る新型コロナウイルス」等々、6つのカテゴリーに分類されています。

 新型コロナウイルスをめぐる情報に関して、「エビデンスがあり、正しい可能性が高い情報」「正しい可能性があるが、さらなるエビデンスが必要な情報」「正しいかもしれないが、エビデンスが不十分な情報」などと、平易にわかりやすくまとめ、ランク分けしています。

 また、論文に関しては「新型コロナウイルス感染者の多くの主訴は消化器症状」「新型コロナウイルスは、エアロゾル内で数時間、プラスチックやステンレスの表面では1日以上生存する」などの主要な論文を、簡単な内容で紹介し、また自身のコメントも付しています。コロナと肺炎が結びつけられて語られてきたので、咳のような呼吸器疾患の症状が中心かと思われていましたが、「主訴は消火器症状」というのは意外であり、驚きでした。専門家だけでなく、一般人も知るべき情報が満載のようです。

 山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞した翌年の2013年から、同教授が開発した「iPS細胞」をめぐる「再生医療」の研究には、その後10年間で1300億円を投じるという大規模な国家プロジェクトが立ち上がりました。

 ところが2019年の夏、このプロジェクトのうち、山中教授が「再生医療を実用化する基盤」と位置づける事業について、厚生労働省の大坪寛子審議官から「来年(2020年度)から国費は出しません」と、研究費の極端な削減を通告されたことが明らかになっています。

 大坪氏は、和泉洋人首相補佐官との「不倫疑惑」が取りざたされている人物で、さらに公費による度々の海外同行出張や「コネクトルーム」を利用した宿泊疑惑も発覚。国会で野党から厳しい追及を受けています。

 大坪氏とは、いったい「何者」なのか!? その疑問のIWJが迫っています。ぜひ下記の記事もあわせてお読みください。

※和泉首相補佐官と「不倫疑惑」の厚労省・大坪寛子審議官が密室で山中教授のiPS細胞研究費を95%削減するゴリ押し!? さらに年間1300億円の医療研究予算を分配する「日本の医療研究の本丸」をゆがめる事態へ!! 2020.2.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467351

なお、記事全文を閲覧するためにはIWJ会員への登録が必要です。独自コンテンツのアーカイブの一部閲覧・視聴等ができる一般会員は、月々1,000円(税抜)もしくは、お得にまとめて1年分10,000円(税抜)。すべてのコンテンツのアーカイブの閲覧・視聴できるサポート会員は、月々一口3,000円(税抜)から、もしくは、1年一口30,000円(税抜)からとなっています。入会金はいずれも無料です。詳細は下記よりご覧いただけます。この機会にぜひご検討ください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事の維新コンビが新型コロナウイルスの感染拡大を防止のために「大阪・兵庫間の往来自粛」を要請!? 「国からの要請」と主張するも、なんと「誤読」だった!? しかも間違いを指摘されて逆ギレ!開き直り!あげくにだんまり!

 大阪府の松井一郎市長(日本維新の会代表・大阪維新の会代表)が19日夕方、20日から22日までの3連休の間、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために大阪府・兵庫県間の不要不急の往来の自粛を呼びかけるよう国から通知があったことを明らかにしました。同日夜、吉村洋文知事(日本維新の会副代表・大阪維新の会代表代行)が、2府県間の往来を自粛するよう正式に要請しました。

※「3連休 大阪府~兵庫県の往来自粛を」大阪府知事 呼びかけ(NHK NEWS WEB、2020年3月19日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200319/k10012340171000.html

※大阪~兵庫間の往来自粛を呼びかけへ 厚労省が通知、3連休初日の明日から(Abema TIMES、2020年3月19日)
https://times.abema.tv/posts/7046725

 関西地方では、両県を中心に新型コロナウイルスの感染数が急増。21日午前10時時点で、大阪府で123人、兵庫県で101人の感染が確認されており、北海道(158人)、愛知(139人)、東京(129人)に次ぐ規模となっています。

※都道府県別の感染状況(累計・NHKまとめ)(NHK NEWS WEB、2020年3月21日)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

 しかしながら、果たして大阪と神戸をかかえる兵庫間という2府県の人の往来自粛が、感染拡大を防止するのに有効な策となり得るのでしょうか。吉村知事は記者会見で、今回の要請理由を「国の専門家から大阪・兵庫(間の往来)における緊急対策の提案をいただいた」と説明しました。

 ところが、大阪・兵庫間の往来自粛要請は国からの提案ではなく、なんと吉村知事の「誤読」だったことが発覚しました。

 吉村知事は20日、自身のツイッターで「厚生労働省コロナ対策本部クラスター班の専門家」が作成したとされる「大阪府・兵庫県における緊急対策の提案(案)」と題された資料を公開しました。

同資料では、「現状分析」として、①兵庫県で1人の感染者が2次感染者を生み出す平均値が1を超え、感染の急激な増加がすでに始まっていること、②大阪と兵庫で20日~27日の7日間で感染者が586人、28日~4月3日の7日間で感染者が3374人となるといった試算が示されています。

 同文書では、現状分析を踏まえた上での「必要な対策の方向性」として、手指衛生の徹底や休校の継続などといった項目が列挙されています。その中の一つ、「大阪府・兵庫県内外の不要不急な往来の自粛を呼びかける」といった項目に吉村知事は赤線を引き、以下のようにツイートしました。

 「厚労省から受けたこの提案を重視し、方針を決定した。単なる有識者やコメンテーターが作成したものじゃない。国がこの書類を持って大阪府と兵庫県にわざわざ説明に来て提案された。重要な事実と判断して外に出した。多くのコメンテーターはこんな数字なる訳ないと思うだろうが、僕は無視できない」。

※吉村洋文大阪府知事 ツイート(2020年3月20日)
https://twitter.com/hiroyoshimura/status/1240892069507256320

 しかしながら、「大阪府・兵庫県内外の不要不急な往来の自粛を呼びかける」というセンテンスを素直に読めば、「大阪・兵庫間の往来自粛」ではなく、「大阪府内外の往来」および「兵庫県内外の往来の自粛」が提案されていると解釈する方が自然です。

 大阪府(2区)選出で立憲民主党に所属する尾辻かな子衆院議員は、厚労省に確認の上、吉村知事の間違いを19日から指摘していました。

尾辻議員によると、提案されたのは大阪・兵庫の2府県間の往来ではなく「一般的な往来」であり、さらに、この提案は「国からの要請」ではなく、大阪府と厚労省、専門家の意見交換の場で、一つの意見として「紹介」された専門家のメモに過ぎないということも明らかにしました。「大阪・兵庫間の往来自粛」が「誤読」であるばかりでなく、「国からの要請」という主張が「虚偽」だったことが判明しました。

※尾辻かな子衆院議員 ツイート(2020年3月19日)
https://twitter.com/otsujikanako/status/1240628687147433985

※尾辻かな子衆院議員 ツイート(2020年3月19日)
https://twitter.com/otsujikanako/status/1240629197615190016

 ところが、厚労省に確認までした尾辻議員の冷静な指摘に対し、松井一郎大阪市長(日本維新の会代表・大阪維新の会代表)が逆ギレし、侮辱的な言葉で言いがかりをつけました。

 「無責任な国会議員は国難時においても言葉遊びでお気楽なもんです。我々、直接住民の命と向き合う首長にとって、国の通知と呼ぶか国からの提言と呼ぶかなんてどうでもいいこと、明日からの連休に向けて感染拡大のリスクを抑える事です」。

※松井一郎大阪市長 ツイッター(2020年3月20日)
https://twitter.com/gogoichiro/status/1240579396479541253

 さらに、松井市長はツイッターの一般ユーザー(WADAさん @WadaJP)にもかみつきました。

「国からの要請」という吉村知事と松井市長の主張に疑問を持った一般ユーザーが、大阪府の健康医療総務課に問い合わせ、「確認したが、国からの通知はきてない」との回答があったとツイート。松井市長は、このユーザーが「共産党支持」とプロフィールに示していることから、「政治的思惑があるのかもしれませんが、国難状況なのでデマはやめてなさい(原文ママ)」とデマ呼ばわりしました。

※松井一郎大阪市長 ツイッター(2020年3月20日)
https://twitter.com/gogoichiro/status/1240622790836776960

 その後、このユーザーは大阪府の健康医療総務課に問い合わせた際の音声データを「証拠」として公開。その途端、松井市長は一転してだんまりを決め込みました。

※WADAさん @WadaJP ツイート
https://twitter.com/WadaJP/status/1240590633909112833

 一方、兵庫県の井戸敏三知事は、大阪・兵庫の2府県間の往来ではなく「一般的な往来」の自粛を要請。期間も20日から22日の3連休だけではなく、「当面は、政府の専門家会議がある来週の火曜日までの呼びかけ」としました。吉村知事や松井市長に比べ、ファクトにもとづいた冷静な判断をしています。

 百歩譲って「誤読」は誰にでもあるとしても、厚労省にその解釈について確認を取らず、議員や市民からの指摘や批判に耳を傾けず、開き直って侮辱し、あげくの果てには過ちが証拠によって明らかになってもだんまりを決め込み謝罪も訂正もしない――。こうした吉村知事や松井市長の姿勢は、大阪府・市の首長として失格と言わざるを得ません。

 日本維新の会に関するIWJの記事はこちらからご覧ください。

※【特集】「ゆ」党再編の要!? 橋下徹と維新の「正体」
https://iwj.co.jp/wj/open/toruhashimoto_special

■3月も半ばを過ぎましたが、1日から14日までのご寄付・カンパは月間目標額585万円に対して24%の達成率にとどまっています! PCの買い替えも必要となり、期末に向けてIWJの財政状況は厳しさを増しています! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。

 今期第10期となるIWJは、昨期第9期に引き続き、あらゆる支出を見直し、岩上安身の報酬もそれまでの50%に削減した上で、1年間のご寄付・カンパの目標額を5400万円に設定しています。

 この5400万円を12か月で割ると、1か月あたりは450万円となります。期首の8月1日から2月29日までの7か月間のご寄付・カンパの目標額は、3150万円ですが、この7か月間のご寄付・カンパは2476万7097円にとどまり、約673万2903円の不足となっています。

 このため、3月1日以降の今期第10期の残り5か月間で、2923万2903円が集まらなければ、今期の目標額は達成できません。これを、1か月あたりの平均にすると、584万6581円となります。

 3月からのご寄付・カンパの目標額は、毎月約585万円となります。

 3月は半分が過ぎましたが、1日から14日までのご寄付・カンパは138万円で月間目標額の24%の達成率にとどまっています。期首の8月1日から3月14日までの総額で見ても2614万7097円と、この期間の目標額の77%の達成率にとどまっています。

 さらに、先日からお伝えしている様に、現在、IWJの創業時から使い続けてきたパソコンの寿命が尽きかけており、財政状況に加えて機材の状況もピンチとなっています。

 皆様から頂いた大切なご寄付・カンパによって活動しているIWJでは、できる限り経費を節約するために、2010年12月の創業時にまとめて買い入れたパソコン(PC)をずっと大切に使い続けてきました。

 ところがこれらの古いPCに搭載されている基本ソフト(OS)のウィンドウズ7のサポートが、今年1月に終了となりました。サポートが終了すると、ウイルス対策のためのアップデートがされなくなります。セキュリティー上、非常に危険になるので、そのまま古いOSでPCを使い続けるわけにはいかなくなります。

 会員の皆様の個人情報も多数扱うIWJでは、セキュリティー重視の観点から、先日、専門家の手によってこれら古いPCのOSを最新のウィンドウズ10に更新しました。

 ところがウィンドウズ10をインストールした直後から、起動や使用中の安定性などに不具合の起きるPCが続出。6台のPCは専門家から寿命と判断され、早急に買い換えなければいけなくなってしまいました。

 現在、社内で問題なく使えるPCの数が限られてしまい、通常業務にも大きな支障が起きています。

 また、「岩上安身によるインタビュー」を社外で行う場合、パワーポイントを映し出すためのモニターを持ち出しているのですが、視聴者の方から「画面が小さく、文字が読みにくい」というご意見をいただき、先日、画面の大きなモニターを1台、新たに購入いたしました。

 第10期の後半に入り、特に1月、2月に入ってからの、IWJの財政はますます厳しくなっています。そのような中で、今回のPC機材の新規購入は、セキュリティー確保のために、絶対に必要な設備投資なのですが、財政上は大きな負担となっています。

 どうか、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
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 なお、IWJでは毎期、決算報告を日刊IWJガイド、および会員向けメールでもご報告させていただいております。また、ホームページ上にも公開しており、過去の分とあわせていつでもご覧いただけます。

 IWJホームページの上端のメニューバーにある「ガイド・お知らせ▼」をクリックしていただき、プルダウンメニューから「IWJ決算報告」をご覧ください。

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 特定のスポンサーをもたないことで、真の報道の自由を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。3月18日現在の会員数は4751名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。早く5000名様に再到達したいと願っています。

 IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを1か月間何度でもご覧いただけます。まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録をお願いいたします!

 現在一般会員の方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!

 サポート会員にご登録いただくと、全てのIWJのコンテンツをいつでもお好きな時に何度でもご覧いただけます。また、サポート会員の比率が高まれば、その分だけIWJの経営は安定します!

 また現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください!会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

 会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
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 IWJの有料会員制度は1ヶ月1000円、支払いをまとめてお得な1年1万円の一般会員と、1ヶ月3000円、まとめてお得な年3万円からのサポート会員の2種類です(全て消費税別)。会費は、クレジットカード、銀行振込(ゆうちょ銀行を含む)でお支払いいただけます。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
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■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します! 地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能。コロナ感染リスクが高い東京の「通勤ラッシュ」も避けられます!! ぜひご応募ください!

 IWJではテキスト班、動画班、事務ハドル班などの一部で、コロナウイルスショックに見舞われる前から、在宅テレワークでの働き方を進めています。

 テキスト班は、リサーチや記事執筆、岩上安身のインタビューのパワーポイント作成や、この日刊IWJガイドの執筆などを在宅でお願いしています。

 動画班では、お住いの地域での中継スタッフをお願いします。動画編集が得意な方であれば、在宅でYouTubeのIWJアカウント「Movie Iwj」用の動画編集をお願いいたします。

 事務ハドル班は、岩上安身のインタビューのアポイントやIWJの日々の中継の手配、取材交渉などを、在宅でお願いいたします。

 首都圏近郊にお住まいであれば、週のうち何日かは事務所に出勤、残りは在宅テレワークという働き方も可能です。東京から離れた、通勤はまったく無理な地方の方も、在宅テレワークで働くことが可能です。

 また、IWJには借り上げ社宅という制度もあります。都内のIWJの事務所の近くに会社が借り上げたワンルームマンション等に、住居費の半額を支払って住み、通勤時間ゼロで仕事をすることができます。

 東京は家賃が高く、安い家賃の物件を探そうとすると、都心からかなり離れないと見つけられません。そのために他の都市圏では考えられないほどの超長時間の遠距離通勤が「当たり前」とされているのです。

 しかも、通勤時間帯では、他の地方では考えられないほどのラッシュとなり、「換気の悪い、密閉空間」に閉じ込められるわけで、コロナ感染のリスクがきわめて高い状態にさらされ続けることになります。その点からも、満員電車のラッシュは避けるに越したことはありません。

 地方にお住いの方でも、また、首都圏でも都心までは遠距離で毎日通うのは大変、という方でも、ぜひご応募ください!

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 進路として、報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、上記応募フォームより、ぜひご応募ください!

■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します! 時給1400円~にアップしました! 映像編集ソフト(Premiere, Aftereffect)やhtml、cssの知識、WordPressの実務経験ある方を歓迎します!

 現在、IWJではYouTubeに力を入れています。動画班では、撮影だけでなく、動画の編集経験者も募集しています。

※Movie Iwj
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos

 映像編集ソフト(Premiere,Aftereffect)での実務経験のある方を歓迎します。IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトのスキルがあればなお可です。

 経験・技術のある方は、これまで時給1300円からのスタートでしたが、時給1400円からのスタートにアップしました!

 また、ウェブ班でもYouTube動画のサムネイルデザインなどを行っています。

 ウェブ班で必要なスキルは、html、cssの知識およびWordPressでの実務経験ですが、IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトが扱える方は歓迎します。php、javascriptなどが使える方も歓迎します。

 面談の際に、履歴書と成果品(作品)を持参してください。

 取材内容を把握し、必要なカットを無駄なくつなぐ編集センス、視聴者の目を引く効果的なサムネイルデザイン、発言者のセリフを伝える字幕、場面を盛り上げる効果的な音楽などでIWJのYouTubeアカウントを盛り上げてください!

■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任を持って携わっていただける方の時給は、これまで1350円からのスタートとしていましたが、新年より1500円からのスタートと、大幅にアップすることにいたしました!

 パワポ作成には書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集しています。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業は、パワポ作成の担当にかかわらず、すべてのテキスト班スタッフの共通の仕事となります。パワポ作成には関われないが、他のテキスト班の業務は可能という方は、時給1300円からのスタートになります。

■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~

 IWJではカメラを持って現場へ行き、中継と取材を行う記者を募集しています。機動力が求められますので、運転免許をお持ちの方、特に運転に慣れている方は大歓迎です。体力のある方であれば、男女は問いません。

 動画未経験の方は時給1100円からのスタートになります。また、取材した動画に添える記事も書ける方は、時給1200円からのスタートとなります。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~

 事務班は電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、イベント開催の準備など、IWJの中核となる岩上安身のスケジュール管理という、まさに屋台骨となる重要なお仕事です。

 ハドル班は岩上安身以外の記者・カメラマンの中継のアポ取りや取材の手配をしたり、再配信や録画配信の予定を立てるのが主なお仕事です。こちらのお仕事の希望者も募集しています。IWJのヘビーユーザーで過去のコンテンツをよく知っているという人には有利な職種です。

 時給1150円からのスタートですが、特にスケジューリングの実務経験のある方、企業の秘書・マネージャー業種の経験のある方は、時給1200円以上からのスタートと、さらに優遇します!是非ご応募ください!

■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!

 コロナウイルスが蔓延して、日常生活においても感染が心配な日々が続きますが、IWJでは、スタッフが一律に定刻に出社退社するという制度になっていません。創業期からですが、機能的に仕事をするために無意味な通勤ラッシュを避けて時差通勤を徹底しています。また、体調が悪いが欠勤するほどではないという時などは、職務内容にもよりますが、柔軟に在宅テレワークに切り替えることも、かねてより実践しています。

 そしてもう一点、残業代不払いは一切なし! 同時に無駄な会議もありません! ホウレンソウや引継ぎ等は、おおむねメーリングリストやメール、LINEなどですませています。スタッフが総勢顔をそろえて延々と無駄な会議をやることも、意味のない形式だけの朝礼をすることもありません。無駄な時間は使わず、集中して業務に取り組み、チームワークを発揮するというのがIWJのポリシーです。

 すべての班に共通して、スタート時はアルバイトとなりますが、実績次第で契約社員、正社員への昇格が可能です。正社員の定年は65歳で退職金も会社として積み立てています。

 また、通勤交通費や業務中に移動した交通費、および仕事上必要になった経費やカメラ・PCなど必要な備品も会社が別途支給します!

 なおIWJでは、全職種で、残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。

 メディア業界はどこも、「裁量労働制」(注)をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。

 IWJでは、記者職・編集職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、6時間ごとの休息もとらせ、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代不払い」などは一切ありません!

(注)「裁量労働制」は何時間働いても一定時間の労働と「みなす」制度です。専門職など労働者の裁量で時間管理するとされますが、経営側に都合の良い「定額働かせ放題」になりがちなのが実態です。「みなし残業」も、何時間残業しても一定時間の残業と「みなす」制度です。「固定残業代」というのも同じです。要するに労働者を長時間「働かせホーダイ」にし、その賃金を支払わずにすませるトンデモない制度なのです。

 裁量労働制の問題については、岩上安身による明石順平弁護士へのインタビューをご覧ください。

※「低賃金・長時間労働」その結果としての「過労死」の元凶は「残業代不払い」!! ~「裁量労働制」が労働者を殺す!~岩上安身によるインタビュー
第979回ゲスト『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465264

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、國府田響、近藤ゆり、木原匡康)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】