日刊IWJガイド「参院選で9議席も減らしながら『改憲議論をすべきという国民の審判』!? 改憲スケジュールまで提示した安倍総理の呼びかけに国民民主の玉木雄一郎代表は『憲法の議論には参加する』!」 2019.7.24日号~No.2505号~(2019.7.24 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 参院選で9議席も減らしながら「改憲議論をすべきという国民の審判」!? 改憲スケジュールまで提示した安倍総理の呼びかけに国民民主の玉木雄一郎代表は「憲法の議論には参加する」!
┠■【中継番組表】
┠■参議院選秋田選挙区はイージス・アショア配備反対の寺田静候補が24万2,286票を獲得し当選!イージス・アショア秋田配備問題で防衛省より回答がIWJに届く! 複数の弾道ミサイルにも対処できる!? ハワイ防護とは関係ない!?
┠■IWJスタッフの参院選取材手記【1】
┠■7月末のIWJ第9期期末まであと8日! 今期のご寄付・カンパの年間目標額達成まで、あと100万円を切りました! どうか皆様、IWJが日本の運命を左右するこの夏を乗り切れるよう、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!
┠■IWJが警告していた通りの事態に! 参院選後に手の平を返して、政府与党は米国の要請で対イラン戦争を念頭に有志連合入り!? 改憲発議のためにあと4議席! 野党議員の切り崩し工作開始! 紙一重で踏みとどまった日本の立憲民主主義! 憲法に緊急事態条項を入れさせてはいけない!!「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」で全登壇者が危機感を共有! 7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方限定で、シンポジウムの録画アーカイブを8月15日まで自由にご覧いただけます!/岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
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■はじめに~参院選で9議席も減らしながら「改憲議論をすべきという国民の審判」!? 改憲スケジュールまで提示した安倍総理の呼びかけに国民民主の玉木雄一郎代表は「憲法の議論には参加する」!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 7月21日に投開票となった参院選の結果は、「自民党の大敗」だったというべきではないでしょうか。改選前の66議席から9議席も減らして57議席しか獲得できなかったからです。与党の公明党が改選前の11を上回る14となったために、与党として過半数を超えたというだけです。創価学会信者の動員力に依存した過半数維持でしかありません。民意は、安倍総裁が公約に掲げた改憲を否認したということではないでしょうか。

※参院選2019開票速報(NHK、2019年7月22日)
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/2019/

 ところが、この安倍総理の参議院選挙の総括は驚くべきものです。改憲を掲げて参議院選挙を戦い、9議席も減らして大敗したにもかかわらず、安倍総理は参院選投開票日の7月21日夜、民放の選挙特番の中で、「改選議席の過半数を得ることができた。結果として(改憲の)議論をすべきではないかという国民の審判だったのだろう。私の使命として、残された任期の中で当然挑んでいきたいと考えている」と、あたかも改憲が民意であるかのような、都合のいいコメントを残しています。

※安倍首相、憲法改正「『議論すべき』という国民の審判」(朝日新聞デジタル、2019年7月22日)
https://www.asahi.com/articles/ASM7P4D1HM7PUTFK002.html

 さらに安倍総理は、自らの総裁任期である2021年9月までに憲法改正の国会発議と国民投票を目指すと、改憲スケジュールまでも具体的に明らかにしました。

※改憲の国民投票、首相「21年9月までに」 (日経新聞、2019年7月21日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47601010R20C19A7MM8000/

 昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしたように、自民、公明、維新の改憲勢力の議席数は参議院での改憲発議に必要な3分の2まで、あとわずか4議席足りないだけです。衆議院での改憲勢力はすでに2/3に達しており、衆議院ではいつでも発議が可能な状態です。このため、与党が参議院での多数派工作を加速させることは間違いないでしょう。

※衆議院の会派名及び会派別所属議員数(衆議院、2019年7月11日現在)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/kaiha_m.htm

 実際、安倍総理は21日夜のコメントで「国民民主党の中には、少なくとも議論はしていくとの考え方を持っている方がいるだろうと思う」と語り、呼応するかのように国民民主党の玉木雄一郎代表は22日未明の記者会見で「憲法の議論には参加する。環境をきちんと整えてほしい」と語っています。(上記日経記事)

 この安倍総理の「2021年9月までに改憲発議と国民投票の実施を」というスケジュールの表明を受けて、岩上安身は次のようにツイートしています。

 「東京五輪が2020年夏。衆議院の任期満了が2021年10月21日。五輪の余韻のあるうちに改憲発議、国民投票へ持ち込む算段だろう。衆院選の前に改憲の国民投票。つまり改憲阻止の国民運動は今から始めないと(間に合わない)。五輪後では遅い。→2021年改憲の国民投票、首相『21年9月までに』」

※岩上安身のツイート(2019年7月23日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1153326974212833281

 参議院選挙の自民党の大敗を踏まえると、改憲の発議・国民投票のタイミングは、衆議院選挙前で、五輪の余韻のあるうち、つまり、2020年夏から2021年10月(任期満了は10月21日)までの期間の可能性が高いのではないでしょうか。それまでに、国民民主党などから切り崩していって、あと4議席、改憲派を仕立て上げればいいのです。

 参議院選挙の結果を受けて前川喜平前文科事務次官は次のようにツイートしています。

 「アベ自民党は4項目改憲案を引っ提げて改憲を訴えたが、単独過半数は得られなかったし、維新・公明の補完勢力を加えても発議に必要な3分の2に届かなかった。アベ改憲は退けられたのだ。もう改憲を口にするな」

※ 前川喜平氏のツイート(2019年7月21日)
https://twitter.com/brahmslover/status/1153151394821525504?fbclid=IwAR00ioDn4yZz-VojTSwLat7XyrTmiyoe44uG70RS_oJNC1mm-hEVDihINNE

 これが民意を踏まえた健全な「論理的判断」というものではないでしょうか。

 ニューヨーク・タイムズや南ドイツ新聞、ル・モンドなど主要な海外メディアの第一報も、改憲勢力が改憲発議に必要な2/3を占められなかったという点で共通しています。改憲は民意によって明確に否認されたのです。

 ニューヨーク・タイムズは、与党が過半数維持し安倍総理が日本史上で最長任期の総理となった点を報道し、改憲発議に必要な2/3議席は達成できなかったと伝えています。

※ Shinzo Abe Declares Victory in Japan Election but Without Mandate to Revise Constitution(New York Times、2019年7月21日)
https://www.nytimes.com/2019/07/21/world/asia/japan-elections-2019.html?smid=fb-nytimes&smtyp=aut&bicmlukp=WT.mc_id&bicmet=1419773522000&bicmst=1409232722000&bicmp=AD&fbclid=IwAR1ovIOcyjZ0FFvCr7lAFDrXayI33xP2dVTwuAEzAqFOfyrfPBmFtc1sRug

 南ドイツ新聞は、与党は少数の議席を失うも参議院で依然として最大勢力を維持したと伝え、しかし安倍総理は真の目標を達成できていないと述べて、改憲発議に必要な2/3議席は達成できなかったと報道しています。投票率が約49%の低さだった点も伝えています。

※ Klare Mehrheit fuer Premier Abe(Sueddeutsche Zeitung、2019年7月21日)(※1)
https://www.sueddeutsche.de/politik/wahl-japan-abe-1.4533435?fbclid=IwAR3ooZNeubnsqS-vvZjWAnfS9J1iOrvNoWCMJ5PuoWZCuz_c0D-X9Od5fx8

(※1)「fuer」の表記は(ウムラウト)を使用しますが、機種依存文字にあたり、日刊IWJガイドをメールで送信できなくなりますため、本ガイドでは「ue」と表記させていただいております。なにとぞご了承ください。

 ル・モンドは、与党が過半数を維持したが、改憲発議の2/3議席には届かなかった点を伝え、安倍総理が日本の総理任期の最長記録を更新すると伝えています。安倍総理の任期は2021年までで、この11月に1901年から1913年まで首相だった桂太郎の記録を更新するとしています。投票率の低さにも触れ、期日前投票で1,700万人が投票しても投票率は48%程度だったと伝えています。

※ Senatoriales au Japon : une victoire large mais pas complète pour le parti de Shinzo Abe(Le Monde、2019年7月22日)(※2)
https://www.lemonde.fr/international/article/2019/07/22/senatoriales-au-japon-une-victoire-large-mais-pas-complete-pour-le-parti-de-shinzo-abe_5491914_3210.html?utm_term=Autofeed&utm_medium=Social&utm_source=Facebook&fbclid=IwAR10a0yfO8allaOAuHwZ47zR5pLb_TyQkbeWtpOV0TsZVv_pMmhILWnX6m4#Echobox=1563762905

(※2)「Senatoriales」の表記は(アクサンテギュ)を使用しますが、機種依存文字にあたり、日刊IWJガイドをメールで送信できなくなりますため、本ガイドでは「e」と表記させていただいております。なにとぞご了承ください。

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◆中継番組表◆

**2019.7.24 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】10:30~「第19回 原子力規制委員会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 第19回 原子力規制委員会を中継します。これまでIWJが報じてきた原子力規制委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【IWJ_Youtube Live】16:30~「イスラエルに肩入れしイランを敵視するトランプ米政権における「ネオコン復活」の象徴・ボルトン大統領補佐官が参院選翌日に来日! 日本政府は選挙直後から『改憲と戦争』に前のめり! 岩上安身による『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長・役重善洋氏インタビュー第5弾」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身による『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた役重善洋氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%BD%B9%E9%87%8D%E5%96%84%E6%B4%8B

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◆中継番組表◆

**2019.7.25 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch2】17:45~(予定)「福島第一原子力発電所『中長期ロードマップの進捗状況』に関する記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。「中長期ロードマップの進捗状況」の記者会見は、毎月1回開催されています。これまでIWJが報じてきた「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記事は以下のURLからご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/medium-to-long-term-road-map

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「次の国会での発議は難しい」と質問をかわす玉木雄一郎代表!IWJ記者に改憲発議がなされた場合の党の対応を問われて!~7.21 第25回 参議院選挙 国民民主党 開票センター
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453825

新聞・テレビの存在基盤が失われつつあるということを認識してほしい! れいわ新選組の候補者それぞれが挑んだ日本のシステムの機能不全!~7.21 第25回 参議院選挙 れいわ新選組 開票センター
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453828

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■参議院選秋田選挙区はイージス・アショア配備反対の寺田静候補が24万2,286票を獲得し当選!イージス・アショア秋田配備問題で防衛省より回答がIWJに届く! 複数の弾道ミサイルにも対処できる!? ハワイ防護とは関係ない!?

 イージス・アショアの配備問題で注目されていた参議院選秋田選挙区は、配備反対の姿勢を明確にした野党統一候補で無所属の新人、寺田静氏が24万2,286票獲得して当選しました。配備を進める自民党の現職候補に2万1067票差をつけての当選でした。自民党の現職、中泉松司氏は配備の賛否は明確にしていませんでした。

※ 寺田静氏が当選 参院選秋田選挙区(秋田魁新報、2019年7月21日)
https://www.sakigake.jp/news/article/20190721AK0026/

 配備問題という争点がはっきりしており、しかも有権者の多くが配備に反対している場合、問題の争点を意図的に隠すのは自民党の常套手段です。自党の主張に根拠と自信があるなら、堂々と主張して戦えばいいでしょう。

 ちなみに、この秋田選挙区を取材したフリージャーナリストの横田一氏によると、投開票日に中泉松司候補の選挙事務所での取材を拒否されたとのことです(抗議をして後に撤回)。理由は自民党本部の閣僚演説担当の瀬沼氏が中泉氏の秘書に対し、選挙事務所への横田氏の取材の拒否を指示していたためとのことです。

 また、諸派新人として第三の候補が秋田選挙区から出た点も注目されます。第三の候補、石岡隆治氏は、秋田とは無関係の神奈川相模原市出身の元海上自衛官です。公示日に街頭演説も行わず、県内に選挙事務所も置かず、主張は「NHKを見たい人だけが受信料を払うスクランブル放送にするという1点を訴える。共感していただける人が少なからずいると思う。一票でも多く得票できればと思っている」というシングルイシューの候補でした。当選ではなく票の分散を目的にした候補だったと疑われても仕方がないでしょう。

※ 秋田選挙区立候補者(秋田魁新報)
https://www.sakigake.jp/special/2019/saninsen/profile/s_003.jsp

 このイージス・アショアの秋田配備問題に関して、IWJは、6月25日に、防衛省に対して3つの質問をファックスで送りました。これに対して7月18日に防衛省大臣官房広報課報道室より回答が寄せられました。それをご紹介します。

(IWJの質問1)

1.『毎日新聞』(2019年6月24日付け)が、「『イージス引き受けないのは非国民との批判、県内外から』秋田の佐竹知事が明らかに」と題した記事で、秋田県が、イージス・アショアの配備に消極的であることに対して、佐竹知事を非難・批判する意見が県の内外から寄せられていると報道しています。

※ 「イージス引き受けないのは非国民との批判、県内外から」秋田の佐竹知事が明らかに(毎日新聞、2019年6月24日)
https://mainichi.jp/articles/20190624/k00/00m/010/155000c

 この報道の中で、佐竹知事を非難・批判する内外の意見として次の4つが挙げられています。「(イージス・アショアを引き受けないのは)非国民だ」「秋田県には原発もなく、日本の何の役に立っているのか」「知事辞めろ」「(国からの交付金など)見返りを踏まえて引き受けを考えるべきだ」

 このほかにも、IWJが独自に秋田県に取材したところ、「国防を強化する必要がある」「国防は国の最優先課題である」「国防に協力するのが自治体の役目」といった意見もあるとのことです。これらの意見に共通するのは、「秋田県は国のために存在し、国に従うべきだ」というトーンです。これらの意見は地方自治法の趣旨から大きく外れています。

 とくに、注目すべきは、配備計画を受け入れないのは「非国民」だという意見です。秋田県によれば、約60%が配備に反対の意見だとのことですが、約30%が賛成の意見で、その30%の中にこうした戦前を思わせるような発想の意見が入っているとのことです。

 こうした非難・批判は、秋田県に確認したところ、発信元を確認できたわけではないが、一人の人が多数の意見を送ったのではなく、意見の数だけ発信者が存在する感じだったとのことです。ネトウヨでもない一般の市民が多数、イージス・アショアの秋田県配備問題をめぐって、戦前回帰とも取れるような意見で現職知事を非難しているのです。

 この状況を作った根源は、防衛省のイージス・アショアの秋田県への配備計画にあります。現在、秋田県に集まっている戦前を思わせるような非難について、また、こうした状況を作った直接の責任についていかがお考えでしょうか。

(防衛省の回答)

1. 秋田県知事や秋田県に対して寄せられている意見の逐一について、防衛省としてコメントすることは差し控えさせていただきます。

2.その上で申し上げますが、我が国の防衛を考える上では、北朝鮮が我が国の全域を射程に収めるミサイルを数百発保有・実戦配備し、同時発射能力の向上や、奇襲的な攻撃能力の向上を図ってきたことから目を背けることはできません。

3. また、現状のイージス艦では、整備・補給で港に戻る隙間の期間が生じることは避けられず、長期間の洋上勤務が繰り返される乗組員の勤務環境は極めて厳しいものになっています。

4. イージス・アショア2基の導入により、

・我が国全域を24時間・365日、切れ目なく防護することが可能となり、隊員の負担も大きく軽減されます。

・また、ロフテッド軌道のミサイルや、同時発射された複数のミサイルへの対処能力も大きく向上します。

5. このように、イージス・アショアは、我が国の安全に大きく寄与するものと考えています。

6. なお、今後は、一連のミス・不適切な対応を踏まえ、説明内容について確認と見直しを実施し、住民の方々に対して正確に、かつ、より分かりやすくご説明できるように、しっかりと準備し、信頼を回復できるよう、誠心誠意取り組んでまいります。

(IWJの質問2)

2. そもそも、イージス・アショアの配備は、北朝鮮の弾道ミサイルを前提にしていますが、弾道ミサイルがどこからいつ発射されるのか、わからなければ、軌道計算できず、撃ち落とすことは不可能です。元外務省国際情報局長の孫崎享氏によれば、日本をカバーするノドン型弾道ミサイルは、200発から300発が実戦配備されているとのことです。これらのミサイルは、どこから、どのタイミングで発射するのか不明で、イージス・アショアでこれらをすべて撃ち落とすことは、どう考えても不可能です。

 また、仮に、秋田に配備されるイージス・アショアが、米軍のハワイ基地に向かう北朝鮮の長距離弾道ミサイルを防衛するのが目的だとしても、長距離弾道ミサイルも、移動することが可能です。しかも、長距離弾道ミサイルの速度は、イージス・アショアのミサイルの速度を大きく上回ります。イージス・アショアのミサイルは、長距離弾道ミサイルに追いつくことができないために、事前に発射場所と発射タイミングを知らなければ、軌道計算はできません。イージス・アショアで長距離弾道ミサイルを撃ち落とすことは技術的に不可能です。こうした無意味な配備計画を推進する理由はどこにあるのでしょうか。

(防衛省の回答)

【同時対処能力】

1. 我が国のBMD(弾道ミサイル防衛)システムについては、その能力の詳細は、個別具体的な能力に関する内容であり、我が国の手の内を明らかにすることになるため、従来より、お答えは差し控えておりますが、複数の弾道ミサイル発射に対しても対処する能力を有しています。

2. また、

・イージス・アショアに搭載される最新鋭レーダーは、従来型に比べて、能力が大きく向上していること

・このようなイージス・アショアのレーダーの高い能力を生かし、海自イージス艦と緊密に連携し、海自イージス艦からも迎撃ミサイルを発射することにより、複数の弾道ミサイルによる攻撃へも効率的に対処できること

などから、イージス・アショアの導入によって、同時対処能力など、我が国の弾道ミサイル防衛能力は飛躍的に高まることとなります。

【米国向けの弾道ミサイル】

3. イージス・アショアを含む我が国のBMDシステムの性能・能力及び配置等については、あくまでも我が国領域を防御する観点から決定されているものです。イージス・アショアの配備候補地についても、ご指摘の「ハワイ防護」とは関係がありません。

4. その上で申し上げれば、実際の迎撃においては、弾道ミサイルの発射後に、自衛隊のレーダーで探知・追尾し、迎撃ポイントまでSM-3ミサイルを誘導した上で、弾道ミサイルを迎撃することが可能です。じっさいに、SM-3ブロックⅡAを用いた迎撃実験においては、事前に発射地点を特定しない前提で実施しており、この条件下でも模擬標的の迎撃に成功しております。

(IWJの質問3)

3. 6月25日のブルームバーグの記事によると、トランプ大統領が、日本との安全保障条約を破棄する可能性についての考えを側近に示していました。日本が攻撃されたときには、米国が援助することを約束していますが、米国が攻撃された場合に日本の自衛隊が支援することは義務付けられていないことから、不公平だという理由です。

※トランプ大統領、日米安保条約破棄の考え側近に示していた-関係者(ブルームバーグ、2019年6月25日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-25/PTMUOE6TTDS801

 このように、安保条約それ自体に米国が疑義を呈している状況は、さらなる米国からの兵器購入への圧力になるのではないでしょうか。一つは、条約廃棄されたときの備えとして、二つには、この発言自体が、米国の揺さぶり、あるいは恐喝として受け取れるからです。①トランプ大統領のこの発言をどのようにお考えでしょうか。②また、このように、何重にも、兵器を押し売りしてくる同盟国とはいったいなんでしょうか。③本当に、日米安保は国益につながっているのでしょうか。以上3点について防衛省のお考えをお聞かせください。

(防衛省の回答)

 本件については、外務省にお問い合わせ願います。

 以上が、防衛省の回答です。

 防衛省は、秋田県に寄せられた「非国民」をはじめとする非難の責任については直接答えず、イージス・アショア導入によるミサイル対処能力の向上と隊員への負担軽減を強調しています。質問1の趣旨は、イージス・アショアの導入によって、戦前を思わせる「非国民」という言葉が当たり前に用いられる空気が形成されてしまっていることに対しての防衛省の責任についてです。これに対する防衛省の回答は、この問題に対する防衛省の無自覚さがはっきりと現れています。

 質問2では、その肝心のイージス・アショアの防衛上の効果について明確に疑義を呈しているにも関わらず、それに答えていません。日本をカバーするノドン型弾道ミサイルは、200発から300発が実戦配備されており、それらで同時多発的に攻撃された場合、防ぐ手立てはあるのか、という問いに対して、防衛上の秘密を盾にして「複数の弾道ミサイル発射に対しても対処する能力を有しています」という形だけの回答に終始しました。

 複数と言っても2発、3発を問題にしているのではありません。100発オーダーで、しかも、連続的な攻撃のケースを尋ねているのです。防衛省は、発射地点を特定しない実験で模擬標的の迎撃に成功したと胸を張っていますが、たかだか単発の模擬標的でしかありません。現実に実戦配備されているのは、200発から300発なのです。

 イージス・アショアの2基の配備は、それ自体、防衛上、何の意味もなく、気休めにもなりません。米国に向かう長距離弾道ミサイルの迎撃については、建前上、「ハワイ防護」とは言えないため、その迎撃の可能性については言及すらできません。

 こんないい加減な税金の無駄使いに対して、秋田県の有権者は、きわめてまっとうな判断を下したと言えるでしょう。安倍政権と米国は、秋田県の民意に耳を傾けるべきでしょう。

 イージス・アショアの秋田配備ついては、フリージャーナリストの横田一氏が、IWJへの特別寄稿の中で、外務省勤務の経験を持つ国民民主党の玉木雄一郎代表(元大蔵財務官僚)に、取材しています。ぜひお読みください。

※ 【特別寄稿】与党側の野党分断工作!? 参院選で改憲勢力3分の2割れが濃厚の中、改憲発議の鍵を握る国民民主党に安倍総理が秋波! 2019.7.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453753

■IWJスタッフの参院選取材手記【1】

 IWJで動画班に所属しております、須原拓磨と申します。今回の参院選で、私は山本太郎氏率いる「れいわ新選組」の記者会見や街頭演説を中継することが多かったため、「れいわ新選組」の街頭演説について少し書きたいと思います。

 私が最も印象に残っている現場の一つは、7月14日(日)に、信濃町駅北口・創価学会本部前で、れいわ新選組の野原善正候補(東京選挙区)が行った街頭演説です。

 この演説は当初、創価学会本部前で演説をするとは告知されておらず、信濃町駅北口で行うと告知されていました。しかし、沖縄創価学会壮年部の野原氏が信濃町で演説を行うということは、公明党や創価学会を意識しているであろうと予測できたためか、大手メディアも何社か撮影に来ていました。

 雨にもかかわらず、現場はたくさんの聴衆で溢れていました。中でも、創価学会員とみられる方が三色旗を振る中、野原氏が創価学会本部前で「公明党は『平和・福祉』という立党の精神に戻ってもらいたい!」と堂々と主張したのは、特に印象に残っています。

 この現場のハイライト動画は、現在までに約3万6千回再生されており、多くの方に御覧いただいています。全編動画、ハイライト動画は、以下のURLから御覧いただけます。

※れいわ新選組・野原善正候補が創価学会本部前で演説!「公明党は『平和・福祉』という立党の精神に戻ってもらいたい!」~参院選 れいわ新選組 東京選挙区 野原善正候補 街頭演説 2019.7.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452916

 こうした取材ができるのは、IWJ会員の皆様、ご寄付・カンパでご支援をしてくださっている皆様のおかげです。こうした報道が続けられるよう、是非これからもご支援をよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちら
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 今回の参院選の結果をうけ、皆様は様々なことに思いを巡らせていることと思いますが、私は今回の選挙で投票率が50%を下回ったことが、一番深刻な問題だととらえています。

 大雨や台風の影響もあったと思いますが、2人に1人は投票に行っていないことになります。

 大手メディアの報道姿勢が原因だという指摘もあり、実際にそれは要因の一つになっているのかもしれませんが、一人ひとりが「どうしたら投票に行かない人が、投票所に足を運ぶのか」ということを今一度、考える必要性があると感じた次第です。

■7月末のIWJ第9期期末まであと8日! 今期のご寄付・カンパの年間目標額達成まで、あと100万円を切りました! どうか皆様、IWJが日本の運命を左右するこの夏を乗り切れるよう、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!

 7月が決算月であるIWJは、今期第9期も残りあと8日となりました。

 この日刊IWJガイドでもお伝えしていましたが、今期のIWJの財政は非常に厳しく、一時は1000万円を超える赤字予想となりました。

 しかしながら、皆様からの温かいご支援のおかげで、今期のご寄付・カンパの年間目標額達成まで、あと100万円を切りました! ご支援くださった皆様には、心よりお礼申し上げます。ご寄付・カンパに際しまして、以下のあたたかいメッセージをいただきました。ご掲載させていただきますとともに、感謝申し上げます。

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 今回、ささやかながら寄付をお送りすることにしたのは、IWJ発信の貴重な情報に常々感謝しているからです。特に、会員になっていなければ絶対に見聞きできなかったであろう素晴らしい方々への、岩上さんによるインタビューには、いくら感謝してもし足りません。

 最近では、坂本雅子先生のお話がすばらしくて、何回か聴きなおしています。女性へのインタビューでは、舩田クラーセンさやかさん(2014.3.21)のもの、小笠原みどり氏(2017.8.17)のものも強く印象に残っています。

 サポーター会員になっているので、これらも繰り返し聴いています。大手メディアでは言及もされないであろう、様々な分野の有能でユニークな方々を、これからも是非ご紹介ください。そのためにも、皆様のご健康をお祈りしています。

・・・70歳の年金生活者より(匿名希望)
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 名古屋経済大学・名誉教授 坂本雅子氏、舩田クラーセンさやか氏、小笠原みどり氏のインタビューは、ぜひ以下のURLからご覧ください。

※電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 2019.6.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450800

※「企業」による資源収奪が続くアフリカへ進出する、安倍政権の思惑 ~世界トップクラスのアフリカ研究者・舩田クラーセンさやか氏に岩上安身がインタビュー 2014.3.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130483

※共謀罪と監視社会―― スノーデン文書により明かされた日本政府とNSAの関係とは? 岩上安身による元朝日新聞記者・ジャーナリスト 小笠原みどり氏インタビュー 2017.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/395679

 経費は節約しておりますが、米国からの中東有志連合への参加の要請、韓国との外交問題の悪化、そして何より国会での改憲発議のための多数派工作と、参院選直後でも、報道の手を緩めるわけにはいきません。

 皆様に必要な情報をお届けできるよう、岩上安身、スタッフ一丸となって全力を尽くしますので、どうぞご支援のほどお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■IWJが警告していた通りの事態に! 参院選後に手の平を返して、政府与党は米国の要請で対イラン戦争を念頭に有志連合入り!? 改憲発議のためにあと4議席! 野党議員の切り崩し工作開始! 紙一重で踏みとどまった日本の立憲民主主義! 憲法に緊急事態条項を入れさせてはいけない!!「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」で全登壇者が危機感を共有! 7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方限定で、シンポジウムの録画アーカイブを8月15日まで自由にご覧いただけます!/岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!

 IWJでは6月30日、「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催しました。

 シンポジウムは3つのテーマについて、以下のようなプログラムで進行しました。

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第一部 「日米関係(日米安保・日本の対米従属路線)」
・京都精華大学専任講師・白井聡氏講演「『戦後の国体』の末期段階 安倍晋三政権の腐敗・迷走は、『戦後の国体』と化した日本の対米従属構造がその崩壊期を迎えたことの反映である 」
・ジャーナリスト・吉田敏浩氏講演「『日米両政府を拘束する』 日米合同委員会と横田空域」
・白井氏、吉田氏と岩上安身によるクロストーク

第二部 「経済政策・財政の現実-莫大な財政赤字」
・明石順平弁護士講演「賃金とGDPとMMTについて」
・エコノミスト・田代秀敏氏講演「100年不安:年金、MMTそして中国」
・明石氏、田代氏と岩上安身によるクロストーク

第三部 「改憲・緊急事態条項・ナチスドイツ化」
・永井幸寿弁護士「憲法に 緊急事態条項は必要か 」
・東京大学大学院・石田勇治教授「20分でわかるナチスの『手口』と 緊急事態条項」
・永井氏、石田氏と岩上安身によるクロストーク

登壇者全員と岩上安身によるクロストーク

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 4時間半に及んだこのシンポジウムでは、対米従属の問題の本質や、日本が直面している金融財政危機と今話題のMMT理論、また、6月の大阪G20会議で急展開を見せた米中関係について、さらに安倍政権が狙う改憲に含まれる緊急事態条項の危険性とナチスドイツがどのように授権法を手にしたのかなどを、豪華ゲストの方々がそれぞれの専門分野の知見をもとに講演しました。最後のクロストークでは、「緊急事態条項」を憲法に入れられてしまえば、日本は取り返しのつかないことになってしまうという意見で一致しました。

 石田教授は「よく今の日本はナチス前夜かと問われるが、違うと答えてきました。なぜならまだ現行憲法に緊急事態条項が入っていないからです」と語りました。しかし、と石田教授は続けて「緊急事態条項が入ってしまえば、ナチス前夜ということになります」と警鐘を鳴らしました。

 永井弁護士は「被災者を改憲のだしに使うな」という東日本大震災の被災者の言葉を紹介し、さらに「いったん緊急事態条項を憲法の中に入れてしまえば二度と戻りません。覆すことはできない。だから入れる手前で食い止めなければいけないんです」と釘を刺すように語りました。

 今回のファンドレイジングシンポジウムは、6月28日までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方限定で生中継しました。

 この中継の録画アーカイブは、生中継をご覧いただいた方に加え、7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方にも、8月15日までご自由にご覧いただけるよう手配いたします!

 ご寄付・カンパの金額と会員情報を確認できた方へご視聴に必要な情報をメールでお届けいたしますので、必ず、このお名前とメールアドレスと会員番号をお忘れにならないようにお気をつけください!

 また、専用の申込みフォームもあります! こちらからご入力の上、お振込みいただきましてもご対応が可能です。上記の方法でも、専用フォームからの申し込みのどちらでも差し支えありません。今回はご参加・ご視聴が叶わなかった方は、ぜひ、イベントの録画をご覧ください! よろしくお願いします!

※ペイパービュー申し込み「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」ご視聴お申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScTMHYUuuKAa96N4rU3H1UVxibZpbFiIIovJKLbdhITyl7SDA/viewform

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

◇<岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!>

 これまでに岩上安身とIWJは、緊急事態条項の危険性を広く知らせていくために、様々な分野の識者へのインタビューやイベントに取り組んできました。

 IWJでは、岩上安身が、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解いた『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を販売しています。緊急事態条項の危険性を詳しく、わかりやすく解説した貴重な書籍です。岩上安身の直筆サインも入っていますので、ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、2015年12月20日にIWJ主催で開催されたシンポジウム「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」のDVDも販売しています! こちらも、岩上安身の直筆サイン入りのDVDをご用意しています。ぜひ、『前夜』とあわせてお買い求めください!

※饗宴VI DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 どうか皆様、緊急事態条項の危険性について拡散していけるよう、ご協力をお願いいたします!

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。参院選では表立った争点にはなっていませんが、この改選で、改憲勢力が3分の2を超える議席を占めることになれば、この緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性があります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。

 このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者です。記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになりますが、編集スキルのある方、経験者はより高い時給からのスタートと、優遇いたします!

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。IWJには「サビ残」や「残業代未払い」はありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、須原拓磨、城石裕幸)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/