日刊IWJガイド「参院選で改憲発議に必要な3分の2議席まであとわずか4議席!? 国民民主などの野党議員切り崩しが早々に始まる!? 選挙翌日にはトランプ米政権のネオコンの象徴ボルトン大統領補佐官が来日! 政府は『改憲と戦争』に前のめり!」 2019.7.23日号~No.2504号~(2019.7.23 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 参院選の結果が確定、「改憲勢力」が議席の3分の2を占める事態は何とか阻止! しかし、あとわずか4議席で逆転に! 与党は野党議員を切り崩す多数派工作に!! 他方で投票率は歴史的低迷を記録! IWJは「インターネットを駆使した選挙」を支えるべくがんばります!!
┠■【中継番組表】
┠■米トランプ政権の対イラン強硬派ボルトン大統領補佐官が来日! 日本は戦争の泥沼に引きずり込まれるのか!? 岩上安身は明日24日、『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』の著者でパレスチナの平和を考える会事務局長の役重善洋氏に第5弾インタビュー!
┠■吉本興業の岡本昭彦社長が「反社会勢力からタレントが金品を受け取っていた」闇営業について謝罪!
┠■7月末のIWJ第9期期末まであと9日! 今期のご寄付・カンパの年間目標額達成まで、あと100万円を切りました! どうか皆様、IWJが日本の運命を左右するこの夏を乗り切れるよう、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!
┠■IWJが警告していた通りの事態に! 参院選後に手の平を返して、政府与党は米国の要請で対イラン戦争を念頭に有志連合入り!? 改憲にも前のめりで発議のために積極的な工作開始! 紙一重で踏みとどまった日本の立憲民主主義! 憲法に緊急事態条項を入れさせてはいけない!!「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」で全登壇者が危機感を共有! 7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方限定で、シンポジウムの録画アーカイブを8月15日まで自由にご覧いただけます!/岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!
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■はじめに~参院選の結果が確定、「改憲勢力」が議席の3分の2を占める事態は何とか阻止! しかし、あとわずか4議席で逆転に! 与党は野党議員を切り崩す多数派工作に!! 他方で投票率は歴史的低迷を記録! IWJは「インターネットを駆使した選挙」を支えるべくがんばります!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 7月21日投開票の第25回参院選は、22日朝に改選124議席の全当選者が確定しました。自民党の獲得議席は選挙区と比例をあわせて57となり、改選66議席から9議席減らしました。公明党は改選11を上回る14となりました。参院選中の首相討論で「セルフ領収書」問題が明らかになり、逆風が吹いたと思われた日本維新の会は改選7を上回る10でした。

 上記の「改憲勢力」は、非改選の議席を含め計160議席で、改憲の発議に必要な「3分の2」(164議席)を割り込みました。

 立憲民主党が改選9を上回る17、共産党は改選8を下回る7、国民民主党も改選8より少ない6でした。社民党は改選議席と同じ1となりました。

 比例で2議席を獲得した政治団体「れいわ新選組」は、代表の山本太郎氏は落選したものの、得票率は2%を超え、政党要件を満たしました。NHKから国民を守る党は比例で1議席獲得、得票率2%を超え、こちらも政党要件を満たしました。

※参院選、全議席が確定 改憲勢力は「3分の2」に届かず(朝日新聞、2019年7月22日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM7Q2RNKM7QUTFK001.html?_requesturl=articles%2FASM7Q2RNKM7QUTFK001.html&rm=473

 他方で、投票率の低迷も浮き彫りになりました。参院選の投票率(選挙区)が共同通信社の推計(22日午前1時20分現在)で48・80%と、過去2番目の低水準となる見込みです。参院選で、投票率が最低だったのは1995年の44.52%で、二番目に低いのは1992年の50.72%でした。当時と比べ、現在は期日前投票制度もあり投票しやすくなっているはずですが、投票率は記録的な低水準となりました。投票率の改善は、小手先の制度改革では達せられないということなのでしょうか。

※<参院選>国政投票率、低落続く 過去2番目の低水準(東京新聞、2019年7月22日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019072202000207.html

 このような投票率の低迷の原因の一つとして、大手メディアの参院選報道のあり方を疑問視する見方があります。「某記者クラブに所属する現役新聞記者」伊藤直也(筆名)は、「17日夜、その日の放送開始まで1時間となった午後9時、テレビ朝日系列の『報道ステーション』で異例の事態が起きていた」ことを明らかにしました。「自民党幹部にして官邸のトップが、野党である国民民主党の候補の支援を呼びかけているという驚きの事実を報じる内容」が、同日の「報道ステーション」で丸ごと削られた、と伊藤氏は記しています。詳細は下記URLよりご覧ください。

※【特別寄稿】スクープ! 官邸への忖度か!? 参院選静岡選挙区に関する報道をめぐって、『報ステ』から消えた『6分』のVTR!
官邸は国民民主候補への支援と引き換えに改憲賛成を要求か!? 2019.7.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453673

 選挙戦中は政党要件を満たしていなかった、れいわ新選組に関しては、大手メディアも街宣の現場で取材していました。しかし選挙期間中は、地上波テレビでは、ほとんど取り上げられませんでした。なぜ、取材しているはずの内容をそうしたメディアは発表しないのでしょうか。そうした構造の解明を目指すとともに、大手メディアのすき間を縫って、IWJは「インターネットを駆使した選挙」の報道に取り組んでまいります。どうかご支援お願い申し上げます。

※映画監督・森達也氏「メディア、テレビ各局来てるがいつ放送するのか?」と大激怒!ご安心下さい、インターネット報道メディア・IWJは全編ライブ配信しておりました
~参院選 れいわ新選組「れいわ祭2」山本太郎&全候補者 街頭演説(新橋駅SL広場) 2019.7.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453532

※参院選 比例代表 れいわ新選組・安冨歩候補 個人演説会「阿佐ヶ谷で馬のユーゴン君と触れ合う最後のチャンス!」(ザムザ阿佐谷) 2019.7.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452915
この中継に関し、同日の次の安冨氏街宣会場(銀座)で、視聴者の方よりお礼の言葉をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2019.7.23 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 393・IWJ_Youtube Live】19:00~「米国から有志連合の打診があった!参院選後に対イラン戦争の準備!? 偏愛するイスラエルのためにイランを敵視する米国に、日本はなぜ追随するのか!? キリスト教国家米国がシオニズムに熱狂する謎とは!? 『ジェンタイル・シオニズム』著者・役重善洋氏インタビュー第4弾!(前編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身による『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた役重善洋氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%BD%B9%E9%87%8D%E5%96%84%E6%B4%8B

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451520

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◆中継番組表◆

**2019.7.24 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】10:30~「第19回 原子力規制委員会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 第19回 原子力規制委員会を中継します。これまでIWJが報じてきた原子力規制委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【IWJ_Youtube Live】16:30~「岩上安身によるパレスチナの平和を考える会事務局長・役重善洋氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身による『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた役重善洋氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%BD%B9%E9%87%8D%E5%96%84%E6%B4%8B

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

日本共産党・志位和夫委員長にIWJ記者が直撃!与党側が選挙の争点にしなかった自衛隊の有志連合参加問題や日韓関係について質問「自衛隊の派兵は断固反対」~第25回 参議院選挙 日本共産党 開票センター
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453826

立憲民主党・枝野幸男代表「自衛隊を外国で戦争できる軍隊にする憲法改悪を許さない民意が明確になった選挙結果」れいわ新選組との連携も示唆 ~第25回 参議院選挙 立憲民主党 開票センター
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453824

第25回 参議院選挙 社会民主党 開票センター 2019.7.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453827

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■米トランプ政権の対イラン強硬派ボルトン大統領補佐官が来日! 日本は戦争の泥沼に引きずり込まれるのか!? 岩上安身は明日24日、『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』の著者でパレスチナの平和を考える会事務局長の役重善洋氏に第5弾インタビュー!

 米トランプ政権内でも対イラン強硬派として知られるボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、参院選の翌日にあたる昨日7月22日来日し、谷内正太郎国家安全保障局長、岩屋毅防衛相、河野太郎外相と相次いで会談しました。

 米国は中東のホルムズ海峡を航行する民間船舶を護衛するための有志連合への参加を各国に呼びかけており、ボルトン氏の来日は日本の参加を促すためのものと考えられます。時事通信の報道によると、ボルトン氏は岩屋防衛相に「2国間の同盟を強化する上で、外部からさまざまな挑戦を受ける中、重要な局面を迎えている」と語ったことが伝えられています。

 他方、トランプ米大統領は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領から、徴用工問題に関して日韓関係の仲介を要請されており、河野外相はボルトン氏に韓国への半導体輸出規制について日本の立場を説明しました。ボルトン氏は離日後、韓国を訪問します。

※谷内氏、ボルトン氏と会談 有志連合協議か(産経新聞、2019年7月22日)
https://www.sankei.com/politics/news/190722/plt1907220134-n1.html

※ボルトン米大統領補佐官、岩屋防衛相らと会談=有志連合など協議(時事ドットコム、2019年7月22日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072200890&g=pol

 トランプ大統領は7月18日、イランの無人偵察機が米艦船に900メートルまで接近したため、複数回警告後、直ちに撃墜したと会見で明らかにしましたが、イランは同日、「無人機を失ったという情報はない」と発表し、トランプ大統領の会見発表を否定しています。

 にもかかわらず、トランプ大統領は、「無人偵察機撃墜」の情報を「国際海域を航行する艦船に対するイランによる多くの挑発的で敵対的な行動の最新のものだ」と決めつけ、「米国は自国民と利益を守る権利がある」と主張し、「海峡を通る自国の船舶を守り、今後は我々と連携するよう求める」と、有志連合への参加を呼びかけています。

※米艦船がイランの無人機撃墜 トランプ氏、会合で明かす(朝日新聞デジタル、2019年7月19日)
https://www.asahi.com/articles/ASM7M1Q0GM7MUHBI001.html

 他方、7月4日に英海兵隊がイランのタンカーをジブラルタル海峡で拿捕しました。英国はイランがEUの対シリア制裁に違反したと主張していますが、英紙ガーディアンは「ボルトン米大統領補佐官が、ジブラルタル海峡でイランのタンカーを拿捕するよう、英政府に勧めた」と報道しました。

 イランのザリーフ外相は21日、このガーディアンの報道を受け、「ボルトン大統領補佐官は、自らの怒りを英国にぶちまけ、同国を泥沼に引きずり込もうとしている」とツイートしています。ボルトン氏はイラク戦争の時代から名のしれたネオコンの代表的なイデオローグであり、トランプ政権において、ついに「ネオコンが復活」したことを示す象徴的な人物です。

※イラン外相、「米大統領補佐官は英を泥沼に引きずり込む意図あり」(ParsToday、2019年7月22日)
http://parstoday.com/ja/news/iran-i54501

 イランを敵視し、イスラエルに一方的に肩入れする米国から、ボルトン氏が英国だけでなく、日本をも戦争の泥沼に引きずり込むために来日したことは明らかです。

 過労とストレスによる腰痛と連日の発熱、血圧上昇で7月6日にダウンして以来、長らく自宅で安静にしていた岩上安身は、まだ体調不完全ながら昨日、出社して、この日刊をリライトし、明日、7月24日、『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』の著者でパレスチナの平和を考える会事務局長の役重善洋氏に第5弾となるインタビューを行います。当然、風雲急を告げる対イラン戦前夜の状態について、最新情報をまじえながらインタビューを展開していきます。ぜひご覧ください!

■吉本興業の岡本昭彦社長が「反社会勢力からタレントが金品を受け取っていた」闇営業について謝罪!

 吉本興業の岡本昭彦社長が昨日7月22日、新宿・CIRQ(シルク)で会見を開きました。20日に行われた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号田村亮の闇営業騒動に関する謝罪会見を受けて、岡本社長の会見となりました。

※吉本の岡本昭彦社長、22日午後2時から注目の会見(日刊スポーツ、2019年7月22日)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201907210001300.html

 岡本社長は「反社会勢力からタレントが金品を受け取っていたことを深くおわびする」とし、自身と持ち株会社である吉本興業ホールディングスの大崎洋会長を1年間の50%減俸処分にすると発表しました。

※吉本社長、宮迫さんの「処分撤回」 闇営業問題で(日本経済新聞、2019年7月22日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47621590S9A720C1000000/

 ここで問題になっていることの発端は、田村氏が、自身の闇営業について記者会見を望み、それをテレビとインターネットで公開したいと岡本社長に申し入れたことです。これに対して岡本社長は、「そんなんこっちで決めるから」と答えました。これを受け田村氏は「何が大丈夫なのかわからないけれども、僕たちの言う事が、本当の気持ちが伝わるかどうか。ネットのことを止めようとしたという風に感じてしまいました。それでとても不安」に感じた、とアエラ・ドットは報じています。

※宮迫&亮緊急会見【全文(5)】「『在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本が株主やから大丈夫』と言われた」(亮)(アエラ・ドット、2019年7月20日)
https://dot.asahi.com/dot/2019072000030.html?page=1

 そこで今回の会見でIWJは、「田村氏の不安通り、テレビ局が吉本の株主で当事者性が強いため、田村氏の謝罪会見を各社の番組において編集でカットして報じませんでした。当初、岡本社長と在京・在阪テレビ局が、テレビだけで田村氏の会見を流し、ネット媒体を排除しようとしたという証言がありますが、それは岡本社長が、民放全局とは馴れ合いの関係が築けると思ったからじゃないですか?またテレビ局も、共犯なんですか?」と岡本社長に質問しました。

 しかし、岡本社長はその場で答えず、司会のプロモーション本部・本部長の笠井陽介氏が「他の質問とかぶるところが多いので、後ほど個別に回答します」と述べました。しかも、その後の個別会見はありませんでした。IWJスタッフはこれでは納得できないので、笠井氏に再度回答を求めています。

■7月末のIWJ第9期期末まであと9日! 今期のご寄付・カンパの年間目標額達成まで、あと100万円を切りました! どうか皆様、IWJが日本の運命を左右するこの夏を乗り切れるよう、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!

 7月が決算月であるIWJは、今期第9期も残りあと9日となりました。

 この日刊IWJガイドでもお伝えしていましたが、今期のIWJの財政は非常に厳しく、一時は1000万円を超える赤字予想となりました。

 しかしながら、皆様からの温かいご支援のおかげで、今期のご寄付・カンパの年間目標額達成まで、あと100万円を切りました! ご支援くださった皆様には、心よりお礼申し上げます。ご寄付・カンパに際しまして、以下のあたたかいメッセージをいただきました。ご掲載させていただきますとともに、感謝申し上げます。

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IWJによる情報はマスコミでは流れて来ないことが多く貴重。また扇動や作為の在る虚偽が無く信頼性がある。民主主義を守るために必要であり、存続を望む。(匿名希望)

いつも貴重な情報をありがとうございます。今回もシンポジウムに参加できなかったので、その分寄付させていただきました。録画配信お願いします。(森井 洋子様)

安倍政権を交代させるため報道の大切さを痛感し寄付いたしました。(匿名希望)

IWJの活動を支援したい、影響力のあるメディアに成長することを強く希望する。(高木 康夫様)
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 経費は節約しておりますが、米国からの中東有志連合への参加の要請、韓国との外交問題の悪化、そして何より国会での改憲発議のための多数派工作と、参院選直後でも、報道の手を緩めるわけにはいきません。

 皆様に必要な情報をお届けできるよう、岩上安身、スタッフ一丸となって全力を尽くしますので、どうぞご支援のほどお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■IWJが警告していた通りの事態に! 参院選後に手の平を返して、政府与党は米国の要請で対イラン戦争を念頭に有志連合入り!? 改憲にも前のめりで発議のために積極的な工作開始! 紙一重で踏みとどまった日本の立憲民主主義! 憲法に緊急事態条項を入れさせてはいけない!!「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」で全登壇者が危機感を共有! 7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方限定で、シンポジウムの録画アーカイブを8月15日まで自由にご覧いただけます!/岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!

 IWJでは6月30日、「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催しました。

 シンポジウムは3つのテーマについて、以下のようなプログラムで進行しました。

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第一部 「日米関係(日米安保・日本の対米従属路線)」
・京都精華大学専任講師・白井聡氏講演「『戦後の国体』の末期段階 安倍晋三政権の腐敗・迷走は、『戦後の国体』と化した日本の対米従属構造がその崩壊期を迎えたことの反映である 」
・ジャーナリスト・吉田敏浩氏講演「『日米両政府を拘束する』 日米合同委員会と横田空域」
・白井氏、吉田氏と岩上安身によるクロストーク

第二部 「経済政策・財政の現実-莫大な財政赤字」
・明石順平弁護士講演「賃金とGDPとMMTについて」
・エコノミスト・田代秀敏氏講演「100年不安:年金、MMTそして中国」
・明石氏、田代氏と岩上安身によるクロストーク

第三部 「改憲・緊急事態条項・ナチスドイツ化」
・永井幸寿弁護士「憲法に 緊急事態条項は必要か 」
・東京大学大学院・石田勇治教授「20分でわかるナチスの『手口』と 緊急事態条項」
・永井氏、石田氏と岩上安身によるクロストーク

登壇者全員と岩上安身によるクロストーク

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 4時間半に及んだこのシンポジウムでは、対米従属の問題の本質や、日本が直面している金融財政危機と今話題のMMT理論、また、6月の大阪G20会議で急展開を見せた米中関係について、さらに安倍政権が狙う改憲に含まれる緊急事態条項の危険性とナチスドイツがどのように授権法を手にしたのかなどを、豪華ゲストの方々がそれぞれの専門分野の知見をもとに講演しました。最後のクロストークでは、「緊急事態条項」を憲法に入れられてしまえば、日本は取り返しのつかないことになってしまうという意見で一致しました。

 石田教授は「よく今の日本はナチス前夜かと問われるが、違うと答えてきました。なぜならまだ現行憲法に緊急事態条項が入っていないからです」と語りました。しかし、と石田教授は続けて「緊急事態条項が入ってしまえば、ナチス前夜ということになります」と警鐘を鳴らしました。

 永井弁護士は「被災者を改憲のだしに使うな」という東日本大震災の被災者の言葉を紹介し、さらに「いったん緊急事態条項を憲法の中に入れてしまえば二度と戻りません。覆すことはできない。だから入れる手前で食い止めなければいけないんです」と釘を刺すように語りました。

 今回のファンドレイジングシンポジウムは、6月28日までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方限定で生中継しました。

 この中継の録画アーカイブは、生中継をご覧いただいた方に加え、7月末までに1万円以上のご寄付・カンパをくださったIWJ会員の方にも、8月15日までご自由にご覧いただけるよう手配いたします!

 ご寄付・カンパの金額と会員情報を確認できた方へご視聴に必要な情報をメールでお届けいたしますので、必ず、このお名前とメールアドレスと会員番号をお忘れにならないようにお気をつけください!

 また、専用の申込みフォームもあります! こちらからご入力の上、お振込みいただきましてもご対応が可能です。上記の方法でも、専用フォームからの申し込みのどちらでも差し支えありません。今回はご参加・ご視聴が叶わなかった方は、ぜひ、イベントの録画をご覧ください! よろしくお願いします!

※ペイパービュー申し込み「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」ご視聴お申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScTMHYUuuKAa96N4rU3H1UVxibZpbFiIIovJKLbdhITyl7SDA/viewform

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

◇<岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!>

 これまでに岩上安身とIWJは、緊急事態条項の危険性を広く知らせていくために、様々な分野の識者へのインタビューやイベントに取り組んできました。

 IWJでは、岩上安身が、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解いた『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を販売しています。緊急事態条項の危険性を詳しく、わかりやすく解説した貴重な書籍です。岩上安身の直筆サインも入っていますので、ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、2015年12月20日にIWJ主催で開催されたシンポジウム「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」のDVDも販売しています! こちらも、岩上安身の直筆サイン入りのDVDをご用意しています。ぜひ、『前夜』とあわせてお買い求めください!

※饗宴VI DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 どうか皆様、緊急事態条項の危険性について拡散していけるよう、ご協力をお願いいたします!

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。参院選では表立った争点にはなっていませんが、この改選で、改憲勢力が3分の2を超える議席を占めることになれば、この緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性があります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。

 このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者です。記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになりますが、編集スキルのある方、経験者はより高い時給からのスタートと、優遇いたします!

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。IWJには「サビ残」や「残業代未払い」はありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、城石裕幸)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/