日刊IWJガイド「参院選の日程を『公示7月4日、投開票7月21日』で閣議決定! 国会は3ヶ月以上も予算委員会が開かれない異常事態のまま昨日閉幕! 安倍晋三総理は記者会見で『(参院選の)最大の争点は政治の安定』と語ったがその真意は!? 改憲による緊急事態条項創設によって『独裁』という安定を狙っている!?」 2019.6.27日号~No.2478号~(2019.6.27 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 参院選の日程を「公示7月4日、投開票7月21日」で閣議決定! 国会は3ヶ月以上も予算委員会が開かれない異常事態のまま昨日閉幕! 安倍晋三総理は記者会見で「(参院選の)最大の争点は政治の安定」と語ったがその真意は!? 改憲による緊急事態条項創設によって「独裁」という安定を狙っている!?
┠■【中継番組表】
┠■<本日のインタビュー配信>日本経済の長期不況は、アベノミクスのような金融政策だけでは解決できない! 不振の根本原因も再建の鍵も産業政策にある!! 本日午後7時より、「 電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 前編」を冒頭以降は会員限定で配信します!
┠■参議院選挙直前の国会議員たちの迷走が止まらない! 21日の麻生財務大臣の問責決議案を棄権した山本太郎参議院議員は24日安倍総理の問責決議案には賛成! 丸山穂高衆議院議員は25日の内閣不信任案に反対の上「糾弾や不信任案を決議するならロシアにこそ出すべき」と支離滅裂!
┠■自民党の三原じゅん子議員、野党の問責決議案について「愚か者の所業」!? 同氏の発言をファクトチェック!!
┠■6月30日開催の「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」をペイパービュー(PPV)方式で生配信いたします! IWJ会員の方で20日から28日午後3時までに1万円以上のご寄付をくださった方限定です! ファンドレイジングシンポジウムのお席はあと1名様でいっぱいになります! ぜひお早めにお申し込みください!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! ぜひご参加ください!
┠■岩上安身によるインタビュー今後の日程・配信予定~ 米国のイラン敵視政策の背後にはイスラエルの存在が! 放送大学名誉教授の高橋和夫氏へもインタビュー予定! 2日かけて録画収録した坂本雅子・名古屋経済大学名誉教授インタビューは、6月27日、28日に配信します! なぜ日本の経済力が低下したのか、どうして景気が好転しないのか、問題は金融ではなく産業政策にあることを知る、必見の内容です!
┠■ファンドレイジングシンポジウムにご登壇される石田勇治氏が解説しています、劇団民藝「闇にさらわれて」もぜひご覧ください!
┠■IWJが今期900万円超の赤字の危機にある中、岩上安身の直接のメールによる緊急のご支援の呼びかけに応じてくださった皆様に心よりお礼申し上げます!6月は目標額を達成しました! ありがとうございます! 今期の達成率はまだ83%です! IWJが日本の運命を大きく左右しうる今年夏を乗り越えられるよう、どうか皆様、あともうひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代未払い」などは一切ありません!
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■はじめに~ 参院選の日程を「公示7月4日、投開票7月21日」で閣議決定! 国会は3ヶ月以上も予算委員会が開かれない異常事態のまま昨日閉幕! 安倍晋三総理は記者会見で「(参院選の)最大の争点は政治の安定」と語ったがその真意は!? 改憲による緊急事態条項創設によって「独裁」という安定を狙っている!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 政府は昨日26日午前に臨時閣議を開き、今年夏実施の参議院選挙の日程について、「公示7月4日、投開票21日」で決定しました。昨年7月の公職選挙法改正で参院の定数が6増え、参院は3年ごとに半数が改選されるため、今回の参院選では124議席(選挙区74、比例区50)が改選対象となります。

※参院選、7月21日に投開票 臨時閣議で日程決定(朝日新聞、2019年6月26日)
https://www.asahi.com/articles/ASM6V31J2M6VUTFK005.html

 改憲勢力の参院会派「自由民主党・国民の声」、「公明党」、「日本維新の会・希望の党」のうち、改選対象となるのは86議席です。自公維の参院各会派で憲法改正の発議に必要な3分の2以上の議席(164議席)をとらせないためには、参院選での自公維の獲得議席数を86以下にとどめる必要があります。

※会派別所属議員数一覧(参議院ホームページ、2019年6月25日)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/198/giinsu.htm

 安倍晋三政権が衆参ダブル選を狙って衆議院解散をするのではないかと懸念されていましたが、昨日26日午後には、第198通常国会は会期延長も衆院解散もなく、閉幕しました。立憲民主党や共産党など野党側は予算委員会の開催を与党側に求めてきましたが、与党側は拒否し続けたため、衆院予算委は3月1日を最後に、参院予算委は3月27日を最後に開かれていません。

 国会閉幕後は、安倍総理の記者会見が開かれました。参院選の大きな争点である年金問題について、安倍総理は次のように述べました。

 「年金は老後の生活の柱です。しかし、その財源は現役世代の保険料負担や税金です。負担を増やすことなく給付だけを増やすことはできません。現行制度を批判することは簡単ですが、いずれにせよ、年金を増やす打ち出の小槌など存在しない。そのことは率直に申し上げます」

 こう語った安倍総理は、プロンプター(カンニングペーパーのようなもの)へちらちらと目をやる素振りを見せながら、年金給付額が実質的に削減されてしまう「マクロ経済スライド」の必要性を訴えました。

 なお、6月19日に開催された党首討論では、立憲民主党の枝野幸男代表は、収入が少ない低所得者を対象に社会保障の自己負担の総額に上限を設け、超えた分を国が補助する仕組みである「総合合算制度」の導入を主張し、共産党の志位和夫委員長は「高額所得者優遇の保険料のあり方を正すこと」を提案しています。野党側は現行制度の批判をしているだけではなく、対案を示しているのです。「野党は批判しているだけ」との非難にはあたりません。

 安倍総理の会見では、憲法改正についての質問が出ました。

 「具体的にどのように憲法改正の議論を進めていくのか、参院選後は野党との合意形成をどのようにはかっていくのか」という問いに対して、安倍総理は、民主党政権が誕生したことで「毎年、総理大臣がころころと代わった」「不安定な政治、決められない政治のもとで重要課題は先送りされた」「経済は低迷した」などと、質問と関係のないことをくどくどと述べた後、こう訴えました。

 「(参院選の)最大の争点は、政治の安定であります。全世代型の社会保障へと改革を進めていく。そして、力強い外交によって、この厳しい国際情勢の荒波を乗り越えていく、国益をしっかりと守っていく。令和の時代、新たな時代を切り拓いていくには、この参院選を勝ち抜いていかなければならないと決意しています。

 憲法についてですが、令和の日本がどのような国を目指すのか、その理想を語るのは憲法です。憲法改正を最終的に決めるのは国民投票、つまり国民の皆様です」

 そして安倍総理は、「参院選では、憲法の議論すらしない政党を選ぶのか、国民の皆様に自分たちの考えを示し議論を進めていく政党を選ぶのか、それを決めていただく選挙であると思います」と述べ、憲法改正の具体的な中身に触れることなく、野党批判に注力しました。

 安倍総理の言う「力強い外交」や「国際情勢の荒波を乗り越えていく」とは、どういう意味なのでしょうか。イランとの間でいたずらに緊張を強め、パレスチナをまともに顧みることなくイスラエルを偏愛する米国に、どこまでも追従していくということなのでしょうか!?

 その米国から高値で売りつけられた欠陥だらけの兵器を爆買いしたというのに、日米安保廃棄をちらつかされて、脅され、北朝鮮外交も失敗、またロシア外交も、失敗して終わった安倍政権は戦後最も、外交に失敗した政権であると言って過言ではありません。
 
 自民党は6月7日に参院選の公約を発表しましたが、その中には、緊急事態条項の創設を含む改憲4項目が掲げられています。安倍総理率いる自民党は、「政治の安定」という美名のもと、憲法改正によって緊急事態条項を創設し、「力強い外交」と称して、米国の盾となり鉄砲玉となって、不毛な戦争をするつもりなのでしょうか。

※自民公約、10月の消費増税明記 「早期改憲」盛り込む(朝日新聞、2019年6月7日)
https://www.asahi.com/articles/ASM675RZKM67UTFK01C.html

 IWJは、参院選が目前に迫る6月30日、「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催し、緊急事態条項の危険性を余すことなくお伝えします。会場に足を運べない地方の方でも、PPVによって、視聴することができます! 詳細は後段で記していますので、ぜひご確認ください!

 また、緊急事態条項に関する特集ページは、下記URLからご覧ください!

※これこそ「ナチスの手口」!9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86
 
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◆中継番組表◆

**2019.6.27 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】「参院選に関わる内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】15:00~「第14回リニア勉強会 in 大阪『知ってる?リニア建設の大問題~大深度地下利用~』講師:樽井直樹氏(ストップリニア訴訟弁護団)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 3月10日に収録した、第14回リニア勉強会 in 大阪「知ってる?リニア建設の大問題~大深度地下利用~」を録画配信します。これまでIWJが報じてきたリニア新幹線問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/linear-shinkansen-problem
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【IWJ・Ch2】17:45~「福島第一原子力発電所『中長期ロードマップの進捗状況』に関する会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。「中長期ロードマップの進捗状況」の記者会見は、毎月1回開催されています。これまでIWJが報じてきた「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記事は以下のURLからご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/medium-to-long-term-road-map
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00~「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 前編」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身は6月17日と18日、2日連続で大著『空洞化と属国化 日本経済グローバル化の顛末』(新日本出版社、2017年 https://amzn.to/30HIK7h)の著者で名古屋経済大学名誉教授の坂本雅子氏に「産業の空洞化」の現実と日本の「新・属国化」について、録画でインタビューの収録を行いました。本日はその前編(6月17日収録)を録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2019.6.28 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_Youtube Live】20:00~「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 後編」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身は6月17日と18日、2日連続で大著『空洞化と属国化 日本経済グローバル化の顛末』(新日本出版社、2017年 https://amzn.to/30HIK7h)の著者で名古屋経済大学名誉教授の坂本雅子氏に「産業の空洞化」の現実と日本の「新・属国化」について、録画でインタビューの収録を行いました。本日はその後編(6月18日収録)を録画配信します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

安倍総理による党首討論での「年金積立金は44兆円の運用益」発言の根拠を厚労省の担当課長が知らない!? 追及され「確認します」を連発 ~2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451454

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■<本日のインタビュー配信>日本経済の長期不況は、アベノミクスのような金融政策だけでは解決できない! 不振の根本原因も再建の鍵も産業政策にある!! 本日午後7時より、「 電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 前編」を冒頭以降は会員限定で配信します!

 東芝は26日、東京都内で株主総会を開催し、同社取締役12人全員の8割に当たる10人を社外取締役とすることが可決されました。時事通信によれば、社外取締役の候補者には大株主でもある外国籍の投資ファンド出身者も含まれているとのことです。アニメ「サザエさん」のスポンサーとして国民的知名度を誇る東芝(※)でさえ、米投資ファンドなど「物言う株主」を念頭に置いた人事に走らざるをえないほど、日本の「産業の空洞化」が進行しているのでしょうか。

※東芝、社外取締役8割=「物言う株主」に配慮-株主総会(時事通信、2019年6月26日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062600167&g=eco

(※)東芝は2018年3月25日に「サザエさん」のスポンサーを降板し、Amazonがその穴を埋めました。

※「サザエさん」スポンサー問題 東芝撤退、Amazon参入で一話が短くなった!?(週刊文春エンタ! 2018年12月2日)
https://bunshun.jp/articles/-/9829

 このように「産業の空洞化」は深刻さを増しています。そこでこのタイミングで、6月17日と18日、2日連続で収録した、大著『空洞化と属国化~日本経済グローバル化の顛末』(新日本出版社、2017年 https://amzn.to/30HIK7h)の著者で名古屋経済大学の坂本雅子名誉教授への、岩上安身によるインタビューを録画配信します!

 本インタビューでは、「産業の空洞化」の現実と日本の「新・属国化」の実態について、坂本氏にお話をうかがっています。坂本氏は日本経済の衰退の本質は、電機産業に象徴される国内産業の空洞化と、新自由主義の権益拡大によるグローバル化、そしてグローバル化のもう一つの側面である属国化にあると分析しています。このような分析を通じて、90年代からの日本経済の長期にわたる不振の真の原因が金融面ではなく、むしろ米国の介入によって歪められた産業政策にあることを、2日間前後編の配信で明らかにしていきます! 本日は下記URLよりご視聴ください。

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【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00~「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり! 岩上安身による『「空洞化」と「属国化」 ~日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授インタビュー 前編」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 続く明日28日の後編は、午後8時からの配信になります。「次回もまた視てくださいね、ジャンケンポン! ウフフフ」

■参議院選挙直前の国会議員たちの迷走が止まらない! 21日の麻生財務大臣の問責決議案を棄権した山本太郎参議院議員は24日安倍総理の問責決議案には賛成! 丸山穂高衆議院議員は25日の内閣不信任案に反対の上「糾弾や不信任案を決議するならロシアにこそ出すべき」と支離滅裂!

 山本太郎参議院議員は、6月21日に行われた麻生太郎財務相に対する問責決議案と金子原二郎予算委員長(自民)の解任決議案の採決を棄権しました。山本議員の棄権は、山本議員を支持する市民の間にも波紋を広げ、対話集会で釈明に追われる場面もありました。

※山本太郎氏が問責決議棄権の理由を釈明、「予算委開催が前提でなければ」(Net IB News、2019年6月24日)
https://www.data-max.co.jp/article/30066

 山本議員が自身のブログで、この棄権について説明を行っています。それによると、予算委員会を開かせる戦いを野党が本気で行わない中で、問責決議案を行うのは、国会閉会前の「風物詩」にしかならず、形式的な意味以上のものがない、という理由です。

※棄権について(山本太郎オフィシャルブログ、2019年6月21日)
https://ameblo.jp/yamamototaro1124/day-20190621.html

 山本議員は、6月24日の安倍総理の問責決議案に対しても、同じ21日付けのブログの中で「月曜には総理の問責という儀式が行われる。私はその儀式もパスする。本気で引きずり下ろす気がない戦いには与しない 」と棄権する意思を明らかにしていました。

 ところが、山本議員は23日に至って急に翻意して、安倍総理の問責決議案の棄権はせず、賛成票を投じることにしたのです。この翻意について、山本議員は公式ツイッターの中で次のよう述べています。

 「先日ブログに記した24日月曜の総理問責決議案の本会議採決に参加することになりました。

 昨日、宮崎県で行われたお話会に参加してくれた方や支援者の方々からいただいた同様のお言葉がキッカケです。これからも皆様のご指導のほどよろしくお願いいたします」

※山本太郎議員のツイッター(2019年6月24日)
https://twitter.com/yamamototaro0/status/1142836444983021568

 山本議員の支持者は、山本議員の問責決議案の棄権に戸惑い、さらには突然の翻意にも戸惑い、二重の戸惑ったものと思われます。そもそも、このタイミング、この状況で、問責決議案を棄権する行為は、野党批判になるだけで与党を利する以外に意味を見出すことはできません。

 岩上安身はツイッターで、山本議員の翻意について次のように述べています。

 「山本太郎氏が考えを改めたのはよかった。問責が形式的で無意味ならば、手続きこそが重要な民主主義や法治主義はすべて無意味になる。誰がブレーンで、こんなアウトローな考えをいったんは吹き込んだのか。それでも、とにかく考えを改めたことを評価する。あとはMMTと決別することだね」

※岩上安身のツイッター(2019年6月24日)
https://twitter.com/iwakami_fight/status/1142820227161264130

 山本議員は、24日のツイッターにアップされた宮崎の市民対話集会の動画での質疑応答を観ても明らかなように、有権者と自分の感情をとても大切にする政治家です。感情を語り、感情で動くことは、人間として非常に大切な「共感」の資質に恵まれているということでしょう。

 しかし、人々の痛みに「共感」して、感情に揺り動かされること、多くの人々の感情を揺り動かすようなうねりを野党が作り出さない状況に苛立つことは、まったく別物です。「魂を揺さぶるようなアツい政治」を求め、その結果、民主主義制度の手続きの意義を軽視してしまうのでは、本末転倒です。山本議員がブログで述べている「一緒に戦う野党をつくりたいんです。(問責決議案の棄権という行為は) 本気で戦う勢力をみなさんと作りたい、 というラブコールです」という言葉が、真実の思いから出た言葉であるなら、表現の方法はいくらでもあったはずです。野党が足並みをそろえる行為に水を差す「反復的表現」を用いながら、野党の本当の共闘を求める、などというわかりづらい表現と取る必要はなかったはずです。

 他方、山本議員とは別の意味で感情が高ぶりやすい政治家である丸山穂高衆議院議員の場合は、その感情は無残なほど自己中心的で他者への共感に乏しいものです。25日に衆議院で提出された内閣不信任案に反対票を投じたことを述べたツイートで、丸山議員は次のように述べています。

 「本日登院し、内閣不信任決議案に反対票を投じました。野党の選挙前茶番劇に対しては断固反対。まだ体調は100%万全ではありませんが、極めて大事な議決ということで医療機関と相談し採決へ。先ほど記者に囲まれた折にも話しましたが、先の糾弾決議で自ら辞職はありませんしこの期も任期を全うする」

※丸山穂高議員ツイッター(2019年6月25日)
https://twitter.com/maruyamahodaka/status/1143439354892656640

 「糾弾や不信任を決議するならロシアにこそ出すべき。不法に占拠している北方領土について返還計画はなしと述べ、領空侵犯まで平気で行い否定し。戦争という言葉すらタブー視する今の日本の現状で領土が本当に戻ってくるのかどうか、、まずはG20ですかね。体調を万全に戻しながら一つ一つ仕事していきます」

※丸山穂高議員ツイッター(2019年6月25日)
https://twitter.com/maruyamahodaka/status/1143440038736408576

 日本の国会が糾弾決議案や内閣不信任案を他国であるロシアに対して行うべきという丸山氏の「提案」は、突飛すぎてめまいを起こしそうになります。この人は詐病ではなく、本当に病んでいるのか、それとも自らの糾弾決議を真摯に受けとめることができず、その鉾先をロシアに転じてストレスを発散しようとしているのでしょうか。

 ただ丸山議員が感情移入している対象が、一般の国民ではないことがよく伝わってきます。それは「戦争という言葉すらタブー視する今の日本の現状で領土が本当に戻ってくるのかどうか、、」という行によくあらわれています。

 戦争を行うのは国家ですが、徴兵され前線に駆り出されるのは一般庶民です。殺戮の被害者も加害者も庶民です。「銃後」において空爆に脅え、空腹に泣かされるのも庶民です。外交への配慮もなく、戦いの勝算も考えずに、実に安直に「戦争」を口にする丸山議員に、他者の痛みが分かっているとは思えません。

 ロシアにも、「北方領土の返還を要求してくるなら、日本と戦争だ!」といきり立つような極右の政治家はいます。ジリノフスキーは、その代表でしょう。彼らは「北方領土を核のゴミ捨て場にしてやる」とも言います。ちなみにジリノフスキー氏が党首をつとめる政党の党名は自由民主党です。

■自民党の三原じゅん子議員、野党の問責決議案について「愚か者の所業」!? 同氏の発言をファクトチェック!!

 野党が提出した安倍晋三総理の問責決議案が採決された6月24日の参院本会議で、自民党の三原じゅん子参院議員が反対討論に立ち、「恥を知りなさい」、「全くの常識はずれ」、「愚か者の所業」と、おそろしく上から目線の口調で野党を糾弾しました。

※三原じゅん子議員「愚か者の所業」って…「謙虚さ忘れた圧政者」と批判(毎日新聞、2019年6月25日)
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190625/k00/00m/010/324000c

 三原氏は、まず年金について、「今年年金支給額はプラスとなりました。年金給付の前提となる積立金も、アベノミクス効果によって44兆円運用益が出たのであります」と強調しました。そして、「民主党政権時代、年金積立金の運用益はこの10分の1」であるとし、「できもしないのに、対案もないのに、ただ不安だけを掻き立てる。野党の皆さん、もういい加減にしてください」と批判しました。

 三原氏の言う「今年年金支給額はプラスとなりました」という文言は、今年1月に「2019年度の公的年金の支給額を0.1%引き上げる」という厚生労働省の発表のことです。プラスと言っても、上げ幅はたったの0.1%に過ぎません。

※年金抑制策、4年ぶりに実施 支給額は0.1%引き上げ(朝日新聞、2019年1月19日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM1L5GJTM1LUTFK017.html?iref=pc_ss_date

 もちろん0.1%でもプラスはプラスだ、というご意見もあるでしょう。しかしここには物価の上昇が反映されていません。

 日本共産党の小池晃書記局長は、今月6月10日の参院決算委員会において安倍総理に年金制度について問いただした際、「安倍政権7年間の合計で、年金改定の指標となる物価が5.3%上昇した」にもかかわらず、それを計算に含めていないため、実際は7年間で「6.1%の大幅減」であると指摘しました。

※生活できる年金に底上げを(日本共産党YouTubeチャンネル、2019年6月11日)
https://www.youtube.com/watch?v=pp3hsB1-Fo4&t=1266s

 また、年金積立金の運用益が安倍政権下で44兆円に上り、民主党政権下の10倍であるとするという点については、「政権ごとに運用益の計算方式を変えており、不公平」と2019年6月25日付の東京新聞が報じました。

※<論戦ファクトチェック>年金積立金「運用益民主の10倍」 首相説明(東京新聞、2019年6月25日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019062502000139.html

 同紙によれば、安倍総理が言及した44兆円の運用益には、2012年末の民主党政権から第2次安倍政権への交代期を含む2012年10~12月の四半期の収益約5兆円が含まれているといいます。この期間の安倍総理の政権担当期間は数日に過ぎませんが、実績として算入しています。

 一方、自民党政権期から民主党政権期への交代期を含む2009年7月~9月の四半期の収益約1兆円は、民主党政権期の収益から除外されています。両政権ともに政権交代期を含む計算方法にすると、差は10倍ではなく4倍となります。これは実績を「誇張」したと言えます。

 また、2018年10~12月期の収益額は、14兆円以上の損失となりました。市場運用を開始した2001年度以来、四半期ベースでは過去最大の損失となりました。

※公的年金運用、損失14兆円規模に 18年10~12月期(日本経済新聞、2019年1月16日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40070600W9A110C1EE8000/

 三原氏は、金融庁の金融審議会WG(ワーキンググループ)の「公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する」とした報告書をめぐる野党の批判に対して、「対案もないのに、ただ不安だけを掻き立てる」として野党を糾弾しました。

 しかしながら、有識者に諮問をして受け取った報告書を、政府のスタンスと違っているとして、麻生大臣が受け取らず、その報告書自体を「なかった」ことにする、「不都合な真実は隠蔽する」姿勢こそが、むしろ国民の不安を掻き立てているのではないでしょうか。

 また、野党は「対案もない」というのは三原氏の言いがかりに過ぎず、先日の党首討論で、現在の年金制度に変わる対案を明確に示しています。

※(時時刻刻)老後不安、すれ違う党首討論 迫る野党、対案提示を優先(朝日新聞、2019年6月20日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14062687.html?iref=pc_ss_date

 また三原氏は、民主党政権時代と比較してアベノミクス効果を称賛しました。

 まず三原氏は、「安倍内閣はこの6年間で正社員を130万人以上増やしました。民主党政権時代はどうだったか。増えるどころか、なんと50万人も正社員が減っていた」と述べ、安倍政権下における正規雇用の増加を絶賛しました。また、「賃上げ率はこの20年間で最高水準です。民主党政権時代はどうだったか」として、賃金伸び率についても褒め称えました。

 そして、「民主党政権の尻拭いをしてきた安倍総理に、感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、全くの常識はずれ、愚か者の所業というそしりは免れません」、「野党の皆さん、恥を知りなさい」と罵声を浴びせました。

 まず、「安倍政権下の6年間で正社員が130万人以上増えた」という点については、直近の統計における正社員数、3497万人と、安倍政権発足時の3336万人を比較すると、確かに160万人程度増加していることになります。しかし、非正社員については、直近の統計においては2152万人であるのに対して安倍政権発足時は1846万人と、306万人も増加しており、さらに非正規社員が働き手に占める割合は過去最高水準となっています。

 このように、非正規雇用の増加に対しては触れずに、正規雇用の増加数ばかりを取り上げることも、実績の「誇張」と言えるでしょう。現実的には、「誰もが働かなくては生きていけない世界」になりつつある、というのが実態なのです。

※年収200万円未満が75% 非正規のリアルに政治は(朝日新聞、2019年6月18日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM6F73F1M6FULFA04B.html

 また、「賃上げ率は20年間で最高水準」であるとの文言は、春闘の実績率を使用しているようですが、基幹統計として重要度の高い「毎月勤労統計」の結果については明らかにしていません。これは、2018年の毎月勤労統計の実績が政府の不正や算出方法を変更することによってかさ上げしていることが背景にあります。

※勤労統計、昨年1月から急変 算出法変更で賃金高い伸び(朝日新聞、2019年1月11日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM1B5JVBM1BULFA031.html

※<ファクトチェック 安倍政治の6年半>(2)経済 GDP・勤労統計・求人倍率 成果」実情触れず(東京新聞、2019年6月22日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201906/CK2019062202000154.html

 岩上安身は毎月勤労統計の不正問題について、会派「立憲民主党・無所属フォーラム」小川淳也衆議院議員にインタビューを行っています。ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

※計不正問題の本質は「アベノミクス偽装」!「まともな政治をあきらめることが最大の敵だ!」~3.7岩上安身による会派「立憲民主党・無所属フォーラム」小川淳也衆議院議員インタビュー 2019.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/444227

※問題は「アベノミクス偽装」の他にも山積!1時間49分の演説では収まらない!「ぜひとも伝えたい」幻のスピーチ!岩上安身による会派「立憲民主党・無所属フォーラム」小川淳也衆議院議員インタビュー(第2弾) 2019.3.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/444735

 このように、安倍政権の経済政策や年金政策における成果について、様々な解釈や表現を都合よく駆使し、その数字の裏側にある実情を糊塗し、政策の成功を国民に印象づけようとするのは、極めて不誠実と言えるのではないでしょうか。

 そして、三原氏の発言の最大の問題点は、野党の批判に対し全く耳を傾けず、上から目線で少数者を攻撃しているところにあります。多数派である与党が、少数派である野党の批判に常に耳を傾けることは民主主義の基本です。少数派の声を押しつぶす「安定した政治」とは、全体主義に他なりません。共産主義しかり、ファシズムしかり、です。

 野党の批判に対し、「恥を知りなさい」、「愚か者の所業」などと議論というレベルを超えた非難を加えることは、民主主義の根幹を揺るがし、全体主義に向かう扉を開くものです。こうした傲慢な姿勢こそ、現在の自民党の本当の姿を表しているといわざるをえません。

■6月30日開催の「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」をペイパービュー(PPV)方式で生配信いたします! IWJ会員の方で20日から28日午後3時までに1万円以上のご寄付をくださった方限定です! ファンドレイジングシンポジウムのお席はあと1名様でいっぱいになります! ぜひお早めにお申し込みください!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 連日お知らせしていますように、IWJでは、不足する活動資金を集めるために、6月30日、都内で「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催いたします。

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◆日時:2019年6月30日(日)
開場 15:00 開演 15:30 ~ 終演 20:30 (予定)
◆会場:ライブレストラン 六本木バードランド (http://www.bird-land.co.jp/
106-0032 東京都港区六本木3-13-14ゴトウビル3rd 5F
TEL.03-3402-3456
地図: http://www.bird-land.co.jp/#footer
◆参加費:20,000円 夕食、飲み物代金込み。会場受付にて現金でお支払いください。
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 現在、登壇が決まっているゲストは、明石順平弁護士、エコノミスト・田代秀敏氏、ジャーナリスト・吉田敏浩氏、永井幸寿弁護士、京都精華大学専任講師・白井聡氏、東京大学大学院・石田勇治教授の6名です。各ゲストの方々から、講演のタイトルと、お話いただく概要が届いていますので、ご紹介いたします。

・明石順平弁護士 「国家の統計破壊」/概要「賃金とGDPについて」/メッセージ「日本ヤバイですよ」

・田代秀敏氏 「100年不安:年金、MMTそして中国」

・吉田敏浩氏 「米軍優位の密約機関である日米合同委員会と横田空域」

・永井幸寿弁護士 「憲法に緊急事態条項は必要か」/概要「昨年の3月に自民党は憲法改正案として『緊急事態条項』を提案しました。『緊急事態条項』とは,大災害や戦争の時に極度に政府に権力を集中して人権を大幅に制限する制度です。ナチスドイツや大日本帝国憲法下の日本で濫用されてきた危険な制度です。自民党案は一見恐そうな条文はありませんが,いくつものトリックがあり,実は大日本帝国憲法の『緊急事態条項』より危険なものです。『いつで~も独裁。いつまで~も独裁。』これは岩上安身さんの言葉です。この意味をご説明します」

・白井聡氏 「『戦後の国体』の末期段階」/概要「安倍晋三政権の腐敗・迷走は、『戦後の国体』と化した日本の対米従属構造がその崩壊期を迎えたことの反映である。本講演では、上記の現状認識を、拙著『国体論――菊と星条旗』の内容から明らかにする」/メッセージ「日本社会の崩壊的転落はどこまで続くのか。安倍政権が長期本格政権化したことは、この転落の原因ではなく結果です。今の日本国民の状態にふさわしい政権だからこそ、ここまで長く続いてきたのでしょう。なぜ、ここまで私たちの社会は堕ちてしまったのか。そのことを考えるきっかけになる話をできればと思います」

・石田勇治教授 「20分でわかるナチスの『手口』と緊急事態条項」/概要「ナチスが独裁樹立に向けて用いた『手口』のひとつがワイマール憲法48条(緊急事態条項)の濫用である。だがこれを濫用したのはナチスだけではなかった。ヒトラー政権に先立つ歴代の首相も、それぞれの思惑から緊急事態条項を濫用して議会制民主主義を骨抜きにした。ヒトラーは、その『成果』の上にさらにこれを濫用して『授権法』(全権委任法) 制定の扉を開き、議会政治にとどめを刺したのだ。緊急事態条項は、ヒトラーのような極端な人物でなくとも、困難に直面した為政者が安易に手を出したくなる危険な代物である」

 IWJ会員の方で前々日の28日金曜日午後3時までに1万円以上のご寄付をくださった方へ限定で、当日こちらのイベントをペイパービュー(PPV)方式で生配信いたします!

 イベント前日の29日土曜日までに、イベントご視聴のためのURLとログインパスワードをメールでお送りいたしますので、IWJサイトの「ご寄付・カンパのお願い」ページ末尾にある「足あと(寄付・カンパの情報登録)」にお名前とメールアドレスと会員番号をご入力ください。ご寄付・カンパの金額と会員情報を確認できた方へご視聴に必要な情報をメールでお届けいたしますので、必ず、このお名前とメールアドレスと会員番号をお忘れにならないようにお気をつけください!

 また専用の申込みフォームも作りました! こちらからご入力の上、お振込みいただきましてもご対応が可能です。上記の方法でも、専用フォームからの申し込みのどちらでも結構です。!よろしくお願いします!

※ペイパービュー申し込み「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」ご視聴お申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScTMHYUuuKAa96N4rU3H1UVxibZpbFiIIovJKLbdhITyl7SDA/viewform

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 このファンドレイジングシンポジウムでは、ゲストの方々それぞれの専門分野の知見をもとに、日本が直面している金融財政危機、対米従属の現実と、その宗主国・米国が覇権をかけて中国との対決姿勢を強めている問題、また安倍政権が狙う改憲に含まれる緊急事態条項の危険性などを真正面から取り上げます。

 残席はあと1名様分です。ぜひお早めに、下記URLよりお申し込みください。

※「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」参加お申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScPKrP4HkGwgae1Bbeqc1xfzjeokYNeyG-s8P74L1RPegU3yA/viewform

 参加費にご寄付分を上乗せさせていただくため、恐縮ですが高めの料金設定となっています。参加費に上乗せされたご寄付分は、IWJの赤字転落回避のために、また目前の参院選をマスメディアが伝えない角度から独自に報じ、論じてゆくための活動資金として、大切に使わせていただきます! ご理解いただきたいと存じます。

■ファンドレイジングシンポジウムにご登壇される石田勇治氏が解説しています、劇団民藝「闇にさらわれて」もぜひご覧ください!

 ファンドレイジングシンポジウムもご登壇される石田教授は、劇団民藝の公演「闇にさらわれて」について解説を寄せています。「闇にさらわれて」は、ナチズムが台頭する1930年代のドイツで反ファシズムの旗手として名を轟かせた弁護士、ハンス・リッテンと、強制収容所へ送られて行方不明となったハンスを助け出そうとする母、イルムガルトの「真実の記録」です。東京都渋谷区の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、6月23日から7月3日にかけて上演されます。

※闇にさらわれて(劇団民藝ホームページ)
http://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2019_taken-at-midnight/

 ナチ・ドイツ史研究の第一人者である石田教授が、「闇にさらわれて」の解説「思想は自由だ」をIWJへ提供してくださいました。

 また、劇団民藝・制作部の平松多一氏は、「闇にさらわれて」について次のように紹介しています。

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 『闇にさらわれて』は、母と子の絆を描いた作品でもあります。ヒトラーに抗い強制収容所へ送られた息子の命を救うため、孤独な戦いを続ける母親を演じる日色ともゑは、「彼女(イルムガルト)の物事に対する一途さは、私自身とも重なるところがあると思います。母としての深い愛情、そしてひとりの女性として凛とした強さを」と抱負を語っています。

 そしてヒトラーを法廷に召喚し、3時間にも及ぶ尋問を行い、後に捕らえられ強制収容所へ送られた息子のハンス・リッテン役の神敏将は、「志半ばに亡くなった人物を演じます。その人の思いを誠実に伝えられれば」と意気込みをのぞかせます。密度の濃い民藝アンサンブルにご期待いただければと思います。
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 ぜひ、劇団民藝「闇にさらわれて」もご覧ください!

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマとしている、緊急事態条項の発議阻止。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、いまだに周知されていません。参院選では表立った争点にはなっていませんが、この改選で、改憲勢力が3分の2を超える議席を占めることになれば、この緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性があります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループ始めることにしました。

 このグループは、岩上さんをはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

■岩上安身によるインタビュー今後の日程・配信予定~ 米国のイラン敵視政策の背後にはイスラエルの存在が! 放送大学名誉教授の高橋和夫氏へもインタビュー予定!

 日本の未来を大きく左右する参院選が迫る中、岩上安身は、アクチュアルなテーマで精力的にインタビューを行っていきます! 今後のインタビューの日程、配信の予定は以下の通りです。

・7月中(予定)  国際政治学者・放送大学名誉教授 高橋和夫氏

 中東問題がご専門の国際政治学者で放送大学名誉教授の高橋和夫氏に、7月中にインタビューを行う予定です。ホルムズ海峡でのタンカー攻撃でにわかに緊迫し始めた中東情勢について、おうかがいする予定です。

 高橋氏には今年4月のイスラエル総選挙の結果を受け、イランをめぐる米国とイスラエルの動きについて、コメントをいただいています。ぜひ以下の記事をご一読ください。

※ネタニヤフ氏勝利でパレスチナ国家がさらに遠のく!? イスラエルは好きなことが何でもできる!? 高橋和夫・元放送大学教授がIWJの直撃取材にこたえて警告! 「ホルムズ海峡封鎖でイラン攻撃がありえる」! 2019.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447493

 高橋氏には昨年10月、トルコでのサウジアラビア記者カショギ氏殺害から、中東での米国覇権に関するインタビューも行っています。こちらもぜひ、あわせてご覧ください。

※【祝・安田純平氏 無事生還記念!】サウジが「イスラムの盟主」の時代は終わり!? カショギ氏殺害と安田氏解放から米国覇権の陰りが見える!? 岩上安身が高橋和夫・放送大学名誉教授にインタビュー 2018.10.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434645

 今後も続々と岩上安身によるインタビューをお届けしていく予定です。ご期待ください。

■IWJが今期900万円超の赤字の危機にある中、岩上安身の直接のメールによる緊急のご支援の呼びかけに応じてくださった皆様に心よりお礼申し上げます!6月は目標額を達成しました! ありがとうございます! 今期の達成率はまだ84%です! IWJが日本の運命を大きく左右しうる今年夏を乗り越えられるよう、どうか皆様、あとひと押し、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!

 7月に決算月を迎えるIWJは、今期第9期も残りあと約1ヶ月となりました。

 今月6月のご寄付・カンパは、6月26日の時点で月間目標額の131%に到達しました。今期3回目の目標額達成となりました。

 今月は月半ばに至っても目標額の3割に届かず、非常に厳しい状況でしたが、代表の岩上安身が、皆様あてに直接メールをお送りさせていただき、現状の厳しさをお伝えしたところ、多くの皆様からご寄付・カンパが寄せられました。岩上安身からの緊急のご支援の呼びかけに応えてくださった皆様に、心よりお礼を申し上げます。

 6月の目標額越えにより、おかげさまで、今期全体の達成率はやや上向きました。とはいえ、まだまだ厳しい財政状況にあります。今期が始まった昨年8月1日から今年6月26日までのご寄付・カンパの今期1年を通じての目標額への達成率は、まだ84%です。達成率が緩やかに向上してはいますが、今期が残り約1ヶ月しかない中で、ご寄付・カンパの不足分はまだ2割近くあり、900万円超の赤字が発生する可能性が依然として残っています。小さな企業であるIWJにとって900万円を超える赤字はとても大きなダメージです。

 前期も赤字でしたが、今回はこのままですと赤字幅が上回りそうで、IWJの活動を維持していくことがますます困難になります。なんとか今期の目標額にたどり着くべく、どうぞご支援をよろしくお願いいたします。

 IWJでは、ご寄付をいただきました皆様への感謝の気持ちを込めつつ、サイト上にお名前を掲載させていただいています。この日刊IWJガイドでも、その一部の方々のお名前を順次掲載させていただきます。5月にご寄付をくださった方々は、次の皆様です。

―――――――
S.F.様
T.Y.様
志田二郎様
櫛田 哲様
M.Y.様
木村裕様
今村 潤様
H.K.様
金子 昇 様
C.A.様
―――――――

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! 文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代未払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者です。記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになります。

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。動画編集技術があり、経験がある場合は、この限りではありません。より高い時給でのスタートもありえます。経験者大募集です。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。IWJには「サビ残」や「残業代未払い」はありません!

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、國府田響、小野坂元、川上正晃、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/