日刊IWJガイド「『公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する』とした金融庁の金融審議会の報告書問題、野党の追及に対して麻生太郎金融担当相がでたらめな発言!! さらに、同報告書に対する『質問への答弁控える』との閣議決定!! 」 2019.6.20日号~No.2471号~(2019.6.20 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~6月18日22時22分、山形県沖地震発生! 被害が少なかったのは奇跡!? 「柏崎刈羽原発は稼働してはならない!」 イージス・アショアの配備計画の根本問題も浮き彫りに!
┠■【中継番組表】
┠■昨日19日、約1年ぶりの党首討論が開催! 野党党首からの質問は老後資金「2000万円必要」問題に集中するも、安倍総理は正面から具体的な回答はせず!
┠■「公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する」とした金融庁の金融審議会の報告書問題、野党の追及に対して麻生太郎金融担当相がでたらめな発言!! さらに、同報告書に対する「質問への答弁控える」との閣議決定!!
┠■<本日のインタビュー>本日午後6時半より、「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? ~岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー」を冒頭以降は会員限定で配信します!
┠■岩上安身によるインタビュー今後の日程・配信予定~ 中東危機について連続インタビュー! 25日(火)午後7時からパレスチナの平和を考える会事務局長の役重善洋氏にインタビューを行います! 米国のイラン敵視政策の背後にはイスラエルの存在が! 放送大学名誉教授の高橋和夫氏へもインタビュー予定! 2日かけて録画収録した坂本雅子・名古屋経済大学名誉教授インタビューは、準備ができ次第録画配信の日程をお知らせします!
┠■6月30日開催の「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」は急遽お席を増設して追加であと7名様分のお席をご用意いたしました! ぜひお早めにお申し込みください! また今期1200万円超の赤字の危機にあるIWJを、ご寄付・カンパでご支援くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます!
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■はじめに~6月18日22時22分、山形県沖地震発生! 被害が少なかったのは奇跡!? 「柏崎刈羽原発は稼働してはならない」! イージス・アショアの配備計画の根本問題も浮き彫りに!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 6月18日、22時22分、山形県沖(北緯38.6度、東経139.5度)で、地震の規模(マグニチュード)6.7(暫定値)の地震が発生しました。震源の深さは14km(暫定値)でした。震度5弱以上の各地の震度は次のとおりです。

 震度6強 新潟県村上市 震度6弱 山形県鶴岡市 震度5弱 新潟県長岡市、柏崎市、阿賀町 山形県酒田市、大蔵村、三川町 秋田県由利本荘市

 津波の発生状況は、新潟で最大波0.1メートル(19日00時06分観測)でした。酒田、粟島、佐渡市鷲崎、輪島港で微弱でした。地震直後に想定された津波の高さは1メートル、想定を下回ったのは、不幸中の幸いでした。

※山形県沖を震源とする地震について(第4報)(国土交通省、2019年6月19日8:00作成)
https://www.mlit.go.jp/common/001294082.pdf

 総務省消防庁災害対策本部が、19日午前9時45分に発表した被害状況によると、人的被害は次のとおりです。

【宮城県】軽傷4人(仙台市、栗原市、大崎市2人)
【山形県】軽傷17人(酒田市3人、鶴岡市10人、川西町、真室川町、高畠町、遊佐町)
【新潟県】重傷1人(燕市)軽傷3人(村上市、柏崎市、新潟市)
【石川県】軽傷1人(七尾市)

 消防庁災害対策本部のまとめでは、19日9時30分時点での避難状況は、山形県鶴岡市の40人、新潟県村上市の4人の計44人となっています。

※山形県沖を震源とする地震による被害及び消防機関等の対応状況(第7報)(消防庁災害対策本部、2019年6月19日9時45分)
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/190618_yamagaatjisin_7.pdf

 揺れの体感は、山形県広報課によると「揺れの強かった鶴岡市とは違って県庁は内陸にあり、震度は3~4で、横揺れの地震で時間は短かった」とのことです。また、SNSでは、新潟市の方のツイートに「15年前の中越地震と同じくらいの揺れだったかもしれない」という声もありました。

 山形県沖地震が起きた6月18日は、ちょうど、大阪北部地震の1周年にあたります。大阪北部地震の地震の規模は、マグニチュード6.1でした。震源の深さは13kmで、最大震度は6弱(大阪府大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市)と、今回の山形県沖地震とほぼ同じでした。大阪北部地震では、震源地が高槻市だったために最大震度が都市部に集中し、死者6人、重症62人、軽傷400人と、大きな被害が出ました。今回の山形県沖地震の震源地は山形県沖で、被害が奇跡的に少なかったのは、偶然と言えるのではないでしょうか。

 今回の山形県沖地震で、もっとも気になるのが柏崎刈羽原発の存在です。原子力規制委員会は、地震直後の6月18日22時36分に、東電の柏崎苅羽原発(柏崎市:震度5弱、刈羽村:震度4)、福島第一原発(双葉町:震度4)、東北電力女川原発(石巻町:震度4)の各原発に異常はないと発表しています。

※緊急情報 異常なし(第1報)山形県沖で発生した地震の影響(原子力規制委員会、緊急時情報ホームページ)
https://kinkyu.nsr.go.jp/kinkyu/2019/06/post-43.html

 しかし、今、問題がなければいいというものではありません。そもそも、今回の山形県沖地震は、予測されていた地震ではありません。プレートテクトニクスなど、マクロレベルで地震を捉える地震学と異なり、実際の地表の変化に注目する変動地形学が専門の渡辺満久東洋大教授は、IWJのインタビューの中で、「家具の倒壊などを引き起こすマグニチュード7クラスの震源となり得る活断層の探索では、9割のマッピングが完了しているが、M6クラスの活断層については調査されていないか、調査ができない。そのため、M6クラスの地震であれば、日本国内のどこででも起きうる」と述べています。

 さらに、渡辺氏は「志賀、東通、敦賀、柏崎刈羽、泊、大間の各原発は稼働してはならない!」と強調、「完全にアウト」と指摘しています。いずれの原発も、敷地内を活断層が突っ切る形で存在しており、地震発生時に施設自体に影響を与える可能性があるためです。

 つまり、柏崎刈羽原発には、マグニチュード7クラス以上の地震が起きる可能性があるということです。しかも、既知・未知に限らず、これらの活断層は、いつ動くのかだれにも予測ができないのです。

※ 核燃料再処理工場のある六ヶ所村で「想定される地震はマグニチュード8クラス」!? 浜岡原発も危険すぎる!! 岩上安身による変動地形学研究者・渡辺満久東洋大教授インタビュー 2018.7.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427608

 その上、ここ数日、マグニチュード4クラスの地震が頻発しています。日本と関連しうる環太平洋火山帯の地震活動情報などを図解発信しているITOITO-STYLE編集部は次のようにツイートしています。

 「ここ数日、日本全国でM4クラスの地震が相次いでいます。6/1から数えるとM4クラスは合計13回。6/11は鹿児島の桜島が19日ぶりに噴火、6/9には同じ環太平洋火山帯のインドネシアのシナブン山も噴火しており、地殻活動が活発になっているようです」

※ITOITO-STYLE編集部ツイッター(2019年6月11日)
https://twitter.com/ITOITO_STYLE/status/1138441231862706176

 現在、原発事故が起きていないのは、偶然と言うほかありません。偶然の連続の上に、私たちの日常が営まれていることに、改めて戦慄します。

 また、原発という巨大システムには、人間とのインターフェースが原理的に付きまとい、原発システムと人間との間に常に微妙な問題を抱えています。

 たとえば、今回の山形県沖地震では、柏崎刈羽原発の運転当事者である東電は、18日夜、山形県沖地震の発生直後に柏崎刈羽原発の状況について地元自治体にファクスで速報した際、原子炉全7基の一部設備で「異常あり」と誤記していました。

※ 「柏崎刈羽の原子炉設備に異常」 東電、自治体に誤連絡(朝日新聞、2019年6月19日)
https://www.asahi.com/articles/ASM6M42YRM6MUOHB01D.html

 使用済み燃料プールを冷却する電源の状況を伝える項目に、全7基とも「異常あり」を示す「有」の欄に「○」がついていたのです。同原発は全7基が停止しており、現状では燃料プールの事故リスクが最も高いはずです。

 こうした情報伝達も原発という巨大なシステムの一部であり、そのシステムは人間とのインターフェースを持つために、ヒューマンエラーが起こりうるのです。システムと人間の微妙な接点のズレが生じ、インターフェースによって、原発になんらかのアクシデントが起きた時、考えられないような運転停止の作動ミスも起こりえます。実際にヒューマンエラーから起きた大事故がチェルノブイリ原発事故でした。

 仮に原発事故が起きてしまったとしたら、どうなるでしょうか。大飯原発再稼働の差し止めを命じた福井地裁判決では、原発から半径250km圏内の住民の人格権が侵害されると認定されました。原発を中心に半径250km圏内をマッピングすると、住民の人格権が侵害されずに済むのは、沖縄と北海道東部だけになります。

◇人格権とは、生命や身体、自由や名誉など個人が生活を営むなかで、他者から保護されなければならない権利を指し、憲法13条などが保障する。

※大飯再稼働差し止め 原発は人格権侵害 福井地裁 福島事故後初(赤旗、2014年5月22日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-05-22/2014052201_01_1.html

※赤旗政治記者のツイッター(2014年5月23日)
https://twitter.com/akahataseiji/status/469658076757250048

 また、山形県沖地震は、防衛省が進める「イージス・アショア」の秋田県の陸上自衛隊新屋演習場の「適性」について、根本的な問題を投げかけています。新屋に関しては、データの誤りや二転三転する説明で、「適地」とする根拠が崩壊しています。そこに、今回の地震で津波が「配備地の適性」の問題点として大きくクローズアップされることになりました。

※秋田・山口 「米国防衛」の「適地」陸上イージス配備先 専門家が指摘 ハワイ・グアム射程の直下(赤旗、2019年6月18日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-06-18/2019061801_01_1.html

 防衛省が5月27日に秋田県や秋田市に提出した調査報告書では、配備予定の陸上自衛隊新屋演習場は「津波の影響がない」としていました。その後、岩屋防衛相は「敷地整備をしっかり行えば、津波の影響の心配はないと考えて、説明が必ずしも十分できていなかったのは事実。その点も含めて説明し直したい」と釈明していました。

※陸上イージス、失態続き 選挙前、自民は沈静化躍起だが(朝日新聞、2019年6月18日)
https://www.asahi.com/articles/ASM6K4VQWM6KUTFK00M.html

 新屋演習場は、日本海に近く、今回の山形県沖地震のような日本海沖を震源地とする地震が起きれば、当然、津波の影響は免れません。今回の山形県沖地震は、防衛省のイージス・アショア配備計画の杜撰さを改めて印象付けることになりました。政府にとって、秋田がイージス・アショアを設置するために適地かどうかどうでもいいことだったのではないかと疑いたくなります。

 イージス・アショアで、いつどこから日本の方向へ飛来するのかわからない北朝鮮の弾道ミサイルすべてを撃ち落とすことはできません。仮に秋田に設置するイージス・アショアが「米国防衛」のため、ハワイに向かう長距離弾道ミサイルだけを対象にしたとしても、発射地点が舞水端里(ムスダンリ)あるいは東倉里(トンチャンリ)だけであると限定する根拠はありません。北朝鮮はミサイルを移動させ、別の地点から発射する可能性もあります。

 さらに、イージス・アショアのミサイルの速度では、長距離弾道ミサイルの速度に追いつくことができず、長距離弾道ミサイルの発射時点と発射場所を即座に特定できなければ計算して撃ち落とすことはできません。始めから、イージス・アショアの配備計画はナンセンスであり、不必要な米国の兵器を買って、米国が押しつけてくる要求を満たすこと自体が目的だったことは明らかです。

 「イージス・アショア」・弾道ミサイルについての過去の記事は下記のURLからご覧ください。

※(再掲)「イージス・アショア」を買わされた日本はカモにされたのでは!? IWJが小野寺防衛相を直撃!安倍政権の軍事国家化に拍車か!? 会見では護衛艦「いずも」の空母化検討に質問相次ぐ 2017.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408502

【ハイライト】「ガラスから遠ざかること、それ以外に打つ手なし」~ これがリアルの戦争で外交官の下した結論! Jアラートは北朝鮮製ミサイルに間に合わない!元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー 2017.6.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/385182

※北朝鮮の弾道ミサイルは日本のどこを狙うのか!? 防衛システムは対処できるのか!? 岩上安身による軍事ジャーナリスト・福好昌治氏インタビュー!第1弾 2017.4.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/374531

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◆中継番組表◆

**2019.6.20 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】13:00~「国家戦略特区利権隠ぺい疑惑 野党合同ヒアリング―議題:前回の宿題返しなどについて、内閣府、農水省よりヒアリング」
https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 国家戦略特区利権隠ぺい疑惑 野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた野党合同ヒアリング関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%87%8E%E5%85%9A%E5%90%88%E5%90%8C%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
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【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【IWJ_Youtube Live】18:30~「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏へのインタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた田岡俊次氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%94%B0%E5%B2%A1%E4%BF%8A%E6%AC%A1

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◆中継番組表◆

**2019.6.21 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

あたたかいご支援をいただき、たいへんありがとうございました。IWJ存続の危機のなか、取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまに、心より御礼申し上げお名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告(2019年5月)>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/38798

「アルバイトばかりが大変な業務をさせられているのに賃金が低い」「同じ会社で同じ仕事なのに働いている場所で給料が違うのは不本意」学生・医療従事者・サラリーマンらが週末の新宿駅西口でアピール! ~ディーセントワーク統一行動 街頭宣伝
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450585

「私たちがどれだけ期待していたか」!! 東電のミスによって排気塔解体担当の地元企業が力を発揮できなかったことに蜂須賀禮子・大熊町商工会長、悲痛な訴え!~6.17特定原子力施設監視・評価検討会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450805

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■昨日19日、約1年ぶりの党首討論が開催! 野党党首からの質問は老後資金「2000万円必要」問題に集中するも、安倍総理は正面から具体的な回答はせず!

 昨年6月27日以来1年ぶりの党首討論が、昨日19日に開かれました。野党党首から安倍晋三総理への質問は、やはり、老後資金として年金以外に「2000万円必要」と金融庁金融審議会WG(ワーキンググループ)が試算した問題に集中しました。

 最初に質疑に立った立憲民主党の枝野幸男代表は、収入が少ない低所得者を対象に、医療や介護、障害、保育の社会保障の自己負担の総額に上限を設け、超えた分を国が補助する仕組みである「総合合算制度」の導入の必要性を訴えつつ、以下のように安倍総理に迫りました。

※総合合算制度、どこへ消えた 医療・介護・障害・保育、低所得者の負担総額に上限(朝日新聞、2016年2月6日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S12196483.html?_requesturl=articles%2FDA3S12196483.html&rm=150

 「その(総合合算制度導入の)前提として、質、量ともに医療や介護のサービスが不足している。この大きな要因は、低賃金による人手不足の慢性化であります。介護、医療従事者の賃金を抜本的に底上げしていくということ。こうした形で、サービスの質、量の安定と、所得に応じた自己負担の低廉化を進めていくべきだと思っています」

 枝野氏はこのように述べてから安倍総理に見解を問いましたが、安倍総理の答弁は、次のような民主党政権叩きと「アベノミクスの成果」をアピールするものでした。

 「この6年間で380万人の方が新たに働き始めた。正社員についてもこの6年間で150万人増えました。我々が政権交代する前は、正社員が50万人減っていたんですが、150万人増えたことによって、たとえばマクロ経済スライドの数字は0.9から0.2に改善しました。

 (公的年金の積立金は6年間で)44兆円の運用益が出ているわけでありまして、民主党政権時代の約10倍は運用益が出ている。つまり、しっかりと経済を成長させ、働き手を増やし、保険料収入も増えている、マクロ経済スライドのマイナス分も減っていくということになるわけです。

 最低賃金につきましても、我々が政権を奪還してからこの6年間で、125円増えています。民主党政権時代も、皆さん、頑張ったと思いますよ。皆さんの時には、36円増えています。(民主党政権の)皆さんは3年間で、私たちは6年間で。私たちは、2倍の期間で3.5倍、最低賃金が増えているということであります」

※年金積立金の株投資で株価上昇も投資減なら下落(Economic News、2019年6月12日)
http://economic.jp/?p=85526

 まったく質問に答えていない安倍総理に対して、枝野氏は、「(民主党政権時代の)2010年から2012年の実質経済成長率は1.8%。(第2次安倍政権以降の)2013年から2018年の経済成長率は1.1%」であることを指摘した上で、こう断じました。

 「先ほどの安倍総理の答弁は、私の問いかけに答えていませんでした。年金の範囲の中で一定の医療や介護を受けられる総合合算制度というものについて、まったく答えをスルーされました。この制度は導入が検討されていましたが、軽減税率導入の財源にするために、実施されない流れになっていることを付け加えておきたいと思います」

 共産党の志位和夫委員長は、最近、安倍政権が答弁の中で乱発している「マクロ経済スライド」による年金給付の問題を追及しました。マクロ経済スライドとは、現役人口や平均寿命などの社会情勢にあわせて年金の給付水準を調整する仕組みです。マクロ経済スライドでは、基礎年金の給付水準が2043年には今の給付水準よりも3割も低下することを、共産党の小池晃参議院議員が6月18日の参院財政金融委員会で指摘しています。

※マクロ経済スライドってなに?(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/finance/popup1.html

※論戦ハイライト 生きていけない 基礎年金3割減 参院財政金融委 小池氏の追及(しんぶん赤旗、2019年6月19日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-06-19/2019061903_01_1.html

 志位氏は、マクロ経済スライドの中止を訴えるとともに、安倍総理に対して以下のような提案をしました。

 「マクロ経済スライドを中止しても、給付と負担のバランスを取る手立てはいくつもあります。私はその手立ての一つとして、高額所得者優遇の保険料のあり方を正すことを具体的に提案いたします。今の年金保険料は、月収62万円、ボーナスを含め、年収で約1000万円を超えますと、保険料負担が増えない仕組みになっています。

 そこで提案ですが、約1000万円の上限額を健康保険と同じ約2000万円まで引き上げる。そのことによって、約1.6兆円の保険料収入が増えます。その際、米国でやっているように、高額所得者の年金給付の伸びを抑制する仕組みを入れる。そうすれば、それによる給付増分を差し引いても、毎年約1兆円もの保険料収入を増やすことができます。この1兆円を、マクロ経済スライドをやめて、減らない年金にする財源にあてる。これが私たちの提案であります」

 しかし、安倍総理は志位氏の提案をまともに受け止めはしませんでした。

 「マクロ経済スライドを廃止して、将来の受給者の給付が減らないようにするには、7兆円の財源が必要でございます。皆さんはその財源があるとおっしゃっています。この巨大な財源はそう簡単には出てこないわけであります。

 いずれにしても、私たちはマクロ経済スライドで、今の受給者と将来の受給者のバランスをはかっていく、給付と負担のバランスをはかっていく。マクロ経済スライドをやめるというのは、馬鹿げた提案だと思います」

 志位氏の提案を「馬鹿げた提案」と吐き捨てた安倍総理ですが、6月18日付の朝日新聞によると、安倍総理は、年金以外に「2000万円必要」とした金融審議会の報告書の問題について、「金融庁は大バカ者だな。こんなことを書いて」と周囲に漏らしていたと報じられました。

※首相激怒「金融庁は大バカ者」 官邸主導、異例の火消し(朝日新聞、2019年6月18日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM6L4JWTM6LUTFK00Z.html

 志位氏の前に質疑に立っていた国民民主党の玉木雄一郎代表は、「金融庁は大バカ者だな」発言の報道は本当かどうか、安倍総理に質しました。安倍総理はこう答えました。

 「私はめったに激怒しない人間として、自民党では理解されているわけであります。円満に生きているつもりであります。大切なことは、国民に誤解を与えることのない資料を作ることではないかと思います」

 安倍総理は、報じられた発言自体は否定しませんでした。

■「公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する」とした金融庁の金融審議会の報告書問題、野党の追及に対して麻生太郎金融担当相がでたらめな発言!! さらに、同報告書に対する「質問への答弁控える」との閣議決定!!

 立憲民主党の蓮舫副代表は、6月18日の参院財政金融委員会で、金融庁の金融審議会WG(ワーキンググループ)の「公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する」とした報告書をめぐる問題について、麻生太郎副総理兼金融担当相を問いただしました。

※速報!麻生大臣VS蓮舫氏 対決の瞬間(テレ東NEWS、2019年6月18日)
https://www.youtube.com/watch?v=uKfF8VJCimY

 同委員会で麻生氏が同報告書について「生活不安を煽るという形になったところがまったく政府の意図するところとは違っており、受け取ることはできない」と繰り返しました。

 これに対し、蓮舫氏は「有識者に諮問をして受け取った報告書というのは極めて専門性が高いんです。受け取った時点で当時の政府のスタンスと違っていたとしても、今後の政策を作っていく時の大切な軸になるんです。それをその時々の都合の良し悪しであったものにする、なかったものにするというのは二重基準で、むしろ政府の信頼、あるいは年金の信頼を失墜させると思います」として、政権の「不都合な真実は隠蔽する」という体質を痛烈に批判しました。

 また、蓮舫氏が 、麻生氏の『中央公論』2008年3月号における「政府がどんなに100年安心と謳っても、自戒を込めて言えば、もはや信用する人は誰もいない」という発言について問いただしたところ、麻生氏は「それを解消するために平成16年(2004年)の改正をした」と得意気に答えました。

 この答弁に対し、すかさず蓮舫氏は「平成16年(2004年)の改正から、これ(『中央公論』の麻生氏へのインタビュー記事)は4年経っていますよ。時差があります、間違えていませんか。つまり、100年安心の改正をして4年経って、『信用する人は誰もいない』と言及しているんですよ」と追及しました。

 蓮舫氏のこうした指摘に対し、悪びれることなく、麻生氏は表情一つ変えることもなく、インタビューの趣旨とは全く関係のないことを述べ、蓮舫氏を挑発しました。

 麻生氏の、自分の過去の発言に対して責任を持たない、いい加減な姿勢は、政治家としては致命的なのではないでしょうか。なぜこんな人物が副総理兼金融担当相というポストに着いているのか、まったく理解できません。

 さらに理解し難いことに、政府は6月18日、金融審議会報告書に関する質問への答弁は差し控えるとする閣議決定を行いました。

※老後2000万円報告書「質問への答弁控える」政府 閣議決定(NHK NEWS WEB、2019年6月18日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190618/k10011956861000.html

 立憲民主党の中谷一馬衆議院議員は質問主意書で、金融審議会報告書に対する政府の見解をただしましたが、これに対し政府は、「報告書は世間に著しい誤解や不安を与え、政府の政策スタンスとも異なることから、正式な報告書としては受け取らないと決定し、政策遂行の参考とはしないとしたところであり、報告書を前提としたお尋ねにお答えすることは差し控えたい」とする答弁書を閣議決定しました。

 政権にとって不都合な真実が書かれている報告書は受け取らず、政策遂行の参考にしない、とする驚くべき傲慢さ。安倍政権が閣議決定までして行う「真実に基づかない政策遂行」とは一体どのようなものなのでしょうか。野党から追及を受け、議論を持ちかけられてもいい加減な答弁でその場しのぎを繰り返し、遂には「質問への答弁は控える」と閣議決定をする。こうした安倍晋三政権の姿勢は、まさに「政府の信頼、あるいは年金の信頼を失墜させ」ているのではないでしょうか。

 「公的年金だけでは老後資金が2000万円不足する」とした金融審議会の報告書の問題については、IWJが金融庁に直撃取材を行った以下の記事をご覧ください。

※「今後は公的年金だけでは満足な生活水準に届かない可能性がある」!? 2000万円の自助が必要と指摘した金融庁の報告書案がネットで炎上! IWJが金融庁に直撃取材!結論は投資信託のセールス!? 2019.6.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449979

 また、IWJは「2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング」を中継し、録画をアーカイブにアップしました。こちらもあわせてご覧ください。

※「100年安心の年金制度」は破綻した!? 発案者は誰だ!? 業界からの要請!? 金融庁は投信会社の回し者か!? ~2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング 2019.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450065

※自民党が金融庁の「老後足りない2000万円」報告書を撤回要求!? 選挙前に財政検証・改善策を議論せよ~6.11第2回 2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング 2019.6.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450362?fbclid=IwAR2NUADrQHFrG3ZPm1LcSyWAG4bAXvCKCH53iIKeE4k6JxeXP_s70mwr1-M

※自民党と『未来投資会議』が求めた在職老齢年金のオプション試算はいつからやり始めたのか!? 財政検証が遅れているのはおかしい!? ~6.13第3回 2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング 2019.6.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450451

■<本日のインタビュー>本日午後6時半より、「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? ~岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー」を冒頭以降は会員限定で配信します!

 本日午後6時半より、軍事ジャーナリストの田岡俊次氏に、緊迫するイランをめぐる国際情勢と、6月末に大阪で開かれるG20を目前に控えた米中貿易交渉の様相について、岩上安身がインタビューします!

 6月13日、イランとオマーンとの間にあるホルムズ海峡で、日本の海運会社「国華産業」が運航するタンカー(パナマ船籍)と、台湾の石油大手・台湾中油のタンカーが攻撃を受けました。

※Exclusive: President Trump Calls Alleged Iranian Attack on Oil Tankers ‘Very Minor‘(TIME、2019年6月18日)
https://time.com/5608787/iran-oil-tanker-attack-very-minor/

 このタンカー攻撃事件に対する米国の反応には、異例の「素早さ」が感じられます。ポンペオ米国務長官は同事件が発生した13日のうちに、タンカー攻撃は「イランに責任がある」「イランは日本のタンカーを攻撃し、船員の命を脅かすことで日本を侮辱した」などと、露骨にイラン側を非難しました。そして米軍も同日、イラン海軍艇が攻撃を受けた日本のタンカーから不発の水雷を取り外している映像なるものを公開しました。

※U.S. Central Command
https://www.centcom.mil/MEDIA/VIDEO-AND-IMAGERY/VIDEOS/videoid/689676/

 こうした、米国務省による「イランによる対日攻撃」を示唆するような一方的な決めつけと、米軍がその証拠にあたる動画を公開という段取りには、ある種の「準備の良さ」を疑わせるものがあります。この問題を追及していくためには、米国が関わってきた数々の戦争の歴史(たとえば、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争など)もあわせて考える必要があります。

 それらの戦争の開戦に際して米国は、どのような開戦の口実を用意していたでしょうか? なお当然ながら、日本は日米安保条約を結んでおり、安倍政権下で集団的自衛権を容認してしまっていますから、そうした米国の戦争の歴史とこれからの国際的な緊張と無関係ではいられません。

 以上のイランをめぐる国際情勢、その背景を考える上で避けて通れない米国の対中東政策の歴史などについて、田岡氏にうかがっていきます。

 その後には、米中貿易摩擦を扱います。様々な経済指標を示しながら、米中両国の経済での実力を明らかにしていきます。その上で、米中の狭間で日本はどのような外交をしていくべきか、田岡氏に見解をうかがいます。ぜひ下記URLよりご視聴ください。

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【IWJ_Youtube Live】18:30~「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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■岩上安身によるインタビュー今後の日程・配信予定~ 中東危機について連続インタビュー! 25日(火)午後7時からパレスチナの平和を考える会事務局長の役重善洋氏にインタビューを行います! 米国のイラン敵視政策の背後にはイスラエルの存在が! 放送大学名誉教授の高橋和夫氏へもインタビュー予定! 2日かけて録画収録した坂本雅子・名古屋経済大学名誉教授インタビューは、準備ができ次第録画配信の日程をお知らせします!

 日本の未来を大きく左右する参院選が迫る中、岩上安身は、アクチュアルなテーマで精力的にインタビューを行っていきます! 今後のインタビューの日程、配信の予定は以下の通りです。

・6月25日(火)18:00~ 大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏
・7月中(予定)  国際政治学者・放送大学名誉教授 高橋和夫氏
・坂本雅子・名古屋経済大学名誉教授(録画収録) 準備でき次第、日時をお知らせいたします。

 『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』の著者で、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員・パレスチナの平和を考える会事務局長の役重善洋氏には、緊迫する中東情勢について、25日(火)18:00からお話をおうかがいする予定です。昨年の7月、8月のインタビューは下記のURLをご参照下さい。

※安倍総理は「ジェンタイル・シオニスト」!? 米国の「イスラエルびいき」の背後にある「ジェンタイル・シオニズム」とは!? 岩上安身が「パレスチナの平和を考える会」事務局長・役重善洋氏にインタビュー第1弾 2018.7.24 
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428159 

※米国によるイスラエル「偏愛」の歴史的起源!「ユダヤ人帰還論」!? 誤解された「オスロ合意」の真実とは!?~岩上安身による『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏インタビュー 第2弾 2018.8.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430069
 
 中東問題がご専門の国際政治学者で放送大学名誉教授の高橋和夫氏にも、7月中にインタビューを行う予定です。高橋氏には今年4月のイスラエル総選挙の結果を受け、イランをめぐる米国とイスラエルの動きについて、コメントを頂いています。ぜひ以下の記事をご一読ください。

※ネタニヤフ氏勝利でパレスチナ国家がさらに遠のく!? イスラエルは好きなことが何でもできる!? 高橋和夫・元放送大学教授がIWJの直撃取材にこたえて警告! 「ホルムズ海峡封鎖でイラン攻撃がありえる」! 2019.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447493

 高橋氏には昨年10月、トルコでのサウジアラビア記者カショギ氏殺害から、中東での米国覇権に関するインタビューも行っています。こちらもぜひ合わせてご覧ください。

※【祝・安田純平氏 無事生還記念!】サウジが「イスラムの盟主」の時代は終わり!? カショギ氏殺害と安田氏解放から米国覇権の陰りが見える!? 岩上安身が高橋和夫・放送大学名誉教授にインタビュー 2018.10.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434645

 また、岩上安身は6月17日と18日、2日連続で大著『空洞化と属国化 日本経済グローバル化の顛末』(新日本出版社、2017年 https://amzn.to/30HIK7h)の著者で名古屋経済大学の坂本雅子名誉教授に「産業の空洞化」の現実と日本の「新・属国化」について、録画でインタビューの収録を行いました。

 坂本氏は日本経済の衰退の本質を、電機産業に象徴される国内産業の空洞化と、新自由主義の権益拡大によるグローバル化、そしてグローバル化のもう一つの側面である属国化であると分析しています。

 こちらのインタビューは編集作業が終わり次第、録画配信の日程をこの日刊IWJガイドやツイッター、フェイスブックなどでお知らせいたします。

 今後も続々と岩上安身によるインタビューをお届けしていく予定です。ご期待ください。

■6月30日開催の「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」は急遽お席を増設して追加であと7名様分のお席をご用意いたしました! ぜひお早めにお申し込みください! また今期1000万円超の赤字の危機にあるIWJを、ご寄付・カンパでご支援くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 IWJでは、不足する活動資金を集めるために、6月30日、都内で「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を開催いたします。

 たくさんの皆様からご応募いただいておりますので、急遽、追加であと7名様分のお席をご用意いたしました。ぜひお早めに、下記URLよりお申し込みください。

ただ、残念ながら、この「ファンドレイジングシンポジウム」だけでは、まだまだ赤字解消には程遠いのが現実です。

 そこで、明日6月20日以降、1万円以上のご寄付をくださった方へ限定で、当日こちらのイベントを生配信することにいたしました。

 以前より、お住まいが遠方のためイベントに参加できない、といったお声をいただいておりました。技術的な問題もなくはないのですが、ライブでご覧いただけないか、動画班スタッフと工夫を重ね、今回は当日参加できない方にも、会員の方限定で、生中継でイベントをご覧いただけるようにいたしました。

 イベント前日の29日土曜日までに、イベントご視聴のためのURLとログインパスワードをメールでお送りいたしますので、前々日の28日金曜日15時までに、1万円以上のご寄付をお寄せください。その際、ぜひIWJサイトの「ご寄付・カンパのお願い」ページ末尾にある「足あと(寄付・カンパの情報登録)」にお名前とメールアドレスと会員番号をご入力ください。必ず、このお名前とメールアドレスと会員番号をお忘れにならないようにお気をつけください!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」参加お申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScPKrP4HkGwgae1Bbeqc1xfzjeokYNeyG-s8P74L1RPegU3yA/viewform

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◆日時:2019年6月30日(日)
開場 15:00 開演 15:30 ~ 終演 20:30 (予定)
◆会場:ライブレストラン 六本木バードランド (http://www.bird-land.co.jp/
106-0032 東京都港区六本木3-13-14ゴトウビル3rd 5F
TEL.03-3402-3456
地図: http://www.bird-land.co.jp/#footer
◆参加費:20,000円 夕食、飲み物代金込み。会場受付にて現金でお支払いください。
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 現在、登壇が決まっているゲストは、明石順平弁護士、エコノミスト・田代秀敏氏、ジャーナリスト・吉田敏浩氏、永井幸寿弁護士、京都精華大学専任講師・白井聡氏、東京大学大学院・石田勇治教授の6名です。

 参院選、場合によっては衆参同日選が迫る中、このファンドレイジングシンポジウムでは、日本が直面している金融財政危機、対米従属の現実と、その宗主国・米国が覇権をかけて中国との対決姿勢を強めている問題、また安倍政権が狙う改憲に含まれる緊急事態条項の危険性などを真正面から取り上げます。

 米国は、中国に対する制裁を強めており、貿易摩擦から経済戦争へとエスカレートし、そして経済上の対立という枠をはみ出した全面的な対立・対決に移行しつつあるように見えます。そんな状況下、日本は対米追従一本槍の外交・安全保障政策でいいのでしょうか?

 対米従属路線以外に道を知らない自民党政権が、緊急事態条項を利用して独裁体制を作り上げた時、日本は米国のためにどんな戦争を強いられることになるのでしょうか?

 自民党の改憲案に含まれる緊急事態条項の条文には、どんな危険性が潜んでいるのでしょうか?

 噂のMMT理論は、本当に、ハイパーインフレも国債のデフォルトも起こさずに、打ち出の小槌のように、富裕層や大企業への課税という難題を回避して、財源を確保することができるのでしょうか?
 
 莫大な財政赤字を抱えた日本政府は、いよいよ財政危機が待ったなし、となった時、緊急事態条項をどのように悪用する可能性があるのでしょうか?

 戦争、あるいは敗戦直後のようなハイパーインフレが近い将来、現実のものとなったら、緊急事態条項はどのように使われるのでしょうか?

 その時に日本の農業が壊滅状態となっていたら、私たちはどうやって生き抜いていけばいいのでしょうか?

 こうした問題について、ゲストそれぞれの専門分野の知見をもとに、お話していただく予定です。

 このファンドレイジングシンポジウムは、IWJの活動資金集めのために行うものです。

 参加費にご寄付分を上乗せさせていただくため、恐縮ですが高めの料金設定となっています。参加費に上乗せされたご寄付分は、IWJの赤字転落回避のために、また目前の参院選をマスメディアが伝えない角度から独自に報じ、論じてゆくための活動資金として、大切に使わせていただきます! ご理解いただきたいと存じます。

◇<IWJ今期は1000万円超の赤字が発生する危機にありますが、参院選もしくは衆参ダブル選が迫る中、権力へ忖度せずに真実を追求する報道を断固として続けます! IWJが日本の運命を大きく左右しうる今年夏を乗り越えられるよう、どうか皆様、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!>

 7月に決算月を迎えるIWJは、今期第9期も残りあと1ヶ月半となりました。

 連日お伝えしていますように、IWJは今、前期第8期に続き、今期も赤字となる危機に瀕しています。

 今期が始まった昨年8月1日から今年6月17日までのご寄付・カンパは目標額の77%で、じわじわと下がってきています。今月のご寄付・カンパは、6月19日までの時点で月間目標額の35%と非常に厳しい状況です。6月も3分の2が過ぎようとしている中で、目標額の3分の1にやっと到達しました。

 このまま推移すると、今期のご寄付・カンパの不足分は2割以上になり、1200万円を大きく上回る赤字が発生してしまいます。小さな企業であるIWJにとって1200万円を超える赤字はとても大きなダメージです。前期も赤字でしたが、今回は赤字幅が上回りそうで、IWJの活動を維持していくことがますます困難になります。

 今期、岩上安身は自分の報酬を50%削ることを決断しました。IWJ全体の支出も徹底的に見直し、毎月のご寄付・カンパの目標額を500万円から450万円に削減して、緊縮財政でどうにか活動を維持しています。しかし、このままでは、IWJの発展はおろか、ジリ貧となって活動の大幅な縮小も視野に入れざるをえなくなってしまいます。

 今年夏は参院選が行われます。政府・与党は参院選の日程を「7月4日公示、同月21日投開票」とする方針であることが報じられており、この方針通りになったとすれば、参院選の公示日まで3週間を切ったことになります。

※参院選、7月21日投開票へ 衆参同日選は見送り強まる(日本経済新聞、2019年6月11日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45904990Q9A610C1MM8000/

 また、6月13日に岩上安身が立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員に行ったインタビューでは、逢坂議員は「衆参ダブル選の芽は消えていない」と語っていました。大手メディアは6月9日以降、一斉に衆参ダブル選の見送りの可能性が高いことを報じましたが、逢坂議員は、これらの報道が政府側からの「リーク」である可能性に言及しています。

※逢坂誠二議員が「衆参ダブルの芽は消えていない」と警戒! 与党は予算委員会開催を拒否し続けて選挙の争点を隠し、ダブル選となだれ込むのか!? 岩上安身による立憲民主党・衆院予算委員会野党筆頭理事・逢坂誠二衆院議員インタビュー 2019.6.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450455

 今年夏の衆参ダブル選の可能性は決して消えたわけではありません。それどころか、安倍晋三総理率いる自民党は、公明党、日本維新の会とともに緊急事態条項を含む憲法改正の発議を目指して、改憲勢力が衆参両院で3分の2を上回るよう、着々と準備を進めていると思われます。

 国会では予算委員会が与党の審議拒否にあい、もう100日以上も開かれていません。マスメディアの報道も緊張を失したものになり、特に改憲問題などは日々のニュースではほとんど取り上げられることがありません。

 メディアが取り上げない話題は、有権者も関心を失っていきます。改憲を隠す与党のステルス作戦に見事にはまってしまっている、ともいえるかもしれません。

 しかし、IWJは、どのメディアも取り上げようとしない、この夏の選挙の真の争点について、徹底的にこだわって取り上げ続けていきます。

 危機的な財政難にあるIWJですが、日本の運命を大きく左右しうる今年夏の参院選、あるいは衆参ダブル選が目前に迫っている以上、私たちIWJは、権力に一切忖度しない報道をとことん追求します。そのためにも、どうか、皆様のお力添えをいただきたいと存じます。

 IWJがこの運命の夏の選挙について、マスメディアが決して取り上げない独自の観点から粘り強く報じられるように、そしてIWJ自身の危機の夏も乗り越えられるように、どうか、皆様、ご支援のほど心からよろしくお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
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※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■IWJの会員になって、ぜひIWJの活動を支えてください! できればぜひ、サポート会員に!! このたびサポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookにサポート会員限定コミュニティを作成いたしました。

 このたびサポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました。

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで始めることにしました。

 このグループはIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 また、もうひとつ、同じくFacebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました。

※ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会員だけでなく、会の趣旨に賛同する方は、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティーです。

 緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、いまだに周知されていません。参院選では表立った争点にはなっていませんが、この改選で、改憲勢力が3分の2の議席を占めることになれば、この緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性があります。少しでも、この危険な条項について、警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティーを開きます。

 上記の「IWJファンドレイジング・シンポジウム2019 改憲か否か!? 運命の夏」を、緊急事態条項の発議阻止を大きなテーマとし、参院選前に開催します。会場にお越しになれない方は、ぜひ、会員登録の上、ライブ配信にご参加ください。

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストを頂いております。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

 IWJは、会員の皆様お一人お一人の会費によって支えられています。どうか、IWJ会員にご登録いただき、継続的なご支援をお願い致します。

 IWJが赤字に転落することなく無事に第9期を終え、新しい第10期を迎えることができますよう、みなさまのお力添えをよろしくお願いいたします。

 IWJの会員数は、6月13日時点で5279名様です。会員に登録してくださった皆様、会員を継続してくださっている皆様、本当にありがとうございます!

 IWJでは、毎月15日の時点で、会費が未納になっている方へのサービス提供をいったん停止させていただいております。滞りなくサービスをご利用していただくためにも、どうぞ、会費のお支払い状況をご確認ください。

 この日刊IWJガイドをお読みの方で、まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にご登録をご検討ください。また、まわりにまだ会員でない方がいらっしゃったら、ぜひIWJ会員へのご登録をお勧めしてください!

 一般会員にご登録していただくと、岩上安身インタビューなどの独自動画コンテンツを公開後一ヶ月間、アーカイブでご都合のよい時にご覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万2000円のところが1万円と、年額にすると2000円お得となっています!

 また、サポート会員になると、特典としてインタビューの模様を直接見学することができます。IWJの事務所にお越しいただき、ぜひ、ライブ・インタビューの臨場感を味わってください。さらに、IWJの事務所がどんな様子か直接ご覧いただき、岩上さんやスタッフとも顔をあわせて意見を交わし、IWJにより親近感をもっていただければと思います!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

◇<クレジットカードでのお支払いが大変便利です! >

 一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます!

 会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

※よくある質問と回答 非会員でも動画は見れますか
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-11

 なおIWJの記事は、単品で購入していただき、ご都合のよい時にゆっくり購読していただくことも可能です!

 岩上安身インタビューは会員以外の方は1本500円、一般会員の方は1本50円でご購入いただけます。また、一般の記事は会員以外の方は1本300円でご購入いただけます。こちらも、ぜひご利用ください。

◇<ぜひサポート会員にご登録いただき、IWJのコンテンツすべてを自由にご覧になってください! スタジオ見学の特典もあります>

 IWJのサポート会員にご登録いただくと、岩上安身インタビューなどの独自動画コンテンツを期間無制限でご覧いただくことができます。また、岩上安身インタビューを全文文字起こしして詳細な注釈をつけた「岩上安身のIWJ特報! 」のバックナンバーを、すべて無料で閲覧することができます。さらに、インタビュー以外のシンポジウムや記者会見などの動画やテキスト記事など、様々なIWJのコンテンツをいつでも無制限にご覧いただけます。

 また、一般会員からサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 サポート会員へのご登録、アップグレードをご検討いただき、IWJの活動へのさらなるご支援をいただければ幸いです。

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で、「サポート会員への変更を申請します」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

 さらにサポート会員の方でご寄付・カンパをいただいた方へ、岩上安身によるインタビューを収録・中継しているIWJ事務所スタジオを生で見学することができる特典もご用意しています。ご希望の方はぜひ、下記メールアドレスまでスタジオ見学のご希望をお寄せくださいますと幸いです。

※お問い合わせはこちら
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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、國府田響、小野坂元、川上正晃、尾内達也、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/