日刊IWJガイド「初入閣の原田環境大臣は『南京大虐殺は捏造だった』と明言していた!IWJは昨日、原田大臣の会見に直撃!」2018.10.6日号~No.2214号~(2018.10.6 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ IWJが会見参加を申し入れたところ、「地元のクラブ加盟社に限らせてもらっている」として拒絶! 学園は前回よりも「間口を広げた」と言いながら、新たに参加できるのは大手メディアのみ!
┠■【中継番組表】
┠■<取材報告>昨日5日、「南京大虐殺は捏造だった」と明言していた原田義昭環境大臣に、IWJが会見で直撃質問!
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】官邸が佐喜真淳氏に基地問題を争点化しないように「圧力」をかけていた!? 「圧力」をかけた「犯人」は菅官房長官か!?
┠―【2】ハーグ国際司法裁判所が米国に対イラン経済制裁の解除を命じる! トランプ大統領は親米国のサウジに対しても「われわれがいなければ、あなたは2週間でいなくなるかもしれない」とサルマン国王を脅迫!?
┠■<お知らせ>
┠―■第9期のご寄付・カンパの金額は2ヶ月分の目標額の55%です。岩上さんは役員報酬を50%削ってIWJの苦境を乗り切ろうとしています!どうか会員登録、サポート会員への移行、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!
┠―■ IWJオリジナルDVDプレゼントキャンペーンのお知らせ
┠―■新シリーズ「岩上安身インタビュー」製作・販売のお知らせ
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■はじめに~ IWJが加計学園2回目の記者会見参加を申し入れたところ、「地元のクラブ加盟社に限らせてもらっている」として拒絶! 学園は前回よりも「間口を広げた」と言いながら、新たに参加できるのは大手メディアのみ!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 学校法人加計学園の加計孝太郎理事長が、10月7日に岡山理科大学獣医学部新設問題をめぐり、同大学の今治キャンパスで記者会見を開くこととなっています。加計理事長が会見を開くのは、今年6月に続き、2度目のこととなります。会見開催の発表を受けて愛媛県の中村時広知事は10月4日、「丁寧に説明することが大事」だと忠告しました。しかし、IWJが会見への参加を申し入れたところ、学園側は、地元の報道機関を中心とした記者クラブ加盟社以外の参加を認めないとして拒絶しました。

※愛媛 加計理事長会見控え「丁寧な説明大事」 知事が注文(毎日新聞、2018年10月5日)
https://mainichi.jp/articles/20181005/k00/00e/040/213000c

 加計理事長が最初に会見を開いた日は、前日の6月18日に大阪北部地震が発生した直後で、その翌日の19日午前に、岡山県岡山市の学園本部で急遽、記者会見を開き、事前の告知はありませんでした。多くの市民が大阪北部地震の被害状況を案じ、在阪メディアが地震の取材で奔走している中、在京メディアの参加が間に合わないタイミングで会見が開かれたのです。

 こうした加計学園の姑息な対応に厳しい批判の声が上がっていたにもかかわらず、学園はまたも、特定のメディア以外を会見から排除するつもりでいます。

 以下、会見参加を申し込んだIWJスタッフと加計学園入試広報部の担当者とのやり取りを掲載します。

 IWJ「7日におこなわれる加計孝太郎理事長の記者会見に参加したく、詳細確認と参加申込の件でご連絡をした」

 入試広報部「会見の参加は、基本的に県と市、地元のクラブ加盟社に限らせてもらっている」

 IWJ「前回6月19日の会見で地元メディアしか受け入れなかったことについてかなり批判を受けたはずだが、なぜ今回も限られた機関のみという判断をしたのか?閉鎖的なやりかたについての意見や批判は受け止めず、またこのような判断をした理由を教えてほしい」

 入試広報部「もちろん、前回のご批判はよくわかっている。電話もたくさんいただいたが、会見の内容が愛媛県議会の決議のことなので基本的に地元報道優先ということもある。組織で決めたことなので、本当に申し訳ないがこちら(入試広報部)に権限はない。

 ただ、今回は少しだけ間口を広げて地元クラブ加盟社の関連機関は参加できるようにした。新聞なら東京本社、大阪本社とか。テレビもTBS、テレ朝などは参加する」

 IWJ「県議会のことだから地元優先というのは理由としておかしい。間口を広げたと言っても結局限定されてしまっている。地元クラブに関連しないところ、フリーランスや独立メディアが参加できないというのは改善されたとは言えない。今から再度検討できないか?」

 入試広報部「今からは難しい。会見の参加については、要望として受け止めさせていただく。それでどうかご理解いただきたい」

 最後に、再度IWJスタッフが「当日参加できないメディアから要望や声が殺到しても会見をオープンにする考えはないのか?参加できないのか?」と確認しましたが、担当者は「要望として受け止める。今回はオープンにしない」と繰り返すばかりでした。

 学園は、間口を広げた結果、地元クラブ加盟社以外は、大手在京・在阪メディアのみ参加を認めるとしています。しかし、これでは、安倍晋三総理が「腹心の友」と呼ぶ加計理事長の一方的な言い訳が、全国津々浦々で垂れ流しになるだけに終始するかもしれません。

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◆中継番組表◆

**2018.10.6 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・滋賀】14:00~「原発のない社会へ ―小泉純一郎元首相の話を聞く集い」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 琵琶湖のすぐ近くには、14の原発が密集する若狭湾があり、今は高浜原発、大飯原発が再稼働しています。「琵琶湖を放射能で汚させない」という思いで集まった21人が呼びかけ人になり開催される、小泉純一郎元首相の講演会を中継します。呼びかけ人には、元滋賀県知事である嘉田由紀子氏・武村正義氏、井戸謙一弁護士や周辺の市町村の長などが名を連ねています。

 小泉氏は近年脱原発を訴えており、これまでもIWJは報じてきました。以下のURLよりご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E7%B4%94%E4%B8%80%E9%83%8E
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【IWJ・エリアCh6・大阪】14:00頃~「10.6戦争あかん!ロックアクション♪御堂筋♪サウンドデモ」※集会のみ中継
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach6

 「戦争あかん!ロックアクション」主催の抗議行動を中継します。

 主催は、沖縄県知事選で玉城デニー氏が勝利したことを受け、「デマの拡散、企業を使った期日前投票強要などありとあらゆる手段を使って佐喜真淳氏を応援した安倍政権が、沖縄の民意に屈した」ととらえました。これを「安倍政権の終わり」の始まりとして、自分たちの手で、安倍政権を終わりの始まりにしようと行動を起こします。※都合により、デモの前の集会のみの中継になります。ご了承ください。
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【IWJ_Youtube Live】17:30~「銀座のギャラリーで油彩画展を開催中のフリーアナウンサー・画家の吉田照美氏に岩上安身が直撃取材&個展をリポート!」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 現在「銀座ギャラリーあづま」で開催中の「吉田照美 油彩画展」( https://www.enjoytokyo.jp/museum/event/1523958/ )会場から、岩上安身が吉田照美さんにお話をうかがいながらリポートします。2017年3月にIWJでおこなわれた、岩上安身による吉田照美氏インタビューもぜひご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/367134

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◆中継番組表◆

**2018.10.7 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・京都】12:45~「原発事故避難者を路頭に迷わせるな!いのちと避難生活をまもる第7回京都公聴会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「うつくしま・ふくしま in 京都―避難者と支援者のネットワーク」主催の公聴会を中継します。内容は、国内避難民である原発事故避難者に対する人権保障のあり方を確認するとともに、山形の避難住宅明け渡し(追い出し)裁判をはじめ、首都圏や関西各地の避難者の現状や取り組みの報告など。

 これまでIWJが報じてきた避難者支援関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%81%BF%E9%9B%A3%E8%80%85%E6%94%AF%E6%8F%B4
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【タイムリー再配信 252・IWJ_Youtube Live】17:00~「安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!『自民党改憲草案は「国家神道」の封印を一つ一つ解くものだ』(中編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2016年11月に収録した、岩上安身による『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏インタビューの中編を、冒頭のみフルオープン配信、その後は会員限定で再配信します。

 10月2日に発足した第4次安倍改造内閣ですが、驚くのは、教育勅語を評価し明治復古主義を掲げる極右団体の「日本会議」から、全閣僚19人のうち14人も入ったことです。山崎氏はインタビューで、第3次安倍内閣も閣僚が多く所属していた「日本会議」や「神道政治連盟」などがなぜ、安倍政権をこれほどまでに支持するのか、両者の深い関係性を分析。さらに、国家神道が封印された1945年の敗戦から現代までをふり返り、安倍総理がなぜ日本国憲法を忌み嫌い、憲法改正を悲願とするのか、その狙いに潜む危険性を浮き彫りにしています。

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288
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【タイムリー再配信 253・IWJ_Youtube Live】20:00~「地中の汚染水が地上に噴出!! 11日開場予定の豊洲は問題だらけ! 岩上安身による建築エコノミスト・森山高至氏、一級建築士・水谷和子氏、築地女将さん会・山口タイ氏、新井眞沙子氏インタビュー (第一部)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 10月2日に、建築エコノミストの森山高至氏、一級建築士の水谷和子氏、築地女将さん会会長の山口タイ氏、同じく女将さん会の新井眞沙子氏をゲストに迎え、築地市場の豊洲移転問題について岩上安身が座談会形式でおこなったインタビューを再配信します。いよいよ秒読みとなった豊洲市場開場のまえに、ぜひご覧いただきたい内容のため特別フルオープン配信でお送りします。

 これまでIWJが報じてきた築地市場移転問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AF%89%E5%9C%B0%E5%B8%82%E5%A0%B4%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E5%95%8F%E9%A1%8C

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432868

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

柴山昌彦文科相が初入閣初日から爆弾発言!! 「教育勅語を現代風に解釈したりアレンジをして道徳につかう」!? ありえない!!~10.2柴山昌彦 新文部科学大臣 就任会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432975

就任早々逃げを打つ新大臣!! IWJ記者にTAGは造語、実質的にFTAである交渉をTAGと偽る理由を!と問われ、「FTAの定義は外務省へ」と逃げる!! ~10.2吉川貴盛 新農林水産大臣 就任会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432977

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■<取材報告>昨日5日、「南京大虐殺は捏造だった」と明言していた原田義昭環境大臣に、IWJが会見で直撃質問!

 IWJは昨日10月5日、原田義昭環境大臣の記者会見を取材しました。原田大臣は、中国からの提供が決まっていた国際保護鳥トキが17日に日本に到着することに関連して、「トキが日中友好の懸け橋になってほしい」などと述べました。

 これに対して毎日新聞の記者から、「大臣就任の前に、南京事件について政府の見解とは少し異なる立場から見解を述べてきた」として、あらためて原田大臣の歴史認識について問われました。

 昨日の日刊IWJガイドでも触れましたが、大臣就任前の2015年10月19日に収録されたTBSラジオ番組「荻上チキ・Session-22」に出演の際に、南京大虐殺に関して「間違いなく捏造だと思っています」などと明言しています。

※【全文起こし】南京事件や慰安婦等をめぐって?自民党・国際情報検討委員会委員長(当時)・原田義昭 衆議院議員インタビュー(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」2015年10月19日収録)
https://www.tbsradio.jp/298756

 毎日新聞の記者の質問に対して、原田大臣は「今内閣の閣僚一員としておりますので、所管外のことを含めて独自の見解を述べる立場にない」と、答えるにとどめました。

 「独自の見解を述べる立場にない」とのことですが、原田大臣のYouTubeアカウントには「南京大虐殺はなかった」との内容で持論を展開する動画が、この会見がおこなわれている10月5日時点で閲覧可能の状態。会見では「独自の見解を述べる立場にない」としながらも、持論を語る動画が公開のままでは、明らかに矛盾していると言えないでしょうか。

 原田義昭氏のYouTube動画は下記より閲覧できます。動画上には「南京大虐殺はなかった」と明記されています。

※原田義昭南京大虐殺について語る(2017年12月21日公開)
https://youtu.be/_7CZuBMRfB0

 IWJ記者は会見でこの件について追及しました。会見の録画はただ今、急いでアップ作業中です。アーカイブにアップできるまで、もうしばらくお待ちください。

 なお、IWJは10月2日、吉川貴盛・新農林水産大臣の会見も取材しています。安倍晋三総理とトランプ米大統領が9月26日の日米首脳会談で、関税を含む2国間協議として交渉を開始した日米物品貿易協定(TAG)について質問しました。

 ホワイトハウス発表の原文に「TAG」はなく、正式名称は「物品およびサービスなどの重要領域に関する貿易協定」で、「TAG」はこれを途中で意図的に区切って作った造語だと指摘。実質FTAである交渉をTAGと操作し偽る理由を問い質すと、「TAGの定義は内閣府のTPP等総合対策本部や外務省に聞いてくれ」と逃げています。

 東京新聞は昨日5日、ペンス米副大統領が日米協議のことを「FTA」と明言したことを報じました。日米協議が「TAG」ではなく「FTA」であることは、火を見るよりも明らかです。

※米、対日交渉は「FTA」 貿易協定 副大統領が明言(東京新聞、2018年10月5日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018100590135453.html

 同会見の詳細は下記のURLよりご覧いただけます。ぜひ、あわせてお読みください。

※就任早々逃げを打つ新大臣!! IWJ記者にTAGは造語、実質的にFTAである交渉をTAGと偽る理由を!と問われ、「FTAの定義は外務省へ」と逃げる!! ~10.2吉川貴盛 新農林水産大臣 就任会見 2018.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432977

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 本日刊IWJガイドにおいて、「IWJが取材した2日の吉川農水大臣就任会見では、IWJの質問とその応答が4日付の東京新聞朝刊で詳しく掲載されるも、『IWJ』という社名の記載はなし! 独立メディアやフリーランスの記者にも、ぜひ敬意を払っていただきたい」と題する記事を掲載しました。しかし、再度東京新聞社の紙面を確認したところ、農水大臣就任会見でのIWJの質問とその応答にもとづいていることを裏付ける記載は確認できませんでした。ここに関係者の皆様に深くお詫びして訂正いたします。
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■<ニュース・フラッシュ>
【1】官邸が佐喜真淳氏に基地問題を争点化しないように「圧力」をかけていた!? 「圧力」をかけた「犯人」は菅官房長官か!?

 米軍普天間飛行場の辺野古への移設が最大の争点となった9月の沖縄県知事選で、自民、公明、維新、希望の推薦で立候補していた佐喜真淳(さきま あつし)氏に対し、官邸が辺野古移設問題を争点化しないように「圧力」をかけていたことが報じられました。

※普天間めぐる佐喜真氏の熱弁に官邸が激怒 沖縄県知事選の舞台裏(琉球新報、2018年10月4日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-813589.html

 琉球新報によると、佐喜真氏は8月24日に開催された佐喜真選対の事務所開きで演説をおこない、目に涙を浮かべながら普天間飛行場の返還を訴えました。ところが、この演説内容を聞いた官邸は激怒したといいます。佐喜真氏は、演説をおこなった翌25日以降、一転して普天間飛行場返還を強く主張することはなくなり、選挙戦では「辺野古の『へ』の字も言わない」方針を貫きました。

 佐喜真氏は、公明党が辺野古新基地建設反対を主張していることを考慮した上で普天間飛行場返還を訴えるというリップサービスをしたに過ぎない可能性もあります。また、佐喜真氏は日本会議の会員で、日本会議会員から支援を受けているという証言も伝えられているので、普天間飛行場返還をどれほど真剣に主張したのか定かではありません。

※【特別寄稿】日本会議メンバーだった佐喜真淳候補に経歴詐称(虚偽事項公表罪)の公職選挙法違反の疑いが浮上 フリージャーナリスト・横田一氏による報告! 2018.9.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432485

 しかし、それにしても、候補者である佐喜真氏本人が当初は普天間飛行場返還を強調したにもかかわらず、選挙戦では徹底して「辺野古の『へ』の字も言わない」のは異様です。

 佐喜真氏は県知事選で、「携帯電話料金の4割削減」という公約を掲げ、菅義偉官房長官も応援演説で携帯電話料金を「4割程度引き下げる」ことをアピールしていました。しかし、国にも県知事にも携帯電話料金を値下げする権限などなく、最初から実現を約束できない政策を公約に盛り込んでいたことが明らかになっています。

 また、2016年1月の宜野湾市長選で佐喜真氏は、「ディズニー・リゾート施設の誘致」を公約とし、菅官房長官も「全面的に協力したい」として、この公約にお墨付きを与えています。

 佐喜真氏のトンデモ「公約」の背後には、菅官房長官の影がちらつきます。菅官房長官は、翁長雄志前知事の意志を受け継ぎ、辺野古新基地建設反対を明言している玉城デニー新知事誕生後も、「辺野古が唯一の解決策」などと発言しています。岩上さんは、「圧力」をかけた「犯人」を菅官房長官とにらみ、次のようにツイートしています。

 「そうした「圧力」をかける資格が、菅にあるのか。「携帯4割引」というできもしないデマを、佐喜真氏の街宣で振りまき、虚偽の公約で公正であるべき選挙を妨害した詐欺師的人物が、民意を踏みにじる。責任を取って辞任が当然ではないか。厚かましいのにもほどがある」

※岩上安身ツイート(2018年10月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1048088422840119296

 官邸が佐喜真陣営に「圧力」をかけていたことが伝えられた一方で、玉城県政に対して「圧力」をかけるような人事が発表されました。

 政府は昨日5日の閣議で、島尻安伊子氏を沖縄・北方担当大臣補佐官に起用することを決定しました。島尻氏は、普天間飛行場の辺野古移設推進の旗手とされる人物です。

※沖縄・北方担当大臣補佐官に島尻氏起用(NHK NEWS WEB、2018年10月5日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181005/k10011659421000.html

 島尻氏は、沖縄・北方担当大臣を務めていた2016年7月、参議院議員選挙に沖縄選挙区で出馬しましたが、辺野古移設反対を掲げる伊波洋一氏に10万票以上の大差をつけられ、落選しました。民意は明らかに辺野古への移設に反対して島尻氏を落選させたにもかかわらず、安倍政権は島尻氏を沖縄・北方担当大臣補佐官に起用したのです。

 今回の沖縄県知事選では、辺野古新基地建設問題をはじめ、玉城陣営を攻撃する数々の下劣なデマが流れていました。沖縄国際大学の佐藤学教授は、岩上さんによるインタビューの中で、沖縄に関するデマが拡散されることについて、知事選の告示日前から警鐘を鳴らしてきました。詳しくは、以下のURLよりご覧ください。

※「辺野古基地と尖閣防衛は関係ない!」沖縄を覆うデマに徹底反論!佐喜真候補の「争点ぼかし」には最大限の警戒!~沖縄国際大学教授 佐藤学氏に岩上安身がインタビュー! 2018.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430934

 また、佐藤教授には県知事選後も、「検証とこれから・9.30沖縄県知事選」と題して、IWJ記者が取材しお話をうかがっています。ぜひ、以下のURLよりご覧ください。

※【検証とこれから・9.30沖縄県知事選】NO.2.「翁長さんの急逝のインパクトを僕は読みきれていなかった」沖縄国際大学佐藤学教授が玉城デニー氏の勝因を分析!「デニーさんが候補者としての真価を発揮した!」 2018.10.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/433037

【2】ハーグ国際司法裁判所が米国に対イラン経済制裁の解除を命じる! トランプ大統領は親米国のサウジに対しても「われわれがいなければ、あなたは2週間でいなくなるかもしれない」とサルマン国王を脅迫!?

 イランは7月16日、トランプ米政権によるイラン核合意離脱表明を巡り、8月から順次再発動されている米制裁の取りやめやイラン側に生じた損失の補償を求め米国を相手取り国際司法裁判所に提訴していましたが、10月3日、国際司法裁判所は、米国が再開した対イラン経済制裁について、医薬品や飛行の安全など、人道に関わるものについて、制裁を解除するよう命じる仮保全措置の決定を出しました。

※イラン制裁解除を米に命令 国際司法裁判所、医薬品など(朝日新聞、2018年10月4日)
https://www.asahi.com/articles/ASLB36T7NLB3UHBI030.html

 イランのロウハニ大統領は、この国際司法裁判所の決定に対して「今回の判決は、一つの国際機関でアメリカが有罪とされたことから、イラン国民にとって大きな勝利である」と述べています。

※イラン大統領、「国際司法裁判所の判決はイランにとって大勝利」(ParsToday、2018年10月4日)
http://parstoday.com/ja/news/iran-i48407

 他方、この判決を受けた米国は、さらに態度を硬化させ、1955年にイランとの間で締結された友好経済関係・領事関係条約から脱退すると発表しました。

※法や取り決めを回避するアメリカの行動(ParsToday、2018年10月4日)
http://parstoday.com/ja/news/world-i48412

 今回の国際司法裁判所の決定は、米国の一方的な行動が、国際法の観点から国際司法裁判所に明確に否定されたことを意味します。法を重んじないトランプ大統領は、交渉の達人を自任し、アメリカファーストを掲げて各国と「交渉する」と称していますが、実際におこなっていることは世界最大の軍事力を背景にした脅迫に近い押し売りです。

 たとえば、中東随一の親米国家サウジアラビアのサルマン国王は、米国から精密誘導弾などの兵器を大量購入し、隣国のイエメンを空爆することで、トランプ大統領自身が「4万人以上の雇用増を米国にもたらしている」と評価するほど、米国の「死の商人」を支えています。

※イエメン内戦 惨禍続く サウジ空爆3年 米、終結模索(毎日新聞、2018年3月25日)
https://mainichi.jp/articles/20180325/ddm/007/030/056000c

 そうした親米国サウジに対しても、トランプ大統領は、10月2日の米ミシシッピ州での集会で「私は(国王に)『われわれはあなた方を守っている。われわれがいなければ、あなたは2週間でいなくなるかもしれない。自国の軍の費用を支払う必要がある』と伝えた」と語り、サウジの権力基盤を支えているのは米軍であると脅迫することで、さらなるオイルマネーの米国への還流を迫っています。

※サウジ国王、米国の支援なしでは権力維持できず=トランプ大統領(ロイター、2018年10月3日)
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-saudi-idJPKCN1MD0BB

 同盟国や友好国、貿易相手国の貿易黒字や富に目をつけ、軍事力を背景にマネーを米国へ還流させる。これが、トランプ政権のアメリカファーストの本質でしょう。日本に対しても、「晋三、君の国には移民問題はないだろう。しかし、私は2500万人ものメキシコ移民を日本に送ることができるぞ。すると君はすぐに退陣だ」(6月15日のG7サミット)とか、「パールハーバーを忘れていない」(6月7日の日米首脳会談)とか、脅迫めいた言質を弄した結果、日本は武器の大量購入に追い込まれています。現在進行中の、FTA(二国間貿易協定)交渉も同じように不平等交渉となる可能性が高いことは明らかです。

※トランプ氏「日本はすごい量の防衛装備品を買うことに」(朝日新聞、2018年9月27日)
https://www.asahi.com/articles/ASL9W5F67L9WUHBI03C.html

 米国の世界的な孤立については、これまでもIWJでは、検証レポートやインタビューでたびたびお伝えしています。あわせてご覧ください。

※【IWJ検証レポート】新しい国際秩序の胎動が始まっている!? それは「新しい東側」の形成と「古い西側」の解体!? 米国の孤立化・イスラエルとの一体化はその現れ!? イランの上海協力機構への加盟問題から見えてくるものとは? 2018.7.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427285

※【IWJ検証レポート】米国のイラン核合意離脱にサウジが核武装を宣言!「イラン問題」は中東の火薬庫! 米国・イスラエルのイラン敵視政策は、中東のさまざまな対立関係に火を点ける! 日本の中東政策は相変わらず米国・イスラエルへの追随のみでいいのか!? 2018.7.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427219

※イラン核合意から離脱し、エルサレムに大使館を移したトランプ政権の「異常」な中東政策は、キリスト教福音派の預言成就願望とユダヤロビーに答えたもの!? 〜 岩上安身による放送大学・高橋和夫名誉教授インタビュー 2018.5.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421493

■<お知らせ>
■第9期のご寄付・カンパの金額は2ヶ月分の目標額の55%です。岩上さんは役員報酬を50%削ってIWJの苦境を乗り切ろうとしています!どうか会員登録、サポート会員への移行、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 このたびIWJでは第8期の決算処理が終わりましたので、この結果を速報として日刊ガイドやメールでお知らせし、ホームページ上にもアップいたしました。詳細は後日あらためてご報告いたします。

※大事なお知らせがあります~IWJ第8期の決算報告(速報)をお知らせいたします
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/37824

 第8期終了直後の8月より、日刊ガイドでは「みなさまのご支援のおかげでIWJの第8期はなんとか赤字を回避できました」と感謝をもってご報告申し上げてまいりました。しかしその後、正確な決算処理をおこなったところ、第8期の最終的な純損益は170万円余りの赤字となったことが明らかになりました。

 ここ数年、最終的になんとか赤字を回避することができていただけに、第8期たくさんのご支援をいただいたにもかかわらずこのような結果になってしまったことは非常に残念であり、ご寄付によって応援していただいた皆様を落胆させてしまったことに、スタッフ一同お詫び申し上げます。

 IWJは今期より1ヶ月のご寄付・カンパの目標金額を450万円に引き下げました。今期第9期も、8月は目標額の32%で、9月は目標額の77%、8月1日から9月30日までにいただいたご寄付・カンパは348件、492万7556円と、目標額2ヶ月分の合計である900万円の55%にとどまっています。第9期のスタート早々、たいへん厳しい状況です。

 10月1日から5日のご寄付・カンパは、56件、132万1865円となっております。私たちの呼びかけに温かいご支援で応じてくださったみなさま、本当にありがとうございます。IWJではみなさまからいただいた大切な会費やご寄付・カンパを無駄にしないようあらゆる経費を削減するように努力しています。現在必要経費の7割近くはスタッフへの報酬など人件費が占めています。

 IWJは、メディア業界内の常識であった裁量労働制を取らず、決して世間的に高額とは言えないまでも、法規に則り、時給できちんと給与を計算し、サービス残業などの違法な働き方もさせずにこれまでやってまいりました。現政権が推進しようとはかる裁量労働制の拡大に強く異を唱え、労働者の権利の保護を訴えてきたIWJとしては、自社の労働環境を損なうわけにはまいりません。

 しかしそうなると、経理担当者にしてみればもう他に削るところがありません。経理担当者からの訴えを聞いた岩上さんは、今期はじめに30%カットすると経理との間で決めていた代表取締役としての役員報酬を、さらに一段と削り、今期は50%カットすることを決断しました。

 役員報酬については、新しい期が始まってから3ヶ月以内にその期に支払う役員報酬の金額を決めて税務署に提出しなければなりません。そして、その報酬額は、その期、突然景気がよくなろうと悪化しようと、期の途中で変更することができません。

 このために以前、岩上さんはいったん役員報酬を受け取りそこからIWJに寄付をするという方法をとりました。しかしこの方法では岩上さんがいったん受け取った報酬すべての金額に対して所得税、住民税、社会保険が課税されてしまいます。これは本当に大きな負担だったと思います。これを避けるために今季ははじめから報酬額を大きくカットするわけですが、岩上さんは一人暮らしとはいえ、さすがに50%カットは苦渋の決断だったと思います。生活そのものが成り立つのか、とても心配です。

 そこで、日刊でのお願い、上記のホームページに掲載したお願いの繰り返しになりますが、あらためて2つのお願いをいたします。

 ひとつは、今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方へ、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討ください。

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、私のインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。

 IWJでは、毎月15日の時点で、会費が未納になっている方へのサービス提供をいったん停止させていただいております。もちろん、納付が確認され次第、すぐにサービスは再開させていただきます。会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

 年会費をクレジットでお支払いされる場合は、支払い方法の選択時にクレジットカードをご選択ください。また、海外にお住まいの方でもクレジットカードでお支払いいただくことが可能です。ぜひ会費の支払いが楽なクレジットカード払いをご検討ください!

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します。」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

 もうひとつ、お願いしたいことがあります。このたび会費にかかる消費税を内税から外税へと変更させていただきたく、会員の皆様にお願い申し上げたいと存じます。

 IWJは今日まで会費にかかる消費税を内税とし、2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際も会費を据え置いて来ました。これにより一般会員の一ヶ月の会費1000円につき消費税が5%の時には、会費を952円いただき消費税を48円お預かりし、8%に引き上げられてからは会費926円いただき、消費税を74円お預かりしてまいりました。

 つきましては近日中に、一般会費を1,000円から1080円(会費1,000円、消費税80円)に、サポート月会費を3,000円から3,240円(会費3,000円、消費税240円)とさせていただきたいと思います。第8期分として国に納付した消費税額は578万円にもなりました。零細な会社にとって小さな額とは到底いえない重い負担です。以上のように変更させていただくこと、どうぞご理解たまわりたいと存じます。なお、内税から外税へと切り替える時期についてはシステムの更新などが必要なために未定となっています。期日は後日改めてご連絡差し上げますので、何とぞご容赦ください。

 IWJは現在収支全体を徹底的に見直し、削減できるコストは大胆に削減しています。しかしコスト削減だけで経営を維持していくのには限界があります。肝心の取材活動費がまかなえなくなったら、本末転倒です。

 財政的には厳しいIWJですが、これまで以上に鋭く粘り強い独自の報道を続けていく所存ですので、一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■IWJオリジナルDVDプレゼントキャンペーンのお知らせ

 みなさま、いつもIWJをご支援いただき、誠にありがとうございます!

 10月4日時点での会員数は5729名様。今年に入り6000名前後で推移していた会員数が6000人を大きく割り込んでしまいました。ですがそのうち1899名様がサポート会員としてお支えくださっています。会員数が増えると同時にサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。

 そこで会員増施策第一弾キャンペーンとして、10月1日より新規入会、またはお切り替えのみなさまにIWJオリジナルDVDをプレゼントいたします。無料サポーターとして日刊IWJガイドを購読してくださっているみなさま、IWJの生中継の配信を中心にご覧いただいているみなさま、この機会にぜひ、IWJ会員へのご登録をお願いいたします。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、10月中に一般会員からサポート会員へのお切り替え、または都度支払いから自動払いにお切り替えいただいた場合にも抽選でプレゼントを差し上げます。サポート会員へお切り替えいただければ、IWJサイトのコンテンツがいつでも無制限でご覧いただけます。

 IWJ経営の安定化のためにも、ぜひとも、サポート会員へのお切り替えをお願いいたします!

※プレゼントDVDは、下記新シリーズ、IWJのオリジナルDVD「岩上安身インタビュー」のいずれかになります。タイトルはおまかせになりますので、ご了承ください。

※抽選の結果は、発送をもってかえさせていただきます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 また、じわじわと減り続ける会員数に歯止めをかけるべく、会員増施策第2弾としましてGoogle、Yahooなどで検索した際に検索結果に表示されるリスティング広告について、現在IWJ広告の出稿を検討しております。

 このまま会員数が減り続けると経営が立ち行かなくなっていく恐れがあり、何とか手を打つべく社内一同会員増施策を検討しており、このリスティング広告については、IWJを全くご存知ない方にもアプローチできる有効な手段であると考え、ぜひとも広告の出稿を試してみたいと考えておりますが、現状の財政状況では広告費用の予算捻出もなかなか厳しい状況でございます。たびたびのお願いで大変恐縮でございますが、広告費用についてもあらためてカンパをお願いできましたらぜひご検討ください。

 どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■新シリーズ「岩上安身インタビュー」製作・販売のお知らせ

 「DVD化のためのIWJ総選挙」に一票を投じてくださったみなさま、大変お待たせしました。

 「IWJ総選挙」の結果を受け、このたび第一弾として、関良基氏と前川喜平氏インタビューの製作に取り掛かることとなりました。発売日などの詳細はあらためてお知らせします。

 ご購入のご検討、どうぞよろしくお願いいたします!

【岩上安身のIWJインタビュー DVDシリーズ】

・維新から安倍政権に至る「長州レジーム」から立憲主義の日本を取り戻せ!
歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇
岩上安身による関良基氏インタビュー Vol.1

・維新から安倍政権に至る「長州レジーム」から立憲主義の日本を取り戻せ!
歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇
岩上安身による関良基氏インタビュー Vol.2

・維新から安倍政権に至る「長州レジーム」から立憲主義の日本を取り戻せ!
歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇
岩上安身による関良基氏インタビュー Vol.3

 赤松小三郎は幕末当時、公武合体を前提に立憲主義と議会制民主主義の国づくり構想・「御改正之口上書」を徳川政権、薩摩の島津久光、越前の松平春嶽に提示していた。当時、最も先進的な構想だったが1867年、イギリスにそそのかされて長州と同盟を結び、武力クーデターによる倒幕を決意した薩摩により暗殺される。

 関良基教授は、日本で最初に近代立憲主義を唱えていながら、歴史の闇に葬られていた幕末の政治思想家・赤松小三郎を「発掘」し、著書『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』の中で赤松が現行の日本国憲法につながる、そして現行憲法でも実現されていない先進的な憲法構想を提示していたことを明らかにした。

 「明治150年」節目の今年、対外侵略戦争を繰り返してきた明治以来の「長州レジーム」の闇を暴く、必見のインタビュー!(2017年6月6日、7月11日収録)

・関 良基 氏(拓殖大学政経学部教授)
 普通選挙による議会政治や人民の平等など、現行憲法にも通じる憲法構想を誰よりも早く幕末に唱えていたのは、上田藩士、兵学者で政治思想家であった赤松小三郎だった! 彼の知られざる生涯を研究した『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、2016年12月16日)の著者。

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・「私たちはもうファシズムの玄関に来ている」!?
メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている!
岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!Vol.1

・「私たちはもうファシズムの玄関に来ている」!?
道徳の教科化で子どもたちの心まで支配する権力!
岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!Vol.2

・「私たちはもうファシズムの玄関に来ている」!?
自民党が改憲で目指す「純血主義」家族国家観の危険性!
岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!Vol.3

 2017年1月に退任した前川氏は、現役の時は「面従腹背」を座右の銘とし官僚としての務めを果たしたというが、「常に心は支配されない自由人」と自身を表現する。心身の自由と近代社会の人工的なシステムは時に相容れない。「教育はどこでもいつでも受けられねばならない」として、現在はボランティアで自主夜間学校と呼ばれる学校で教鞭を取っている。

 前川氏の自由な精神、そして特に弱者や貧困に心を寄せるようになったバックボーンはなんなのだろうか。

 岩上安身が3回にわたるインタビューで前川喜平氏という強靭な精神を持った人物の成り立ち、そして加計問題の問題点と深層、さらに自民党が改憲により狙うおぞましい国家像までをも浮かび上がらせた!(2017年12月5日、2018年2月23日、3月29日収録)

・前川 喜平 氏(前文部科学省事務次官)
 加計学園による獣医学部新設問題をめぐり、「総理の意向だ」と記された一連の文書について、2017年5月25日記者会見で「確実に存在していたものだ」「あったものをなかったことにはできない」と発言。

 2018年6月27日毎日新聞出版より『面従腹背』を上梓。全国で講演活動をおこない、その明晰さ、誠実な人柄、巧まざるユーモアが、多くの人を魅了し続けている。

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、小野坂元、川上正晃、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/